最新ニュースインタビューライブレポート

インタビュー_神保町花月

2016年12月28日 (水)

ランパンプス&高野祐衣が2度目の共演もその距離感は微妙? 神保町花月年末特別公演『世界の何処かにいる自分』本日初日!

本日12月28日(水)から31日(土)まで、東京・神保町花月にて、年末特別公演『世界の何処かにいる自分』が上演されます。


赤い尻尾の生えた少年「つばめ」とつばめを取り巻く人々を描いた物語で、ランパンプスを始め、スクールゾーン、ボーイフレンド、高野祐衣らフレッシュかつ個性あふれる出演陣。


前回は演出の家城啓之に話を伺いましたが、今回は、つばめ役の小林良行(ランパンプス)、見世物ハウスの団長役の寺内ゆうき(ランパンプス)、団長の娘で見世物小屋の構成、演出などをしている空子役の高野祐衣の3人に話を伺いました。


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※向かって左から、寺内ゆうき(ランパンプス)、小林良行(ランパンプス)、高野祐衣


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――まず、今回のオファーを受けた時の感想からお聞かせください。


小林 年末にドデカイの来たなって思いましたね。年末公演やったのが2年前とかで、去年はクリスマス公演やらせてもらって、年末になるとすごい忙しいなあって(笑)。
寺内 膨大なセリフ量の相方に対して、僕は隠れ蓑でチョイ役をもらっているんですよ。そこで自分をどう出すかなんですけど、今回も不思議な役。嫌われ者なのか、いい者なのか、何考えているかわからないところがあって、それを稽古中につかめていけたらなと思っています。
高野 私は神保町の舞台に出演するのは今回が2回目で、前回(今年8月上演『昨日の君は、僕だけの君だった』)でも共演したランパンプスさんが一緒でよかったなって思いました。人見知りなので、仲良くなれるようにがんばらないとなと思ったんですけど、みなさん優しいので、楽しいです。

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――共演経験のあるランパンプスさんも優しく接してくれるわけですね。


高野 寺内さんは結構話しかけてくれます。だけど...。
小林 これには訳があります!(笑)僕は圧倒的にセリフ量が多いんです。人なんてかまってられないんですよ。
高野 稽古中なら仕方ないですけど、この間、稽古の帰りに電車で会ったんですよ。「あっ」となったんですけど、その後、他人みたいな...。
寺内 ダサい!(笑)
小林 これにも訳がありまして(この後、もし高野ファンに見られたら...といった心配からの行動だと必死に弁明)


――微妙な距離感ですね(笑)。さて、演出の家城啓之さんにお話を伺ったところ、歌、ダンス、さらにはものまねや楽器の演奏のシーンもあるそうですね。


小林 僕はダンスをします。
高野 私もダンスです。
寺内 僕はトロンボーン。
小林 1年くらい前から、「俺はトロンボーンやるんだ」「スカパラ(東京スカパラダイスオーケストラ)を見てかっこいい」とか言ってたんですよ(笑)。
寺内 1ヶ月くらい前からずっと練習しているんですけど、バイオリンが弾けるスクールゾーンの俵山がいて、ウッドベースが弾けるサンタの平田くんがいて、ホントに楽器が出来る人に混じって、どれだけごまかしごまかし出来るかですね(笑)。
小林 高野さんは、NMB48を卒業してから踊ることなんて、あんまりないですよね?
高野 ないです。もともとダンスが全然得意じゃなくて、覚えるのも苦手で、好きじゃなかったんですよ(笑)。
寺内 いやいや、覚えるのも早くてめっちゃ上手かったですよ。
高野 他の子ならもっと出来ると思います。
小林 高野さんファンは必見ですよね。


――そうしたエンタテインメント要素もありながらも、ストーリーはシリアスで、深いテーマのようですね。


小林 オコチャさん(脚本の冨田雄大)って真面目な題材をファンタジー的な部分で覆って、楽しい脚本になっている気がするんです。そこでホントに核心がエグめのことを言っている気がして。いろんな出て来るものを現実のものに置き換えたら、すごいお話なんだなあってなる感じがしますね。偏見を受けてきた人が見たら、共感してくれるのかなあって思いながらやっています。
寺内 僕は逆に、誰しもが共感しうることがいっぱい散りばめられていると思うんですよ。赤尻尾があるからストレートに言えちゃう、偏見が強い人が共感できるんじゃなくて、誰しもが共感できて、それを偏見が強い人を代表しているのを見るお芝居だなって思ってます。

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――高野さんは、即興コントショーの『THE EMPTY STAGE』を含めたら、今年7本目の舞台になるようで、舞台づくしの1年でしたね。


高野 でも神保町花月の舞台は、他と全然雰囲気が違うんですよね。楽しさだけで言うと、芸人さんと混じってやるお芝居が全然楽しいですね。あと、芸人さんならではのお芝居とか間とか笑いとかが勉強できるなと思います。


――高野さんと言えば、この芝居の前、(インタビュー後の)12月25日(日)には『ダイナマイト関西2016』決勝大会のエキシビジョンマッチで大喜利に挑戦することでも注目されていますね。


寺内 そうだ! ツイッター見てたら、「『ダイナマイト関西』出ます」みたいな(笑)。
小林 おもろすぎる(笑)。
高野 (笑)。


――芸人としてのアドバイスはありますか?


小林 何にでも当てはまるやつ、一個持っていけばいいと思います。
高野 私、シュールな笑いとか好きなので、置きにいきたくないです。
小林 今のは完全に胸に刺さりましたね。置きにいってた(笑)。
寺内 一度スベると怖いですけど、三度スベると楽しくなってくるんですよ。
高野 そうすると周りの方たちがいい感じに?
寺内 そりゃ優しくフォローしてくれますよ。
高野 がんばりたいですね。『ダイナマイト関西』の結果次第では、舞台のモチベーションが変わります(笑)。
小林 ウソだろ?(笑)

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――最後に読者へのメッセージをお願いします。


高野 恋の話も入っているので、その辺も楽しみにしていただければなと思います。
小林 際どいセリフもありますもんね。
高野 そうなんですよ。真面目にヘンなセリフが(笑)。
小林 (芸歴の)上がボーイフレンドさん、僕らが二番目くらいで、あとは1年目、2年目くらいの若い子も出るし、いろんな人がいろんな特技やらいろんな味やらをいろいろと出せていて、僕ら芸人も高野さんも、いい感じで交わって来ていると思いますので、年末に楽しみに来ていただければと思います。
寺内 言いたいことはだいたい言ってくれたんですけど、12月31日の13時からの公演は特にオススメです。ちょうど3枚だけ残っていて、僕が直接手売りしますので、声をかけてください!(笑)

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【ランパンプス】

2016年12月27日 (火)

神保町花月年末特別公演『世界の何処かにいる自分』上演迫る! 演出の家城啓之、コンプレックスを持つ人へ「見たら気持ちが楽になる」とメッセージ

来る12月28日(水)~31日(土)、東京・神保町花月にて、年末特別公演『世界の何処かにいる自分』が上演されます。


赤い尻尾の生えた少年「つばめ」とつばめを取り巻く人々を描いた物語で、キャストはランパンプスを始め、スクールゾーン、ボーイフレンド、高野祐衣らフレッシュかつ個性あふれる顔ぶれ。

12月下旬の某日、稽古直後に演出の家城啓之へ話を伺いました。

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まずは、あらすじについて質問。
「尻尾が生えていることで、偏見の目で見られている少年が、それを乗り越えていこうとするのですが、現実にはない世界というか少しファンタジーのある話です。年末公演ということで、脚本のオコチャ(冨田雄大)も含めて、今年の汚れじゃないですけど、今まで持っていたものとか今年起きたことなど、ちゃんと洗い流して、拭い捨てて来年に行こうという気持ちになれる作品になる予定です」


シリアスなストーリー展開となりそうですが、注目点は「歌と踊り(笑)」とのこと。
「意外とボケが少ない台本で、面白いとは思うんですけど、よしもとの劇場なので、楽しい気持ちになった方がいいかなってなった時に、歌と踊りのパワーを借りる感じです。あと、ものまねの力も借りてます。途中、楽器も弾いてもらうんですけど、"楽器、何できる?"って訊いたら、すぐやってくれたりとか、結構芸達者な人が集まっていたグループなので、すごいプランが立てやすかったですね」

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エンタテインメント要素も存分に楽しめそうですが、特に注目して欲しい人物を訊くと「おばた(のお兄さん)。言っちゃっていいのかな...全編ものまねやってます(笑)」と、おばたの十八番のものまねに期待をかける家城。


劇場に足を運ぼうか迷っている読者へは、「気持ちよく2016年を終えていただきたいと思って作っているので、この一年、クシャクシャしていたりとか、生まれてから2016年まで何かしらのコンプレックスを持っている方が来たら、気持ちが楽になると思うので、遊びに来ていただけたら」と呼びかけました。

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出演者のランパンプス、高野祐衣の対談の様子も後ほど掲載します。
お楽しみに!


【家城啓之】

2016年7月28日 (木)

ゆりやんレトリィバァが8/13に神保町花月でライブ2本を開催! 「落ち着いて来てや~!!」と呼びかけも

『R-1ぐらんぷり』2年連続ファイナル進出、『金曜★ロンドンハーツ』出演など、今勢いに乗っている女性ピン芸人・ゆりやんレトリィバァ。


現在は大阪を拠点に活動していますが、8月13日(土)、東京・神保町花月にて、単独ライブ『神保やんレトリィバァ』(19時開演)、ゲストにアイロンヘッド、ななまがり、8.6秒バズーカー、コロコロチキチキペッパーズを迎えた『東京に染まるやんレトリィバァ』(21時30分開演)の2本のライブを開催します。


知名度を全国区に広げつつあるゆりやんに、ライブへの意気込みや東京と大阪の違い、女芸人ならではの心情を尋ねました。


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――8月13日(土)に神保町花月で開催する『神保やんレトリィバァ』、『東京に染まるやんレトリィバァ』は、どんなライブですか?


はい、『神保やんレトリィバァ』は、90分間、私だけが出てやるネタのライブですね。その後の『東京に染まるやんレトリィバァ』は、ゲストの方を迎えたトークです。


――『神保やんレトリィバァ』は単独ライブということですね。内容は固まってきましたか?


東京での単独ライブは、3回目なんですけど、まだ東京の方に見ていただいてないネタがたくさんあるので、そういうのをピックアップしてやりたいと思います。もうやるネタも決まっているんですよ。


――早いですね! では、今は稽古をしている段階ですか?


稽古というよりは、フィーリング、ここでやってますので(胸部を叩く)。自分が楽しいと思わないとお客さんも楽しいと思ってもらえないので、常に単独ライブの前は楽しみという状態ですね。


――これまでの単独ライブを通して、東京と大阪のお客さんの違いを感じたことは?


前に思っていたイメージは、大阪はあったかくて、東京はクールに笑う、「ふ~ん」みたいな感じがあったんですけど、東京も大阪も笑い方とか一緒でした(笑)。あと、前回はルミネtheよしもとだったんですけど、思った以上に来てくださっていたので、それにはビックリしました。

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――一方の『東京に染まるやんレトリィバァ』は、アイロンヘッドさん、ななまがりさんをゲストに迎えたトークライブですね。
(※註:インタビュー後に、8.6秒バズーカー、コロコロチキチキペッパーズの2組が追加ゲストとして決定しました!)


もともと大阪よしもとに所属されていて、大阪でお世話になっていた先輩2組です。『東京に染まるやんレトリィバァ』っていうタイトルは、アイロンヘッドさんもななまがりさんも、上京して、染まっているんじゃないかなあ...って。私も東京ってどんなとこかなっていうのをまだ知らないんで、そういうトークを繰り広げて、お楽しみいただけたらと思います。


――アイロンヘッドさんは、今年4月からの東京進出なので、3ヶ月ほどで東京に染まったということですか?


はい。私の勝手なイメージですが(笑)。


――そうでしたか(笑)。数多い大阪からの東京進出組のなかで、どうしてこの2組なんですか?


めちゃくちゃお世話になっているんです。私、NSCの在学生の時代に、ななまがりさんのイベントに呼んでいただいたんですよ。その後、NSCで首席を取りまして...歯石を取ったんちゃいますよ?


――あ、ありがとうございます(笑)。


どういたしまして(笑)。ほんで、首席のご褒美で単独ライブをさせていただいたんですけど、その時のゲストでもななまがりさんに出ていただり、そこから交流させていただいてます。アイロンヘッドさんは5年先輩なんですけど、ずっと劇場で一緒にやらせてもらって、いろんな舞台のことを教えていただきましたし、辻井さんがルームシェアをしていて、後輩芸人たちが集まって鍋をしたり、劇場で朝までしゃべったりさせていただきましたね。


――ちょっと青春の香りが漂いますね。


確かに、言われてみたら青春ですね(笑)。


――その先輩2組に、恋心のようなものは?


残念ながら、一回も抱いたことないですね。期待に答えられず、すいません...。先輩方から私へはわかりませんよ(笑)。


――確かに、秘めているかもしれませんからね。ネタの話に戻って、どうやってネタ作りされているんですか。


私の場合、じーっと考えるというよりは、こうやっておしゃべりしていて、今言ったようなしょうもないこととかが面白いと思ったら、それを派生させたり、映画とかを見ていて、このシーン面白いと思ったら、そのシーンをやってみたりですね。例えば、女優になりたい、歌手になりたいって思っても、なかなかなれないじゃないですか。「好きな人と付き合いたい!」も。でも、それをコントにしてしまったら、なれたも同然みたいなので、「やりたいことをやる」っていうのがありますね。


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――コントで願望を満たしているわけですね。現在、芸人さんとの交流は、やはり大阪が中心ですか?


特に女芸人さんは、お世話になってますね。尼神インターさんやシンクロックの吉田さんとか面倒見てくれてはって、ハイヒールのリンゴねえさんは、大阪の若手女芸人を集めたイベントをしてくださっていたり。ハイヒールさんはお二人とも、特に大阪の女芸人のことを気にかけてくれていますね。


――最近は東京での仕事も増えているので、東京での交流も増えつつあると思いますが、やはり刺激を受けますか?


特に女芸人さんから影響を受けますね。ネタもそうなんですけど、いつもしている会話とかもめっちゃ面白くて。テレビとかを見てたら、男芸人さんの方が面白いって感じがするじゃないですか。実は女芸人さんが考えていること、話すことってめっちゃ面白いんやなあって思って。パワーがすごいんですよ。


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――そんなパワーを受けて臨む今回のライブ、どんな方に観ていただきたいですか?


お子さんから大人まで、見ていただける舞台かなとは思いますけど、同世代の女の子ですね。映画だと、レディースデーで1100円、当日で1800円くらいじゃないですか。お笑いライブも同じくらいの料金で、楽しく一緒に過ごせますので、一回見に来て欲しいですね。


――アイロンヘッドさん、ななまがりさんのファンの方にとっては、ゆりやんさんからいろんな話を聞き出して欲しいですね。


そうですね。普段の私なら、マイクを持ったMCさんのまわりでゴチャゴチャ言ってる役割なんですけど、今回は私がMCでゴリゴリにまわして、先輩方にゴチャゴチャと接してもらうので、普段とは違う感じが楽しめると思います。


――では最後に、よしもとニュースセンター読者へ、お馴染みのフレーズを踏まえたメッセージをいただけますでしょうか。


はい。普段、疲れた時とかー、ズンズチャズンズチャー、ストレスを感じている時ー、ズンズチャズンズチャー、どうしたらいいかわからへんようになった人はー、ズンズチャズンズチャー、『神保やんレトリィバァ』、『東京に染まるやんレトリィバァ』にきー! ほんなら一緒に楽しんでもらえるので......落ち着いて来てや~!! これで大丈夫ですか?


――ありがとうございます、バッチリです(笑)。本番も楽しみにしております!


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【ゆりやんレトリィバァ】

2016年7月25日 (月)

単独ライブのタイトル『一人フット』に込めた思いとは? フットボールアワー・岩尾インタビュー!

来る8月21日(日)、フットボールアワーの岩尾望による単独ライブ『一人フット』が、東京・神保町花月にて開催されます。


岩尾にとってピンでの単独ライブは、昨年の『のんちゃんのセンス炸裂単独ライブ』以来、1年ぶり2回目。
一人でライブを行う経緯や心境を始め、タイトルに込められた思い、そして「のん」ちゃん改名の話題も、伺いました。

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――岩尾さんお一人での単独ライブは2回目ですが、一人でライブをしようと思ったきっかけは?


2008年から2009年、2010年に、『ドレキグラム』というフットボールアワーでコントライブをやったんです。基本、僕らは2人揃ってネタを作るので、次は全部一人で考えてやろうかなって、どこかしら思ってたんですけど、それで実際にやったのが2015年なんで、めちゃめちゃ腰が重いっていうのはわかってもらえるかと(笑)。その後に次長課長の河本さんとNON STYLEの井上と3人(プラス毎回ゲストが数名)で、ユニットコント『CONTS』もやりましたし、一回、前から思っていた一人でやるっていうのをやろうって、思って、やっと動いたというか...その間、熟成していたわけでもなく、構想5年じゃないんですよ。


――披露されるのは、一人コントでしょうか?


いわゆるピンネタとか一人コントっていう感じではないです。去年やったのは、例えば野球選手なら野球選手、霊媒師なら霊媒師として、キャラクター名つけて、衣装もその格好して、その人が喋っているというか、こんなことあって本人として喋ってる。


――憑依しているようなことですか?


というか、ほぼ僕なんですけど(笑)。形式的にはフリートーク、エピソードトークみたいな形をとったコントというか。というのを何本か統一して去年はやったんですけど、今回はもうちょい、その形にとらわれず、いわゆる一人コントというものもやろうかなという感じです。


――あまり岩尾さんの一人コントのイメージがないんですけど、ご経験は?


いやあ、それこそNSCの授業でやったくらいじゃないですかね。前のコンビを組む前、一人でネタをNSCの授業で発表していて、そこ以来かなと思うんですけど。


――ピンネタに苦手意識があったんですか?


そもそも一人で作って、一人で演じてっていう発想があんまりなかったんです。コンビでずっとやっているので。そんなに演技とかが上手にやれる方ではないと自分で思っていないし、この形なら見やすいかなと。変に世界を作って、演じて、雰囲気を作ってということじゃないので。


――でも、最近はドラマ出演の機会も増えて、演技力の評価も上がってきたんじゃないですか?


ちょっと出ただけです(笑)。ドラマ『トットてれび』に出させてもらったんですけど、自分で見たら、満島ひかりさんは黒柳徹子さんを演じていて、他の女優さんもその時代のその人なんですけど、その画面の中に岩尾がおるんです(笑)。すごい異物感を感じて。


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――そうでしたか(笑)。今回のライブのテーマみたいなものはありますか?


去年はそうやって、統一感を持ってやったんですけど、今回はもうちょい、おもろかったらなんでもええやんというか、『一人フット』っていう響きから、なんとなく思い浮かべるものが、僕らの世代の人たちにはあると思うんです。フットボールアワーが一人で笑いに向き合い、笑いを追求するので、『一人フット』ってタイトルをつけたって、別に怒られへんしみたいな(笑)。でもこっち的には、どこかテーマがあるというか。


――となると、タオル巻いて、作務衣を着て...みたいな光景も浮かびますが。


同じことをすることは出来ないですし、恐れ多いので。でもそうやって一人で笑いに向き合うんだっていう精神は、同じでやりたいなと思ってますね。だからといって、いわゆる大喜利だとかは予定にしてないんですけど、あの番組でも形にとらわれずいろんなことやってはったじゃないですか。おもろいなと思ったことをいろんな形で、詰め込んでやろうかなという感じですね。


――そのことは、ご本人にはお伝えしてあるんですか?


いや、全然言ってないです(笑)。そんなに伝わりもしないでしょうし、伝わったら困るわけではないですよ。


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――ちなみに、能年玲奈さんが「のん」に改名を発表された際、「のんちゃんはのんちゃんを応援しています!」という岩尾さんのツイートも話題になった件についても伺いたいのですが。


前回の『のんちゃんのセンス炸裂単独ライブ』っていうタイトルは、「どこがやねん」とか言ってもらえるかと思って、あえてそうつけたんですけど、あんまり言うほどいじってくれなかったんですよ(笑)。「確かにセンスでやるタイプやもんな」みたいに言ってくれはった先輩もいて、意外とすんなりいっちゃったんで、今回、自分的にそういうスピリットで『一人フット』ってしたんですけど、今回の「のん」さんの改名があるなら、『のんちゃんのセンス炸裂単独ライブ』にしておけばよかったなあって(笑)。


――タイミング的に、少し悔やんだわけですね(笑)。では、最後に読者へメッセージをお願いします。


お笑いがずっと好きなんで、こんなんやりたいなといって入ってきて、こんなんやりたいなと思ってたようなことをやるつもりで、今回こんなタイトルをつけました。お笑い好きな人に一回見てもらいたいというのもありますし、別に間口が狭いものをやるつもりはないので、一回見て欲しいなというのがありますね。

【フットボールアワー】【岩尾望】

2016年7月22日 (金)

恋愛シェアを描いた『昨日の君は、僕だけの君だった』 出演者、原作者にインタビュー

幻冬舎文庫にて展開されているキャラクターノベルのなかでも、「胸キュン度が高い!」と評判の『昨日の君は、僕だけの君だった』(藤石波矢著)が、8月11日(祝・木)~8月14日(日)、神保町花月にて舞台化されます。


大学2年生の樫井佐奈と「シェア恋愛」する3人の男性による恋模様が描かれており、今回の舞台では元NMB48の三秋里歩、高野祐衣を始め、山添寛(相席スタート)、ランパンプス、倉田あみといったキャスティングでも注目を集めています。


そんな『昨日の君は、僕だけの君だった』の稽古初日となったこの日、演出の白坂英晃さんや脚本の福田晶平さん、原作の藤石波矢さんが見守るなか、本読みとして初めてセリフを交わす面々。
ハラハラの展開に緊張感が張り詰める一方で、読み間違いを芸人ならでは機転で笑いに換えるなど、アットホームな一幕もありました。


その後、三秋里歩、高野祐衣、山添寛(相席スタート)、寺内ゆうき(ランパンプス)、小林良行(ランパンプス)、山田裕磨(いまさらジャンプ)、和田僥倖(衝撃デリバリー)、そして藤石さんを含めた座談会形式のインタビューを行いました。


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※写真前列左より、三秋里歩、高野祐衣、
後列左より、山田裕磨(いまさらジャンプ)、山添寛(相席スタート)、寺内ゆうき(ランパンプス)、小林良行(ランパンプス)、和田僥倖(衝撃デリバリー)、原作者の藤石波矢さん


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――まず、藤石さん。本読みをご覧になったご感想はいかがですか?


藤石 自分で書いたものが元になったものをみなさんが読んでくれているのを見れて、単純にうれしかったのと、面白かったのもあるし、随分恥ずかしいものを書いてたっていう...。
山添 そんなことないですよ。
藤石 これまで舞台化、映像化もなく、今回初めてこういうお話をいただき、豪華なキャストでやっていただくということで、うれしく思っています。


――キャスティングに関してはいかがですか?


藤石 キャスティングをいただいてから現代っ子っぽく検索して、ツイッターとか見て、「ああ、すごい有名な方たちだ」って。


(ここで立てかけてあったパイプ椅子がずり落ちる)


山添 有名ではないみたいですね。椅子がツッコんでます。


一同 (爆笑!)


藤石 みなさんのコントとかを動画で見たり。友達にランパンプスさんの同期にいて、神保町花月や渋谷のヨシモト∞ホールにも行きました。
ランパンプス えー!?
藤石 職場の知り合いに元NMB48のお二人のすごくファンの人もいて、原作に興味なかった人が「観に行こうかな」って言ってくれたり。

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――いろんなご縁がありますね。では、出演者のみなさんはお一人ずつ、自己紹介と役柄についてひとことお願いします。


三秋 樫井佐奈(カシイサナ)役の三秋里歩です。(台本の人物紹介を読みながら)「抜群に可愛いわけではないが、何故か魅力的な女性」です。


――その紹介は、ご自身でどう思われますか?


三秋 うれしいですね。友達の(高野扮する)鶴谷風香ちゃんは、「モデルのような容姿を持つ」ってあるから、あ、よかったって。
高野 なんでや?(笑)
三秋 佐奈は「3人の男性とシェア恋愛をしている」っていう文字だけ見たら、すごい悪い女の子なのかなって思ってたんですけど、ちゃんと考えていて、気持ちもあってそうしてるんだなってすごくわかったので、それを伝えられたらと思います。
高野 鶴谷風香(ツルタニフウカ)役の高野祐衣です。高校生の時からNMB48に入っていて大学に行けず、大学生ライフをしてこなかったので、ここで大学生役が出来て、素直にうれしいですね。風香ちゃんの大人なところが好きです。
小林 平沼泰貴(ヒラヌマタイキ)役のランパンプス・小林です。一番最初にみなさんの共感を得る役というか、一番まっとうな人だと思うんですけど、僕のゆらぎをどう伝えるかというのが、最初の方にかかっていると思うので、そこはがんばりたいです。


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寺内 小山田翔(オヤマダカケル)役のランパンプス・寺内です。原作を読ませていただいたんですけど、誰になったら一番ドキドキするかなと思って、それが翔だったので、翔ですごくうれしいです。
山添 まだ稽古次第では、変わる可能性はあるからな。
寺内 ないです(笑)。8月終わるまでは、何があっても死ねないなとは思っています。
山添 三倉春仁(サクラハルヒト)役の相席スタート・山添です。他の男性陣が、(樫井佐奈を)100%で受け入れられへんのに比べて、ちゃんと受け入れた上で楽しんでいるのが、三倉です。ちょっとうらやましがっていただいたり、そういったところを楽しんでいただけたらと思います。
山田 浜野弘樹(ハマノヒロキ)役のいまさらジャンプ・山田です。多分、一番近くで恋愛シェアを観ている友達役で、最終的には...という感じの役です。
和田 宇野役の衝撃デリバリーの和田です。芸歴1年目で、こんな舞台に出られてホントうれしいですし、憧れていた先輩方と一緒に出来るのがすごいうれしいので、一生懸命がんばりたいと思います。


――憧れの先輩がいらっしゃるんですか?


和田 相席スタートさん、山添さんですね。NSCの授業で一回お会いした時に、コンビの名前を覚えてくださって、またこれで一緒になれると思って、うれしかったです。
山添 よかったら記事に書いてください。


――承知しました(笑)。


藤石 出番が短いのに、すごい印象に残りました。
和田 ありがとうございます。犯人とか得意なので、完璧役作りしてました(笑)。


――実際に、佐奈のような女性から恋愛シェアを提案されたら、男性陣は受け入れますか?


山添 多分、僕は受け入れると思いますね。
寺内 僕は一人を大切にした方がいいと思います。
山添 こいつズルっ! 浜野は?
山田 実際そうなってみないとわからないですね。
山添 お前、そんな役ちゃうねん。かっこええ声色したけど。


一同 (爆笑!)


――様々な教員資格を持つ寺内さんにお聞きしたいのですが、教育者としてこうした恋愛はどう思いますか?


寺内 はい。恋愛や性の低年齢化が進んでいる昨今...。
山添 無理すんなよ。
寺内 (笑)。いやでも、誰が見ちゃダメっていう話ではないと思って、人のそういう不思議っぽいことには、過去に理由があったりとか人間としての背景が納得できるお話なので、これを見たからこういう人が増えるというわけでもないと思いますし、これを読んでこそ、そういう価値観がある人を受け入れられる、人の幅の広がるような素敵な作品であると、教育者としては考えます。
小林 よう言うた!

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――ありがとうございます(笑)。三秋さんは今回の共演者との面識はあったんですか?


三秋 ほぼみんな初対面な感じです。でも、山添さんのライブを観に行ったことがあるんです。音楽の...。
山添 おかしいですよ(苦笑)。
小林 SALTY's!?(※註:ソルティーズは、ヨシモト∞ホールの塩顔芸人によるエアバンド)
三秋 その時、NMB48とAKB48のメンバーと行ったんですけど、みんな山添さん面白いって言っていました。
一同 おー!
山添 そういう意見もあるみたいです。
小林 ぜひ記事にしてください。
山添 これは止めてください(笑)。


――今回の舞台の件で、山添さんの相方の山﨑ケイさんは何かおっしゃってましたか?


山添 ワクワクしていましたね。僕が神保町花月に出ると、ワクワクするんですよ。それは斜めから見てなんですけど、多分、観に来ると思います。「花を出そうかな」っていうのをニヤニヤしながら言ってたくらいですから。


――女性に感情移入しながら観劇するんでしょうかね。


山添 どうですかね。ケイさんは、結構、作品を見るのが好きな方なので、佐奈ちゃんに重ねて、風香ちゃんに重ねて、結局、友達ならこっち、実際私がなるならこっちみたいに、ニコニコしながらワイン飲みながら言うと思います。
寺内 イメージできますね(笑)。


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――山添さん、三秋さん、高野さんは、『THE EMPTY STAGE 2016 SUMMER』(8/1~8/14)と同時期で、出演日も重なる日もありますね。大変じゃないですか?


三秋 8月に私のお誕生日があるので、その前に、神様が与えた試練かなと思って、『EMPTY』もこっちもがんばって、楽しくお誕生日を迎えたいです。
高野 私は7月も後半に舞台があって(7/26~29『グリムド』)、7月、8月と3つの舞台があるんですが、全然まるで違う舞台なので、大変だと思うんですけど、楽しめたらなと思っています。ファンの人にとっても自分自身にとっても大きな夏になるんじゃないかなと思います。


――では最後に出演者を代表して、山添さんから読者へメッセージをお願いします。


山添 顔合わせ初日にして、脚本、メンバー、全部うまいこと言ってる作品ってあるんやなって実感してます。あとはお客さんが来てくれたら、全部が揃いますね。以上です。


――ありがとうございました!(笑) 本番も楽しみにしております!


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