ピース・又吉、自身のエッセイ付き<ブレンディ>ボトルコーヒー発売に「僕にとって記念になる商品。飲みながら読んでいただけたら」とPR!
7月23日(木)、東京都・紀伊國屋書店新宿本店にて『祝 芥川賞受賞「深い珈琲エッセイ」付き<ブレンディ>ボトルコーヒー BOOKボトル新発売記念 又吉直樹トークイベント&サイン会』が開催され、ピース・又吉直樹が出席しました。
AGF(味の素ゼネラルフーヅ株式会社)のロングセラー商品「ブレンディ」ボトルコーヒーのパッケージに、先に第153回芥川賞を受賞した又吉による書き下ろしエッセイ「深い珈琲エッセイ」とサインがデザインされた「<ブレンディ>ボトルコーヒー BOOK ボトル」が期間限定で発売中。又吉による「深い珈琲エッセイ」9作品が、<ブレンディ>ボトルコーヒー900mlの商品パッケージにそれぞれ綴られています。
まずは紀伊國屋ホールでの囲み取材に応じた又吉。着物姿で登場すると、AGF広原専務より花束、又吉のためにブレンドされたオリジナルコーヒー、さらにコーヒードリッパーが贈呈されました。
<ブレンディ>ボトルコーヒーと著書が並んだ本棚には「嬉しいですね。こんなに並べていただいて」と喜びます。
最初、今回のオファーをいただいたときは「ボトルコーヒーに文章が載っているのはなかなか観たことがないので、それにふさわしいものを書けたらいいなと思いました」とコメント。「コーヒーにまつわるエッセイを書くということで、被らないように。初歩的なことですけど、1本目と7本目が同じ話になりかけたのでやめたりとかしながら」と笑わせながら、「全部、違うことが書いてありますよ」とエッセイについて説明。「毎日、コーヒーを飲んでいるので、(まつわる)思い出はたくさんあるんですけど、何を書こうかと考えるのに時間はかかりました」と執筆での苦労も語りました。
AGFの新しいCMがお披露目。司会者に「演技の幅が広い」と持ち上げられるも、「広くないですよ。僕なりにやらせてもらっています」と謙虚に返答。また、できあがったCMを観て「いいですね。コーヒーがおいしそうになりました。コーヒーが飲みたくなるっていうのがいちばん重要ですからね」と納得の様子です。
9つのエッセイはすべて実体験に基づいたものだそうで、「4つくらい、女性に振られる話も出て来ます」と紹介。紀伊國屋書店で栞も付いてくる全9種類セットが販売されることが告げられると、「本みたいな感じで買っていくということなんですかね? 持って帰るときに大変そうですけど......トートバッグとかに入れて帰ったらいいんですかねぇ。まぁ、各々でしょうけど」とつぶやいていました。
ここで、サイン会に参加される中から抽選で選ばれた1名のお客様に、又吉自らエッセイの朗読をプレゼント。「朗読は上手くないんですけど、気持ちを込めて読みます」と宣言します。
登場したのは、兵庫県からこのイベントのために上京したという男性。まじまじと見つめながら「嬉しいんですけど、まさか男性やとは。"俺、選ばれるんだ"と思いましたよねぇ?」と話しかけると、男性も笑いながら頷きます。「兵庫県から来てくれたんですか。でも、東京で観光はされますよね」との問いに頷くと「よかった!」と安堵の表情を浮かべて「いろいろと観て帰ってくださいね。面白いところはあるので」と話しかけました。
読み終えると、「めったにないことなので、ドキドキしました」とホッとした表情を。嬉しそうに微笑む男性とガッチリ握手を交わしました。
「自分の文章をボトルコーヒーに載せていただくのは嬉しい。コーヒーは自分の思い出、どういう生活をしていたかという記憶と常に結び付いているので思い入れは強いものなんですけど、みなさん、それぞれの飲み方で......」とアピールしながら、「簡単に言うと、過度の期待はやめてください」という彼らしい発言にドッと笑いが。「あくまでもコーヒーが主役で、僕はそんなコーヒーに付随する思い出を載せていただいたという感じ。僕にとっても記念になる商品なので、ボトルコーヒーを飲みながら読んでいただけたらなと思います」と呼びかけました。
その後、8階のイベントスペースに移動。ファンの方々とつかの間の交流を楽しみました。
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