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2014年9月

映画もアートも京都から世界へ!「第1回京都国際映画祭」プログラム発表会見

きたる10月16日(木)〜19日(日)に行われる「第1回京都国際映画祭」のプログラム内容・詳細が決定し、9月4日(木)、発表会見が行われました。1997年度から「映画都市・京都」を世界に発信するため開催されてきた「京都映画祭」の志を継承しつつ、京都の皆さんや京都を愛する皆さんと一緒になって、新たな映画文化を創り上け?るべくスタートする同映画祭。「映画もアートもその他もぜんぶ」というテーマの通り、映画、映像にとどまらずアートの分野にも視野を広げた、バラエティ豊かな作品・イベントが揃いました。   

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会見の司会は、木村祐一とKBS京都アナウンサー・平野智美さんが担当。木村はポスタービジュアル等に使われているキャッチコピー「京都は、人を試す。」を取り上げ、「僕もいろいろ試されて育てられました」としみじみ。「京都の人は、追求するというか、芯の部分を探るところがある。純粋にいいものを楽しみたいという人たちが暮らす街」と言い、地元での映画祭開催に「素敵なワクワク感でいっぱい」と期待をふくらませます。   

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まずは、京都市の藤田裕之副市長が挨拶を。大の映画好きである門川大作市長の代理として出席した藤田副市長は、京都が日本の映画発祥の地であること、日本映画を牽引する存在であったことに言及。「一昨年、惜しまれつつ閉幕した『京都映画祭』が、今回、多くの皆さまの尽力の中、国際映画祭として復活できることは京都市民としてうれしい」と新たな映画祭誕生を喜びました。    

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続いて登壇したのは、吉本興業代表取締役会長・吉野伊佐男。「『京都映画祭』を継承しつつ、新たな映画文化を作り、京都からアジア、さらには全世界へと発信していきたい」と決意表明しました。     

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「2年前『京都映画祭』が終了することになったが、その後、新しい展開として、吉本興業さんから『もっと規模を大きくしてやろう』というお話をいただいた」と同映画祭発足の経緯を説明したのは、実行委員長を務める映画監督・中島貞夫さん。「(『京都映画祭』は)文化的側面からのみ見てしまう傾向にあったが、フェスティバル、お祭りは吉本さんの方が上手。京都の映画の歴史も念頭に置きながら(新たな映画祭を)作っていければ」と意気込み、「今年は初年度ですが、もっともっと拡大していきたい。またせっかく京都でやる映画祭なので、文化観光の一助になればという部分も大きい。皆さんに楽しんでいただけるものになっていくだろうと思います」と話しました。   

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ここからは、より具体的な内容についての説明へ。まずは「映画部門」についての紹介です。登壇したのは同映画祭総合プロデューサーの奥山和由さん。奥山さんは冒頭、「ベテラン、先輩方が素晴らしい作品を作ってこられたことへのリスペクト」「若い世代の中から才能を見つけてバックアップすること」のふたつが同映画祭の大きな柱だと解説。「このふたつをつなぎ、世界に発信するのが(同映画祭の)大きな目的」と語ったほか、「京都でなければできない映画祭」でもあるとし、「国際都市の懐の中で、特徴ある映画祭に」と目標を掲げました。   

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こうした考えのもと、新たに設けられたのが「モスト・リスペクト賞」。初年度は、俳優、監督として大成功をおさめ、80歳を超えてなお現役の監督として世界中に多大な影響を与えているクリント・イーストウッドさんに贈ることが決定。同時に、京都市とパリ市の友情盟約締結にちなんだ「モスト・リスペクト賞 in Paris」を、『ふたりのベロニカ』などで知られる女優、イレーヌ・ジャコブさんに授与します。  

一方、日本映画界においては、1958年に創設された歴史ある賞「牧野省三賞」が、引き続き日本映画の発展に大きく貢献した制作関係者に与えられるほか、「三船敏郎賞」を新たに創設。国内にとどまらず世界的にも高い評価を受ける名優・三船敏郎さんの名を冠し、国際的な活躍を期待される俳優を表彰していきます。「審査員にも野上照代さん、山田洋次さん、橋本忍さんなど誰もが認める日本映画を担ってきた人々に参加していただく」と奥山さん。第1回の受賞者は、いったい誰になるのでしょうか。   

そして、「日本映画のウォーキングディクショナリー」(奥山さん)と言われる同映画祭スーパーバイザー・春日太一さんにバトンタッチ。映画史研究家であり著書も多い春日さんは「かつて京都は世界的ブランドの映画文化発信地だったが、今は存在感がなくなってしまっている。もう一度、京都から世界に映画を発信できれば」とコメント。「三船敏郎賞」を「その大きな役割を担うひとつ」と位置づけ、「三船さんは世界で高い評価を受けている俳優。その名前を付けた賞を作ることで、日本映画を世界に発信するメッセージになる」と、創設の意図を明かしました。ほかにも1966年に大映京都撮影所で制作された『大魔神』シリーズの特集上映などさまざまな見どころを語り、「(作品を見ることで)京都は伝統文化を大事にするだけでなく、革新的なことも行ってきた地であることがわかるはず」と語りました。     

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この後、上映作品の紹介を経て、今度は「三船敏郎賞」の審査員を務める野中照代さん、三船史郎さんと春日さんがトークショーを展開。数々の黒澤明監督作品にスクリプターとして携わってきた野中さんは、「いま、三船さんを知る人はほとんどいなくなっちゃった。『羅生門』で最後に泣いていた赤ん坊が生きているぐらいじゃないかしら。三船さんは俳優の中では歴史とともに特別な人。名前を忘れてもらいたくないという意味でも賛成しました」。史郎さんは「身内として非常にうれしい。三船本人もうれしく思っているはずです」と喜び、世界的な人気・評価については「演じる役が直線的で単純明快。わかりやすくて外国人受けしたのでは」と分析していました。   

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さらにもうひとりのゲストも登場。オープニング作品『at Home』、「TV DIRECTOR’S MOVIE」プロジェクトのひとつとして上映される『振り子』の2作品に出演している板尾創路が、それぞれの見どころを語りました。鉄拳のパラパラ漫画を映画化した『振り子』は既に沖縄国際映画祭でお披露目されましたが、「鉄拳も泣いていたし、お客さんのすすり泣く声も多くて。漫画が世界的にすごいので、それを映画にするのは監督も俳優もすごいプレッシャーだった」と振り返ります。『at Home』に関しては、「少ししゃべっただけでネタバレになりそう」と苦笑い。「せめて劇中のセリフをひとつだけ教えて」と木村に促され、「世間体もあるんだぞ!」というひと言を挙げ笑わせていました。     

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ふたつめは「クリエイターズ・ファクトリー部門」。再び奥山さんが登壇し、概要を説明していきます。「第5回沖縄国際映画祭」で、一切の垣根を取り払い、才能を探すコンペとしてスタートした「クリエイターズ・ファクトリー」。「京都国際映画祭」ではジャンルをさらに広げ、映像だけでなくアート全域にわたるコンペとして開催します。   

ここでもさらにゲストが登壇。「沖縄国際映画祭」で行われた「第1回クリエイターズ・ファクトリー」で最優秀ニュークリエイター賞を受賞し、今回は初監督作品のR18文学賞vol.3『マンガ肉と僕』の完成披露試写会を行う杉野希妃さん、映像部門の審査員を務める映画監督の林海象さん、アート部門の審査員となるアーティストの名和晃平さんが、映画祭、そして京都への思いを語りました。杉野さんは京都で初監督作を撮影し、「そうそうたる監督の方々が撮影された場所で映画を作るのは、とても試されている感じがした」そう。林さんは「新しい才能を見つけられると確信している。型にはまらない新しい映画、映像に出会えたら」と期待をふくらませます。「最近の、特に美大生の傾向としては、おとなしい作品が多く、審査員が動揺するような作品がなかなか出てこない」という名和さんは、「この機会にそういうものをぶつけてもらい、お互い刺激し合えるコンペに」と呼びかけていました。  

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最後に紹介されたのは「アート部門」です。同映画祭実行委員・アート担当の上野公嗣は挨拶の中で「京都の歴史ある文化、アート、映画を改めて認識していただき、世界に発信していきたい」と抱負を述べ、「すべての方に楽しんでいただけるよう敷居は低くしているが、非常に質の高いアートが用意できました」と胸を張ります。   

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同部門のアートプランナーを務める、おかけんたも登壇。芸人としてはもちろん現代美術コレクターとしても知られ、アート関連の活動にも力を入れているけんたは、映画祭会期前、そして会期中に京都の各所で行われるさまざまなアートイベントをひとつひとつ丁寧に紹介していきます。トップを切って9月5日(金)からホテルアンテルーム京都で行われる「安斎肇×イチハラヒロコ展」を「素晴らしい出来。どなたでも楽しめる作品が展示されています」と絶賛したほか、ご存じ鉄拳の世界にどっぷり浸れる「『鉄拳』パラパラ漫画の世界展」や、京都市役所前広場で開催される「激突プロジェクト ヤノベケンジ×明和電機×石橋義正」など、多彩なラインナップが次々と明らかに。さらに、「先ほどお話ししていたんですが、ひょっとすると名和晃平さんが現代美術から見た“お庭”を作られるかもしれません」と、新情報も飛び出しました。    

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さらには、「アート部門」を彩るアーティストたちも壇上に勢ぞろい。「安斎肇×イチハラヒロコ展」からは、安斎さんとイチハラさんが見どころを解説。「かなり映画を意識した展示になっています」(安斎さん)、「安斎さんにリードしてもらい、ええ感じにできてます」(イチハラさん)と、それぞれ語りました。    

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「映画『燃える仏像人間』展」については、監督の宇治茶さん、エンディングテーマを歌った桜 稲垣早希がコメントを。紙に描いた人形を割り箸で動かして撮影するという特殊な技法で撮影された今作。展覧会には紙の人形500体が展示されるほか本編の上映もあるそうです。稲垣からは「ちょっと怖い雰囲気の映像なのに、私の歌は萌えアニメに出てきそうな感じで。監督からはギャップを狙ったと聞きました」という裏話も。    

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「激突プロジェクト ヤノベケンジ×明和電機×石橋義正」では、「何が起こるか詳しく言えないが、街の広場に巨大なロボットが現れます。映画が街の中に出てきたような光景が見られますよ」(ヤノベさん)、「子どもから大人まで楽しめるスペシャルなイベントを計画中です」(石橋さん)とのことで、明和電機も加わりどんな世界を作り上げるのか、注目が集まります。     

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記者会見もいよいよフィナーレ、最後に登場したのは京都出身芸人代表の今いくよ・くるよ! 漫才さながらのやりとりで笑わせた後は、「地元・壬生の映画館で1日中映画を見ていた」「映画館の娘さんと同級生やったので、タダで入れてもらったりね」と映画にまつわる思い出トークも。締めくくりには「京都は素晴らしい芸術の街。京都には三大祭りがありますが、それプラス『京都国際映画祭』をお祭りにしたい」(いくよ)と力を込め、強力バックアップを誓っていました。     

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この秋、京都の話題を独占しそうな一大イベント「第1回京都国際映画祭」。皆さんぜひ足を運んで、映画、そしてアートをたっぷり楽しんでください!   
  


● イベント概要

第1回 京都国際映画祭   映画もアートもその他もぜんぶ

会期:10月16日(木)〜19日(日)

会場:よしもと祇園花月(メイン会場)ほか市内10カ所   

詳しくは公式ホームページ http://kiff.kyoto.jp でご確認ください!   
  


【今いくよ・くるよ】【板尾創路】【木村祐一】【桜 稲垣早希】

2014年9月 4日 (木)

ビッグポルノ解散ライブ ~KING TIMERのしわの数だけありがとうって言いたいから~ 東京公演

8月28日(木)、東京・新宿BLAZEにて『ビッグポルノ解散ライブ ~KING TIMERのしわの数だけありがとうって言いたいから~』の東京公演が開催されました。

6月に行なわれた『KOYABU SONIC 2014 FINAL supported by uP!!!』開催発表記者会見にて、ビッグポルノの解散と『コヤブソニック』が今年限りの開催となることを発表した小籔千豊。解散の理由はレイザーラモン・RGとの教育方針の不一致だそうで、ライブ直前に行なったマスコミ向けの囲み取材では、「『コヤブソニック』より、今日のライブが終わることのほうが感慨深い」と語っていました。

この日のライブは、ビッグポルノによる最後の単独ライブということもあり、会場には500人ファンが詰めかけました。

「アジア~、アジア~、アジアで最も危険な街と言われている歌舞伎町はそこまで危なかったと思うーーー! そんな歌舞伎町で始まるビッグポルノ~~~!」というRGによるシルバーウルフ調の絶叫でスタート。

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登場した小籔が「僕は覇者ではございません! 今年の9月、来年の3月でビッグビジネスがない限り、東京での活動はフェードアウトしていくでしょう」とコメントすると、客席から「え~~」という声が。「もう1周させてもらいました。2周目あたりが大きな山場。9月、3月で当てないとバチンと減っていきます」と自身の現状を厳しめに語ります。
また、小籔の粋な計らいにより、ビッグポルノによるパフォーマンス中の写真撮影がOKに。お客さんは今日の記憶を残すように、カメラにさまざまなシーンを切り取っていました。

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作曲とサウンドを担当するspeedometer.さん、ヒューマンビートボクサー・AFRAも参加。今回は制作順に全楽曲を歌うということで、「SUNRISE SUNSET」を披露。「WAKE UP PEOPLE」「OH! SHIT REAL」「BUG IT NOW」を立て続けに熱唱。「KING TIMER」では、おなじみのポーズで大いに盛り上がります。

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「ありがとうございます! ビッグポルノです。こんな解散ライブは、世間の流れからしたらどうでもいいことです」と小籔。縁起ものとして、伝説の「フォー!」を全力で見せるのは、レイザーラモン・HGです。

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RGは東京公演ではおなじみとなっているAFRAとのコラボレーションによるヒューマンビートボックスで、会場を湧かせました。

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「『プリン』をつくる前、母が死んだときにつくりました」と前置きして、「マーマレードBOY」を熱唱。これまでライブであんまり演奏してこなかった曲は、「ミスがあったらいけない」との理由で、スモールポルノの今別府と男前が歌詞カードを掲げてパフォーマンスを行ないます。

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その後、「ALL NIGHT NEED」「CHEEK IT BE」「珍言 Oh! 名言」「CLICK TRUTH」「La buffo」と立て続けに歌い、「Tea! Tea! No! oh,,,喫茶?」でさらにフロアはヒートアップしていきます。

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「あと2曲で終わりです」という小籔の声に、観客が「え~~」と残念そうな声が上がりながら「AH! AUTO-CAMP」を披露。歌詞の内容が内容なだけに、小薮と宇都宮の掛け合いには会場から笑いが起こりました。

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「次が最後の曲です。今まで応援していただきまして、ありがとうございました。大阪は媚び媚びでしたが、東京は押せ押せでいきたいと思います」と小薮。「BLOOD JAPAN TEAR」で大いに盛り上がり、「今まで応援していただいて、ありがとうございましたー!」と深々と頭を下げました。

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その後、スモールポルノが登場。
「私たちは社会貢献を目指しています」と今後の活動について明言した宇都宮。新曲「DVがダメよ!」については、「DV撲滅キャンペーンに呼ばれて、将来は紅白歌合戦に出たいなと思っています。みなさん、応援よろしくお願いします!」と力強く挨拶しました。新曲の振り付けは、なんとラッキイ池田さんが担当。この日はまだ完成していないということでしたが、『KOYABU SONIC 2014 FINAL supported by uP!!!』にて初お披露目されるということなので、楽しみにしていてください。

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スモールポルノのパフォーマンス後に行なわれたのは、「おもしろフリースタイルラップバトル」。審査員としてAFRA、MC妖精さん、ゴメスさんが、ゲストに野性爆弾、天津、土肥ポン太、麒麟が登場しました。

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出て来て早々、意味のわからないことを口走る野性爆弾・ロッシーに「50歳になったら新喜劇に来い。飯食えるわ」とツッコむ小籔。天津・木村は早速「井上陽水詩吟」を披露します。

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トップバッターに選ばれたのは、レイザーラモン・HG。全員が目をそらす中、「一発屋対決! カモン! 俺、2005年、あいつは2009年カモン!」と天津・木村を指名します。
最近、『再生可能ボーイズ』としてムーディ勝山、三瓶らと活動している木村ですが、HGは「最初、一発屋の仕事、断ってたやないか!」とディスります。「言うてくれるやないですか!」と反発しながら、「お前のエロ詩吟、吟じてやるぜ」と宣言し、HGの奥様が代官山にピザのお店をオープンさせたこととエロをミックスしながら、「そのあとピザ食べる!」で締めくくり、見事に勝利。ゴメスさんにも「同じ場所に、同じフレーズを置くのが印象的になっていい」と評価します。

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「お世話になってる先輩、川島カモン!」と勢いよく指名したものの、「川島2人いるから……どっちの川島?」と野性爆弾・川島に訊かれ、「あ、麒麟の川島さん……」と結果、カッコ悪い感じになってしまった天津・向。過去の恋愛をバラされた向は、「仕事は調子いいけど、遊べるのはネゴシックス。1週間のうち6日(会ってる)」とディスり返します。が、「週6だからネゴ6、イェーイ!」と軽くいなした川島に、最近の失恋をいじられた向が完敗しました。

ロッシーと麒麟・田村による滑舌悪い対決は、「子ども生まれた、服サンキュー!」(田村)「田村そっくりの女の子、とてもかわいいねー! 本当にかわいいねー!」(ロッシー)「あんたの奥さん、とてもキレイ。素敵な旦那さんになってねー!」(田村)「お前の嫁さんもすっごいすっごい美人だねー! とても幸せな家庭を築いてねー!」(ロッシー)という、ほのぼのしたものに。小籔にも「ただの挨拶やないか!」とツッコまれていました。

野性爆弾・川島は土肥の対戦。相手のことをディスってるかと思いきや、エピソードはどちらも大先輩のものと。仕切り直して行なったバトルは、お互いのインテリアや愛車についての言い合うという、ぶっとんだ内容に。「お互いのグッズ紹介、もうええ!」と、小籔に一喝されます。も、ゴメスさんは「本来、8小節でバトンタッチするのを4小節にしてたから、実はリズム感あるんじゃないですかね」とコメント。AFRAも「素晴らしかった。ヒップホップ界に、新しい提示をできるんじゃないですか」と賞賛していました。

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宇都宮対木村、今別府対ゴメスさん、マジなRG対MC妖精さんなど、白熱したバトルのトリを飾るのは小籔。
「ぼろかす言うて欲しいヤツ、誰や?」と言いながら、1人1人にダメ出し。向には「お前の挨拶の角度があんまりや。(博多)大吉さんのほうが価値あるっていう顔してる」、ロッシーには「お前、何言うてるかわからん。なんなん、お前」など、次々と毒づいていきます。

そんな小籔が選んだのは、土肥。同期対決は2対1の判定で、小籔に軍配が上がったものの、土肥が「ちゃうんすよ。(審査員を指し)権力に屈するタイプっすよ」と物言いをつけたことから再戦決定。
「こいつのへそに、真緑のカビが生えてたぜ」という小薮のディスりに、「カビじゃないよ! へその緑化計画ー!」と返したポン太。「俺はエコだ。エコ・ポン太ー!」と綴ると、会場からはエコポン太コール! 会場に一体にし、勝利をつかんだポン太は、「小籔ファンの皆さん、目を覚ましてください!」と訴えかけていました。

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恒例のプレゼントコーナー後、ビッグポルノとスモールポルノのメンバーそれぞれから挨拶が。

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「長きにわたってありがとうございました。この活動はせんでもええしごとやったと思います」と、いつものように辛口な小籔。「僕は家族にお金をパスすること、新喜劇、芸人を辞めようと思った時に引き止めてくれた人への感謝、社会貢献を常に考えていて、新喜劇の下っ端時代に悔しい思いをして“いつかこの3人でデッカいところでやったるからな”という思いを抱いて、今までやってきました」と振り返ります。「僕は家族のために働いているので、ファンやお客さんにありがとうと思わへんタイプですけど」と冷たく言い放ちながらも、優しい小籔。「長きにわたって応援してくれてありがとうございました」と、客席をゆっくりと見渡しながら丁寧にお礼を述べました。

「ビッグポルノの活動が、ほかの仕事へのモチベーションにつながっていた。仲違いとかではないので、これからも一緒に仕事します。コンビとしては漫才も……ビッグポルノ精神を以て精進していきますので、これからもよろしくお願いします」とHG。「HG人気で、お客さんが一気に増えたこともあったな」と労う小籔です。

「解散の原因となったのは、うちの教育方針」と俯いたRG。「僕が住んでる練馬区が教育熱心で、今後も下ネタラップを歌い続けると息子がいじめられるんじゃないかと考えた。僕のせいです。HGが大ブレイクして、もうお笑いのことは考えてないと思い込んで小籔さんに相談したら、コンビで話し合う機会をつくってくれて解散を食い止めてくれました。助けてくれた人に(解散を言い出すのは)申し訳ないと思いつつ……」と謝罪しながら、「子どもが35歳くらいになったら、ビッグポルノやります!」と宣言。
「今、何歳?」と訊ねた小籔は「9歳です」という返答を受けて、「35歳になる時、俺ら死んでるわ!」とツッコんでいました。

「どの仕事よりも楽しくて、一緒に活動したり、応援していただけたことを嬉しく思っています。これからもスモールポルノとして頑張ります。応援ありがとうございました」と宇都宮。今別府が「途中から入れていただいて、夢のような日々でした。淋しいんですけど、みなさんの笑顔を観たらこれからも頑張ろうと思いました。ありがとうございました」と挨拶すれば、普段、あまり喋らない男前も「4年前に誘っていただきました。裏方と表方、どちらも経験してひとまわり大きくなったんじゃないかなと思います」と発言しました。

「ナチュラルに、皆さんには感謝しています。オリコン10位以内を目指していましたが、解散となりました。こういう面白い理由で解散するグループがあってもいいんじゃないでしょうか。ベストアルバムを買っていただいて、我々の誰かが有名になった時に“私、こんなん持ってんねんけど”って自慢できる状況をつくるのが恩返しやと思ってます。本業をがんばります!」と別れを惜しむように、会場を見渡して挨拶した小籔。そんな様子を静かに見守っていたAFRAは「惜しいなと思いますけど、楽しい経験をさせてもらいました」と、メンバーに感謝しました。

最後は、お客さんのリクエストによって「Tea! Tea! No! oh,,,喫茶?」と「KING TIMER」を熱唱。「ラストKING TIMER! 皆のKING TIMER見せてくださいー!」というRGの言葉に無数の拳が突き上げられると、会場は最高の盛り上がりとなりました。

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ビッグポルノのラストパフォーマンスを観たいという方、9月13日(土)から15日(月・祝)までインテックス大阪にて開催される『KOYABU SONIC 2014 FINAL supported by uP!!!』へ、ぜひ足を運んでください!


●KOYABU SONIC 2014 FINAL supported by uP!!!
http://www.koyabusonic.com


【小薮千豊】【レイザーラモン】【宇都宮まき】【今別府直之】

加藤浩次、山寺さんと試写後「おもしれー!」 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』銀河プレミア

9月4日(木)、東京・品川ステラボールにて、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』銀河プレミアが行われ、同作の日本語吹替版に出演する山寺宏一さん、加藤浩次、遠藤憲一さんが出演しました。

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MCの藤田琢己さんから紹介を受け、劇伴とともに登場した3人。
さっそく3人は、たくさんのカメラが待ち構えるサウンドバイツへと向かうと、取材陣だけでなく、一般の来場者の声援に応えるなど、30分以上かけて再び登壇しました。

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「声優としてこのような面白い作品に参加することが出来て、うれしく、誇りに思ってます」との山寺さんの発言に続き、加藤は「舞台袖にいると、遠藤さんが親分で僕が舎弟みたいになってるんですよね、格好的に(笑)」と銀河を意識した(?)銀一色の衣装をいじり始めます。
ただし、作品に関しては「ありきたりの映画かなって思う人もいるかもしれません。でも、それが全然違いますから。私、 ビックリしました。“おもしれー!”って思いました」と絶賛。

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その後加藤は、山寺さんと一緒に試写を見たことを明かし、「見終わった後、2人で“面白いなあ”って言う感想を持った。ディズニーの方に気を使って言ったんじゃないですよ!」と断言します。

そして遠藤さんは、『ナルニア国物語』でオオカミのモーグリムで初めての吹替に参加し、今回のグルートは木の妖精ということで、「人間を一度もやってないんですけど(笑)」と嘆きつつ、「私はグルート」しか言わない役なので、「ラッキー」と思ったとか。
実際にアフレコを始めると、「いろんな場面で全部その言葉で、感情だけを出さなければならない」として、NGをたくさん出すなど苦労したと明かします。

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好きなセリフを訊かれると加藤は、グルートの肩に乗り、銃を撃つシーンで言い放った「いいね、最高」を挙げ、「ズボン脱いで言ってました(笑)」との衝撃告白も(?)。

壇上には、加藤の声でセリフをしゃべり、それに合わせて動く「トーキングロケット」もお目見えします。
加藤とのかけあいを試みますが、イマイチうまくいかず、「意味もなく僕が汗かいてる」「二人でいっぺんにスベった感じ(笑)」と加藤が脂汗を拭うシーンで、笑いを誘いました。

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最後に加藤は、「字幕で見るのもよし、吹替で僕らがやったのを見るのもよし。面白いなって思った人は、50人に拡散してください」と懇願し、山寺さんは「これから『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ブームが来ることは間違いないと思います。いち早く見てください。『アナ雪』で乗り遅れた方いるでしょ?」とそれぞれメッセージを残し、ド派手な演出とともに銀河プレミアは終了しました。

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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は、9月13日(土)2D/3D全国ロードショー

詳細は、公式サイト(marvel-japan.jp/gog)でご確認ください。

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【加藤浩次】

プロ野球パブリックビューイング「福岡ソフトバンクホークスVSオリックス・バファローズ in なんばグランド花月」

9月2日(火)、なんばグランド花月にて、プロ野球パブリックビューイング「福岡ソフトバンクホークスVSオリックス・バファローズ in なんばグランド花月」が行われました。 プロ野球シーズンが佳境を迎えるなか、し烈な首位争いを繰り広げている2チームの直接対決は注目度満点。両チームを応援する芸人が集まり、客席を埋める野球ファンとともに、マルチビジョン(大画面)で熱戦の行方を見守りました。  

試合開始10分前になると、芸人たちが続々とステージへ。ホークスを応援するのは間寛平、森脇健児さん、そしてかつてホークスで活躍したカズ山本の3人。一方のバファローズ応援芸人は、ケツカッチンの和泉修と高山トモヒロ、ミサイルマン・西代です。 

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森脇さんが南海時代からのホークスファンであることを表明すると、高山が「近鉄時代から応援している」と返すなど、6人は初っぱなからヒートアップ。  

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ところが森脇さんのユニホームをじっくり見た西代からは「ホンマにファンですか?」とツッコミが…曰く「袖でマラソンの話しかしてなかったし、背番号が42.195になってますやん!」。これには客席も大爆笑です。  

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カズ山本には、味方である寛平から「選手時代はガッツあったけど、えらい薄なったなあ」とまさかのツッコミまで。その後も西代の「実はオリックスカードを持っているだけでキャスティングされた疑惑」が明かされるなど、賑やかなオープニングとなりました。  

試合には実況が必要ということで、元関西テレビで現在はフリーアナウンサーとして活躍する馬場鉄志さんも登場。  

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寛平は「ゲーム中は、ファンも言いたいことどんどん言ってや!」と呼びかけたほか、「カズさんに挨拶を…」とオール巨人がチラリ顔を出すハプニングなどもありつつ、さあ、いよいよ試合開始です!  

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オリックスの一番バッター・平野選手がいきなりヒットで出塁すると、さっそく客席のファンから大歓声。この後も選手たちが塁に出るたび場内は沸きに沸きます。オリックス応援芸人たちも客席をあおりつつ、敵の好プレーには「今のはいい球や!」と賛辞も。とはいえ糸井選手がデッドボールを受けると、一触即発の雰囲気に!? この回、早くも1点が入りましたが、果たしてホークスの反撃はあるのでしょうか。   

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合間には芸人たちがステージ中央に集まり、各回を振り返りトーク。「もう少し(点が)ほしかった」(修)、「(失点が)1点で運よかったわ〜」(寛平)とそれぞれ語ると、会場の皆さんも大きく頷いています。   

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2回表には、寛平の「敵ながら松葉(投手)はすごい!」という弱気な(?)発言が届いたのか、ホークス先発のスタンリッジが乱調、2点目を献上してしまいました。その裏の攻撃を前に、「6回を越えると盤石なオリックスですから、今のうちに崩しておかないと…」と森脇さんは心配そう。方や寛平は「みんな沈んだらアカンよ! 野球はどこでどうなるかわからんのやから!」と呼びかけ、ホークスファンの皆さんの士気を高めます。  

しかし、3回表にさらにペーニャ選手のタイムリーで3点目を奪取し、勢いの止まらないバファローズ。修は「オリックスはソツがない! 完璧や!」とご満悦。旗色の悪いホークスでしたが、ここで客席からひときわ大きな声援を送っていた男性を寛平が指名、マイクを渡します。60年以上ホークスを応援しているという男性は、「優勝させるため頑張ってます! 俺がやる!」と高らかに宣言、ファンの拍手を浴びました。   

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ここで、たむらけんじがステージへ。バファローズにまたまた強力な応援団が加わった…と思いきや、これが運命の分かれ道に…!?   

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3回裏、2アウトと追いつめられてからホークス打線が爆発、なんと一気に4得点で逆転しました! 得点するたび、客席の皆さんとハイタッチをして喜ぶ寛平。バンザイの声が巻き起こるなか、馬場さんからは「たむけんさんが来て、バファローズの調子が悪くなっているのでは…」と不吉な指摘が。修も「これ以上(得点が)続いたら、(たむらを)退場させる!」と同意し、出てくるなり窮地に立たされるたむらでした。   

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形勢逆転で、「まだまだ負けたわけではないから」と上から目線でバファローズファンを慰め始める寛平に、客席からは大ブーイング! しかし、野球経験者の高山からは「でも、これで(あまり調子のよくなかった)スタンリッジを替えにくくなったのでは?」と鋭いコメントも飛び出します。  

4回裏を前に、バファローズにはさらなる応援団、ハイヒール・モモコが駆けつけました。松葉投手が持ち直し、好投を見せると、「モモちゃん来てからいいわ〜」とバファローズファンから喜びの声。たむらとの“応援パワー”の差が明らかに…!?   

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この後は、両チームが「さすが首位攻防戦!」という頑張りを見せ、0の文字がズラリ。迎えた7回表、バファローズ側の芸人、そして客席のファンの皆さんは風船をふくらませて“ラッキーセブン”での逆転を誓います。ステージにはバファローズのダンス&ボーカルユニットBs Girlsの皆さんが登場、京セラドームでの試合時、7回裏の攻撃前に流れる『SKY』を披露。その盛り上がりぶりを見たモモコは、「ほんまに球場におるみたい!」と大感激していました。  

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もちろん7回裏には、ホークス側の皆さんが風船を上げ、『いざゆけ若鷹軍団』をともに熱唱し対抗します。 

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8回表の攻撃も三者凡退に終わってしまったバファローズ。馬場さんから、またまた「たむけんさんが来るまではよかった」と言われてしまったたむらは、意気消沈していったんステージから退くことに!  

すると9回表、ついに試合が動きます。 ホークスは五十嵐投手に代わってサファテ投手がマウンドへ。ところが先頭打者の駿太選手がヒットで出塁、伊藤選手の送りバントで塁を進めると、平野選手が見事なタイムリーツーベース! 土壇場でバファローズが4−4の同点に追いつきました。  

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歓喜のなか「やっぱりたむけんがおらんようになったから…」とつぶやいたモモコに、どこかから「モモコ姉さん、たむらはここにずっといましたよ!」という声が…!? そう、たむらはステージを去った後、2階客席で熱戦を見守っていたのです! しかも「たむらさん、ビール飲んでる!」(西代)とすっかりくつろぎモードにシフトしている様子。果たしてたむらは勝利の神なのか、それともやはり疫病神なのか…謎を深めつつ、試合は延長戦に突入しました。  

その後、両チームは細かな守備変更や継投を見せ、それぞれヒットも放ちますが、やはり譲れない意地と意地とのぶつかり合いで無得点。試合はそのまま引き分けで終了しました。時間は22時を大幅にまわっていましたが、途中、次の仕事のためモモコが退席したものの、最後まで声援を送り続けた応援団とファンの皆さん。お疲れさまでした!  

試合を終え、ステージ上では寛平と修が互いの健闘を賛え合い握手!   

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拍手に包まれながら「楽しい時間でしたよね!」(寛平)と呼びかけると、客席からは「明日もやろう!」と声がかかっていました。 

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Bs Girlsの皆さんとスタジアムMCの平野智一さんも再び登場し、熱戦を振り返るコメントを。スタジアムさながらの雰囲気で、さらに芸人たちの爆笑トークも楽しめるパブリックビューイング。ぜひ次回の開催を期待したいですね!   

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【間寛平】【ハイヒール・モモコ】【ケツカッチン・和泉修】【ケツカッチン・高山トモヒロ】【たむらけんじ】【ミサイルマン・西代】

2014年9月 3日 (水)

大谷健太単独ライブ「60分フリップ」

8月27日(火)、東京・ヨシモト∞ホールにて『大谷健太単独ライブ「60分フリップ」』が開催されました。

ピン芸人・大谷健太によるソロライブ。今年2月に開催された1回目の「60分フリップ」はただただフリップをめくり続けるという内容ながらも、ゆにばーす・川瀬曰く「余韻の浸れるライブ。あまりにも良過ぎて、お客さんもなかなか帰らへんし、見学の芸人も帰らない。大谷さんが気まずい顔しながら“ごめん。皆におごってあげられないけど(観に来てくれて)ありがとう”と言って、ようやく皆帰るくらい、すごくいい単独やった」とか。
大好評だったということもあってか、今回も見学の芸人が多く見守る中、ライブはスタートしました。

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「雨が結構降ってたって聞きました。すみません、来ていただいて」となぜか何度も謝る大谷。「2月にやったライブに来てくれたお客さんに、“コンタクトを付け忘れてしまって、1時間、拷問のようだった”と言われた」と自虐的に語り、「見えますか?」とフリップを使った視力検査を実行。が、文字の大きさは変わりません。「方向を知っているかの確認です」と静かにつぶやきながら、大谷は「早速スタートです」と幕を開きました。

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最初のお話『つめた~い』は、ある工事現場で働く男性の視点から観た自動販売機の「つめた~い」を。いろんなバリエーションに変化しつつ、段々と「つめた~い」からかけ離れていきます。そんな様子を延々とツッコミ続ける男性。思わぬオチに、ホッとした笑いと拍手が起こります。

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続いてのお話は、『サイン』。ラーメン屋の取材に向かった人物が出会ったのは、壁に飾られたサインの数々。いろんなシチュエーションでのありがちな物言いを時に諭しながら、時に毒づきながら発表していきました。

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『漢字同窓会』では、タイトルの通り、漢字の同窓会を漢字の形状を用いて、変化を加えながら表現。

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シュールなタイトルが付けられた『動物部位屋さん』は、ストーリーの内容もかなりシュールな展開。生身では表現しきれないあり得ない設定や瞬発的な面白さが、イラストによって鮮明に映し出されます。

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少し長めのお話『コロのめぐるいのち』は、大谷自身が椅子に腰掛けての紙芝居風な見せ方を。愛犬をめぐる温かくもしんみりするストーリー。大谷の落ち着いた語り口も相まって、お笑いライブとは思えぬ静寂が流れ……。が、まさかのオチに会場爆笑です!

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「しんみりしてしまって、すみません。気を取り直して、明るい話をしましょう!」と始まったのは、下ネタフリップ。言いにくい言葉が、全く違うものとして生まれ変わったら……という設定のもと、いろんなシチュエーションでのそれが発表されます。

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『徐徐野と徐徐村』は、男性2人の物語。“徐徐”という言葉が入っている通り、徐々にさまざまな変化を遂げていく2人。特に、徐徐村の変化は“徐々に”ではなく……こんな笑いを体現できるのは、まさにフリップならでは。イラストの妙を生かした、大谷のセンスが光ります。

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『家族クオリティ維持お絵描き』は、地元で暮らすお姉さん、姪のみーちゃん、お母さんの順に、元の絵を観て30秒以内に描いてもらったというイラストを披露するというもの。絵の上手なお姉さんはなんでもきっちり描けるのに対して、みーちゃんは子どもらしくも割としっかりしたダイナミックな絵を。お母さんのイラストは、かなりの崩れっぷりでした。

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全てを一人でこなしていくこのイベント。後ろに用意された大量のフリップも、自分で変えていくため、その間を「休み時間」と称し、国民的人気アニメのあるキャラクターを探すコーナーに。さまざまなところに隠れている、そのキャラクター。大谷がフリップをめくるたびに、クスクスと笑いが起こりました。

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最後は「未来に残したい大谷健太作品集」を披露。大谷による一言のあとに、めくられるイラスト……まるで一人大喜利です。その内容も多用で、「そう来たか!」と思わず唸ってしまうような発想の転換が見られました。

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「これで、おしまいです。遅い時間まで、ありがとうございました」と深々と頭を下げた大谷。直筆イラストによる映像が流れ、暗転が開けると、お客様はひと呼吸置いて立ち上がり、会場をあとにします。
感動あり、笑いあり、毒あり……フリップによる無限の表現を、静かに、それでいてしっかりと言葉をのせながら1枚1枚めくって世界を構築していく大谷。落ち着いた笑い声が響く会場は、普段のお笑いライブと異なる空間に――。独特な見せ方に思わず前のめりになってしまうほど、グッと引き込まれた単独ライブでした。

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【大谷健太】

2014年9月 2日 (火)

第5回 よしログデミー賞~超若手もベテランも入り乱れて! 真夏の公開生放送SP~

8月26日(火)、東京・ヨシモト∞ホールにて『第5回 よしログデミー賞~超若手もベテランも入り乱れて! 真夏の公開生放送SP~』が開催されました。

西村ヒロチョのサックス演奏からスタートした、こちらのライブ。チーモンチョーチュウ・菊地とともにMCを務めるライセンス・井本からは「うるさいぞ!」とクレームが。気持ちよく演奏したヒロチョが着席しても、「どういう始まり方なん?」と納得いかない様子です。

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今回の出演者はライセンス・藤原、チーモンチョーチュウ・白井、エド・はるみ、ボーイフレンド、田畑藤本、スパイク、横澤夏子、デニス、ランパンプス、ラフレクラン。今年始まった『よしログ30』の出演者である若手も加わったというわけです。

「ランパンプスの噂は聞いてる。ラフレクランも」と名指しした井本。「ヒロチョは聞かない」とライセンス・藤原が言えば、菊地は「ヨコナツ(横澤)、今日も歯茎が出てますねぇ」とひといじり。笑いながら、2本の指で歯茎を隠す横澤です。

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まずは、『よしログ30』で起こった若手芸人によるハプニングが。「鬼越トマホークがエド・はるみを無視?」では、ペナルティばかりと視線を合わせる鬼越トマホークに、エドが「ちゃんと観ないと!」と説教。
また、「ラフレクランが藤井隆に失礼な一言」では、ボケるラフレクラン・きょんに藤井がかぶせた瞬間、「新旧のキャラもんみたいな」と呟いたラフレクラン・西村を、藤井が「誰が旧やねん!」と言いながらどつくシーンが公開。「新旧ってよう言うたな」と感嘆する井本は、「相方は25~26歳で、藤井さんのほうがお歳を取られているので……」と言い訳する西村に「まだ言う?」とツッコミ。藤原も「夢の共演でいいやんか」と経験値のあるコメントを披露しつつ、「でも、いちばんビックリしたんは、(藤井の隣りにいた)田中さんが(西村を)助けなかったこと」と指摘し、笑わせます。

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「ランパンプスがオリエンタルラジオに失礼な一言」で、オリエンタルラジオ・中田に対して「頭がいい人は嫌い」と暴言を吐いたランパンプス・小林。「この日、よっちゃん、40度の高熱が出てたんです~」とフォローする相方・寺内ですが、ここで突然、東大卒芸人である田畑藤本・藤本が「頭いい人嫌い、いらつく!」と食いつきます。井本に「お前も(このイベント前に配信していた)『よしログ30』ですごいこと言ってたやんか」と言われるも、「1Qが20離れていたら、話が噛み合ないんです」と平然と言ってのけました。

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続いては、『衝撃のカミングアウト』。
芸人になってから顔面にあった大きめのホクロ8つを取ったと発言したのは、西村ヒロチョ。「1つ3000円。家族には言ってません」と話します。

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エステに20万円つぎ込んだと告白した横澤夏子。映像内で「爪楊枝みたいな足になるって言ってたのになりませんでした」と怒る自身を観て、「私、ワイン飲んでるみたいな感じで偉そうに話してますね」と恐縮しながら、「エステティシャンに“お顔はやられないんですか?”って、ずっといじられてたんです。足も成果出ると思ったら、ずっと大根なの!」と怒りをぶちまけていました。

ここで菊地から「スタッフが見つけた」と、こげ茶色のドーランが付いたコットンが見せられます。慌てた表情を見せたのは、デニス・植野。相方・松下が「これ、ほんまに隠してることなんですけど……」と言いながら、植野がハーフ感を増すためにドーランを塗っていたことを暴露します。植野は「どうしたらいいの? 昨日会ったマイケル富岡さんにも“頑張って生き残れ”って言われた」と焦りながら、「『世界番付』の収録に言って、外国人から“ジャパニーズ?”って言われてから不安になって。渋谷の日焼けサロンに言って肌を焼いたけど、肌が弱くて真っ赤になったからドーラン屋さんに行って“呆れるほど黒いの、持って来て”とお願いした」と白状しました。

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『よしログ』の楽屋においてあるケータリングを、全部持ち帰ってると暴露されたボーイフレンド・宮川。「嫁に持って帰って何が悪いんだ! 金がないんだよ!」と開き直りつつ、「毎回すごくおいしいです。スタッフさん、ありがとうございます!」と感謝しました。

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イベント中盤には、『よしログ』の企画に登場した超若手芸人たちも登場しました。
「かわいすぎる女芸人」の元祖であるスパイク・小川ですが、モデルをしていたファッション雑誌が今年5月に休刊……。そのエピソードを、小川に代わって説明する相方・松浦に、「ブスには聞いてない!」と一喝する井本です。

「美魔女芸人」として登場した美美は、なんと61歳!「心理カウンセラーをやっていたけど、世界の赤ちゃんを助けたくて芸人になった」と説明すると、井本は「テーマがデカすぎる!」と絶叫します。
『あらびき団』出演をきっかけに、年商2億円の男性と交際歴0ヵ月で結婚した中川さとみ。「年商2億っていうと、手取りで8000万円くらい」と素早く計算する井本に「その計算あってます!」と言い切る藤本。「藤本が喋ってくれたということは、IQがそこまで離れてないってことか」と笑う井本です。また、中川と同期であるヒロチョは「中川は在学中から絡みづらい!」と告白。お芝居を2年やった後、歌手デビューを果たすも社長が失踪した……という話を長々と続ける中川を、宮川が「よく喋るババアだなぁ!」とバッサリ切り捨てました。

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「イケメンすぎる芸人」として登場したキマジメ・まさは元銀行員。徳島出身と聞いて、同郷の松下は「やったー!」と喜びます。ぷりずん・逢見は元プロキックボクサーで、新人王を受賞した経歴の持ち主……など、個性派イケメンが揃いました。

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美魔女たちの憧れの的だというエドは、ここでディレクターである夫を巻き込んで制作したという、自ら作詞作曲した演歌「女しべ・・・」のプロモーションビデオを披露。「ふっと思い浮かんだから、つくりました」と制作について真剣に語るエドに、「そんなことよりも率直な質問。どういうつもりでつくったんですか?」と困惑しきりの井本でした。

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本イベントでは、メイク前とメイク後の顔を比較して、最も美しいと思う女芸人を選ぶ『美撮りクイーンコンテスト』の発表も。エントリー者は、D-ハツラツ・山内、ちんぺい・ゆっちゃん、ゆにばーす・はら、庄司美吹、鈴木ゆうな、あやねぇ、石川ことみ、橘・ぐっち、ラムズといった10名です。
このコーナーで笑いをかっさらったのは、はら。井本に「はらさん、目はカッターで切ったの? 人を愛したことはないの?」といじられると、憮然とした表情を浮かべて「あります」と言い切ります。また好きな食べ物を訊かれ、「メンマです!」と言い切ると会場爆笑。藤原も「軍手でつくった人形みたい」と、笑いが止まりません。

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井本にからかわれまくったのは、ゆっちゃん。「ゆっちゃん、女の子やもんな? 女の子らしいところあるよな?」と言われるたびに、「もう! 惚れてしまうだろ!」と大いに照れまくっていました。

結果、優勝は庄司美吹に決定。「日本人形が、フランス人形になれることを証明できてよかったです」と会津弁で喜びを露にした彼女にティアラと花束ほか、『Yahoo! ビューティ企画』出演権、『BS日テレ「ナオミクローゼット」出演権、『よしログ30』出演権が贈られました。

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最後は、恒例の『100万アクセス突破映像 上半期』を一気に披露!
NSC東京在学中のいかつい容貌についてのエピソードがノミネートされたデニス・松下は、「めっちゃ嬉しい!」と大喜び。Yahoo!のトップ、松下の顔が載ったことでアクセスが伸びたそうですが、「誰やろうと思ってクリックして観てくれた人が、僕のことを知らなくて“ほんまに誰?”ってなった」と悲しいエピソードを。「片や、ドーラン塗ってるしな」と井本にツッコまれ、「ほんまに危ないですね。今年がラストイヤーやと思ってます」と弱々しく語る植野です。

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そのほか、田畑藤本による浅田真央選手の素顔が可愛すぎた話、ボーイフレンド・宮川の虫歯を10年放置した結果、アゴが変形してしまった話などが100万アクセス超えを達成。虫歯について、「奥さんに内緒にしてたんですけど、この配信を同僚の人が観ていて、知ってしまったらしくて。“虫歯だらけの口で、キスしてたの?”ってブチギレられました」と落ち込む宮川でした。

1位に選ばれたのは、星田英利の「体重40kg台に! その理由とは!?」。過去最高の380万アクセスを記録しました!

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映画の撮影で新潟県・佐渡島に滞在しているという星田に、電話で報告するも指して喜ばず、「賞金はどうなってんの?」と発言。「ゲリラ豪雨で、マンションに止めてた車が水没したからお金が欲しいねん」と何度も懇願するも、井本に「よしもとから、50円出ます」といなされてしまいます。また、星田に失言してしまったラフレクランは「土下座します! 本当にすみませんでした」と謝りっぱなし。優勝トフロフィーを預かり、「必ず星田さんに渡します!」と明言しました。

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多くの若手が出演した『よしログ30』について、井本は「今後は、ゆにばーす・はらちゃんが背負っていけばいい。帯で任せます!」とキッパリ。配信後も「はらちゃんって、おもろいなぁ」とつぶやくなど、独特な風貌と破壊力のある強烈なキャラクターの彼女がすっかり気に入った様子でした。

日替わりで人気芸人がMCを担当する『よしログ30』は20時30分から21時まで、『よしログ』は21時から22時30分まで毎日配信中。芸人ならではのハプニングが満載です! ぜひご覧ください!

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●よしログ
http://gyao.yahoo.co.jp/yoshimoto/


【ライセンス】【チーモンチョーチュウ】【エド・はるみ】【ボーイフレンド】【田畑藤本】【スパイク】【横澤夏子】【西村ヒロチョ】【デニス】【ランパンプス】【ラフレクラン】

高須院長がジャンポケ・斉藤へ「24万円でイケメンになる」と明言!? 映画『アイ・フランケンシュタイン』公開記念イベント

9月2日(火)、都内にて映画『アイ・フランケンシュタイン』の公開記念イベント『高須クリニック高須院長プレゼンツ「よしもとブサイク芸人改造プロジェクト」』が開催され、高須クリニック・高須院長とともに、ジャングルポケット・斉藤慎二、武山浩三、トンファー・山西章博が出演しました。

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ヴィクター・フランケンシュタイン博士が想像した奇跡の人造人間「アダム・フランケンシュタイン」。誕生から200年経った今でも生き続けていた伝説のフランケンシュタインが、世界の支配をたくらむ“悪魔”と阻止しようとする“天使”による全面戦争に巻き込まれ、運命を切り開こうとただ一人で立ち向かっていくアクション超大作。とろくなく、心優しくなく、四角い顔でもなければ首にボルトも刺さっていない、クールでスタイリッシュなフランケンシュタインを、『ダークナイト』でトゥーフェイスを演じたアーロン・エッカートが好演しています。

まず登場した高須院長は、「学会で発表するときは緊張しないんだけど、今日は緊張するね」と頭をかきながら挨拶。「ブサイクな人を美人やハンサムにリフォームするのが僕の仕事なので、この映画のお仕事ができるのは嬉しい。僕も改造人間。つぎはぎ人間です」とコメントします。

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本イベントは、「よしもとブサイクランキング2013」の第2位であるジャングルポケット・斉藤、第3位であるトンファー・山西を、来年の「よしもと男前ランキング」にピックアップされるように、高須院長がアドバイスしてくれるというもの。

院長の助手として登場したジャングルポケット・武山は「僕、昨年、目とアゴを整形したんです。整形の神様である先生に会いたかった!」と嬉しそうに近寄ります。斉藤と山西については「斉藤さんはブサイクというより、気持ち悪い感じ。自分はブサイクじゃないし、カッコいいって思ってる妄想癖のあるヤツなので、内面からもキレイにしなきゃいけないのかなと思います。山西さんは本物のブサイク。だって、知名度がないのに3位に食い込んできてるんですから!」と紹介しました。

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「カッコいいイメージとして呼ばれたと思ってる」(斉藤)「映画のPRやと、会社から言われてきた。時代が来たんですね!」(山西)と意気揚々としている2人を、「あなたたち、場をわきまえて!」と一喝する武山。それでも、「第1位の(NON STYLE)井上さんはブス、山西さんもそう。第4位のアインシュタイン・稲田さんなんて、ホントにフランケン。でも、僕は違う!」と言い切る斉藤に、院長は「さっき(武山が)言ってたことがよくわかりました」と苦笑いです。

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ここで、男前ランクインするためのシミュレーション画像が。院長自らつくってくれたというそれを、次々に発表しました。
院長曰く、「ヒアルロン酸をアゴにいれて割って、目をやって鼻筋をキレイにして……」と説明された斉藤。全額24万円のプチ整形で、下記写真のようになると言われて、「カッコいいですね!」と満足そうです。

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すでに整形している武山に関しては、敢えてそれ以上に治すならというところで、輪郭をシャープにして、口元を後退させるなど本格的な手術を用いた顔面が。「土台を治すんです。頬骨を削ったり、鼻の骨を織り込んだり、アゴを削ったり」と説明されつつ、総額1千万くらいかかると言われた武山は「立場がない」と肩を落とします。

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山西に提案されたのは、最も新しい整形だという「顔面総移植」。「フランスや中国ほか、アメリカでは2例くらいある。自分の顔を残したいと遺言に書いておけば、その顔をほかの人に移植できるんです」と説明する院長。「研究期間だとタダになるし、この手術にいちばん興味があるから、もしやるなら立ち会いますので呼んでくださいね!」と声をかけられた山西は、「僕、研究対象なんですね」と愕然としていました。

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また、魅力的なボディをつくるために、山西の体を診てもらうことに。
「この体だとすぐできる」と言いながら、油性のマジックペンで手術箇所を次々と書き込んでいく院長。曰く、脂肪がないと院長のような体は整形できないそうです。「じゃあ、僕もできますか?」とぽっこりお腹を見せた斉藤ですが、院長の感心は山西に集中。かなりの食いつきぶりに、「僕、モルモットじゃないですよ!」と悲痛な声を挙げる山西でした。

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院長が、山西に興味を示しているのは「昔の僕と似ているから」だとか。斉藤に関しては「全体的に整ってるけど、鼻が立派なのにアゴが貧しいからバランスを取っていけばもっとよくなる」とアドバイスします。
また、リポーターから「なぜ整形したんですか?」と訊ねられた武山は「キャラがなかったから。今日いない、もう1人の相方・太田はネタづくり担当、斉藤さんはテレビ担当。で、僕が整形担当になれたら」と説明。すかさず、斉藤に「そんなことより、もっとお笑いがんばってほしい!」と指摘されていました。

来年のブサイクランキングでも上位が期待される2人。「ランクインすることで、お仕事をいただける。(ブサイクランクインは)僕を目立たせてあげようっていうファンの気持ちの表れだと思ってますので、来年は間違いなく1位でしょう! さらに、お仕事をいただいてアピールさせていただけるので有り難い」と、ファンへちょっと見当違いな感謝を示す斉藤。一方、山西も「今まではなんにも選ばれず、ただのブサイク。金にならんブサイクでしたけど、いっぱい稼げるブスになりたいので1位を目指します!」と宣言します。

そんな山西に、「移植したほうが売れると思う。“移植(異色)”の芸人として」と笑う院長。「何面白いこと言ってくれてるんだ!」(斉藤)「移植して、誰が笑ってくれるんですか!」(山西)とツッコミが飛びました。
山西の相方・小浜はプロボクサーとして、先日デビュー戦を行なったばかり。「相方の顔がぼこぼこに腫れ上がった状態。今後もボクサーを続けるなら、そういう状況が続くと思う」と心配そうな山西に、「鼻が曲がったりしても治せるから。イケメンが売りのファイターは大変だからね」と院長。「じゃあ、コンビでお世話になります!」と早速お願いしていました。

「異色の映画。不気味でもなく、明るいフランケンシュタインで面白かった」(高須院長)「フランケンシュタインは怖いイメージがあったけど、この作品なら女性と一緒でも盛り上がれるんじゃないかなと思います」(武山)「フランケンシュタインのイメージが変わりました。楽しくて何度も観ちゃいました」(斉藤)「壮大なアクションも楽しめる要素です」(山西)と、4人がオススメする映画『アイ・フランケンシュタイン』は、9月6日(土)より公開です!


●作品情報
アイ・フランケンシュタイン
監督・脚本:スチュアート・ビーティー
出演:アーロン・エッカート、イヴォン・ストラホフスキー、ビル・ナイほか
配給:ポニーキャニオン
公式サイト:http://ifranken.jp
9月6日(土)より公開!


【トンファー】【山西章博】【ジャングルポケット】【斉藤慎二】【武山浩三】

2014年9月 1日 (月)

『「できる7人」DVD収録ベストライブ公演』

8月23日(土)、ルミネtheよしもとにて、犬の心、グランジ、ライスの3組によるコントライブ『「できる7人」DVD収録ベストライブ公演』が開催されました。メンバーそれぞれが作ったコントを披露する『できる7人』は、2012年4月のスタートから次第に評判となり、今やライブシーンで話題の人気イベントに。今回のライブでは過去9回の公演から厳選したコントを披露し、『できる7人』初のDVDとして11月12日(水)に発売となります。



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この日も立ち見が出るほどの大盛況。ステージには、『できる7人』とタイトルが描かれた白いパネルのみ。シンプルかつスタイリッシュな空間で、個性的なコントのキャラたちが、世界を繰り広げていきます。

オープニングコントは、作家・ゴージャス村上作の「そこそこできる7人」。ステージには黒いスーツで決めた5人。胸元を大胆に開襟しワイルドを気取る関町、鏡に映った自分の姿にうっとりする遠山、エアで車をバックさせるモテ仕草をやり続ける五明、男のたしなみ香水へのこだわりを語るいけや、くしで念入りにヘアスタイルを整える佐藤…と、それぞれがかっこいい自分に酔いしれています。そこに息せき切って駆けつけてきた押見が、5人に衝撃の真実を⁉ さらに誰よりもかっこいい姿のはずの田所が登場し…。5人のナルシストすぎる言動、そんな5人への押見の的確すぎるツッコミ、さらに満を持しての田所の登場に、会場は大爆笑でした。



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1本目は、グランジ・五明作のコント「健二」。自殺をしようとしている学生・健二(遠山)を止めようとする冴えない男(関町)。この男の正体は、なんと未来から来た健二!? 将来、自分はこの男のようになるのかと落ち込み、やはり自殺しようとする健二の前に、さわやかな男(いけや)が現れ…。その後も次々に現れるなぞの男に一喜一憂し翻弄される健二。予想の上をいく衝撃のラストには、驚きと笑いが。


2本目は、犬の心・押見作のコント「何?!」。人間にしか見えない犬(五明)を散歩させている、男にしか見えない女子大生(田所)という妙な変装をした2人にわけのわからないまま拉致された押見。ボス(佐藤)率いる謎の組織のアジトでは、わけのわからないことばかりが行われていて…。6人の変な行動と、「何これ!?」のみでツッコむ押見が次々に笑いを生み出します。



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3本目は、ライス・関町作のコント「mother」。容疑者(田所)を激しく尋問する熱血新人刑事(関町)。一方、人情派ベテラン刑事(いけや)は、「おふくろさんを悲しませるんじゃねえよ」と情に訴え、「かあさんの歌」を口ずさみ…と思ったら、新人刑事に記録係に女性警官に…と続々と加わり、DJにボイパにセクシーダンスにと、いつしかクラブ状態に!? 思わぬ展開で会場を沸かしました。



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4本目、グランジ・遠山作のコント「だい52かい しんじゅくけいむしょうんどうかい」では、刑務所の運動会で、囚人たち7人が組体操を披露。ところが、「手錠」や「のぞき」など、どれも危ないことを表現するポーズばかりで…。7人が体張ってます! 5本目、ライス・田所作のコント「よかれと」では、押見の“よかれと”思っての行動が、とんでもないことに。愛する女性を引き留めるよう、遠山を殴ってでも説得しようとする押見。ところが、それが国際問題にまで発展することに!? まさかの展開の連続に引き込まれます。


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6本目、グランジ・佐藤作のコント「疾風…君は美しくはかない…」は、VTR部分を新たに撮り直した力作。陸上部のライバル押見と関町が、顧問(佐藤)の指導の元、ぶつかり合いながらもお互いを高め合っていくというストーリーの中で、独特なシュールな笑いの世界を繰り広げました。7本目、ライス・関町作「卒業式」では、卒業生役の芸人が客席に座り、会場を卒業式場にみたててのコントを。校長先生(田所)から卒業証書を授与された生徒(押見、佐藤、いけや、遠山)たちが、何者かに次々と狙撃され…。会場全体を巻き込んでの臨場感あふれるコントとなりました。




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8本目は、グランジ・五明作のコント「祭」。五明が打ち鳴らす太鼓に合わせて盆踊りを踊る人々が、日頃のうっぷんをはらしていきます。それぞれの思いもよらない心の声に、会場からクスクスと笑いが。9本目は、犬の心・いけや作のコント「ミザリー」。田所扮する人気キャラクター“ミザリー”の登場に、会場からはキャーという大歓声が。さらにミザリーを中心としたダンスの披露に、会場は手拍子で盛り上がりました。




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エンディングコントは、ゴージャス村上作の「職員室の7人」。とある学校の職員室。まだ誰もいない中、教師の遠山は鏡の前で裸になり全身をチェック。遠山のおかしな日焼けの跡が笑いを誘います。そこに誰かがやってきたため、パンツ一丁のままロッカーに隠れた遠山は、他の教師たちの秘密を聞いてしまうことに。ストーカー教師に、給食費の紛失に、学園のマドンナのブルマ盗難に、秘めた恋に…、それぞれの言動がちょっとしたボタンの掛け違いで思わぬ大騒動に発展⁉ 見事にずれながらリンクしていくおかしさに、ラストのピタッとはまる快感も味わえるコントでした。



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厳選11本のコントに加え、過去公演のオープニングやブリッジのVTRなども上演。これまでの『できる7人』の集大成ともいえるライブとなりました。この公演を収録したDVD『「できる7人」ベストライブ公演』は、11月12日(水)発売。さらに、よしもとネットショップplusとよしもとテレビ通りでは、これまでの公演の稽古風景や舞台裏など貴重な写真満載のフォトブックがセットになった『「できる7人」DVD+フォトブック』よしもと限定SPパッケージを、完全受注生産777セット限定で販売。予約受付は、10月13日(月・祝)23:59まで。



■完全受注生産777セット限定!
 『「できる7人」DVD+フォトブック』よしもと限定SPパッケージ
【セット販売価格】5,000円(税込)
【発売日】2014年11月12日(水)  
【仕様】DVD1枚組+フォトブック
※DVDは同日に一般発売となる『「できる7人」ベストライブ公演(仮)』<品番:YRBN-90853>と同商品です。
※フォトブックはA5サイズを予定。ページ数は現状未定となります。

【販売店舗】 “よしもとネットショップplus”・“よしもとテレビ通り”の一部店舗でのみ、ご予約可能です!

≪オンライン店舗≫
※下記オンラインショップでは送料無料!
・よしもとネットショップplus 本店 https://shop.yoshimoto.co.jp/item.html?id=YRBN90853set
・よしもとネットショップplus Yahoo!店 http://store.shopping.yahoo.co.jp/shop-yoshimoto/yrbn90853set.html
・よしもとネットショップplus 楽天市場店 http://item.rakuten.co.jp/yoshimoto-shop/yrbn90853set/

 ≪リアル店舗≫
・よしもとテレビ通り新宿店 (ルミネtheよしもと内)
・よしもとテレビ通りなんばグランド花月店 (なんばグランド花月内)
・よしもとテレビ通り渋谷店 (よしもと∞ホール内)
・よしもとテレビ通り神保町花月店 (神保町花月内)

【受注期間(予約受付期間)】 2014年8月23日(土)19:00 ~ 2014年10月13日(月・祝)23:59まで

※受注期間内においても注文数が限定数に達した場合、販売を終了する場合がございます。ご了承下さい。
※完全受注生産のため、キャンセルは出来かねますので、御了承下さいませ。
※商品のお渡しは発売日以降、順次お渡しとなります。
※またDVD単品でのご予約も承っております。DVDは上記受注期間以降もご予約可、店頭での販売もございます。



【犬の心】【グランジ】【ライス】

かたつむり presents 夏祭り2014『東京音頭』 in 金王八幡宮

8月22日(金)、東京・金王八幡宮にて、「かたつむりpresents夏祭り2014『東京音頭』in 金王八幡宮」が行われました。

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既報の通り、かたつむり結成10周年記念ライブとして選んだ会場は、渋谷駅にほど近く由緒ある神社の金王八幡宮。
提灯や屋台などもあり、浴衣の客も多数来場したため、金王八幡宮は夏祭りの雰囲気に包まれていました。

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また、主にネタを披露する「Main Stage」に加え、地声でエピソードトークなどを披露する「kobanashi Stage」、芸人が物販の店員を務める「Tenin Stage」、さらには撮りおろしやかつての映像を流す「VTR ROOM」があり、タイムテーブルによって観客が移動するフェス的な楽しみも。

開演時刻の17時半を迎えると、ご社殿の前に現れたのはてつみちで、赤フンを揺らしながら太鼓を鳴り響かせます。

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そのリズムに乗って登場した本日の主役・かたつむりの2人は、中澤章吾がネギを巧みに刻み、そのネギを林大介が納豆と素手でかき混ぜ、口に放り込む…そんな豪快な(?)オープニングアクトで開幕しました。

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まず、「Main Stage」に立ったのは、もちろんかたつむり。
浴衣で登場し、拍手を浴びると、中澤はその光景を見渡し、「いい眺めだね、苦しゅうない」「ひとことだけいいかい? もう楽しいよ!」とゴキゲンです。
今回は10周年記念ライブでもあるので、「10年ですか、僕たちも」と林が切り出すと、中澤は「10年ですか。私は7年ですけど」と休業期間を匂わせ、爆笑!

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この後の「Main Stage」では、駆けつけた芸人がかたつむりと交互に4分間のネタを披露します。
このブロックに出演したのは、サカイスト、ランパンプス、ネルソンズ、鬼越トマホーク、相席スタート、ボーイフレンドという面々。

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ボーイフレンドの出番が終わると、シマッシュレコードが2人ともアコースティックギターを抱えて登場。

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「僕らはネタをやりません!」との宣言通り、嶋田が一部歌詞を「かたつむりの2人」に替えて『ずっと好きだった』を歌えば、島居は『JAM』を、それぞれボケなしで熱唱します。

また、かたつむりが加わり『MOTHER』、『ハナミズキ』も披露し、MCKJことこりゃめでてーな・大江へとバトンタッチ。
MCKJのオリジナルソング『H.A.G.E』でオールスタンディングにさせると、中澤がマイクを握り『Tacata'』でコールアンドレスポンスも最高潮を迎えます。

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そして、シマッシュレコードのギター、MCKJのラップ、林をボーカルに迎えて披露したのが『浅草キッド』。
芸人視点での名曲を自身に言い聞かせるように歌い上げた林は、ものまねで笑いを誘いながらも、「客が2人のシアターDで」の歌詞で拍手と歓声を浴びました。

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一方、「Main Stage」より遅れて開演した「kobanashi Stage」のトップを飾ったのは、インポッシブル・蛭川。
小学生時代、貧乏な友人の哀しくも可笑しい言動を語った「ガムの話」で、数人の奇特な(?)客からクスクス笑いを誘った後、野次馬の芸人に促されて一発ギャグも披露しました。

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続いてインポッシブル・井元、オバアチャン・赤枝、オバアチャン・岬柳、ぺぺ・岡部、ぺぺ・皆川がエピソードトークやギャグを矢継ぎ早に繰り出します。

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「kobanashi Stage」トリを飾ったのは、オバアチャン・水牛。
得意の囚人ものまねを披露しますが、「Main Stage」はシマッシュレコードの出番で、『ハナミズキ』のしっとりとした間奏中、水牛の「二度と捕まんなよ!」のセリフが響き渡り、一同の爆笑をかっさらいました。

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「Main Stage」に戻ると、MCKJの後は、再び漫才ゾーンへ。
すっかり日が暮れた境内にトンファー、LLR、ブロードキャスト!!、グランジが今日ならではのネタを繰り広げます。

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そしてトリを飾ったのも、かたつむり。
林が観客を立たせると、「シャケのネタやりますから、みんなでシャケやりましょう」と呼びかけ、観客と一緒に「そーれ! そーれ! そーれ! シャーケ!!」とシャケ捕りアクションを行い、お祭りムードでネタは終了しました。

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そのまま大エンディングへとなだれ込み、出演者並びに遊びに駆けつけた芸人が前方へと集合。
「来年もまたここでよかったら…」と来年も開催したい意向を口にした中澤は、最後にシメのプロとして、全員での一本締めを行い、名残惜しくお開きとなりました。

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なお、このイベントの様子を高画質で収めた生写真が「ナマーシャ」で発売中。
詳細は、ナマーシャ公式サイト(http://namaasha.yoshimoto.co.jp/index.htmlhttp://p.fdgm.jp/)でご確認ください。

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毎月1日は「なんばグランド花月ファン感謝day」!

毎月1日を「なんばグランド花月ファン感謝day」とし、いつもなんばグランド花月に足を運んでくださるお客様に、さまざまな企画で感謝の気持ちをお届けしております。

9月1日(月)は「新発売『ドリルロール』が試食できるデイ」とし、
先月に引き続き一日支配人の吉田裕(吉本新喜劇)が、
1回目、2回目公演へご来場されたお客様に
新発売になったお菓子「すち子&吉田裕のドリルロール」を1本ずつお配りしました。

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8月6日(水)より絶賛発売中です。

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「すち子&吉田裕のドリルロール」

価格:税込756 円(本体価格700円)
内容:チョコロール菓子14本入り(個包装)
※よしもとテレビ通り各店のほか、駅・空港・その他大阪土産物店でも販売してます!

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【すっちー】【吉田裕】【吉本新喜劇】