笑い飯が、上方漫才大賞受賞後、初めての単独ライブを東京と大阪で開催することが決定しました! 上方漫才大賞とは、上方漫才界でもっとも歴史のある賞です。これまで様々な一流漫才師が受賞しており、このたびついに笑い飯が大賞を受賞。受賞後初の単独ライブとあり、注目を集めています。
8月4日(月)、笑い飯単独ライブ開催のお知らせ会見で、本人たちから意気込みが語られました。まずは西田からご挨拶が。「上方漫才大賞をいただいたので、久しぶりの単独ライブをせっかくやから大きなところで…というのでNGKでやらせていただくことになりました」。ネタについては「新ネタを何本か下ろすつもりです。いつも3本ほどやるんで、今回もそんな感じになると思います。来られる方は楽しみにしていただきたいです」とうれしいお知らせ。
哲夫は「これまで、単独ライブをするときにこういった記者会見をやったことがなくて、すごく重宝されているな、と思っております。だから記者会見ができたのかなと自負しております」と自信ものぞかせました。また、ネタ以外にも「コーナーもやらせていただきたい」と語った哲夫。「変なコーナーをやりたいです。変なコーナーにもぜひ注目していただきたいなと思います」とのことで期待が膨らみます。ご挨拶が済むやいなや、「ホントにすいません…。本当に、僕らの単独ライブのことでわざわざ足を運んでいただいて」と恐縮しきり。西田も「なんか悪いことをしてしまったみたい」と語り、記者陣を沸かせていました。
質疑応答では、久しぶりの単独ライブということで、「前回からどれくらいぶりですか?」という質問が。「去年やったので、1年ぶりぐらいです。大阪の単独ライブの時は、M-1グランプリでお世話になったというのがあるので、いつもABCホールでやらせていただいていたいんですが、もう優勝もさせていただきましたので、NGKでやります」と西田。NGKでの単独ライブは3年ぶりということで、哲夫は「M-1に優勝した時も集客効果に自信があるというのでNGKでやらせてもらって、おかげさまで満員になりました。節々で、NGKでやれたらいいなということで、今回は上方漫才大賞をいただいたのでNGKでやりたいな、と」と劇場への思いを語りました。
「ポスターはどこで撮影されたんですか?」という質問で、西田の「実は4年ぐらい前の写真でございまして…」という回答に記者陣は爆笑。「以前、M-1に優勝した次の年にやる単独ライブ用に撮った写真でして、新宿の本社の屋上です。だから『あ、またこれを使うんだ』と思って。まぁ、4年経ってもそないに見た目も変わってないので、大丈夫かな、ということで」とポスター制作秘話を暴露。哲夫も「(この写真は)通算5回目ぐらいの使いまわしじゃないですかね。マンスリーよしもとでもこういうのが載っていたような…」とも。
「上方漫才大賞を受賞されてから、何か変わりましたか?」という質問も。「夜の若手のライブですと、出番がトリになったり、師匠の出番のときに出てくるようなパネルも出していただけるようになりました」と西田。私生活での変化を尋ねられると、「吉本の社員さんに、フザけて『よっ、師匠』と呼ばれる」と語り、記者陣は爆笑。哲夫は「身内とか同級生から、『上方漫才大賞おめでとう』というメールが届いたり、LINEで小学校の同級生の子から突然『おめでとう』というメッセージが入ったりしまして。久しぶりにそういう子とやりとりする機会がありました。だからといって何が変わったか、というとそんなに変わってないです」と語りましたが、変化はあったよう。「何を言ってもウケるな、という感触があります。笑ってくれますね、大賞を獲ってから」と、余裕を感じさせる発言も。
また、今回の単独イベントの「変なコーナー」の内容を尋ねられました。哲夫は「毎回、ゲストの方に出てもらって、ゲームとか考えてます。以前は、隼ポリンさんに出ていただいて、『クイズ ポリンくんを探せ』というコーナーをやりました。1番の隼ポリンさん、2番の隼ポリンさん、3番の隼ポリンさんがいて、そのなかで隼ポリンさんを当てる、というゲームをやったんですけど、実際そこには隼ポリンさんはいなくて、回答者のほうに隼ポリンさんがいてた、というコーナーをやりました。なので、今回もそんな感じのコーナーをやろうかなと思っています」と語り「笑い飯らしく、それでいて大賞の貫録を感じさせるものに」と意気込みました。
今回もゲストを招く予定ですが、現段階ではまだ未定。前回は、メッセンジャー・黒田がゲストだったそうで、「ちょうど、まだ事件の雰囲気を漂わせている頃でした」と哲夫。西田も「まだテレビで復帰されていない時期でしたね。黒田さんが見られるのはうちのところだけや! とお呼びしました」。そのときは、黒田が「黒だし」という商品を出していることから「利きだし」ゲームをやったとか。「ちゃんと『黒だし』を当ててはりました。『全然ちゃう。黒だしはちゃう。おいしい』って言うてはりました」と回想。東京・大阪でそれぞれ別のゲストを呼ぶ予定だそうです。
「上方漫才大賞を受賞されて、まだなお新ネタを作るモチベーションはどこから?」という質問も。哲夫は「飽き症なんです。だから新しいのがやりたいので、新しいのを作るという感じです」、西田も「漫才の番組に呼ばれたときも、『まだテレビでかけてないのをお願いします』といわれる機会も多いので」とあくなき向上心もチラリ。
また、「M-1グランプリが来年の夏に復活するというニュースをどう受け止めましたか?」という質問には、「お笑い界的にはすごくよかったなと思います」と西田。続けて「個人的には、また新しいチャンピオンが出るので『シーズン1で終わっといてくれへんかな』という思いもなきにしもあらず、ですね」と本音もポロリ。哲夫は「僕が紳助さんポジションになって復活させたかったので、『先にやられたな』と。なので、スイッチを切り替えまして、もし歴代優勝者20人が採点できる方式で審査員をやってくれへんか、といわれたらすぐにやりたいです。それが一番、出場者にとっても納得いく審査方法じゃないかなと思います。変な点数を入れたろうと思います」と、最後に気になるひと言が。
「上方漫才大賞を獲って、コンプリートしたという感じですか?」という質問に、「コンプリートはまだないです」と哲夫。西田も「上方漫才大賞も何回もいただける賞だとうかがっているので、一生懸命やっていたらまたもらえるんちゃうかな、と思ってます」と語りました。
最後に「大きな区切りとなる上方漫才大賞を受賞して、これからの目標は?」との質問に、「東京に進出される方が多くて、テレビ番組もちょっとずつメンバーが入れ替わっていますが、我々は今のところ、テレビではレギュラーというレギュラーは1本しかないので、ぜひ秋から増やしたいです」と西田。哲夫は「実験的に『今後、レギュラー番組にしていこう』という感じで回りのスタッフさんが動いてくれていたりするんですよ。追い風は吹いているなと思うんですが、あともう一歩、行けてないな、と。今は、歯車が整ったらグワッと行けるところに来てるのにな、という感じです。もうちょっと、ビッグマウス的発言をしていって、世間にザワザワしてもらおうかな、と。もうちょっとしっかりとした露出はやっていきたいです」とビッグマウス宣言も飛び出しつつ、「この前、重鎮の作家さんに相談してみたら、『おもしろすぎるから(テレビに)出られへんねん』って言われたんですけど、もうアベコベなってもてるな、と。おもしろすぎるからお笑いでお金儲けしてテレビ出て皆を笑わせて、ということやったのに、どういうことやねん、と思いまして」と、アベコベな今に思うところがあるようでした。「我々は一番おもしろいんで、その一番おもしろい人間がもっと出ていかなくてはいけないと思う」と自信を覗かせました。
前売りチケットは、8月9日(土)から発売開始!
漫才師としての地位をさらに高めた笑い飯の、意気込み溢れる単独ライブをどうぞお見逃しなく!
「笑い飯のルミネLIVE」
日時:2014年9月5日(金) 開場18:30 / 開演19:00
会場:ルミネtheよしもと
チケット料金:全席指定 前売 3,000円、当日3,500円
「笑い飯のなんばグランド花月LIVE」
日時:2014年9月12日(金) 開場18:40 / 開演19:00
会場:なんばグランド花月
チケット料金:全席指定 前売 3,000円、当日3,500円
問い合わせ:0570-550-100(チケットよしもと 受付時間10:00~19:00)
【笑い飯】