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2014年11月

実録! 芸人奮闘ドキュメント 徳井と綾部の漂流日記

11月5日(火)、東京・ヨシモトホールにて『実録! 芸人直撃ドキュメント 徳井と綾部の漂流日記』が開催されました。

「僕たちは今どこにいるのだろう? 水、食料は少ししか残っていない」という平成ノブシコブシ・徳井のナレーションが流れたのち、現れたのは探検隊の格好をした徳井とピース・綾部。
ジャングルの鬱蒼とした木々が映し出された舞台を歩きながら、懐中電灯を照らして「ここはどこだ?」と、不安げに辺りを見渡す徳井。大人しくあとを追っていた綾部ですが、突如笑い出し「すみません! とめて!」と叫びます。
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「徳井、俺は後輩とトークライブをやりたいって言っただけなのに、だいぶおかしなことになってるぞ?」と切り出す綾部。「お前と飯食ってるときに"挨拶するかしないかくらいの後輩とトークしたいな"って言ったら、お前が"じゃあ、ライブやろう。俺が全部やるわ"と言ってたよな。で、マネージャーから、"徳井さんの演出、プロデュースです"って説明されたのがこれだよ!」と不満をぶちまけます。も、徳井は「俺らも漂流してるようなもんじゃん。15年売れないで、ようやくテレビに出られたよな。だから、今日も水は冷やさず常温にしてくれって、スタッフにお願いしたから」と弁解します。
綾部が自分の格好を観ながら「これじゃあ、ベトナムの人じゃん」と嘆いた瞬間、「いいな! じゃあ、アンコールワットに行く途中で遭難した2人にしよう」とノリノリの徳井です。
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自らの漂流(?)体験も語る2人。「すべてピースのほうが1年早い。芸人は1周旅行っていうのがあって、一度発車したら、いろんな番組に出られる。今後(キングオブコント2014で優勝した)シソンヌも1周すると思うけど、綾部が1周したあとに"ここからだよ、本当に大変なのは"って言ってたじゃん。俺らはまわってる最中だったからわかんなかったけど、1周旅行が終わって、俺、3日間休みだったから!」と言い出す徳井。「俺ら、昔はこの劇場でふざけてばっかりで、やっとテレビに出られたのに、またこんなことをここでやることになるなんて......俺、嫌だよ」と嘆きが止まらない綾部を、「これも1周旅行の一環だ」と諭していました。
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そこへ現れたのは、ニューヨーク。スーツの2人に「渋谷のサラリーマンみたい」と言う綾部。「静かに! 虎が周りにいます!」と設定の乗るのは、ニューヨーク・嶋佐です。
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徳井と綾部が見守る中、漫才を披露したニューヨーク。「めちゃくちゃ緊張しました」と胸をなでおろす2人に、「売れるでしょう!」(徳井)「むちゃくちゃ(ネタが)しっかりしてる」(綾部)とすぐさま太鼓判を押します。
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「NSC東京15期生? 両ボケ両ツッコミに行き着くのが早くない?」と驚く徳井に、「僕らはダブルメッセージ。お互いの言いたいことを言ってるだけです」と説明するニューヨーク・屋敷。そのメッセージ性が強すぎて、受け付けられない場面が多いらしく、テレビで披露できるネタも限られている様子。「固有名詞を使ってるけど、やんわりとした表現にはできないのか?」と質問する徳井ですが、「でも、それじゃないと嫌なんだろうな」と理解を示すと、ニューヨークの2人は大きく頷きます。
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徳井が「千鳥さんに似てるって言われるでしょう? ボケの切れ味と両方がボケできる感じが似てるよね」と訊ねると、屋敷が「僕がすごく好きで。好きすぎてツッコミ方が似過ぎるから変えたほうが言われました」と返します。また、「見た目、すげぇ歳いってるよね」と言われ、「えぇーーー!!!」と驚くニューヨーク。「初めて言われました」と言う嶋佐に、徳井はすぐさま「お前らに気ぃ使ってるだけだよ」と返答。「嶋佐は前衛的な顔っていうか、オシャレなシルバーアクセサリーとかつくってそうだよね」と笑う綾部です。
ニューヨークというコンビ名を訊ねた際には、綾部の前のコンビ名も話題に。英語で"SKILL TRICK"だったことが告げられると、ニューヨークは手を叩いて笑っていました。
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今回は"ジャングルに迷い込んだ"という設定があるため、「今度、フリーでもっとお話しさせてください」と懇願する屋敷でしたが、徳井には「じゃあ、次回は宇宙旅行にしよう!」と提案されてしまいました。
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続いて現れたのは、おかずクラブ。ジャングルという設定に乗って、斧や銃、馬のかぶりものを持って現れた2人に、徳井も綾部も感心。
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2人のコントを観た綾部は「強烈なネタだった。ネタ番組呼ばれるだろう? めっちゃ面白い」と気に入った様子。登場してすぐは「ブスすぎる」と言っていたオカリナへも、「お前、慣れてくるとかわいく見えてくるわ」と言葉をかけます。「ネタ番組なんて、全然出てないです。オーディションには行ってるんですけど」(ゆいP)と答えると、「あるあるをえぐってて面白いけどなぁ」と首を傾げる徳井です。
「表情も抜群。役者でもいけそう」(綾部)「神保町花月は出てるだろう?」(徳井)と誉めるも、首を横に振るおかずクラブ。「神保町出ればいいのに」とプッシュすると、お客さまも大きく頷きます。
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「オカリナタイプは結構不器用だったりするけど、おかずクラブは2人とも突進型のボケ。自己啓発も出来ていて、人前での観られ方もわかってる」と分析する徳井。オカリナは当初、舞台でまったく喋れなかったそうで「6年前はクズだった」(ゆいP)と言い切られますが、ゆいPの指導によって今のように変わったそうです。身振り手振り激しく喋るゆいPに、「40歳くらいから性格悪いババアになりそう」と綾部。同調して「自分の生理を押し付けてくるんです」と愚痴るオカリナですが、コンビ間の仲は非常にいいらしく、「仲が良すぎて、ほかの女芸人さんに誘われてもいかないくらい」なんだとか。
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また、オカリナが節約と健康のために、どこへ行くにも自転車で向かっているというエピソードが語られると、「なんで太ってんの?」と暴言を吐く徳井。ゆいP曰く「お台場にも自転車で向かう。しかも自転車に乗ってる格好がヤバい」ということで、その格好をしてきてもらったのですが......本気のヘルメットとデザインのおかしいサングラスに、徳井も綾部も大爆笑!
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さらに成人式の写真が映し出されると、「マジでブスだぜ!」と呆れる徳井。次々と出て来るオカリナのおかしなエピソードに大いに笑い、「おかずクラブはいろんな人に知ってもらうべき」と言い切りつつ「よしもとって本当にやべぇ奴が多いな」と嬉しそうにつぶやく綾部。「ゆいPは自分で道を切り開いていって。オカリナは先輩の女芸人にも好かれると思うから、どんどん先輩と遊ぶべき」とアドバイスする徳井でした。
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おかずクラブが去った舞台に響いてきたのは、ヘリコプターの音。急に思い出したように「お前はヘリコプターで帰れ。俺はここに残る」と"漂流"設定へスイッチを入れ、「生きて帰れたら、またやろうな」とつぶやく徳井。呼びかけられた綾部は少し黙ると「次はかたちを変えて!」と主張し、舞台を去っていきました。
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漂流設定が続くかはどうかはわかりませんが、今後も2人で後輩とのトークライブを行なう予定とのこと。次回の開催を楽しみにしてください!


【徳井健太】【平成ノブシコブシ】【綾部祐二】【ピース】【ニューヨーク】【おかずクラブ】

NMB、REVら早くもアピール合戦! アイドルチャンネル『Kawaiian TV』が12月開局

11月10日(月)、東京・ヨシモト∞ホールにて、見せすぎアイドルチャンネル『Kawaiian TV』(カワイイアン・ティービー)記者発表会見が行われました。

見せすぎアイドルチャンネル『Kawaiian TV』は、その名の通り、女性アイドルによる番組が24時間視聴できるチャンネル。スカパー!プレミアムサービス(月額税込1620円)の他、スマートフォンなどのアプリ(月額税込540円)で視聴でき、12月1日(月)18時より開局します。
会見には、『Kawaiian TV』で生放送番組を担当するNMB48、REV.from DVL、GALETTe、SO.ON project、スルースキルズの計5組から19名が出席し、華やかなひと時となりました。

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MCはピース・綾部と、元・大阪パフォーマンスドールの武内由紀子が担当。
武内がひと組ずつ紹介しますが、NMB48を「NB...」と言い間違い、綾部が「NABの選手が来るかもしれないですね(笑)」とフォローすると、NMBの3人は、バスケットのドリブルのマイムをしながら登場するというさすがの機転で、場内を沸かせます。

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最初の挨拶では、スルースキルズのみづきあかりが、得意の(?)尻を突き出せば、GALETTe・四島早紀が、『ニッポン元気計画! 眠れるスター目覚ましバラエティ"ハックツベリー"』で共演する綾部と美脚比べをするなど、さっそくアピール合戦を展開。

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そしてこの5組は、月~金曜18時~20時に生放送される『Kawaiian くらびぃー!』の各曜日を担当することが発表され、初耳のアイドルたちは「えー!」「すごーい!」と歓喜します。
番組に向けて、「NMBさんにも追いつけるようにがんばりたいと思います」とスルースキルズ・椎名あつみが意気込みを語れば、NMB・山本彩は「アイドル戦国時代と言われているので、負けないように体を張って行きたいと思います」と受けて立つ模様。

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体を張る具体的な企画を訊かれたNMBは、「デーモン閣下さんみたいな濃いメイクして、歌って踊ってみたいです」(白間美瑠)、「コントも作ってやりたいです」(矢倉楓子)と答えるなか、山本は「ローション相撲的な?」とローションをかき回す(?)アクション付きで回答し、爆笑!

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これにはスルースキルズ・下衆担当のみづきがたまらず、「参加していいですか?」と前に出てきました。
また白間からは、「私、楽屋では全裸なんですよ。裏の方が面白いって言われるんで」と期待値を高める発言も。

続いて、記者からそれぞれのウリ、他のユニットに負けてない点を訊かれると、「私たちは世界初、罵ってOKなアイドルです。みなさんの日頃のストレス、誹謗中傷などを全部受け止めます」(スルースキルズ・西尾)、「かっこかわいいアイドルを目指してます」(GALETTe・四島)、「七変化がテーマで、タップダンスとかも取り入れてます」(REV.from DVL・秋山)、「お笑いだったりは経験を積んできたので、負けないと思います」(NMB48・山本)とそれぞれ自信に満ちた表情。

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大阪スクールオブミュージック高等専修学校の生徒で結成されているSO.ON project・前田美咲は、「毎回の授業で体重計に乗って、2キロ肥ってしまったら次のライブに出られないので、みんなシェイプしています」と回答するも、のちにずれた発言だと気付き、「(高校)3年間を通して、夢に向かってがんばっていくので、すごく熱があります。さっきのはカットで(笑)」と言い直す一幕もありました。

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『Kawaiian TV』では、その他にも『NMB48アイドルらしくない!!』、『新リアル女子高生アイドル学科 So pro!』、『あるあるYY劇場LIVE北九州地産地笑ぱじゃるー』といったオリジナルのアイドル番組が目白押し。
さらに、海外を見据えたアイドルオーディション「THE Kawaiian GRAND PRIX」、沖縄発アイドル、ヤンキーアイドル、結婚前提アイドルといった各種オーディションも開催。

株式会社カワイイアン・ティービー代表取締役社長の中井秀範は、そのチャンネル名について、"カワイイ"が世界共通語になりつつあり、"カワイイアン"には"カワイイ"の最上級という意味があると明かしました。
また、彼女たちに生放送を任せるにあたって、「期待と不安が入り混じってまして、ホントに2時間まる渡しして大丈夫なのかなと。あるいは僕らおっさんが思いもよらないような面白い企画を考えてくれると考えてます」と期待を込めます。
さらに、本店所在地でスタジオも設置された沖縄県宜野湾市を拠点に「アジア、世界に打ち出していきたい」とチャンネルのブランド化に意欲を見せ、初年度の加入者目標はトータル10万人を掲げました。

※以下、本日の登壇したユニットと左から個人名

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NMB48(白間美瑠、山本彩、矢倉楓子)

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REV.from DVL(秋山美穂、橋本環奈、橋本幸奈、四宮なぎさ)

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GALETTe(四島早紀、ののこ、古森結衣、保坂朱乃)

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SO.ON project(川崎怜奈、前田美咲、栗尾梨花)

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スルースキルズ(みづきあかり、西尾舞生、椎名あつみ、佐藤もも子、根本羽衣)



『Kawaiian TV』公式サイト:http://www.kawaiian.tv/

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【ピース】【綾部祐二】【武内由紀子】

しずるベストセレクションライブ "2003~2014"

11月2日(日)、東京・ルミネtheよしもとにて『しずるベストセレクションライブ "2003~2014"』が開催されました。

今年「しずる結成11-1周年プロジェクト」を立ち上げ、単独ライブやトークライブなどを精力的に行ってる彼ら。今回の単独ライブを開催するにあたって、過去のすべてのネタから、お客様による1ヵ月間のファン投票をオフィシャルサイトにて実施。選ばれたトップ15と、芸人仲間やスタッフ、作家などに聞いた15本、計30本のコントを約3時間にわたって披露しました。

オープニングコントは、彼らがお茶の間で注目されるきっかけとなったと言っても過言ではない、代表的なネタ"青春コント"から「視力検査」を披露。学生服姿の2人が登場すると、歓声があがります。
当時はネタ番組『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)が大人気で、お笑い界はショートネタブームのまっただ中。劇場を中心に切磋琢磨していた彼らが、このネタを初めて披露したのは『JET GIG』だったと記憶しています。『JET GIG』とは、芸歴4年目以下の新ネタライブ。現在もヨシモト∞ホールで行なわれていますが、劇場を中心に芸を磨いている若手の代表的なネタが生まれ続けていることでしょう。
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「カラオケ」「これ、本当にTシャツですか?」「田沼さん」「ブーブー」「あいつのいない組体操」「再会」「将棋部」など初期コントの特徴にあるのは、混沌とした不条理さ。叙情的な入り方をしたかと思えば後半に力技でオチまで持っていったり、設定の不思議さをこれまた強引に展開させてオチまで引きずっていったりと、若さゆえの勢いが溢れています。
その勢いが独特の発想で予想もしないところに向かうのが彼らのすごさですが、荒削りながらもめいいっぱい振り切った発展力は今観ても非常に面白く、会場も大爆笑です。
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「卓球」「ショートコント"なんなの?"」「暇」は、2008年1月に開催された初単独ライブ『るつぼ』で披露されたコント。「暇」は初単独時「平日デー」というタイトルだったように記憶していますが、何もない日常的な場面に意味を持たせずとも"笑い"へいざなっていくという、彼ららしい抜群の構成力が光ります。
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終盤で見せた「卓球」は、初めてファイナリストに選ばれた『キングオブコント2009』の1本目に懸けたコント。しずるのコントと言えば、ネタが始まって数秒のうちに両者の関係性や状況設定を把握させる能力(そこを笑いにつなげたい際は、観客の不安や謎を煽ったりする場合もありますが)が長けているのが特徴的。「野球部OB」「腹黒い男」「兄貴と子分」などにも言えることですが、そういった展開で両者の立場を一気に理解させながら笑いへと発展させていく様は、実に見事です。
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「能力者」「シナリオ」「捕らわれた二人」「用心棒」「素人クイズ」「語り」といった平坦ながらも濃いやりとりが行なわれるコントにおいて惹き付けられるのは、池田の演技力。"シナリオ"の言い方や間(ま)を一つひとつ変化させながら、高らかに笑い出す池田。観客側へ笑わざるを得ない状況をつくる、狂気をはらんだ演技は圧巻です。もちろん、対する村上の冷静な受けの演技もあってこそ。2人の対照的な演技がコントラストを生み出し、笑いをいっそう増幅させていきました。
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『キングオブコント』ファイナルにて、別の意味で強烈な印象を残した「びっくり先生」「パンティー」も披露。ある種、ファンにはたまらない(?)構成だったのではないでしょうか。
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「永遠にクズ」「ストレンジャー」「枠」「兄貴と子分」などといったコントは、物語の最中に起こる出来事や2人の発する言葉を状況を整理した上で笑わせるというような大人な展開。「ルームシェア」「フォークダンス」といったところは、初期の不条理さと現在の落ち着きある説得力がバランス良く入り交じります。
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お客さんから一段と大きな声援があがったのは、中盤で披露された「清美と川口先生」。
『爆笑レッドシアター』(フジテレビ系)でシリーズ化されていた、こちらのネタ。数年経って、清美の髪型が若干変化していましたが、好きなのに素直になれない清美と彼女の気持ちに気付いてるんだか気付いてないのだかわからない天然な川口先生のもどかしい関係性が再び。初期のしずるを思わせる甘酸っぱい展開に、いっそう笑い声も大きく響きました。
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最後は、『キングオブコント』のファイナルで披露した「冥土の土産」で、3時間強のライブは終了。30本を振り返ると、拳銃を使うコントの多さも目立ちました。
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コントの場合、着替えや舞台セットの設置など準備に時間がかかるものですが、30本のコントを見せる流れは非常にスムーズ。短い暗転で、早着替えして次のコントへ挑む2人。緊張感や期待感を途切れさせることなく、流れるように見せるための準備には試行錯誤したはずです。さらに、膨大な台詞量をほとんど失敗することなく、やりとげたのも見事!
そんな苦労を察してか、コント衣装を脱いで現れた2人には、客席から大きな大きな拍手が送られます。
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一向に鳴り止まないそれらを受けながら、村上はお客さまへ拍手を、池田は「(3時間強も観ていた)みなさんのほうが(疲れているでしょう)!」と感謝します。
「1日で30本やるって言ったら、ほとんどの芸人さんに"え? 1日でやるの?"と言われました(笑)」と村上。「30本もやるもんじゃない。お腹が痛いですもん」(池田)「腹筋を使うからね」(村上)と言いつつも、ホッとした表情を浮かべる2人です。
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今回、そして6月と7月に開催された単独ライブ『日常と爆弾なんてさして変わりはしない』が収録されたDVDが、来年2015年1月28日(水)に発売決定。同DVDはファンの署名活動によってリリースが決定したとあって、池田は「署名してくれた方々、よくがんばりました!」と笑顔で労います。
また、12月27日(土)には千葉県・よしもと幕張イオンモール劇場にて開催する『しずるベストコネクションライブ2014』の詳細も発表。タイトルの通り、さまざまなゲストの協力を得てつくるライブになるそうで、ゲストにココリコ・田中直樹、VTRゲストにチャットモンチーのお2人の出演が決定しているほか、コント協力としてせきしろさんが参加予定となっています。
そのほかの出演者は現在打診中。今後の動向については、「しずる結成11-1周年プロジェクト」のオフィシャルサイト(http://shizuru11-1project.com/)をご確認ください。



●DVD情報
しずるベストコント
商品番号:YRBN-90894~5
価格:3800円(税抜)
2015年1月28日(水)発売!


●ライブ情報
しずるベストコネクションライブ2014
日時:2014年12月27日(土) 18:30開場 19:00開演
会場:千葉・よしもと幕張イオンモール劇場
料金:前売3500円 当日3800円
出演者:しずる
ゲスト:ココリコ田中
VTRゲスト:チャットモンチー
コント協力:せきしろ


【しずる】

パンサー向井 presents 無限大のから騒ぎ

11月4日(火)、東京・ヨシモトホールにて『パンサー向井 presents 無限大のから騒ぎ』が開催されました。

同ライブは、パンサー・向井をMCに女芸人が恋愛のあれこれについてトークするというもの。今回は、約1年半振りの開催となりました。

ドレスアップして登場したのは、相席スタート・山﨑、スパイク、横澤夏子、ゆにばーす・はら、ヴァージン、天然ピエロ。インパクト大の真っ赤なワンピース&ハイヒールで登場した横澤ですが、このワンピースは「酔っぱらった勢いで、菅さんが(パンサー)ユニクロで買ってくれたもの」だとか。向井は「あぁ! そう!」と驚きながら「なっちゃんさぁ、『ファーストクラス』(テレビドラマ)にめっちゃ悪い奴で出てませんか?」とツッコむことも忘れません。
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髪を整え、体の線を強調したファッションとおしとやかな佇まいで変貌したはらには、「普段と全然違う。はらさん、キレイだわ!」と驚きながらも誉める向井。まんざらでもない表情を浮かべるはらです。
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「さっきからずっと睨まれている」と向井が怯えたのは、目つきの悪い天然ピエロ・佐藤。話に割って入ったスパイク・松浦は「私も気になってたんですよ~。実はずっとムカついてて!」とぶっちゃけつつ、「始まる前も、その話をしてたんですけど、なぜこうなったのかを聞いたら私の誤解もあったなと思った」と説明。いろいろな事情によって目つきが悪くなってしまったそうで、「(松浦は)"で? どうやってご飯食べてるの?"って、佐藤の話を親身になって聞いてましたよ」と補足する山﨑でした。

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本日のゲストは、ライス・関町とジューシーズ・児玉。ビシッと決めてきたという2人ですが、「バックから出したら、学ランの下(コント衣装)だった」と言うのは関町です。2人とも今回の出演者から個人的に恋愛話は聞いたことがないそう。「どうせないだろ?と思っちゃう」(関町)と訝しがっている様子でした。
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最初のお題は「今まで出会った最高の男性」。
「どこが好きなの?」というタイトルを掲げたのは、山﨑。2~3年前、イケメンから「好きだ。付き合ってくれ」と何度も言いよられたそうです。
「イケメンが私のことを好きなんて、何があるんだろう?と思って、"私のどこが好きなの?"って聞いたら、その人が"顔"って言ったんですよ。私、"えっ?"って言っちゃって」と話す山﨑に、「自分で"えっ?"っていう気持ちはどうなの?」とおそるおそるツッコむ向井。笑いながらも山﨑は「顔がとにかく好きだって言われたんで、私も"ちょっと好きかも!"ってなっちゃったんですよ」と続けます。
このことによって、「人は自信がないところを誉められると嬉しいんじゃないかなと思う。顔がいいって普段から誉められてる人は内面を誉められると嬉しいし、そうじゃない人は顔を誉められると嬉しいし」と悟ったそう。"顔が好き"と言われて、「めちゃくちゃ嬉しかったし、衝撃的でした!」と力強く言い切りました。
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天然ピエロ・羽柴の「お前とおったら、最高や」というタイトルに、「やだな、この男」と眉をしかめた向井。高校時代、付き合っていた男性に言われたそうで「テレビを観ながら笑って、この台詞を言われた。めっちゃ良くないですか?」とテンションを上げる羽柴に、お客様もほかの出演者も戸惑っていましたが、「どこで何があったとしても、羽柴がいれば最高だったと言ってくれることが嬉しかったわけね」と冷静に要約する松浦。そのまとめを聞いても、「それはわからんなぁ」と首を傾げる向井です。
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スパイク・小川は、貴重な休みの時間を使ってディズニーランドへ連れて行ってくれた多忙な先輩芸人の話を。その先輩とは、なんと向井。我がエピソードを「それはすごいね!」「それで? それで?」と大いに盛り上げていました。
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「今日ここで初めて言います。芸人になって初めて、一般の方に恋をしました!」と打ち明け、拍手を受けたのはスパイク・松浦。コンビでのお仕事で出会ったとあるクリエイターの男性に恋をした......という話を、流暢に話し進めます。
途中、オロナミンCの蓋を開けた"シュポ!"という音が響いたり、咳が突如止まらなくなったお客さんにツッコミも入れたり、「仕事も恋も両方失ってしまった」という名言も発しつつ、身振り手振り激しく話す松浦。「メールの返事が一切来なくなって、相談した先輩に"もっと気軽にメールしてみろ"とアドバイスされたんです。してみようと思って、夜遅かったんで"もう寝てます?"ってメールしたんですけど返事がないから、まだ寝てる!」とオトすと、全員大爆笑! 7分間に及ぶ怒濤のトークは、向井に「新作落語(笑)」と名付けられました。
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ヴァージンの恋愛事情は、三者三様。
元フリーアナウンサーの荒井は、投資用のマンションを持つある企業の社長とのデートを振り返りながら、「銀行がお金を貸してくれる男性は信用できる」と発言。おだいらの大人の関係にある男性とのぶっちゃけ恋愛トークには、全員が困惑。さらに、ハツナの「『HUNTER×HUNTER』のイルミ=ゾルディックに優る男性はいない」という発言には、「やべーじゃん!」(児玉)「ドやべぇ......」(向井)「漫画の中でイルミが死んだらどうするの?」(関町)と引きまくる男性陣。特に、向井は「ヴァージンには、ちょうどいい恋愛してる子いないの?」と動揺を隠せない様子です。
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男性陣の困惑は、はらの趣向(?)トークでマックスに! 話が通じるのは女性のお客様ただひとりでしたが、その方にも「あんまり私は好きじゃない」と苦笑いされる始末です。さらに、「わかんねーよ!」とはっきり否定する後輩・佐藤に、はらが襲いかかりながら髪を掴むというプロレス的な発展も!「やめてー!」と叫びながら制する出演者たち......その場を取り繕うべく笑顔でラウンドガールのように歩く横澤......。非常にカオスな展開に、会場は大きな笑い声に包まれました。
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次のお題「今まで出会った最低の男」では、横澤の不満が爆発!
恋愛に対等を求める彼女は「俺が食わしてやる」という態度を取る男が苦手だそうで、「会計で、レシート観て"安っ!"とか言う人、くっそ気持ち悪い!」と吐き捨て。ところが話を詳しく聞いたところ、年収700万円以上の社長ばかりが来場するパーティに参加した際のエピソードだったため、「玉の輿に乗りたい女って思われるのがムカつくんです」という嘆きも、男性陣に響かないよう。も、「私は2人で1つの財布をでかくしたいんです」と、さらに持論を展開。「自分のお金でヨガ行きたいし!」と熱弁するも、向井に「え? ヨガの成果はどこに?」と呆れられていました。
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最も最低な男として「バイト先の店長」を挙げたのは、佐藤。
高校時代、ラーメン屋でのバイト初日のこと。店長から「このあと、時間ある?」と言われ、呼び出された喫茶店へ向かうと、いきなり金子みすゞの詩集を渡されたそうです。
「で、音読させられて。読んでたら、店長が泣き出して"ありがとう。もう帰っていいぞ"って言われました。それからも何回も読まされて......」という強烈なエピソードに、大きな笑い声が。困惑しつつも「詩フレって初めて聞いたわ。佐藤の声が好きだったのかな」と笑う向井でした。
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ライブは大いに盛り上がり、60分では時間が足りないほど。ライブ中、何度も「ずっと聞いていられるわ」とつぶやいていた関町は、終了後も「面白かったー!」と言いながら劇場をあとにしました。

クリスマス、お正月、バレンタインなどなど、冬はイベントの多い季節。彼女たちのさらなる悲喜こもごもの恋愛エピソードを、次回は90分......いや、120分でたっぷりと聞きたいものです!


【向井慧】【パンサー】【山﨑ケイ】【相席スタート】【スパイク】【横澤夏子】【はら】【ゆにばーす】【ヴァージン】【天然ピエロ】【児玉智洋】【ジューシーズ】【関町知弘】【ライス】

天津・向プロデュース『アニ×ワラ』14 WINTER 開催!

11月9日(日)、東京・新宿BLAZEにて、天津・向プロデュース『アニ×ワラ』14 WINTERが開催されました。

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『アニ×ワラ』とはANISON×OWARAIの略で、ヲタク芸人、天津・向がプロデューサーとなり、アニソンとお笑いの融合を目指す、新しい形のアニソンフェス。アニソンライブの合間にはヲタク芸人たちのコントもあり、しかもコントにはアニソンシンガーのみなさんも挑戦するという、アニソンファンにとっても新しい見どころのあるフェスなのです。

2014年1月に大好評だった『アニ×ワラ』の待望の第二弾として行われたこの日のフェスは、アーティスト出演者としてayamiさん、内田彩さん、かと*ふく(加藤英美里さん&福原香織さん)、榊原ゆいさん、飛蘭さん、吉田仁美さん、照井春佳さん、ムカサキ(天津・向&稲垣早希)、シークレットゲストとして和田光司さんが登場。芸人は、天津・向を始めとして、桜 稲垣早希、若井おさむ、R藤本、天津・木村、カズマ・スパーキン、劇団アニメ座(稲垣昌秋、キャベツ確認中、こりゃめでてーな・伊藤、セブンbyセブン・玉城、まつばら万吉夫、ぴっかり高木、マリリンジョイ)らが出演しました。

アニソンライブはもちろん大盛り上がりだったのですが、ライブの合間に行われたさまざまなコントや漫才対決も見応えがあり、『新世紀エヴァンゲリオン』の第6の使徒・ラミエル(らしき物体)が登場し、みんなでシンクロ率を上げてラミエルを倒そうとしたり、第16使徒・カイジュル(『賭博黙示録カイジ』のカイジ)と第17使徒・アンザイエル(『スラムダンク』の安西先生)によるコンビ、スラムカイジと、天津・向と榊原ゆいによるコンビ、向榊原のかなり完成度の高い漫才対決があったり、その他有名なアニメのキャラクターになりきった芸人が続々登場してネタを披露し、お笑いファンもアニソンファンも同時に楽しめるフェスとなりました。

ラストの大喜利の場面では、向が地獄のようにスベるという、主催者としてありえない失態(笑)でフェスの最後を締めくくりましたが、そのスべりさえも笑えるような、愛に満ちた一体感あふれるフェスとなった今回の『アニ×ワラ』。来年の5月23日には早くも渋谷のTSUTAYA O-EASTで第3弾の開催が発表され、また、2020年には『アニ×ワラ』の武道館公演をやりたいという野望も語られました。

予定を大幅に超えて、4時間もの長丁場となった『アニ×ワラ』を終えたばかりの天津・向にこの日の感想を聞くと、「本当にみなさんのお力に助けられました。自分のイベントなのに、最後とんでもなくスベるという大ハプニングもあって、恥ずかしくて死にそうです」とコメント。この日のフェスで個人的にいちばん印象に残っていることは?という質問には「シークレットゲストの和田光司さん。2曲目に歌ってくださった『Butter-Fly』なんて、歴代のアニソンベスト10に入るような名曲を歌っていただいて、客席も全員歌えるし、袖にいる芸人もみんな歌っててスゴいなと。こんなことってあるんだと思ったらちょっと泣きそうになったんですけど、ただ、今じゃないだろうと。武道館やったら泣いてもいいけど、今じゃないなとこらえて。マリリンジョイがずっと袖でうるさかったんで、涙を引っ込めさせてくれました(笑)」と語ってくれました。また、自身のアニソンユニット、ムカサキについては「稲垣さんがムカサキを別にやりたいと思っていないので、なるたけごまかしごまかしやらないといけなくて、そこが大ピンチ。だからだまし討ちみたいにやっていきたい」と微妙(?)な胸の内を明かしてくれました。

また、武道館での開催という野望については、今年の1月に初めて『アニ×ワラ』を開催した時から、イベントを始めるなら目標があった方がいいと開催を考えていたそう。場所については「アニソンライブもあるとはいえお笑いのフェスでもあるので、お笑いが見れる限界の大きさを考えると武道館かなというのと、あとはカッコいいから。ナッパ(ぴっかり高木)が武道館で山梨県のことを言ってスベってるとこ、見たいじゃないですか(笑)」とセレクトの理由を語ってくれました。元々は劇団アニメ座(よしもとのアニメキャラ芸人によるユニット)をもっとみんなに知ってもらいたい、絶対にアニソンファンの人が好きなお笑いをやってると思うから、その人たちに伝えたいと思って企画したフェスなので、武道館もぜひこのメンバーでやりたいと語る向。今後の『アニ×ワラ』にもぜひご注目ください!



【天津】【天津・向】【天津・木村】【桜 稲垣早希】【若井おさむ】【R藤本】【カズマ・スパーキン】【稲垣昌秋】【キャベツ確認中】【こりゃめでてーな・伊藤】【セブンbyセブン・玉城】【まつばら万吉夫】【ぴっかり高木】


2014年11月 9日 (日)

ロザン・菅が相方・宇治原とともに大阪で『京大芸人式日本史』刊行記念サイン会を開催

11月9日(日)、大阪・ジュンク堂書店千日前店にて、ロザン・菅広文が相方・宇治原史規とともに、著書『京大芸人式日本史』刊行記念サイン会を開催しました。

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今作は、累計20万部を記録した大ベストセラー『京大芸人』シリーズから新たに生まれた爆笑日本史小説。宇治原が提案する「日本史の教科書を物語のように読む」という勉強法に基づき、"クスクス笑いながらスラスラ読めて、読み終わったときには歴史の流れがばっちり頭に入っている"という、まさに勉強をエンターテインメントに昇華した一冊。日本史が苦手な学生や受験生の皆さんはもちろん、かつて日本史を勉強した大人の方も楽しめる内容となっています。

先月末に行われた東京に続く、待望の大阪でのサイン会ということで、開始時間前から多くの購入者が来場。子どもから年配の方まで、幅広い"ロザンファン"400人以上が長い列を作りました。「何回も読みました」「面白かったです」といった本の感想はもちろん、親子で訪れたお母さん方の中には「頭をなでてやってください!」と宇治原からの"御利益"を期待する人も!? ちびっ子ファンや受験生の方も数多く来られ、ふたりは皆さんとの会話を楽しみながら、笑顔でサインに応じていました。

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宇治原が日本史の主立った流れをまとめ、菅がそれを解体しながら小説に仕上げていったという、まさに二人三脚で書き上げた今作。仲良しコンビとしても知られるロザンだからこそ実現した"おもしろ日本史"の世界を、皆さんもぜひ手に取って体験してみてください!

●書籍情報

京大芸人式日本史

著者:菅広文

定価:1300円(税抜)

発行:幻冬舎

※ 全国の書店で好評発売中!

【ロザン】

2014年11月 8日 (土)

ライセンスのDVD「LICENSE vol.TALK ∞ 04」発売決定!

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ライセンスのDVD「LICENSE vol.TALK ∞ 04」が、来年2015年2月4日に発売されることが決定しました。

ヨシモト∞ホールで行われているライセンスのトークライブ「LICENSE vol.TALK」。本日11月8日に行われた公演の中で、DVD「LICENSE vol.TALK ∞」の第4弾リリースが発表。

同作には今回も二人の周辺でまきおこった出来事などプライベートトークが満載の収録内容となっています。

特典映像や、取り扱い店別のオリジナル先着特典も予定されているので、続報を楽しみ!


LICENSE vol.TALK∞04
発売日:2015年2月4日(水)
価格:3,800円(税抜)
使用:DVD1枚組
品番:YRBN-90892
POS:457148755 5704
収録内容:#121~130までのトークから厳選して収録予定
特典映像:未定



【ライセンス】

『「できる7人」コントライブ』DVD発売記念イベントinタワーレコード池袋店"開催決定!

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11月12日(水)に発売する『「できる7人」コントライブ』DVD発売記念イベントが、11月16日(日)17:00よりタワーレコード池袋店にて開催することが決定しました。

出演は、犬の心、グランジ、ライス。

トークあり、握手会あり、写メ会ありのイベントです。
タワーレコード池袋店、渋谷店、新宿店にて、11月12日(水)発売DVD『「できる7人」コントライブ』をお買い上げの方に先着で「握手&写メ撮影会参加券」が配られます。

是非お越しください。



『「できる7人」コントライブ』DVD発売記念イベントinタワーレコード池袋店"
出演者:犬の心、グランジ、ライス
日時:2014年11月16日(日) 17:00スタート
場所:タワーレコード池袋店 6F特設会場
  (東京都豊島区東池袋1-50-35池袋P'パルコ 5F / 6F)
※会場ご案内URLはコチラ⇒http://tower.jp/store/kanto/Ikebukuro
内容:トーク+握手&写メ撮影会
※写メ撮影会の撮影機器は、イベント当日お客様自身でご持参下さい。スタッフが撮影致します。

詳しくはこちら
http://www.randc.jp/artist/dekiru7nin/news_detail/1999/






【犬の心】【グランジ】【ライス】

目指せ、ホームレス中学生!? 麒麟・川島が初のイラスト&エッセイ集『うつむきくん』刊行記念サイン会を開催!

11月8日(土)、東京・三省堂書店 神保町本店にて、麒麟・川島明が著書『うつむきくん』(双葉社・刊)刊行記念サイン会を開催しました。
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同著は、川島自身初のイラスト&エッセイ集。人筆ペンと水彩を使って描かれたイラスト40作品と、書籍化にあたって書き下ろされたコラムが収録され、どこか寂しげな"うつむきくん"が日常で感じるちょっぴり悲しいエピソードを綴った1冊です。

サイン会直前に囲み取材を行なった川島は、「子供が産まれたくらいドキドキしている」と笑顔。キングコング・西野亮廣に誘われたことが、絵を描き始めたきっかけだそうで、「『芸画展』っていうのを西野、野性爆弾・川島さん、ネゴシックスとやってまして、その展覧会のために描いていたものが30枚くらい溜まってきて、お客さんにも"まとまったかたちで欲しい"と言われていたところに、(双葉社から)お声がけいただいたので、それならばということになりました」と、刊行に至った経緯についても説明しました。
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「うつむきくんは、川島さんご自身ですか?」と訊ねられると、少し首を傾げながら「確かにネガティブな部分はそっくりですよね。他の芸人さんからも"川島やんね?"って言われます。楽屋でいつもうつむいてますからね」と返答。筆ペンと水彩絵の具を使って1枚1時間ほどで描き上げるそうで、「漫才(の舞台と舞台)の合間に2枚書いたりしてますけど、最初のほうに描いたんはやっぱり下手ですね。見直すとヤバいなと思います」と少し不安そうに語ります。
いちばんのお気に入りは表紙になっているものだそうで、「最初に描いたものなんです。で、"このシリーズええかも"と思えて、あと39個のものができたんで愛着があります」とのこと。カバーに描かれているのは描き直したものだそうで、最初に描いたイラストはカバーを取った表紙に載せられています。ぜひチェックください。

書籍を出したいとは以前から思っていたようですが、「隣りにいる人(相方の田村裕)が、すごいSF小説で事故みたいに売り上げたので(笑)、ものすごく出しにくかったんですよ」と本音を。「そういうことから本に対してトラウマもあったんですけど、(田村の著書『ホームレス中学生』の)バブルも過ぎ去って、もう誰も覚えてないやろうなと思ったので、今回出しました」と語ります。
今朝、仕事で一緒だった田村に早速1冊渡したそうで、「"ええやん。売れそうじゃない?"と上から目線で言われました」と笑わせつつ、「目指せ、ホームレス中学生ですね」と大きな売り上げ目標を掲げました。
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また、本日結婚を発表した諸見里大介については、「さっきネットで知って驚きました。あんな奴が結婚できるなんて......滑舌に愛は関係ないんですね」とコメント。「あいつより(自分のほうが今季が)遅いとは......」と絶句しつつ、「もし本が売れたら印税は?」という質問には、「今、いちばんの支えになっている愛犬のために使いたい」と語りました。

囲み取材終了後は、サイン会へ。1冊1冊ゆっくり丁寧にサインをしながら、ファンと接する川島でした。
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●書籍情報
うつむきくん
著者:川島明
価格:1080円(税込)
発刊:双葉社


【麒麟】【川島明】

友近、「お人形さんみたい」と安達祐実さんにウットリ 『花宵道中』初日舞台挨拶

11月8日(土)、東京・テアトル新宿にて、『花宵道中』初日舞台挨拶が行われ、安達祐実さん、淵上泰史さん、小篠恵奈さん、友近、津田寛治さん、豊島圭介監督が登壇しました。

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満席の客席から大きな拍手に迎えながら登場した面々。
それぞれ初日の緊張や感謝を混じえて挨拶するなか、遊郭の女将役の友近は「股開かざるもの食うべからず!」との劇中の台詞を言い放ち、「素晴らしい台詞をいただきまして、気に入っちゃいまして、毎日家で言ってます」と続け、笑いを誘います。

念願だった吉原遊廓を舞台とした映画に出演できるとあり、「日頃から五社英雄監督の映画が好きでという話をずっとしていて、五社、五社言っててよかったなと思いまして、夢が叶いました」と喜びを露わにする友近。

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上映後の舞台挨拶とあって、安達祐実さんと津田寛治さんとの濡れ場シーンの話題になると、豊島監督は津田さんの演技に「あんな舐めるとは思わないわけですよ。もうちょっと上品な感じでやるのかなと思ったら......津田ショックですね(笑)」と振り返ります。
相手役の安達さんは「想像以上にアクロバティックなシーンだったので、結構運動だな、スポーツだな」と思いながらも、そうした津田ショックに乗せられて、役に集中できたとか。
MCの伊藤さとりさんから「怖くなかったですか?」と訊かれると、安達さんは「あの...、面白かったです(笑)」と笑みをこぼします。

当の津田さんは、豊島監督から「乳首をつねってくれ。とにかくつねって欲しいんです」といった演出を受けていたと明かし、津田さんが監督相手に乳首をつねる練習もしたそうで、その現場を見た安達さんは「監督をアレしてる津田さんが面白くて、次は私がアレされるんだなって思いながら、勉強させていただきました(笑)」と楽しげに振り返ります。

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そんな濡れ場シーンに立ち会うことはなく、残念とする友近でしたが、安達さんについて、「生々しいすっぴんに近い化粧がすごく色っぽいんですよね。とにかく、かわいらしくて。おばちゃん、よく言うことですけど、お人形さんみたいな顔をしてるというか、すごいきれいでしたね」とウットリした様子。
子供たちを相手に話す朝礼シーンについては、「この子供たち、意味わかってんのかな。借金のかたに親に売られてとかわかってるのかな」「そういう世界が昔、本当にあったということなので、すごい世界観だな」といった感慨にふけながら撮影をしていたそうです。

自身の役作りについて、茅園子さんや佐々木すみ江さん、園佳也子さんら往年の女優の名を挙げ、「いろんな方を想像して、宿れ宿れと思いながら」演じていたと明かす友近。

さらに豊島監督から、テストより本番の方が「1.2倍から2倍くらいよくなる」との指摘を受けると、「リハーサルでも力出してやらないかんなと思ってるし、出してるつもりなんですけど、"やっぱり本番になったら変わるよな、芸人って"みたいな、よく芸人の間で話しますね」と芸人の職業病とも言える演技法(?)を吐露します。

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ちなみに、冒頭、津田さんは映画のタイトルを言い間違い、 「一番の津田ショックは、題名を間違えたところ」と淵上さんがいじりはじめ、「そこ引っ張るか?(笑)もう忘れろ。俺は忘れた」(津田)、「あれはショックだったよね(笑)」(豊島監督)といったやりとりでも笑いが起きていました。

最後に「この映画が純粋にみなさんの心に残ったり、刺さったりして、こう広がっていけばいいなと願っています」と安達さんが締め、映画の演出にちなんで、桜吹雪の中を降壇しました。

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映画『花宵道中』は、本日11月8日(土)より、テアトル新宿ほか全国ロードショー
詳細は公式サイト(http://hanayoidouchu.com/)でご確認ください。


【友近】