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2013年9月

2013年9月30日 (月)

主演のモデルガールズと渡辺直美が美脚披露! ドラマ24『殺しの女王蜂』記者会見

9月30日(月)、都内のスタジオで、ドラマ24『殺しの女王蜂』(テレビ東京系/10月4日スタート)の記者会見が行われ、主演のモデルガールズ、今野浩喜さん(キングオブコメディ)、渡辺直美、豊島圭介監督が登壇しました。

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会場にはランウェイが用意され、8人のモデルからなるモデルガールズは、それぞれの役柄のコスチュームに身を包んで登場すると、華麗なモデルウォークで魅了。
負けじと(?)渡辺直美と今野さんもモデルウォークで笑いを誘いました。

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会見は、テレビ東京・増田和也アナウンサーのMCで進められ、まず豊島監督は、「60年代のスケバンものというか、昭和感あふれるぶっとんだものにしようと思ったんですけど、同時にそういう世界なので、何をやっても構わない、やりたいことだけをやってひたすら撮ろう」と、その世界観を語ります。
第1話では、ピストル役の尾花貴絵さんが“スコーピオンキック”を繰り出すのですが、豊島監督によると「今までAKB48のアクションものとかやってたんですけど、誰もできなかった技なんですね。とうとう尾花さんを得てできて、感慨深いです」と、その美貌だけでなく、身体能力の高さも絶賛。

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本作は、『みんな!エスパーだよ!』や『モテキ』、『勇者ヨシヒコ』シリーズといった話題作、ヒット作を輩出してきた“ドラマ24”枠で、それについては「10月期のドラマ24は、男の子の妄想というか、かっこよくてバカバカしくて、ちょっとエッチなものをみなさんにお届けしたい」と自信に満ちた表情の豊島監督。
また、ピータン役の蓑島宏美さんも「たくさんの話題作のなかで、主演女優の平均身長と平均股下ではおそらくナンバーだと思うので、それを自信に、作品自体も素晴らしい作品にしたいなという強い気持ちになりました」と力強く意気込みを語りました。

増田アナから、「渡辺直美さんのトンソク、今野浩喜さんのタンソクという失礼な役名については?」との質問されると、「渡辺さんは見たまんまですよ」と今野さんが言えば、「妥当だと思います」と直美も納得の様子。

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しかし直美は、「椅子の高さをみなさんと合わせてるんで、私だけ床につかないんです(笑)」と自虐的な報告もします。
一方の今野さんは、「すごく顔はアレですけど、スタイルはいいと言われてるんですよね」と不満の様子で、スタッフが事前に今野さんの舞台を見た観た際、「今野さん、足長いですね」とちょっとガッカリしたとか。
そうした経緯から、ドラマから外される心配をしたものの、「お前らに比べたら短いけど」といったセリフに変更してもらい、難を逃れたそうです。

撮影現場について訊かれると、「下着のシーンだとか水着のシーンがあって、女性でも目のやり場に困りますね。それくらいセクシーなんですよ」と直美が言えば、控室が女性と一緒という今野さんも「ホントにね、生き地獄ですよ」と複雑な様子。

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この会話を受けて、スパンキー役の中村さくらさんは、「下着とか水着のシーンは、男性スタッフがすごく優しいんですよ」と明かし、直美も「助監督の方が特に優しいんですよ。助監督の人、ずっとエロい顔してるんですよ(笑)」と暴露して、笑いを誘っていました。

そうこうするうちに、増田アナが第1話にあった直美と尾花さんとのダンスバトルシーンに触れ、この場でもリクエストします。
難色を示す2人ですが、BGMが流れ、照明が切り替わると、ダンスバトルを開始し、無数のフラッシュを浴びました。

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質疑応答タイムに入ると、「渡辺直美さんの印象は?」との質問があり、JK役の滝元吏紗さんは「初めてお会いしたのは、他局のお昼の番組の笑ってはいけないっていう企画」だったそうで、「直美さんがあまりにも面白すぎて、我慢しきれずにホントに吹いてしまったことがありました」といった逸話を披露。
メガネ役の苫米地玲奈さんは、直美との共演シーンがなく、「他のメンバーは、直美さんがすごい面白くて、演技しながら笑いをこらえるのが大変っていうのを聞いて、すごいうらやましくて」と共演を望むも、直美は「はい、うれしいですね」と淡白に答えるのみでした。

「何フェチ?」の質問には、エンジェル役の河合ひかるさんは「ぽっちゃりフェチ」、シスター役の藤本恵理子さん「サングラスとかメガネが似合う方」といった答えがあり、大盛り上がり。
また、「美脚を保つためにしていることは?」との質問には、「半身浴はしっかりするようにしてますよね。あと引き締める加圧ソックスのようなものを現場に持ち込んで、ギリギリまで履いたりしてます」と藤本さんが答えれば、「私も全部やってますね。あと、お風呂に入った時は必ずマッサージをしますね」と直美が答え、失笑を買います。

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さらに、コスチュームのポイントを訊ねられると、「まさか、生きてるなかで、ガーターベルトを履く機会が来るとは思いませんでした」(ポイズン役・中村さくらさん)といった艶っぽい答えが出るなか、「コンセプトはよくわからないんですけど」と直美も立ち上がります。
そして、網タイツを強調し、「(網目が)でかくなっちゃってます。ポスター撮影の時、違う網タイツだったんですけど、破れてしまって、違う網タイツになって」といった逸話も出して、笑いを誘いました。

最後に中村さんは、「美脚や露出、アクションも見どころなんですけど、ドラマ24ならではの遊び心がいっぱいつまった作品です。素敵なゲストの方がさらに盛り上げてくださるので、年齢問わず、男女問わず、誰が見ても楽しめる内容になっていると思います」とアッピールしました。

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●ドラマ24『殺しの女王蜂』
テレビ東京系
10月4日スタート、毎週金曜深夜0時12分~0時52分
公式サイト(http://www.tv-tokyo.co.jp/queenbee/
第1話「美しい脚は死の香り」には、狂気の脚フェチ“ミケランジェロ”役で板尾創路も出演します!

渡辺直美の動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/877/

【渡辺直美】

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「チェンジ喘息!」トークイベントで、ロバート・秋山が体験談を

9月30日(月)、都内で『喘息疾患啓発活動「チェンジ喘息!」トークイベント』が行われ、キャンペーン・ナビゲーターの乙葉、自身も喘息を持つロバート・秋山竜次、喘息を持つ人の身近な友人代表として山本博、馬場裕之が出席。国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授で、山王病院アレルギー内科の医師である足立満先生とともに、正しい喘息治療についてのトークを行いました。

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子どもの頃から喘息に悩まされているという秋山。喘息の子どもたちが集って、山の中できれいな空気を吸ったり、乾布摩擦をしたりして2泊3日を過ごす「喘息キャンプ」に参加したこともあるのだとか。大人になった今でも時々症状が出るそうで、舞台上でのコント中に症状が出た時は、「ピンマイクが喉の“ヒュー”と鳴る音を拾ってしまって、お客さんも“何の音だ?”とビックリしてました」という体験談を。そんな時は、山本も馬場もどうすることもできず、「僕らは“秋山、がんばれ~がんばれ~”と念じるしかないんです」(山本)と、身近にいても力になれないもどかしさを告白。

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周りの人に気を使わせたくないという気持ちも含め、喘息の症状が出ても「このくらいだと大丈夫って我慢しちゃうんです」という秋山に、足立先生は「非常によくないですね。秋山さんのは30年前の治療法です」と警告を。喘息の治療については、この15~20年で飛躍的に進化しているそうで、自分にあった治療を続けることにより、症状の出ない毎日を送ることができるというのです。8歳の頃から喘息に苦しんできたという乙葉も、自分にあった治療を見つけたことで、生活がガラッと変わったそう。そして、先生からは、この10、11月は、気温の低下や、台風などでの気圧の変化により喘息の症状が悪化しやすいという注意も。


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それを聞いた秋山は、「今日来てよかった!ちゃんと自分にあった治療法を探します!」と決意を。そして、治療を続けていくことが大事だということを聞いた馬場は、「僕は、芸人として、ネタを作ってくれる秋山に頼りまくっているので、治療は僕が責任を持って続けさせます」と宣言。これには秋山も、「それじゃ、秋山に頼りたいから秋山を守ります、って言ってるみたいじゃねーか!」とツッコミを入れ、笑いとともにトークショーは終了しました。


その後行われた囲み取材でも、秋山は「(30年前の治療法との指摘が)あまりにも衝撃の事実で。乾布摩擦くらいしか知りませんでしたから。今日からすぐに治療始めます!」と意欲満々。そして、秋山とは幼馴染の馬場は、「昔から秋山が“季節の変わり目と台風の時がヤバイ”って言ってて、ウソーつけー”と思ってたけど、マジだったとは(笑) 先生の話で、そういう情報も分かってよかったです」と、喘息を持つ人の苦しみへの理解を。ロバートの3人は、まだまだ知られていない自分に合った喘息治療の大切さを広めていくことを約束し、会場を後にしたのでした。

ロバートの動画はこちら:http://ynn.jp/u/50/

【ロバート】

グランジが毎月1回の定例トークライブ『男のキャデラック会議室』の魅力を語る!!

10月18日(金)にヨシモト∞ホールにてトークLIVE『男のキャデラック会議室』を行うグランジ。毎月1回、同劇場で行われているこの人気のイベントの魅力、思いについて語ってもらいました!!

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――『男のキャデラック会議室』はもう長いんですよね。

佐藤 3年くらい続いています。毎月末にやっているので、このライブに出たら「今月も終わっていくな~」と感じる定例行事になっていますね。

遠山 内容はトークとネタ2本、そして最後にアンケートに答えるって感じで構成しています。

五明 トークは1カ月のそれぞれの近況報告会みたいな感じですね。

佐藤 他の芸人さんのトークライブを観に行くことはほとんどないですが、きっとエピソードトークが主だと思うんですよ。でもうちはまったくない。思いついたことをポンポン話していく、男子校の休み時間みたいな感じです。

遠山 事前に流れを考えないって言うか…。プロとしてどうかっていう気もしますが(笑)。

佐藤 リアリティがあるトークですよ。生きた話を聞ける場になっていますね。

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――その時の3人が気になることを話したりするのでしょうか?

遠山 本当にそうですね。

五明 よくあるのが「最近どこに行った」という話なんですが、そこから彼女臭がしてきて…。あっ、最近彼女ができたんだなって分かったりします。

佐藤 んなこと言って!! 僕や遠山は結構いろんなことをすぐに言っちゃうけど、五明のほうが全部シークレットでしょ。

遠山 そうそう。楽屋とかで他の芸人と話している声が聞こえてきて、「あっ彼女できたんだ」って密かに思ったりしてるんだよ。でも、あまり直接は聞けないし…。そういうモヤモヤしていることをこのライブで(佐藤)大が率先して聞いてくれる。僕の心の中でガッツポーズですよ!! 『―キャデラック会議室』の醍醐味はこれですね。

佐藤 まぁ、3人の興味あることが聞ける舞台になっています。

遠山 僕らは好き勝手話しているのですが、お客さんもテレビなどのメディアでは聞けない話を聞けたと喜んでいる方も多くて。テレビだとピー音が連発する危険な話ばかりなんですが(笑)。

五明 ただ難しいのは、この記事を見て“テレビでは聞けない話を聞ける”と思ってお客さんが来たとき、本当にそんな話をするかって…。

遠山 軽快なエピソードトークの回かも知れないですから(笑)。

佐藤 蓋を開けてみないと分からない、そんなライブですね。


――ネタは新作をやられるんですよね。

遠山 単独ライブがある前の月以外は基本新ネタです。

佐藤 ノルマではないけど、ネタを作るきかっけになっていますね。

五明 キャデラックは気軽にネタを試せられるのがいいんですよ。

佐藤 ここから巣立っていったネタも多くありますが、この舞台でウケずに墓場行きになってしまったネタもあって(笑)。

五明 ここでしか見ることができない可能性のある貴重ネタがあるんで、僕たちを知りたいと思っている方にはいいと思いますね。

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――ネタと言えば、11月13日(水)には引退を賭けたDVD『グランジBEST NETA LIVE』が発売されますよね。

遠山 1万枚売れなかったら即解雇という衝撃的な公約を掲げさせられています。

佐藤 もう後には引けない。でも先輩たちは「いい勝負に出たね」って褒めてくださって。まぁ、今の殻を破るにはよかったのかもしれないです。(博多)大吉さんには、「5月までの期限だけど12月の段階で売れなかったら辞めろ」って言われていますが…(笑)。

遠山 ハハハ(笑)。でも、勝負に出たことによってそんなに話したこともない後輩たちもTwitterでリツイートしてくれたり…。みんなの応援を肌で感じてうれしいです。

五明 けど1万枚ってかなり無謀だと思うんですよ。僕は絶対にクビになりたくないんで、『―キャデラック会議室』を見に来てくれるグランジファンの通称G軍のみんなには必ず買ってもらわないと…。

佐藤 そこに頼る?

五明 G軍のみんなは家を売ってでもDVDを買ってくれると思うんだよね。

佐藤 G軍なんてすぐに裏切るよ。そんな忠誠心ないから!!

遠山 いや、そういう人が数人いてもおかしくないわ。

佐藤 いやいや。…なんか枚数の話が先行していますが、内容は本当にいいと思いますよ。1人1枚とは言わずに、1人1回は見てもらいたいですね。

五明 う~ん。値段もお手頃なんで、4枚買って部屋の四隅に置いてもらいたいかな。

遠山 やりすぎて20万枚売れちゃうみたいな笑い話になればいいのになぁ~。

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――グランジさんのファンの方ってアツい人が多いと聞きましたが。

佐藤 どうでしょ。でも、『―キャデラック会議室』をずっと来てくれている人も結構います。最近だと男の人も増えてきてうれしいですね。

遠山 いつも来ている人が同じだから、2カ月くらい来ないと「どうしたんだろ~」と気になっちゃったりして。

五明 高校生くらいの女子がパタリと来なくなり、1年後くらいに来たら派手になっていた…。みたいなことがありましたね。その間に何があったんだ!!って。

遠山 友達、学校、家族…色々ダメージを受けたんでしょ。でもそんなときに心の片隅にあったのが『―キャデラック会議室』で…。

佐藤 ダメージ受けたって勝手に特定しないで!!

五明 『―キャデラック会議室』は彼女にとっての教会だったんですよ。まぁ、彼女のように復活してくれる人もいて、毎月120~130人くらいの方が集まってくれていますね。

佐藤 そんなお客さんはもう友達というか家族のような感じで、アンケートも辛辣なことがよく書かれているんですよ。

遠山 先月も長文で色々書いてあって、舞台で本気読みしちゃった。

佐藤 内容は、賞レースや僕らの芸に対する姿勢についてなどに激しく怒っていて…。

遠山 読んででいたらムカついてきたんだけど、よくよく考えてみたらそういうことを書いて言い合える場所なんだなぁ~とちょっとしみじみしちゃいましたね。

佐藤 根底にある、「売れてください」という気持ちがひしひしと伝わってきたので。

五明 どのコンビやトリオにもファンっていると思うのですが、うちのファンはその中でも少数精鋭ながらかなりアツい心を持っていると思うんですよね。みんなでひとつの村を形成しているみたいな、そんな結束力があると思います。


――そんなG軍のアツい気持ちを確かめられる場所『男のキャデラック会議室』の見どころを教えてください。

佐藤 やっぱり生きたライブなので、ライブ感を楽しんでもらいたいです。

遠山 何も考えていないので、丸裸、いやヌードな僕たちを見に来てほしいですね。

五明 トークはゆるいですが、ネタは初モノなのでかなり緊張しながら気合を入れてやっています。そんな3人の姿を見てもらえたらうれしいです。


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グランジトークLIVE『男のキャデラック会議室』

会場 :ヨシモト∞ホール
日時 :10月18日(金) 開場21:15/開演21:30
料金 :前売1500円/当日1800円


チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/


●グランジの動画はこちら:http://ynn.jp/u/440/


【グランジ】

小杉のお腹がキンキン! ブラマヨMCの新番組『腹ペコ! なでしこグルメ旅』記者会見

10月4日(金)より始まる新番組『腹ペコ! なでしこグルメ旅』(テレビ東京系)の記者会見が、9月某日、墨田区内で秋田料理居酒屋店「酒呑童子」で行われ、MCのブラックマヨネーズ、第2回放送分のゲストの小泉孝太郎さん、大食いなでしこの三宅智子さんの4名が登壇しました。

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はじめに、テレビ東京の井関勇人プロデューサーから、「最後まで美味しく、綺麗に食べる番組を目指そうということと、テレビ東京が誇っていますグルメのブランドイメージ、それと何よりたくさん食べる大食いなでしこのみなさんと、ブラックマヨネーズさんと一緒に、いろんなグルメを食べていこうという番組です」といった番組概要についての説明がありました。

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続いてブラックマヨネーズ・小杉は、2回のロケを振り返り、「リーダーとして、なでしこと一緒に食べさせてもらってるんですけど、実際見るとすごいなと。普通の人間のレベルじゃないな(笑)。今、お腹がキンキン。その迫力が画面から伝わればいいですね」と、大食いなでしこの食いっぷりを間近に見て、驚愕している様子。

一方の吉田は、「なでしこの方のようにムシャムシャと食べたいなって思ってますが、今俺、左下の歯が治療中で、仮止めしてる感じで、医者にいかなアカンなと思いながら、いけてないんですよ。改めて歯医者にいかなアカンなと」と語り、すかさず小杉から「何の話?」とツッコミを受け、爆笑をさらいます。
吉田は懲りずに、「歯医者にいくのを嫌がっているお子さんがいる家庭は、“この子らみたいに食べたかったら、歯医者いかなアカンですよ”と教えてください」と続けました。

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第2回のゲストの小泉孝太郎さんは、小杉に共感しつつも、「自分が食べきれなかったものを女性に食べてもらう屈辱感は、初めての感覚」と、なでしこに食べ残しを食べてもらったことを明かし、「最初は恥ずかしさもあったんですけど、4軒目くらいからそんな恥ずかしさはなくなりました」と振り返りました。

また、第2回がオンエアされる10月11日は、小泉孝太郎さん出演の連続ドラマ『刑事吉永誠一 涙の事件簿』の初回放送日なのですが、「ドラマの番宣にしては、この番組、ハード過ぎます」と小杉が気遣えば、「番宣で6時テレビ東京集合です(笑)」と笑みを浮かべる小泉孝太郎さんでした。

大食いなでしこの三宅さんは、「大食い=食べ物を粗末にしているとか、味わってないとか思われるんですけど、みんな味わって、美味しく楽しく食べてるんだよっていうのをテレビで伝えられたらなと思います」と意気込みを語り、さらには「我慢している女の子でも、いっぱい食べてもいいんだよって浸透してくれたら」といった思いを込めているとか。

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これを聞いた吉田は「すごい野望や」と感心し、小杉も「声高らかに大食いしてる人間が僅かじゃなくて、ホンマは世間にもいるけど、恥ずかしいから黙っている可能性があるんや。一番、壮大なテーマを持って、番組に取り組んでるね」と三宅さんを讃えます。
しかし小杉はすぐに、「それを踏まえて見ても食い過ぎやな(笑)」とつぶやき、一同爆笑!

「今まで一番食べた経験は?」という記者からの質問に、「冷酒14本」と答えたのは吉田でした。しかも、酔っ払って、マンションの別階の部屋に入ろうとし、中から出てきた女性に「お前誰や!」と怒鳴りつけたとか。
「向こうのセリフや!」とツッコむ小杉。その小杉は「僕は今日です」と膨れ上がったお腹を取材陣にアッピールし、再び爆笑を奪います。

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小泉孝太郎さんも、「吉田さんと近いですね」と前置きし、二日酔いを経験するために、日本酒を13、4杯、白ワインだと12本を飲んだことがあるとか。
しかし吉田と違って、「僕は実家の手前にある親戚の家に帰りました」と酔っ払っても冷静な判断をしたそうです。

残る三宅さんは、初回放送分のロケを挙げ、寿司を80皿160貫、うどんやラーメンなどを含めた餃子料理23人前、そばを25杯食べたそうです。
恐るべき数量ですが、「移動のバスでも食べてるもんね」と吉田が補足すれば、「体を冷やそうと思って、アイスとか」とうれしそうに語る三宅さん。

早くもブラックマヨネーズと大食いなでしこが打ち解けている様子が伝わり、こちらのやりとりも番組の見どころとなりそうです。

●テレビ東京系『腹ペコ! なでしこグルメ旅』
毎週金曜18:30~19:54(初回は2時間半SP)
MC:ブラックマヨネーズ

10月4日(金)第1回放送
「伊豆・箱根の道の駅、海鮮料理、回転寿司、餃子、そば店で大食いバトル!」
【ゲスト】中尾彬、高橋ひとみ、具志堅用高 、池上季実子 、山村紅葉
【大食いなでしこ 】アンジェラ佐藤、三宅智子 木下ゆうか、正司優子

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10月11日(金)第2回放送
「人気の観光スポット・スカイツリー周辺で人気の丼、中華、洋食店、カフェなどを巡る」
【ゲスト】小泉孝太郎
【大食いなでしこ】三宅智子、松崎沙織、ロシアン佐藤


ブラックマヨネーズの動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/125/

【ブラックマヨネーズ】

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単独ライブ&『THE MANZAI』にかける思いとは? キングコングイ ンタビュー

ひたすら漫才のみを披露するキングコングの単独ライブ『KING KONG LIVE』。
今年の『KING KONG LIVE 2013』は、11月23日(土)に5upよしもと、12月1日(日)にルミネtheよしもとと、大阪、東京の2会場のみでの開催とあり、一層プレミアムなライブとなりそうです。
チケット一般販売が10月1日と近づいたところで、ライブにかける現在の心境や意気込み、裏話、さらには認定漫才師に選出された『THE MANZAI 2013』への思いについて訊きました。

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――毎年恒例の単独ライブ『KING KONG LIVE』が、約3ヶ月後に迫ってきました。現在の完成度は?
西野 まだ全然ですね。毎回そうなんですけど、もちろんずっと意識はしてるんですが、2ヶ月、3ヶ月前とかにバーっとネタ作りしてるわけじゃなくて、去年の単独ライブが終わった時から、ずーっと作ってまして。それが1年間で溜まって、そこから単独に出してるという感じで、どれにするかとかもまだ決めてません。新ネタライブ(定期ライブ『キングコングの新ネタちゃん』)も立ち上げましたが、それの積み重ねで単独ライブがある感じですね。
――梶原さんも同じような心境ですか?
梶原 そうですね。常に意識はしてますけど。
――『KING KONG LIVE』は、毎回、漫才数本をシンプルに見せるという構成で、コントやピンネタ、企画、さらには映像も一切使いません。改めてそのこだわりにお聞かせください。
西野 う~ん……なんだろうなあ(笑)。ライブで「これ、テレビみたいなコーナーや」って、すごいもったいないって思っちゃうんですよね。舞台でしかやれないことを舞台でやった方がいいなと。長尺漫才って、どうしても単独とかでしかできないんですよ。ルミネの出番だと、10分の漫才をするんですけど、あんまりエッジの利いたというか、偏ったネタもなかなかできないし……。
――キングコングだけを見に来たお客さんではないですよね。
西野 そうですね。いろんな芸人を見に来てるちびっ子やおじいちゃんおばあちゃんに、「こんなん面白いやろな」というのは、なかなかできないですよね。そういうのを単独でやろうとしてます。
――ネタは作り続けているわけですね。
西野 新ネタを作ってた方が、コンビとしては健康的な感じがするんですよね。仲悪いってことではないですけど、ネタを作らないと会話もなくなるなって。
――コンビでラジオ番組とかを持ってると違うんでしょうけど。
西野 ラジオとかトークライブをやってたとしても、それ用に話を残してるから、「こないだな」みたいな話は楽屋でしなくなりますよね。ネタ合わせで、「ここ、こうちゃう?」みたいなんで、「こいつ、こんなこと面白いと思ってんのや」っていう意思確認して、擦り寄っていかないと、どんどん距離出ちゃいます。別に、そうじゃないコンビもいると思いますけど。
――キングコングの漫才は、アドリブが多いのも特徴ですよね。
西野 そうですね。何回もやってると、自分たちも飽きてきちゃって、それで入れてる部分はありますね。
梶原 今回の会場は、大阪と東京の2箇所ですが、去年だと6箇所とか行ってて、最初の都市と最後の都市とで尺が30分くらい違ってたんですね。アドリブも足していくし、ライブも膨らんで。最後の方は飽きてくるんで、真ん中くらいが一番面白いと思います(笑)。今回は大阪と東京だけなんで、そこはどうなるかわからないですね。
――大阪だと凱旋みたいな感覚は?
西野 ホントしょっちゅう行ってるんでね。ただ、5upはやりやすいですし、駐在さん(『熱血!人情派コメディ しゃかりき駐在さん』)を収録していた小屋でもあるので、ホーム感はありますよ。
梶原 ちょうどいいキャパです。NGKもいいですけど、若干広すぎますね(笑)。

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――キングコングにとって、この1年間で、仕事の内容にいろんな変化があったかと思いますが、そのことによって単独ライブへのモチベーションなどに変化はありますか?
西野 あんまりというか、全然関係ないですね。
梶原 結構、「『はねるのトびら』終わったねえ」って、いまだに言われるんですよ。もちろん終わって1ヶ月間くらいは、「終わったなあ」っていう感じはしましたけど、もうないですね。
――例えばYouTubeで配信している『毎日キングコング』に集まったクリエイターを単独ライブの何かで起用など考えなかったですか?
西野 確かに、そこでカメラマンをしている人が、ポスターを撮ってくださったんですけど、漫才ライブなので、他はないんですよね。VTRもないですし。舞台を見に来てる人に対して、映像見せるっていうのはあんまり好きじゃなくて、センターマイク1本と出囃子さえあれば成立します。費用対効果の高い、吉本興業に優しい構成になってると思いますよ(笑)。たまに後輩のライブとか見に行くと、すごい数のスタッフがいるんですよ。お手伝いとか作家とか。うちはあんなことにはなってないですね。楽屋には僕と梶原とマネージャーと……。
――作家の山口トンボさん?
西野 そうトンボくらいで、その4、5人でウダウダ喋ってる感じです。
梶原 山口トンボを作家って言わんとって欲しいんですよね。一文字も書いてないんで。
西野 そうやな(笑)、DVDとかでは構成でクレジットされてますね。
梶原 ただのお手伝いさんです。
――梶原さんは、打ち上げに参加しないなんて話も聞きますけど。
梶原 ツアーで何箇所も回ってる時、毎回西野がスタッフさんを連れて、打ち上げに行って、全部おごってるらしいんですよ。そこに僕が行くと、僕も飲み代を出さなアカンみたいなのもイヤですし、最後だけ出ればええんゃうかなって。その最後も結局、西野が出すんですけどね。

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――西野さん、大変ですね(笑)。
西野 ツアーでまわると、100万円くらい使うんですよ。
梶原 音響さんは、それが楽しみみたいになってます。「今日、どこ連れてってくれるんやろう」とか(笑)。
西野 それさえやらなきゃお金持ちなんですけどね(笑)。
梶原 今回は2箇所ですから、多分、1回の額がでかくなるでしょうね。
西野 最近は、梶原が「小遣いくれ」みたいなことを言い出してるんですよ。娘が誕生日やからとか。
梶原 何もなくして、小遣いくれとはもちろん言わないですよ。
西野 出産祝いだとか、多分出産するだろうとか(笑)。
梶原 奥さんに電話して、西野と会話してもらったりしてます。その辺は、夫婦であうんの呼吸ですね。
――そんな梶原さんから見て、最近の西野さんの精力的な活動をどう見てるんですか。
梶原 昔からなんですよ。頭おかしいですよね。ひとつ言いたいのが、西野が攻撃的なので、僕がサボってるように思われるのがイヤなんですよ。
西野 へへへへ(笑)。
――しずるの池田さんとトークライブ(『梶原&池田のトークライブ!~村上と西野が舞台やるから俺達もやるよ!悪口も言うよ!~』)を始めたのも、その辺の心境からですか?
梶原 それは単純に、西野の舞台(『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック!』)に、しずるの村上が出てて、9月15日に大阪公演をしてたからですね。じゃあ相方の池田を使って、浅草花月で面白いのできないかなと思いまして。反応がよかったんですけど、浅草花月をいっぱいにはできなかったんで、浅草花月いっぱいにするまでやろうかって話をしてます。



――それから、『THE MANZAI 2013』は、2年ぶりにエントリーして、50組の認定漫才師に選出されてますね。サーキット、決勝へ向けての意気込みなどをお聞かせください。
西野 2回戦がめっちゃ楽しかったんです。こんなこと言ったらアレなんですけど、何も緊張もなく、自分たちが用意したあまりにもふざけてたネタがハマってった時に、「出てよかったな」って思いましたね。もう終わったみたいな言い方ですけど(笑)。いただけるものなら優勝がいただきたいですけど、2回戦でやったネタをテレビでやりたい、人様にお見せしたいなっていう欲の方が強いですね。『M-1グランプリ』の時でも、実はそうだったんですよ。自分たちが作ったネタを大勢に見てもらえたらいいなって。
――梶原さんも同じ気持ちですか?
梶原 はい。西野と飲んだ時があって、「こんなネタが長くできたらいいよね」って話したのが、その2回戦のネタだったんですね。僕もそのネタをテレビでやるのがちょっとした夢なんですよ。生放送で、編集されずにやれたらって。『M-1』の時は、正直、すごい「決勝いかな!」とか思い込んでたんですけど、『THE MANZAI』に限ってはそういうのがあんまりなくって、楽しみたいなってことが一番ですね。

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――例えば決勝へ行って、ナインティナインさんと絡みたいと思ったりは?
梶原 あ、絡みたいですね。岡村さんが僕らのことを会見で言ってくださったみたいで、その記事を見て、決勝に行ってぜひ絡みたいなって思いましたね。
――では最後に、よしもとニュースセンター読者へ、メッセージをお願いします。
西野 はい。生で漫才を見る機会ってあんまりないと思うんですよね。僕らに限らず、テレビでやってる漫才ってテレビ用ですから、舞台の漫才は全く違うと思うので、足を運んでくださるとうれしいです。
梶原 新ネタライブとか来られれてるコアなファンでも楽しめると思います。何かしら足すでしょうし、その時に起きたことが一番楽しいことだと思いますよ。
西野 それから球種が違うみたいな、いろんな漫才をやります。自分たちがやりたくてたまらんネタもあれば、コテコテでベタベタなのを全力でやるようなネタとかも。去年やった輪唱のネタとかも、昔はちょっと照れがあってできなかったんですけど、年齢なのか芸歴なのかわからないですけど、全力でやれるようになったので、ちびっ子も楽しんでもらえると思いますね。ちびっ子の笑い声とか聞こえたら、ニヤッとしちゃうんですよね(笑)。



「KING KONG LIVE2013」

日程:11月23日(土)
場所:5upよしもと
時間:19:15開場19:30開演
チケット:前売り¥3.000 当日¥3.500
Pコード:597-730

日程:12月1日(日)
場所:ルミネtheよしもと
時間:18:30開場19:00開演
チケット:前売り¥3.000 当日¥3.500
Pコード:597-721
Lコード:39321

チケット発売日
先行販売:9月25日(水)
一般発売:10月1日(火)


キングコングの動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/119/

【キングコング】

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待望のブルーレイ化! 板尾創路&倉本美津留が語る松本人志作品

9月29日(日)、シネマート六本木にて、『松本人志監督作品「R100」公開 松本人志関連作品ブルーレイ発売記念 伝説のライブ「寸止め海峡(仮題)」先行上映会&トーショー』が行われ、板尾創路、倉本美津留さんの2人が出演しました。

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MCの紹介を受け、満席の観客の前に現れた2人は、さっそく10月2日に発売される『HITOSI MATUMOTO VISUALBUM "完成"【Blu-ray】』に触れ、「(最初に発売されたのが)VHSの時代ですからね」(倉本)、「ブルーレイなんかなかったですからね」(板尾)と、しみじみ語り始めます。

松本人志作品に長らく関わる倉本さんは、1998年から99年にかけてVHSで発売された『VISUALBUM』について、「テレビでずっとコントをやってたんですけど、テレビ以外でもやれへんかなと。ガッツリ、時間も気にせんと、CMも入らず。ミュージシャンがアルバムを作る感じで、笑いのアルバムが作れないかなという、ビジュアルとアルバムで『VISUALBUM』としたんです」などと述懐。
出演者のひとりである板尾は、「タイミング的にも、コントが過激になりすぎたり、表現に問題があったりとか、行き詰まってるわけではないけど、テレビでは満足できないような、ちょうど時期やったというのが、モチベーション的に僕らも打ち込み方が良かったのかな」と振り返ります。

また、倉本さんは、『VISUALBUM』の影響からテレビのディレクターや映像作家になった人という人に出会ったそうで、そのひとりが「名和晃平さんっていう現代美術のすごい人が、「『VISUALBUM』ってどうやって作ったんですか?」って訊いてきて、彼が学生の時に見て、影響を受けてるんですね」とのこと。
さらに、笑福亭鶴瓶師匠や井筒和幸監督からも「おもろかった」といった反応がもらえたとか。

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今回のブルーレイ化にあたり、舞台『寸止め海峡(仮題)』でのコントが3本収録されますが、チケット1万円というその伝説的なライブが行われた会場には、様々な著名人が駆けつける中、板尾は「前3列目くらいに、でっかいマツコ・デラックスみたいなおばはんが座ってて、あれがナンシー関さんか」と、在りし日のナンシー関さんの姿をステージから確認したそうです。

そうしたトークが展開された後に、『VISUALBUM』、『大日本人』、『しんぼる』という初ブルーレイ化される松本人志監督作品の紹介に続き、いよいよ『寸止め海峡(仮題)』の上映が始まります。
1本目は、教師2名と母親に追い込まれる生徒・柳田を描いた『柳田という男』、2本目は石鹸から恩返しされるその名も『恩返しされた男』。
板尾、倉本さんの両名も混じった客席からは、時折大きな笑い声が起きていました。

上映終了後、トークショーが再会すると、「東野は協調性ないというかリズム感ないというか」(板尾)、「一生懸命やってアレやからね」(倉本)などと、『恩返しされた男』での東野の話題で盛り上がります。

また板尾は、今回未収録ですが、『寸止め海峡(仮題)』の『引っ張る男』のなかで、指を剥離骨折するという怪我に見まわれながらも、舞台を継続していたことを明かしました。

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『寸止め海峡(仮題)』での話は尽きず、板尾の登場シーンで、「板尾さん!」との声が客席から上がり、その声の主はまだ芸人になる前の黒沢かずこ(森三中)だったことや、今では映画監督しても活躍する三木聡さんがスタッフに加わり、松本チームのコントの作り方にビックリしていた……といったエピソードも飛び出しました。

倉本さんは、「『VISUALBUM』の最後に撮った「巨人殺人」。あれで、こういう感じで作っていけば、ロードショー的な映画もできるのかなっていうところから踏み出していったところがあります。ひと作品ごとに進化していって、その次に作ったのが、『大日本人』だったという気がしますね」と、映画監督・松本人志の出発点について分析。

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トークショーも終盤に入ると、倉本さんは観客の一人にマイクを渡し、感想や質問を聞き入れます。
「今後、同じメンバーでの活動予定は?」という質問には、「笑いって、そういうもんじゃないんですよね。今からできることが一番、するべきことであって、当時のことをやるとは思わないんですよね」と持論を語る板尾。
続けざまに「それなりに楽しいとは思いますよ」とは言いつつも、「プロレスラーが歳とって試合やって、結構グダグダになったりしますからね(笑)」と消極的な様子です。

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それを聞いた倉本さんは、「松本人志自身は、「『柳田(という男)』は、たまにやりたくなんねんなあ」」と口にするそうで、板尾も「わかる気がしますね。20年経った松本さんから出る言葉って、進化してたり、新しい言葉になってると思うんで、見てみたい」と同調していました。

最後に10月5日(土)公開の松本人志監督最新作映画『R100』について、今作に出演していない板尾が、「昨日見たんですけど、アホですよ。アホ丸出しですよ。アホしか出てない。ぜひ見てください」とオススメしていました。

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『VISUALBUM』、『大日本人』、『しんぼる』の松本人志作品ブルーレイ3タイトルは、10月2日(水)同時リリース。詳細は、よしもとアール・アンド・シー(http://www.randc.jp/artist/matsumotohitoshi)まで。

『R100』は、10月5日(土)新宿バルト9他全国ロードショー。詳細は、公式サイト(http://www.r-100.com/)まで。


板尾創路の動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/272

【板尾創路】

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2013年9月29日 (日)

林家染弥が三代目林家菊丸襲名を発表!

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四代目林家染丸の六番弟子である林家染弥が2014年9月27日、なんばグランド花月で行う『染弥改メ「三代目林家菊丸」』襲名披露公演を以って、上方林家の由緒ある名跡、林家菊丸を襲名する運びとなりました。

大学在学中に落語家になる夢を諦められず、大学を中退し、憧れの四代目林家染丸の門を叩き、見習いを経て入門した染弥。入門9年目から開催している年に一度の独演会では必ず大ネタを手掛け、特に染丸ゆずりの女性の演じ方には定評があります。近年は六代桂文枝に手ほどきを受けたことをきっかけに創作落語にも意欲を燃やし、古典から創作まで、その持ちネタは多数多彩。どの世代の方々にも楽しんで頂ける話芸を披露させていただいています。

そしてこのたび、林家染弥が関係各位ならびに師匠である染丸をはじめ一門総意により『三代目林家菊丸』を約115年ぶりに復活させ、襲名することとなりました。9月27日には、上方林家の由緒ある大名跡、菊丸を継ぐにあたって、染弥と師匠の染丸、兄弟子の染二らが出席、そして兄弟子・花丸の司会進行による襲名発表会見が開かれ、その思いを語りました。

まずはじめに、吉本興業代表取締役会長吉野伊佐男が挨拶を。昨年の100周年では六代目桂文枝、今年は七代目月亭文都の襲名があり、さらに来年、こおの三代目林家菊丸の襲名が行われるということで「大変重責を感じているが、115年ぶりの大名跡が復活を会社を上げて、全力で襲名披露公演をバックアップしていきたい」と語りました。また、染弥へも「将来性のある噺家さんだと感じている。上方落語界のエースとして頑張ってほしい」とエールを送りました。

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続いては師匠の染丸が「ご承知のとおり、はっきりしゃべれませんのでぼちぼち、襲名に向けて元気になろうと思っています。襲名というのは縁がないとできない、特別な縁があってできるものでございます。襲名のきっかけについて詳しいことは染二がしゃべります」と、にこやかな笑顔でご挨拶をしました。


そして師匠からの使命を受け、染二が襲名のきっかけを説明。昨年7月の天神祭の日に、染丸宅で門弟一同が集まり食事会を開いていた際、林家一門でも襲名をという話になったそうです。その中で、菊丸という名前は入門から20年近く経過し、兄弟子の花丸と共に一門に尽力している染弥が適任だと染二が推薦し、師匠及び一門の総意を得られ、決定したとのことです。

「菊丸は林家の大名跡でございますが、染弥君が来年20周年を迎えるということと、大阪文化祭賞奨励賞という若手から中堅を対象にした、大看板に向けての一番大きな登竜門である賞を頂戴いたしました。その時に審査委員の方々も染丸の芸や系譜を継承して、そこに自分の独自性を加えていると大変高い評価をいただきました。林家を背負って立つ一人として私も実力を大いに認めているところでございます」と染二はこの襲名発表会見でも力説していました。

林家には「ぬの字うさぎ」という家紋があるのですが、菊丸襲名にあたって「乱れ菊」という歌舞伎の人気狂言「弁天小僧菊之助」浜松屋の場面で菊之助が着ている門付けの紋を新たに入れることも明かしました。

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「歌舞伎界の大スター、六代目尾上菊五郎にあやかって、林家はもちろん上方落語の大名跡、大看板になっていただきたいと思います。そして今、師匠も申しましたように、師匠は只今療養中でございますが、来年の襲名興行に向けて療養に励んで襲名興行を一門で華々しくしようとみんなで頑張っていこうと言っておりますので、今後ともご支援賜りますよう、若輩者でございますがお願い申し上げます。この紋は買わないといけないんですけど、染弥くんが吉野会長に「高くつくんです」と言ってたら、「大変やな」を一言いただいたそうです」と笑いも誘いました。

そして来年9月27日に三代目林家菊丸を襲名することになった染弥より、ご挨拶がありました。

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「来年9月27日になんばグランド花月において三代目林家菊丸を襲名させていただくことになりました。来年は私にとりましても入門から丸20年という節目の年でございます。その節目の年に一門の由緒ある名跡を継がせていただくことは大きな喜びであり、また、責任の重さをひしひしと感じている次第でございます」と今の心境を語る染弥。

菊丸という名跡は約115年ぶりの復活ということもあり、先代の本名や遺族の方の存在、お墓の情報も全くないそうです。名跡が115年ぶりに復活するということも現代の襲名では珍しいことではないかと染弥。それゆえ、「先代のイメージが世間にはまったくございません。それは私にとってまず、何を目指して、何に向かって精進していけばよいのかという道しるべのようなものがないわけでございまして、非常に不安ではあるのすが、考え方を前向きにしますと、先代のイメージがないということは逆に、明治時代の大看板を大正、昭和の時を超えて平成の時代に新たに自分のカラーで染めていくこと、イメージを作っていくことができると前向きにとらえて頑張っていきたいと思っております」と新しい“菊丸像”を作り上げていく決意を語りました。

染弥は10代で入門し、親子ほど年の離れている染丸に対して師匠である一方で父親のようにも思っていたそうです。「世間知らずだった」という染弥に対し、礼儀作法からお茶の淹れ方、掃除の仕方まですべて、染丸に仕込んでもらったとのことで、入門20年をいわば成人式」と捉え、来年の襲名披露公演も成人式のつもりで取り組みたいと語りました。

「師匠、兄弟子の皆さん、一門外でも師匠方、先輩方、そして所属しております吉本興業のバックアップがなければこういう運びにはなりませんでした。そして何よりこれまで応援していただいておりますお客様、ファンの方々のご声援があればこそでございまして、そのような各方面の皆さんからいただいた御恩は、必ず立派な菊丸となりまして“倍返し”させていただきたいとこのように思っておりますので、どうかご指導、ご鞭撻のほどを引き続きよろしくお願いいたします!」と最後は流行語も取り入れ、笑顔で締めました。

また、襲名発表会見では芸能史研究家の前田憲司さんから林家菊丸という人物についての説明もありました。死没した時期もはっきりしない二代目菊丸。「約115年ぶり」という年数も、菊丸が高座に上がっていた頃の番付表などを参考にして割り出したそうです。

二代目菊丸は、今では古典落語と呼ばれる「不動坊」「後家馬子」「堀川」などを創作した人物で大看板としても知られていたそうですが、詳しい情報に乏しく、前田さんも「襲名というニュースが流れると、遺族の方が名乗られることもあるので、研究家という立場から期待しています」とおめでたいニュースを喜んでおられました。

会見では、以下のような質疑応答もありました。

――染丸師匠、染弥さんの良さと励ましの言葉をお願いします。

染丸「最近、特に古典に真剣に取り組んでおり、現代らしい古典落語をやるようになりました。そういうことと本人の性格がええんですな。これは大事なことで、今後の林家を担っていくだろうと思います。大きな名前を継がせてみたら、またそれで本人も大きくなるだろうと思います。そういう意味も込めて継がせました」

――染弥さん、菊丸という名前を継がれると知った時はどんなことを思いましたか?

染弥「名前の存在は知っていました。でもまさか私にとは思いもしませんでしたし、正直、この世界に入らせていただいてゆくゆくは菊丸を継ぎたいんだという思いももちろんありませんでした(笑)。筆頭弟子の染二から襲名の話題が出た時は、何せ途絶えている名前ですし、これをお受けしなければ…と私もずいぶん悩みました。これに関しては誰にも相談せずに一人で考え抜きました。そして、私がここでお断りするようなことになるとまた間が空くと思いました。ご承知の通り、上方の林家は人数の少ない時期がありまして、今の師匠の代で弟子が13人と二桁になり、増えました。そんな中で私がこの襲名をさせていただく、つまり挑戦するということで、もう一つ大阪の林家に名前が復活すればいいな、そういうことがこの世界に入らせていただいたことの使命かなと感じました」

染丸「菊丸と私らは全然つながりがないと思っていましたが、「堀川」は私の師匠の十八番。私もやる。そこでつながってます。私は「不動坊」もやりますし、つながりはあるんです。そんなんもやるんやで。いやか?」

染弥「いえ! 来年の襲名に向けて落語界の数も増やしていく予定でございまして、菊丸ネタもチャレンジしていきます。来年の9月の襲名までにそういう活動もしていきます」

染丸「またしごきます!」

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――来年20周年ということで、この20年を振り返ってみてどうでしたか?

染弥「私は同期が9人おりまして、桂吉弥さんという非常に売れて活躍している方もいますし、春蝶、米紫とすでに襲名している人もいます。そういう同期の者と切磋琢磨してきた20年だったと思います。同期の誰かが独演会をやれば、自分も負けずにやろう思いまして丸9年の年に「染弥の会」というものを開き、毎年続けています。時期尚早だったかもしれないですけど、同期からの刺激を受けてひたすらにやってきた20年だったと思います。先ほど申しましたように、私は本当に世間知らずのまま(この世界に)入りました。染二兄さんと花丸兄さんの兄弟子には入門前から、見習いの頃から困ったことがあるとよく電話して相談してきました。この20年、自分がどう成長したかというのは分からないんのですが、染二兄さんからも「最近ようなった」とか、「声の出方が変わった」とか嬉しいアドバイスをいただいて、そういうお声をいただきながら突っ走ってきた20年でした。

――染弥さん、菊丸という名前を継がれることで、どんな菊丸になっていきたいですか?

染弥「僕は師匠の芸に憧れて入門しましたので、師匠の芸を大事にしつつ、さほど落語に興味がなくても若いお客さんにも楽しんでもらえる、古典の良さを崩さないような味付け、ギャグを足しながら、古典の空気を崩さないやり方で、なおかつ新しい笑いのエッセンスを入れる、そんな噺家になりたいと思っています」

――染丸師匠に、来年襲名公演を控えた今のお気持ちはいかがですか?

染丸「(落語は)少しずつお客さんの前で始めています。昨日も奈良でやったのですが、やっぱりお客さんは待っててくれはるんですね。それがありがたいです。その力が私に入って来るんです。それで少しずつ良くなる。そんな感じですね。自分でこうしようという気持ちと周りからの力、それで良くなると思うんです。脳梗塞になったという方へは、周りから励ましてやってあげてください。私もそういう力をいただいて、襲名披露公演に間に合うように頑張りたいと思います」

染弥「師匠は舞台でも喋り始めるとだんだんお声がでてきたりして、やはり少しずつだと思います。先日、大﨑社長がお食事会を開いてくださいまして、その時も師匠は会席料理をぺろりと完食されました。また、大﨑社長が「我々は吉本という一つの家族の中にいるんだと。だからお祝いごとは全面的にバックアップしていくよ」とおっしゃってくださいました。そのお話の中で大﨑社長から襲名披露は海外公演も視野に入れようと。もちろん大阪でやらせていただくのですが、海外ではタイでと。途端に師匠がその気になりまして、飛行機に乗るんや、タイに行くんやと。二日後にはタイカレーも買ってはって、タイに向けての気分が上がってきていました(笑)」

染丸「今、タイ語も勉強してる」

――襲名の重みをどう感じていますか? また、ご出身の三重県の方にメッセージをください。

染弥「最近、上方落語は勢いがあると思うんです。六代文枝襲名、七代目文都襲名など。ややもすると、「またお前もか」というようなことで、「大丈夫かとか、あんなやつに菊丸は継げんのか」とか、いろんなお声が出てくるかもしれないという覚悟はしています。そういう意味でも襲名披露を迎えるこの一年は挑戦の一年だと思っています。襲名に恥じない、染弥として挑戦の1年だと。そして、襲名がゴールかというとそうじゃありません。襲名してからこそが大事で、襲名までの1年は挑戦、襲名後は勝負の年として、「やっぱりあいつに襲名させて間違いなかったな」と言ってもらえるように、その覚悟は十分にあります。三重県の方にメッセージということでですが、昔は上方の噺家になりたいと思ってもいわゆる5畿内の地域の者しか上方の噺家なれない、弟子入りも断っていた時代があったそうで、三重県もそこには入っていませんでした。今では三重県出身の先輩はたくさんいまして、桂福團治さん、桂文我さんも三重出身で、お二人とも襲名されました。私もまた、こうやってハレの場に立つことができたのは地元の皆さんの応援があったからだと思っております。三重県民の皆さん、ありがとうございます!(笑)。三重県知事とも同い年で、襲名も全面的な応援をしていただけるとおっしゃっていただいてますので、地元でもお披露目の会をしたいと思います」

質疑応答も終わり、この襲名発表会見を締めたのは司会進行を務めた花丸。

花丸「謙虚に申しておりますけれども、地元三重県の皆さんにも応援をいただき、その追い風を受けて染弥くんが立派な新菊丸になることは、実は我々一門からは「丸みえ」になっておりますのでよろしくお願いします!」

最後に、染丸が今日の日を迎えるにあたって一句したためたと、その句をご紹介しました。
「三代に 重なる菊や 薫りよく」

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染弥改メ三代目林家菊丸襲名披露は2014年9月27日(土)、なんばグランド花月にてにぎにぎしく開催いたします。発表からちょうど1年後となる襲名披露公演に向けて、精一杯がんばっていきますので、これからも林家染谷をどうぞ応援してください!

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【林家染丸】【林家染弥】【林家染二】【林家花丸】

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ココリコ・田中出演! 連続ドラマ『LINK』完成披露試写会イベント

9月29日(日)、恵比須ザ・ガーデンルームにて、WOWOWで放送の連続ドラマ『LINK』(10月6日(日)スタート 毎週日曜夜10:00放送 全5話)の完成披露試写会イベントが行われ、深川栄洋監督、大森南朋、田中麗奈、玉山鉄二、ミムラ、綾野剛、武田鉄矢、黒木瞳という豪華出演者とともに、主要人物のひとりを演じるココリコ・田中直樹が出席。作品の見どころや、撮影裏話を語りました。

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本作は、ひとりの行動が他の人の行動の原因となり、それがまた別の人の行動に繋がり…物語が次々と連鎖し、壮大な群像劇へと発展していくヒューマンミステリー。田中直樹は、その連鎖の中のひとり、上司の妻となった元恋人と不倫中で、偶然にも事件の犯人を目撃してしまうアパレルメーカー勤務のサラリーマン・沢田勉を演じます。イベントでは、「沢田勉というふがいない男が、全5話の中で変わっていく、“成長”を意識して演じました」(田中) と、役への取り組みをしっかりとアピール。と同時に、「ラブホテルのシーンが多くて。撮影の合間も(ラブホテルの)最新設備を勉強しようと思って、とにかく忙しかったですね」という撮影裏話でしっかりと会場の笑いもとりました。


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さらに、『LINK』というタイトルにちなんでの“人と人との繋がり”についてのエピソードトークでは、出演者陣の意外な繋がりについての話が飛び出します。まずは、年間100人以上の役者と仕事で“LINK”しているという深川監督が、その中でも特別な出会いについての話を。職人で口下手だった父親に代わり、「人生とは? 人とは? そしてハンガーで人を殴ってはいけない(笑)、と教えてくれたのは、テレビで見ていた武田(さんです」と、共に作品を作れたことへの喜びを。登壇者全員と共演経験があるという主演の大森南朋は、撮影中のエピソードを。中でも一番共演回数の多いものの、2人での芝居は初めてだったという綾野とのシーンでは、「2人で向かい合った瞬間、お互いにそのこと(対峙シーンは初だということ)に気付いて急に照れてしまいました」という意外な一面を。福岡出身の田中麗奈は、撮影中に同郷である武田、黒木と故郷についての話をしたことや、仕事で久留米を訪れた黒木から「私、今、久留米。ゆめタウン(田中の地元・久留米のショッピングモール)にいるよ!」と連絡が来てうれしかったという話を披露しました。


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そんな中、田中直樹は、仕事で訪れた香港での“LINK”エピソードを。香港の方に、「Japanese comedian?」と聞かれ、「海外にも自分のことを知ってくれている人がいるんだ!」と感激した田中。その人に「Do you like me?」と聞いたところ、日本語で「ふつう」と言われ,
がっかりしたそう。会場が爆笑する中、田中は「海外にも作品を通じて繋がっているんだなと思いました」と、トークのテーマである“LINK”に繋げました。


イベントの最後は、主演の大森南朋が、「試写会を見て面白かったと思った人は、身近な人にそれを伝えてください。そうやって“LINK”して繋がっていきます」と、見事な締めを。本編全5話の放送に加え、WOWOWの動画配信コンテンツ“W流”で、田中直樹主演のスピンオフドラマ『LINK~ふがいない僕の格言日記~』も配信。合わせて見ると、『LINK』の世界がより楽しめます。

『LINK』特設サイトはこちら:http://www.wowow.co.jp/dramaw/link/

ココリコの動画はこちら:http://ynn.jp/u/4/


【ココリコ】【田中直樹】

先人たちの逸話たっぷり! 月亭八方が『月亭八方落語誘笑会パート3』を語る!

舞台はもちろん、楽屋ニュースなどテレビでも人気を集める落語家、月亭八方がお届けする『月亭八方落語誘笑会パート3』の開催が決定しました! 今年も落語を2席、中川家による漫才と、そして先人たちのウソのような本当の話をお披露目する「軽口楽屋ばなし」をお届けします。そこで、『月亭八方落語誘笑会パート3』への想いを語ってもらいました!

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―『月亭八方落語誘笑会』もいよいよ3回目です。

 

一番は、お客さんに来ていただくことですから、そのためにはとにかく楽しい話をしたいと思っています。見どころというか、聞きどころは「軽口楽屋ばなし」ですね。我々の先輩方の逸話を。結構、これを楽しみにしていただいているようです。こちらをメインにしまして、あとは落語家ですから、落語を2席、やらせてもらいます。

 

―改めて『月亭八方落語誘笑会』に思うことは?

 

上方の落語家が、大阪のミナミのど真ん中に自分の看板を上げられることでしょうね。「看板を上げる」と言いますが、漫才師でも「お前の看板、上がってるで!」というのはそういうことで、「看板を上げる」というのは大変なこと。それを上げさせてもらえるのがすごいですね。それは、野球していて甲子園に出られたというのと同じ理屈です。やっぱり場所なんですね。

 

―今回はどんな「軽口楽屋ばなし」になりそうですか?

 

去年のええところは使いながら…とはいえ、これは台本がないもんでね。そのときに、どう脱線するのか、話が転がっていくのか。その瞬間に思い出して話すとかいろいろあります。落語みたいに「これをやります」と決めないんですよ。だから、一番は僕のそのときのコンディションと、当日のお客さんとの“あうんの呼吸”やね。これは緊張しますよ。有名な歌で「話し下手 聞き手上手に 助けられ」というのがありますが、我々芸人は「ええお客さんやね、今日は」とか「今日はいつもより長いで、お客さんがいいから」と言うじゃないですか。お客さんを無視して我々は語ることはできません。幸い、「月亭八方」と銘打ってるから、「月亭八方キライやから、絶対に笑わんとこう」というお客さんはまずいないでしょうけれど(笑)。

 

―確かにそうです(笑)。

 

今は芸人も、真面目にやることが大事で、真面目に生きるというのは美しいことで大事なことじゃないですか。でも、同じ真面目でも、対象が、人なのか自分なのか、というね。人に真面目に接することは、世間的には非常にいいことですが、自分に真面目やったらワガママに取られがちでしょう。でも、我々の世界の「自分に真面目に生きている必死さ」を知ってもらえたらええなと思うんです。例えば「俺は芸人やから、破天荒に」ということが、真面目な考え方なんですよ。「芸人をしてるモンが、なんで夜に家にいてるねん。これはアカンやろ」と真面目に捉えた者が、夜の町をウロウロするんやね。

 

―そして、いろいろな珍事を(笑)。

 

そう、それが芸人らしき姿というね。常識と非常識があるけど、実は非常識はないねん。常識しかない。おかしなことする人間も実は真面目に考えて常識の範囲でやってるねんけど、世間から見たらそれが非常識に見えて、「常識とはこうや」と言うから非常識になる。それがあるから、芸人が生まれるんですよ。お客さんはお金を払って、それを見ながら喜んでくれてはるわけやねん。芸人が非常識であればあるほど、見てみたいと思ってもらえる。我々としては常識でやっているけど、それをお客さんが「やっぱり私たちとは違うは、おもしろい!」と感じてもらえるのが一番やね。そういうところを「軽口楽屋ばなし」で、先人のバカさ加減、アホさ加減を聞いてもらって、笑ってもらって「やっぱり違うな」と思ってもらえたら、お金を出していただいて並んでいただく価値があると思っています。

 

―なるほど。では、落語のことも聞かせてください。

 

今年は「千両みかん」、「猫の忠信」、どちらも上方落語です。「千両みかん」は大阪の船場で、皆さんもよく知っている場所ですし、「猫の忠信」は当時の大阪の庶民の生活ですね。ですから、おもしろいと思いますよ。

 

―今回は2つとも古典落語なんですね。

 

別に、新作、古典とこだわってないんですよ。落語を、つい新作とか創作とか古典とか分けたがるけれど、そうじゃないと思うんです。落語は「おとしばなし」であって、笑いを誘うようなもの。笑いやから、こうと決めつけるものじゃないと思うねん。決めごとじゃなくて「おもしろい、こっけいな話が聞ける」ということですね。

 

―そして中川家さんの漫才も楽しみです。

 

中川家の漫才で、お客さんの空気を変えてもらえたらええなぁと思ってね。前回はかまいたちで若手やったけど、やっぱり中堅も素晴らしいなぁと思っていますから。漫才をやる側にとっても、普段と空気が違うからいいと思いますよ。靴を脱ぐし。漫才師は意外と靴を脱ぐと喋りにくいらしいね。慣れてへんから。それに所作台がありますから、ドタドタ鳴りますし。漫才中に「ええかげんにせえ!」ってツッコむときにドンと台を叩いたら、ドーンと音が出るから余計に迫力が出るやろうね。反対に、喋ってるときに変に動いたら音を出さなくてもいいときにまでドタバタと音が鳴るから、気になるかもしれん。それもまた、ひとつの経験になると思いますよ。

 

―もりだくさんの内容ですが、見に来られる皆さんにメッセージをお願いします!

 

「これがいいから見る!」じゃなくて、こういうものを見る時間を持つのもいいよという。「この時間においしいもん食べられたのに八方を見たばっかりに」というのも、終わったあとにおいしいものを食べるための準備みたいなもんで(笑)。7時15分開演ですから、できたら食事の前に来ていただいたほうがいいかな。終わった後に「おいしいもん食べに行けばよかった」と思うのか、それとも「いやぁ~、なんか満腹、満足やわ。でもお腹空いたな、何か食べようか」と思うのか、そういう基準にしていただくのもいいし(笑)。またはNGKにお越しになって、あのフランス製の広い座席の真ん中あたりに座ったら、トイレに行きにくいという発見をしてもらえるだけでも「トイレ行きにくいわ、次から隅っこにしよ」というのでも(笑)。夜は夜で雰囲気が変わりますし、大阪のなんばの花月に来る機会としていただけたらと思います。ぜひともよろしくお願いします。

 

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『月亭八方落語誘笑会パート3』

 

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日時:10月26日(土)18:45開場 19:15開演

会場:なんばグランド花月

出演:月亭八方/月亭八光/中川家

料金:前売3000円、当日3500円(全席指定)


チケットよしもと:http://ticket.yoshimoto.co.jp

【YNN動画】月亭八方はこちら⇒http://ynn.jp/u/666/


【月亭八方】

友近にハリウッドプロデューサーが熱視線!? 『地獄でなぜ悪い』初日舞台挨拶

9月28日(土)、新宿バルト9にて、『地獄でなぜ悪い』の初日舞台挨拶が行われ、出演者の國村隼さん、堤真一さん、長谷川博己さん、二階堂ふみさん、友近、そして園子温監督が登壇しました。

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満席となった客席後方から歓声を浴びながら登場した面々。 最初にひとりずつ挨拶をし、友近は「芸人界のセックスシンボル、友近です」と、さっそく笑いを誘います。
同作について、撮影してる時は残酷シーンが多く、心配だったという友近ですが、仕上がりを見て、「残酷になればなるほどこんなに笑える映画って、これまでなかったんじゃないかな。お腹の底から笑える映画だなと思いました」と絶賛。
また、ヤクザの組長である武藤(國村)の妻・しずえ役柄についても、「(ヤクザの妻は)コントではやったことがあったんですけど、本格的な映画でやらせてもらえたことと、あと、女子刑務所の2時間ドラマが好きでよく見てたんですけど、女子刑務所にも入れることも出来て、今回、ホントに夢が叶いました」と、すこぶる饒舌に挨拶を終えました。

今回、登壇者6名で、年少者から順にリレー形式で質問を投げかける形式で進行しましたが、そこで長谷川さんは、ベネチア国際映画祭で、ハリウッドのプロデューサーという人物から「奥さん役が素晴らしい。彼女は日本で有名な女優さんなのか?」と声をかけられたというエピソードを披露。

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「すごい!」と驚く友近に対し、長谷川さんは「ものまねとか達者でいらっしゃいますけど、ものまねと演技の違いってなんでしょうね?」と質問します。
すると友近は、ものまねは観察してどれだけ似せるかで、演技についてはまだまだ勉強中ながらも自然な演技を心がけているといった持論を話しますが、途中から聞き取れないほどの小声に。
客席からくすくす笑いが聞こえ出すと、「どなた?」と長谷川さんが訊き、友近は「小声で話す人は、中森明菜さんですよ!(笑)」とツッコみ、場内爆笑!

続いて、友近から堤真一さんへは、「今回の映画で、顔、顔芸がホントに面白くて、ずっと笑ってました」と、その表情の作り方について質問すると、堤さんは「今回、役作りというより、監督がいろいろ要求してくるんで。要求というより、OKですけど、もう1回っていう連続なんですけど、正直言いますけど、ふざけてただけです(笑)」とのことです。

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これを聞いた友近は、「天才的な間と表情と切り替えと……練習してできるもんじゃないなと思いました」と納得の様子。
また、友近は続けざまに「しゃぶしゃぶ屋さんに行きますと、“うちの自慢の胡麻だれです”って出してくるところがあるんですけど、私は“ポン酢お願いします”っていうタイプなんです。そういう女性、どう思いますか?」と再び堤さんにぶつけます。
これに対して堤さんは、苦笑しながらも「僕、胡麻だれ大好きなんです。1回食ってみてください。僕は肉を胡麻だれ、野菜をポン酢で食べてます」といったこだわりを真摯に語り、友近は「わかりました」と返すのみでした。

主役の國村隼さんは、娘役の二階堂ふみさんに「いいお父さんでしたか? それとも“かなわんなあ”というお父さんでしたか?」と問いかけると、「イーブンパー」と唐突にゴルフ用語で答えて笑いを誘った二階堂さん。演技だけでなく、その言動やキャラクターにも注目されそうな彼女に、友近も興味津々のようでした。

今回の舞台挨拶では、園子温監督が「僕が一番欲しかった賞」と言い切るトロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門観客賞の賞状プレートが初披露された他、出演だけでなく主題歌も担当するも、療養中で登壇できなかった星野源さんから手紙が届き、MCの伊藤さとりさんが代読する一幕も。
ユーモアを交え、快方に向かっていることが伺えるその文面に、ホッとした表情を浮かべる一同でした。

最後に友近は、「是非、いろんな方に勧めていただいて、出口の『ぴあ』のアンケート(ぴあ初日満足度ランキング)で100点つけていただいて、口コミで広めていただきたいと思います」とアッピールしました。

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映画『地獄でなぜ悪い』は、新宿バルト9ほか全国ロードショー。
詳細は、公式サイト(http://play-in-hell.com/)でご確認ください。
©2012「地獄でなぜ悪い」製作委員会

友近の動画はこちら ⇒ http://ynn.jp/u/683/

【友近】

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