よしもとニュースセンター

今年4月より毎月1回、たむらけんじがテレビのコメディ番組復活を願って、そして全12回の公演で総動員数1万人達成を公約し、なんばグランド花月で開催しているコメディ『ノンストップコメディ 出発進行！言うこと機関者』。たむらをはじめ、中川家、テンダラー、シャンプーハット、ミサイルマン、酒井藍、福本愛菜、そして月亭八光、土肥ポン太、すっちーら中堅から若手芸人たちが中心となり、脚本・演出をザ・プラン9のお～い!久馬が担当。新喜劇とはまた異なるテイストのコメディで楽しませています。

6回目を迎えた9月23日、ゲストに宮川大輔が登場し、個性の強いキャラクターの中で、その存在感を充分に発揮しました。また、開演前にはセルライトスパが前説で登場、立ち見も出た満員のお客様に一番遠くから来られた方を尋ねたところ、モンゴルからというお客様もいらっしゃいました。

舞台は大阪の花月町にある「はなつき駅」。駅員や隣接するそば屋、そして警官など、様々な人物が登場します。たむらは生まれ育った故郷のはなつき駅に赴任して6か月。同僚にはこいで（シャンプーハット）、すち夫（すっちー）、浜本（テンダラー）という顔ぶれで、出不精の駅員・岩部（ミサイルマン）も勤務しています。運転士の八光（月亭八光）も、終点であるはなつき駅によく顔を出す仲間。はなつき駅に隣接するそば屋にはたむらの同級生の礼子（中川家・礼二）、その夫であるてつじ（シャンプーハット）、娘の愛菜（福本愛菜）が。そして、町を見守る警官の白川（テンダラー）、そば屋の常連客には西代（ミサイルマン）、藍（酒井藍）が。そして、鉄道マニアの藤井（藤井隆）にこいでのともだちのきんに君（なかやまきんに君）、駅長の飼い犬の剛（中川家・剛）らがはなつき駅に集っては、賑やかに過ごしています。

第6回公演では、西代と藍がダイエットを始める場面からスタート。王道のものから愛菜考案のおかしなものまで、さまざまなダイエットに挑戦しています。たむらに豚だと言われた西代と藍は、おなじみの"ノリツッコミ"をお客さんと共に口を揃える場面もありました。はなつき駅に集う面々の興味は、藍に触発されたのかダイエットに集中。こいでが勧める腹筋ローラーでは、まったく歯が立たない西代と藍。肩パットが特徴的な浜本にはダンス・ダイエットを教えてくれと藍。「ハマーズ・ブート・キャンプ」のハイスピードな動きと振りは難易度高め、藍はまったくついていけません。そこまで藍がダイエットに精を出しているのは、好きな人ができたから。ただ、それが誰なのか、決して口を割りません。





そんな中、運転士の八光が電車が止まるよりも早く、車内から駅へ。八光はたむらにお客さんが来たことを告げます。そこに現れたのがゲストの宮川大輔。大輔が舞台に登場すると、会場は大きな歓声に包まれました。たむらとは高校の同級生という役の大輔。同じく同窓生のそば屋の礼子や浜本も、その訪問を歓迎し、修学旅行の思い出などで盛り上がります。なぜ花月町にやってきたのか聞かれるとはぐらかす大輔ですが、町の住民総出で喜びます。出不精の駅員もやってきて、紙吹雪で歓迎。大輔は武将様の格好をした出不精の駅員の存在が気になって仕方ない様子。武将様に乗せられて、大輔も自らの名前を叫びながら紙吹雪を放ちました。また、シシャモの真似をやってと礼子にせがまれ、安いシシャモがコンロで焼かれた様子を擬人化。高いシシャモのまねも披露しました。





礼子による駅員モノマネや自動アナウンスのマネが飛び出すなど、想い出話にひとしきり花を咲かせるたむらや礼子。大輔そっちのけです。そんな大輔を浜本が街並みを案内すると連れ出しました。そこへ警官の白川が血相を変えてやってきました。はなつき駅近くの宝石店で強盗事件が起こり、犯人は依然、拳銃を持って逃走中とのこと...。時を同じくして大輔の荷物を預かっていたすち夫が慌てた様子で戻ってきました。偶然、大輔のカバンに拳銃が入っていたのを見てしまったというのです...！　宝石店強盗の疑いが大輔に降りかかり...。

はなつき駅の面々が恐怖で脅えている中、鉄道オタクの隆が登場。銀行強盗の話を聞きつけ、隆も震え上がります。そこへ、何も知らない大輔と浜本が帰ってきました。脅える一同。中でも隆の怖がり方は異常で、近づくだけで「嫌や!!」を連発、犬の剛はおしっこを漏らしてしまいました。偶然、そば屋の店内に落ちていたという包丁を持ち出してきた大輔を一同が怯え、「包丁を放して!!」と説得するため、出不精の駅員がオリジナルソングを披露。会場のお客様とコール＆レスポンスもし、しっとりと聴かせました。礼子も刑事の真似をして緊急逮捕の瞬間を披露。礼子はその後も、ことあるごとに大輔を緊急逮捕。迫力ある逮捕シーンを連発し、大輔を首から投げ倒すなど暴れ放題でした。大輔に事の真相を尋ねたところ、実は刑事であることが判明。そのため、拳銃を持っていたのだと。大輔はとある強盗犯を追っていた際、誤って一般人を撃ってしまったそう。そのことがトラウマとなり、もう刑事を辞めようと思い詰めていたのでした。

そんな中、きんに君がこいでから腹筋ローラーを返してもらいたいとやってきます。きんに君の登場シーンは独壇場、出演者のほとんどが傍観しています。そして、たむらが「腹筋ローラーを面白く使ってるんやな？」ときんに君に一発芸をするようにと暗に迫り、追い詰められるようにして小道具ギャグを披露しました。きんに君のすることなすことに「まったく面白くない」と一と両断の大輔。こいでの「なかやまさんに軸を取ってもらったらいい」という振りに息を吹き返すきんに君。きんに君は得意の軸取りで大輔と二人きりのやりとりを。さすがの大輔もきんに君の「軸を取る」という謎の言葉に惑わされ、翻弄されていました。なかなか軸を取ろうとしないきんに君に大輔は「あかんもう、俺無理や！軸の意味が分からん!!」と根を上げる始末。ですが、やがてきんに君の軸取りで二人の呼吸が合う瞬間もありました。が、終始、大輔の頭上に?マークが浮かんでいるようでした。

きんに君の軸はさておき、浜本が大輔を救うため、とある人物を連れてきます。それが、土肥ポン太扮する音響の小久保さんです。浜本は、小久保さんの音響に合わせて拳銃を打つ練習をしようというのです。その音響が実に様々...。ミサイルのような音を出され、またまた戸惑う大輔。たむらも、「小久保さん、町が吹き飛びますよ。出したい音は拳銃ですから」と引き気味です。SFのような音や「こら！」というオッサンの音声付の発砲音、小久保さんの声での「ズキューン！」と、大輔は小久保さんにも振りまわされていました。そして発砲音の後に『世にも奇妙な物語』のテーマ音が流れると、大輔は音楽に合わせたような演技で魅せました。



礼子率いるそば屋一家が物々しい雰囲気に。愛菜に無言電話をかけて悩ませていた男がついに、愛菜に会いにやってくるというのです。その怪しさに警察を呼ぶべきか、駅員たちも交えて話し合うことに。そこで浮かんだのが愛菜にパンストをかぶせてブサイクにすること。ブサイクにすれば男も諦めるだろうと。愛菜は実際にパンストをかぶった姿を見せ、体を張って頑張りました。

そこへ電車が到着。八光の誘導で謎の男・森田（森田展義）が現れました。森田の登場シーンではおなじみの"耳いじり"が。森田の耳が上下逆さについているのではないかと検証が始まり、客席からも"あ～"という納得したような声が漏れていました。

森田は、パンストをかぶった愛菜にびくともしません。それどころか、そば屋に立ち寄った際に愛菜を見かけ、好きになってしまった、付き合ってほしいと告白します。そこへ西代とともに藍が現れるのですが、なんと藍がダイエットをする気になった好きな人こそ森田だったのです。森田は藍の告白を退け、愛菜に婚約指輪を渡すのでした。



一同騒然とする中、白川たちも駅に集まってきました。銀行強盗の顔が分かったというのですが、その強盗こそが森田だったのです！　愛菜に振られ、窮地に追いやられた森田はやけくそになって愛菜を人質に大暴れ。愛菜を殺して自分も死ぬと森田は迫ります。偶然居合わせた大輔は、今こそトラウマを克服する時と拳銃を森田に向けるのですが、やはり撃つことができません。ですが、大輔もまたやけくそになり発砲。その弾は森田どころか傍観していた隆に当たり、あわやひん死の状態に!?　隆は迫真の演技で自らに迫りくる死に向き合います。そして息を引き取ったと思いきや、何食わぬ顔で息を吹き返したのです。





実は、この一連の出来事は浜本やこいで、藤井たちが仕組んだもの。大輔にトラウマを克服してもらおうと、事件を仕込んだのでした。拳銃には弾は入っておらず、音も小久保さんの音響効果。ただ、強盗役は別に存在し、森田ではなかったとのこと。そこが浜本らの計算ミスでしたが、事件がすべて丸く収まりました。そこへ本当に強盗役が遅れて登場。それは時既にお役御免となったきんに君だったのでした。

6回目の舞台を終えて、918人のお客様が来場されたことをたむらが舞台で発表。残すところあと6回。今のところ目標の総動員数1万人達成までいいペースで推移しているそうです。

エンディングではゲストの大輔も舞台に呼ばれ、「だいぶ左手を負傷した」とのこと。きんに君とのやり取りでおかしなことになったそうです。たむらによると、大輔は頻繁に楽屋でいたずらを仕掛けてくるそうで、ジュースを飲んでいるたむらの口元に指を突っ込み「もう1回飲んで」と迫ったり、持ち主の分からない歯ブラシを台本を読んでいるたむらの口に突っ込むなど、やりたい放題。西代は大輔のおならを匂わされたそうです。そんな大輔を「中2やないねんから」と揶揄するメンバーたち。ですが、「それくらい昔に戻れて楽しかったです」と大輔も楽しそうでした。たむらも「昔からお世話になっているので、コメディに呼ぶことができてうれしかった」と話していました。



出演者の個性や特技、おなじみの芸なども楽しめる『ノンストップコメディ 出発進行！言うこと機関者』。次回公演は10月21日、たむらがプロデュースしているイベント『エブマンTKF』から若手芸人を10組程度、ゲストに呼んで、お祭り的に盛り上げていきたいとのこと。次回もどうぞお楽しみに！

●次回公演
たむらけんじプロデュース公演『ノンストップコメディ 出発進行！言うこと機関者』(10月)
2015年10月21日（水）
18:40開場　19:00開演（20:30終演予定）

□出演
たむらけんじ
桂三度、中川家、テンダラー、シャンプーハットこいで、ミサイルマン、酒井藍、福本愛菜
月亭八光、土肥ポン太、すっちー、ほか

□ 料 金
前売・当日共　大人 2,800円 / 高校生以下 2,000円 （全席指定）
※高校生以下のチケットを購入の方は学生証、または年齢の分かるものを当日ご提示いただきます。

□絶賛発売中！

□お知らせ
・5歳以上または身長110cm以上の方はお席が必要となります。（膝上でのお子様の観劇は1名様のみ可能です。）

◆チケットよしもと
・チケットよしもと予約問合せダイヤル　℡ 0570-550-100 (Yコード：999-010)
・オペレーター対応予約専用ダイヤル ℡ 0570-041-356〈10:00～18:00〉
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・よしもと各劇場窓口（祇園花月を除く）

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◆ローソンチケット
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□ お 問 合 せ（10:00～19:00）
チケットよしもと予約問合せダイヤル℡ 0570-550-100

【宮川大輔】【たむらけんじ】【中川家】【シャンプーハット】【テンダラー】【土肥ポンタ】【すっちー】【ミサイルマン】【藤井隆】【月亭八光】【森田展義】【なかやまきんに君】【酒井藍】【福本愛菜】

脚本・演出をマンボウやしろが務め、小川菜摘とYOUさんとの初共演でも話題を集める『ねじこみ』が、９月22日（火）、東京・神保町花月にて初日を迎えました（26日（土）まで上演）。

その昼間に行われたゲネプロでは、本番さながらの熱演、かけあい、そしてアドリブを披露。

入院中の五十嵐胡桃（YOU）と、彼女の前に10年ぶりに現れた姉の郁子（小川菜摘）との関係性を軸に、胡桃の婿養子となった元中国人の拓哉（ギンナナ・金成）、医師の亀田学（井並テン）の４人で、ほぼ病室でのワンシチュエーションで物語を展開します。

先月の制作発表会見では「人間のドロっとした部分を描けたら」と意気込んでいたやしろでしたが、その言葉通り、登場人物は生と死に向き合いながらも、血がつながっているゆえの衝突、醜い金銭のやりとりなどが繰り広げられ、見る者をグイグイ引き込み、衝撃的なクライマックスへ...。

とはいえ、シリアスなシーンだけではなく、小川が芸人顔負けのギャグを連発をすれば、金成がキレのあるツッコミを入れたり、驚きの衣装でのダンスシーンなど、クスッと笑えるシーンも用意されています。

公演期間中、トークショーもあるので、こちらも合わせてお楽しみください。

●公演情報
『ねじこみ』〜消える命が入る音〜
会場：神保町花月
脚本・演出　マンボウやしろ
出演：小川菜摘、YOU、金成公信（ギンナナ）、井並テン
日程：9/24（木）19:30～
9/25（金）14:00～／19:30～
9/26（土）12:00～
※24日(木)、25日(金)14:00～、19:30～の回には、終演後にトークショーあり
前売：5,000円／当日：5,500円
当日券などの詳細、最新情報は、神保町花月公式サイト（http://www.yoshimoto.co.jp/jimbocho/）、『ねじこみ』公式ツイッター（https://twitter.com/nmtheam）でご確認ください。


【マンボウやしろ】【小川菜摘】【ギンナナ】【金成公信】

「大阪がみんなを笑顔にする6日間！！」として9月18日から開催されている「大阪ラフフェス！ In 中之島 6DAYS LIVE」。様々なジャンルのアーティストたちが一堂に会し、お笑い、音楽ライブ、ダンスなどのプログラムを披露しています。会場は大阪市中央公会堂。連日、総勢200名にも及ぶアーティストやタレント、御来場者の熱気で盛り上がっています。

そんな中、9月21日には『大阪ラフフェス！ In 中之島 6DAYS LIV　同期ライブｖｓアキナ牛シュタインin大阪市中央公会堂～最初で最後のスーパーライブ！！～』が行われました。こちらはかまいたち、藤崎マーケット、天竺鼠が開いている『同期ライブ』と、アキナ、和牛、アインシュタインが開いている『アキナ牛シュタイン』が一つのイベントとなり、バトルを繰り広げるというもの。会場の大阪市中央公会堂には両者のファンが集結し、割れんばかりの声援を送りながらバトルの行方を見守りました。

オープニングは客席通路から『同期ライブ』、『アキナ牛シュタイン』より1人ずつ登場、そのサプライズに早くも沸く会場。サイン入りカラーボールのプレゼントもありました。かまいたち、藤崎マーケット、天竺鼠は色違いのスーツで、アキナ、和牛、アインシュタインはそろいのつなぎが各チームの衣装。どちらもバッチリ決まっており、その姿にも歓声が沸き起こりました。舞台に揃うと、それぞれケンカモード!?　アキナ・秋山の目をいじったり、天竺鼠・瀬下がアキナ・山名や和牛・水田、そして味方でもあるかまいたち・山内をドスンと落とすなど、"力比べ"が行われました。





全員がステージに上がると、「どっちが面白いか決めよう」と早くも戦闘態勢に。オープニングを告げる一声も相撲の勝敗で決めようと、『同期ライブ』からは山内が、『アキナ牛シュタイン』からはアインシュタイン・稲田がふんどし姿で土俵にあがりました。ですが、「ほんまにやるの!?」と、とりあえずごねる山内。それをそのまま受け止めて、代わりに藤崎マーケット・田崎が稲田の相手をすることになりました。そして、なぜか山内はふんどし姿のままで行司役を。山内命名のしこ名は田崎が「マリンスポーツの海」、稲田が「ハロウィン之助」。この勝負、「マリンスポーツの海」の勝ち、田崎が「イベントスタート！」と声を上げようとした瞬間、横から天竺鼠・川原が飛び出して、その大役を奪いました。







最初の対決は、『アキナ牛シュタイン』から「ロッカーから決まった人数を出しましょう」。６つのロッカーを用意し、１チームの全員がロッカーに入ります。もう1組のチームは、人数が記されたくじを引き、その人数に該当する質問を考案。そして、ロッカーに入っているチームに質問を投げかけ、くじ通りの人数がぴったり出てきたら勝ちというゲームです。





最初は『同期ライブ』チームがロッカーにイン。『アキナ牛シュタイン』チームがくじを引き、質問を考案します。くじ引きで出した人数は「1人」。『同期ライブ』チーム6人のうち、1人が該当する質問を考えなくてはなりません。「清水寺を突然継げと言われたら継げる人」（アキナ・山名）、「私は瀬下だ」（稲田）、「一番モテるのは私だ」（アインシュタイン・河井）などが上がる中、和牛・川西の「キスが上手だ」が採用に。ロッカーに入っている『同期ライブ』チームに投げかけると、川原以外の全員が飛び出すという結果に。よって、『アキナ牛シュタイン』は0ポイントに。

続いて攻守交代。今度は『アキナ牛シュタイン』チームがロッカーに入り、『同期ライブ』チームが該当人数のくじを引き、質問を考えます。『同期チーム』が引いた人数も1人。「私はチンジャオロースが大好きだ」（藤崎マーケット・トキ）、「俺は瀬下だ」（川原）などが出ましたが、かまいたち・濱家が考案した「『アキナ牛シュタイン』に必要な人物は俺が」から派生して、「『アキナ牛シュタイン』の核を担っているのは俺だ」になりました。そして問いかけたところ、山名、水田、河井が飛び出して、『同期ライブ』チームもポイント0。以降2度の勝負を行いましたが、どちらも該当人数ぴったりを当てられず、結果はドローとなりました。





お次は『同期ライブ』から持ち込みの「笑かさない王決定戦」が行われました。各チームより1人を選出、あらかじめピックアップされた扮装用の小道具を指定。小道具どおりに扮装し、2択のロシアンルーレットにも挑戦するというもの。残る5人のチームメイトは、牛乳を口に含んで待機。小道具に沿って扮装した1人のチームメイトの姿やロシアンルーレットでの結果で笑ったものが負け。噴き出した人数分だけ、相手チームに得点がカウントされます。

まずは、『アキナ牛シュタイン』が挑戦することに。扮装するのは稲田です。稲田は小道具「ちょび髭」で扮装し、タライ落ちのロシアンルーレットに挑みます。残るメンバーは、待機している間も笑わされて早くも牛乳を噴き出す始末。そして稲田の準備完了、舞台袖から出てきたちょび髭で無表情の稲田にチームメイトは牛乳噴出、ロシアンタライでも稲田が選んだ紐を切っても落ちなかったものの、その無の状態に爆笑。結局全員噴き出して、『同期ライブ』チームに5ポイントが入りました。



攻守交代、次は『同期ライブ』チーム扮装し、笑いを我慢する番です。田崎はおかみに扮装、ロシアンルーレットは「辛子シュークリーム」です。「面白い顔やめてや」（トキ）、「ほんまに笑かさんといてや」（濱家）と釘を刺します。田崎が扮装している間、『アキナ牛シュタイン』チームは稲田のおみくじエピソードを紹介。正月におみくじを引くも大凶だった稲田。何一ついいことが書いてありませんでしたが、出産の欄だけ「安産」だったそう。この時点で『同期ライブ』チームは牛乳噴出。そして田崎がおかみの格好で舞台に現れ、すましつつもロシアンシュークリームでも激辛の方を引いて悶えるという姿に『同期ライブ』チームは牛乳を噴き出して、全員負け。『アキナ牛シュタイン』側に5ポイントが入りました。





そのほか、白塗りの川西がロシアン椅子に挑戦では、、『アキナ牛シュタイン』は5人とも全滅、山内が真っ赤なグロスを塗ってロシアンTシャツに挑戦では、トキ、川原が耐えて『アキナ牛シュタイン』チームは3ポイントのみ獲得。最後は大盛り、稲田にはフィン＋白鳥＋おかみでロシアン椅子に挑戦してもらい5人全滅、瀬下はシンプルに白塗りでひげというスタイルでロシアンピンスポットで全員が噴出、『アキナ牛シュタイン』チームにボーナスで6ポイント入り、この勝負、『アキナ牛シュタイン』が勝ちました。









最後は観客参加型のゲームで勝負です。その名も「『同期ライブ』vs『アキナ牛シュタイン』借り物しりとり競争」。各チームよりコンビで対決、コンビ内で1階と2階に分かれ、お客様からしりとりに該当する物を借りるというゲームです。ただし、ただ借りるだけではいけません。面白くないとダメということで、その判定は"天の声"がすることに。OKが出るまでコンビは舞台に戻ることができず、どっちのチームが早く舞台に戻るかを競いました。『同期ライブ』チームはかまいたち、藤崎マーケット、天竺鼠の順で、『アキナ牛シュタイン』チームはアキナ、和牛、アインシュタインの順でスタート！　最初の文字は会場となった「大阪市公会堂」から「う」。1階で借りて、2階にバトンタッチということで、1階と2階でのやり取りもありました。お客様も何かいいものはないかとカバンの中を探ってアシスト、みんなの力を結集してゲームは進みました。最初は『同期ライブ』チームが勢い良かったものの、アンカーを担った天竺鼠・川原で雲行きが怪しくなり...。瀬下が2階で待機する川原に「"タ"か"ダ"の物を借りてきて！」というのですがなかなか伝わらず、またお客様の中から募るもなかなか見つけられず、どんどん『アキナ牛シュタイン』チームの追い上げをくらいます。挙句の果てにはアンカーの稲田が逆転、大差で勝利しました。川原の言い分としては「お客さんが全然、協力してくれないんですよ！」。





そして3つのゲームを終え、勝ったのは『アキナ牛シュタイン』チーム。負けた『同期ライブ』チームには罰ゲームが待ち受けています。代表者一人があるスタイルに扮装し、ロッカーの中から登場。そして「あなたたちの方がおもしろかったです！」と屈辱的ともいえる一言を放たねばならないというもの...。『同期ライブ』チームから選ばれたのは山内。さて、どんな格好でロッカーの中から飛び出すのか、山内を除く11人とお客様全員が楽しみにしていました。そしてロッカーごと運ばれてきたのですが、飛び出すきっかけの音楽が流れる前に山内がバーン！と出てきてしまい、きっかけを間違ったことに気づいて大慌てで中に戻るというアクシデントが。それはそれで爆笑だったのですが、実際にきっかけどおりに出てきてもらった時には、インパクトも半減...。既視感が会場中に漂う中、山内がセリフ「あなたたちの方がおもしろかったです！」をきっちり言って、『大阪ラフフェス！ In 中之島 6DAYS LIV　同期ライブｖｓアキナ牛シュタインin大阪市中央公会堂～最初で最後のスーパーライブ！！～』は終了となりました。







【かまいたち】【藤崎マーケット】【天竺鼠】【アキナ】【和牛】【アインシュタイン】

9月18日（金）から23日（水）まで、大阪市中央公会堂で開催中の「大阪ラフフェス！ in 中之島 6DAYS LIVE」。5日目の9月22日（火）は、「戦国音楽祭（ソニック）」のスペシャルゲストに角田信朗さんが登場しました。「戦国音楽祭（ソニック）」とは、ミサイルマン・岩部扮する武将様が繰り広げる音楽あり、笑いありの宴。4時間以上に及ぶ大盛り上がりの狂宴となりました。

オープニングで登場したのは、武将様率いる戦国音楽隊。「戦国ソニック」、「行こうか戦国」、「大乱宴」を歌い上げ、会場のテンションは一気に上昇。華やかな幕開けとなりました。

演奏が終わると、金屏風前で何やら話し込む武将様とゴエじい（浅越ゴエ）。武将様は「秀吉の秘密を耳にしたんだが...」と打ち明け始めたところでノックの音が。ゴエじいが「武将様！　客人が来ています！田舎臭い男が2人」と、客席から登場したのは岡山の大飯食らい・ノブと、岡山第15代桃太郎・大悟。千鳥が姿を現しました！　武将様の宴には第1回目のときから出演しているというふたり。最初の頃は30〜40人しかお客さんがいなかったことを振り返り、ノブは「なにをほんまにデカい宴になってんねん！」と驚いていました。すると武将様、だしぬけに「千鳥殿の出囃子を考えてきた」と提案。「ほんまにいらん！」と困惑するふたりをよそに、「小さな鳥が花の都に向かって飛ぶイメージで作った」という千鳥の出囃子をふたりにレクチャー。ノブは「ダサい！　恥ずかしい...」と参った様子でした。この出囃子は、千鳥が10月24日（土）、よしもと祇園花月に出演する際に出囃子として流れます！　ぜひチェックしてくださいね。

続いての客人はモンスターエンジン・西森。「中小企業！」「技術！」とお客さんとコール&レスポンスを交わしたあと、工場ラップをお披露目しました。「武将様に一曲献上しにまいりました、聞いてください」と片言の日本語で登場したのは、ヤナギブソン扮するシェリル・クロウ。「If Makes You Happy」を伸びやかな美声で披露し、さらに大阪の名所を紹介。「杭全の交差点」、「木津川の眼鏡橋」、「吹田ジャンクション」、「天下茶屋の駅前」などをお客さんとコール&レスポンスしていました。

続いての登場はET-KINGのクラッチさんが参加している「なにわボーイズ」！　大阪と沖縄の要素が織り込まれた癒しの音楽を披露。「つぼみの歌」と「どぅし」を歌い上げ、武将様も「やっと音楽フェスっぽくなった」とご満悦。

再び客人が乱入。ゴエじいが「着物をきておらぬ淫らな者がきております！」と警戒すると、お目見えしたのはとにかく明るい安村。「武将様、僕は人々を安心させる仕事をしています」と次々と全裸ポーズを披露。それに対抗して武将様も、「東の方角より大群の敵が攻めてまいりました、ご安心ください。武将様がおりますよ」や、「刀を持っているようで持っていないポーズ」など武将様バージョンで対抗。これを受けて安村は、「刀を持っていないようで持っている、そして履いていないようで履いているポーズ」という見事なコラボでお客さん沸かせました。

「なにやら男臭い奴が2人ほど...」とゴエじいに紹介されて現れたのは笑い飯。武将様は千鳥同様、笑い飯にも出囃子を贈ることに。その出囃子は、笑い飯が10月23日（金）、なんばグランド花月に出演する際に出囃子として流れます。はじめは抵抗を見せたふたりでしたが、いつしか武将様に促されるように新しい出囃子を熱心に練習していました。笑い飯だけにご飯の要素がちりばめられた新しい出囃子、10月23日（金）になんばグランド花月でぜひともチェックを！　

次に姿を現した客人は、銀狼（レイザーラモンRG）。「あるあるを言いたい」とのことで、まずは武将様に郷ひろみ「Goldfinger 99」に合わせて着物あるあるを献上。「着物は洗濯機で洗うと糸が解ける」とのことでした。お客さんからリクエストを募り、銀狼があるあるを歌い、それを武将様が色紙にしたためるという恒例の宴も。「武将様あるある」の申し出に、布袋寅泰「スリル」に合わせて「朝早いロケが多いから普段はスウェットパンツを履きがち」、「シルバーウィークあるある」の申し出にはアカペラで広瀬香美「ロマンスの神様」に乗せて「シルバーウィークでも働く人おる」など数々のあるあるを披露しました。

「似たり寄ったりの男たち」と紹介されたのは、こいで一族。シャンプーハット・こいでと実のお兄さん・通教さん、お兄さんとバンドを組んでいるメンバーの皆さんで、お兄さんの作ったオリジナルソングをお披露目。お次は野性爆弾。武将様の未来を占い、武将様ためだけに歌を作ってきた」といいますが、曲はどれも摩訶不思議なものばかりで...。

すっちー、松浦真也、吉田裕も。「新喜劇あるある」と「戦国あるある」のコラボを披露しました。また、乳首ドリルの戦国バージョンも披露。ゴエじいが大活躍の戦国バージョンに、お客さんも大いに湧き立ちました。

宴を一気にド派手なクラブ仕様にしたのはDJケリー&DJけんじ（ギャロップ・毛利とモンスターエンジン・大林）。芸人だけのDJグループ、LOL （LAUGH OUT LOUD）としても活動する2人のハイテンションぶりにお客さんたちも総立ち！武将様も舞台から降り、客席を紙吹雪を散らしつつ練り歩きます。「さすが、やんちゃな曲を流してくれるじゃないですか！　さすが皿師！」と絶賛していました。

続いては美剣士（ダイアン・西澤）が客人に。普段から交流の深い武将様と美剣士だけに、武将様は何か言いたげ。「じいや、すまんが席を外してもらえるか？」となにやら神妙な表情です。ふたりきりになると武将様は美剣士との初めての出会い、17年にも及ぶ友人関係とその思い出などをとうとうと語り出し...。そんな美剣士、西澤のために、武将様は歌を作ってきたといいます。「一昨日にできたばかりの曲。17年間の思いをすべてここに爪混んだから聞いてほしい」と美剣士、西澤の前で「友よ」を歌い上げました。そして最後はハイタッチ！　最後はみたらし団子を重ね合わせ、掲げていました。

そして最後の客人は、角田信朗さん！　ミサイルマン・岩部扮する武将様の熱望で叶った今回の出演ですが、実はほぼ初対面という2人。今回「戦国音楽祭（ソニック）」の開催が決まったときに、「ひとつだけ通させてほしい」とお願いしたのが、角田さんを宴に呼ぶことだったといいます。「何がなんでも角田殿をここへ連れてきてほしい、と。やはり戦国といえば角田殿でありましょう」と念願だったことを明かしました。それを聞いた角田さんは「ほんまに呼んでくれてありがとうございます」とご挨拶。

武将様は、角田さんが歌う「花の慶次」のテーマソングを「戦う男の歌。士気が上がりますゆえ」という理由で戦の前に必ず聴くということも明かしました。それを受けて、角田さんも「僕も嫁はんから『ちょっと話あるんやけど』と言われたときは必ず聴きます」と明かし、お客さんを沸かせていました。角田さんは武将様たっての申し出で、「よっしゃあ漢唄」、「修羅の果てまでも」を披露。

角田さんの歌声に酔いしれた武将様は「さすがでございます！」と感無量。ゴエじいも「歌声の破壊力がとんでもない！」と驚きを隠せない様子。角田さんは「『よっしゃあ漢唄』は花の慶次のテーマソングの枠を超えて、男性の応援歌として一人歩きしてくれている曲。ぜひ皆さんにも歌っていただけたらなと思います」と語りました。最後に武将様が「来年、再来年と、必ず出ていただきとうございます」とお願いすると、角田さんは「御意！」と快諾！　武将様は「契約制立ぞ！」と全員と手を取り合って喜んでいました。また角田さんは、9月26日（土）にグアムで開催される国際ボディビル選手権に出場予定だそうで、「今が一番絞れている時期」と見事な肉体美を披露！「体脂肪率計が測定不能、エラーが出ました」という研ぎ澄まされたボディに、武将様とゴエじいは「バキバキに仕上がってますね！」、「すごいのぅ〜！」と大興奮していました。

さらに宴は続き、ゴエじいによる「拙者ゴエじい」、茜との歌う男女の曲「男と女の戦国歌」を披露。おかわり（アンコール）では、尼崎の暴れん坊・浜田大将軍（ダウンタウン・浜田）に「戦国音楽祭」開催を報告し、出演をお願いしたところ笑いながら「戦国音楽祭って！」と笑った後、「とりあえず5年やらんかい！　話はそこからやろ！」と厳しくも優しい言葉をかけてもらえたというエピソードを披露。ゴエじいは「おぉ！　夢がありますな！」と感激しきり。武将様は「2年、3年、4年と続けて、オヤジのほうに再び報告に行きます。これだけ集客があったんだ、これだけ大きい宴になりました、と。そしてオヤジの首を縦に振らせようではありませんかー！」と叫ぶと、お客さんは拍手と声援で答えていました。「6年後、7年後かもしれませんが、必ずや来ますゆえに。そして、来るときは『来る』と言いませんので、いつ来るかわかりませんよ」と数年後に訪れるかもしれないビッグゲストの存在をほのめかしていました。

いよいよ最終日は「RGがあるあるを歌い続けとにかく明るい安村が120分全裸に見えるポーズをやり続けすっちーが吉田裕の乳首をドリルし続ける会のDJはDJケリー」を行います。ぜひお越しを！

「大阪ラフフェス！ in 中之島 6DAYS LIVE」

日程：2015年9月18日（金）〜9月23日（水）

会場：大阪市中央公会堂　全館（大阪市北区中之島1-1-27）

問い合わせ：0570-550-100（チケットよしもと予約問い合わせダイヤル／24時間受付、年中無休　※お問い合わせは10:00〜19:00）

チケットよしもと　http://ticket.yoshimoto.co.jp

【ミサイルマン】【岩部彰】【ザ・プラン9】【浅越ゴエ】【ヤナギブソン】【野性爆弾】【シャンプーハット】【こいで】【レイザーラモンRG】【とにかく明るい安村】【すっちー】【松浦真也】【吉田裕】【笑い飯】【千鳥】【ダイアン】【西澤裕介】【ギャロップ】【モンスターエンジン】【ジェットゥーゾ】【ダブルアート】【アイロンヘッド】【ゆりやんレトリィバァ】【美たんさん】【もみちゃんズ】【紅しょうが】

9月18日（金）〜23日（水）、6日間にわたって開催されている「大阪ラフフェス！ in 中之島 6DAYS LIVE」。22日（火）も会場となった大阪市中央公会堂および周辺ではさまざまなイベントが行われ、大盛況となりました。午前11時から公会堂大集会室にて開催されたのは、タカアンドトシが主宰する人気イベント「タカトシ寄席 in 中之島」。全国各地を回ってきた「タカトシ寄席」ですが、大阪上陸はなんと今回が初！　松竹芸能からもゲストを迎えるなど、ココだけの"特別企画"が実現しました。

タイトル通り「寄席」スタイルで送るこのイベントは、初っぱなからネタ、ネタ、ネタのオンパレード。トップバッターの学天即は、「拍手の響き方がホールって感じ！」（奥田）とワクワクしている様子。ハモりたいのにハモれない歌ネタで、さっそく客席を湧かせます。



二番手の初恋タローは、「なかなか大阪で漫才をする機会がないので...」と言いつつ、アウェーの雰囲気に押されることなく、しっかりと笑いで爪痕を残しました。



松竹芸能から1組目のゲストは、今回唯一の女性コンビであるチキチキジョニー。女子のあるあるを盛り込んだネタを展開するも、気付けば未来の子育てをめぐって大もめに!?



アップダウンは、阿部が『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』で優勝を果たした「『いらっしゃいませ』が『エアロスミス』に聞こえるコンビニの店員」を挨拶代わりに披露。さらに道案内をシミュレーションするネタでも大きな笑いを起こしました。



松竹芸能からのもう1組のゲストは、安田大サーカス。団長が語る「怖い話」のはずが、HIRO＆クロちゃんの強烈すぎる個性で大脱線。いつしか団長のモノマネも加わり、おなじみふんどし姿の「オチでーす！」にはお客さんも大喜びです。



テンダラーは、女性との出会いや学生時代の思い出、子どものおねだり、ドッキリ番組と次々と移り変わるネタで爆笑をさらいます。『暴れん坊将軍』のテーマ曲とともに繰り広げる将軍と悪代官のくだりは、まさに真骨頂！



スペシャルユニット「くまだバンバン」として出演したのは、くまだまさしともりやすバンバンビガロ。もりやすが一輪車に乗ればくまだがお尻を出し、フーセン芸を見せれば負けじと鼻で風船をふくらませるなど、ライバル心むき出しのふたりでしたが、最後は力を合わせて投げ輪のジャグリングに挑戦。お客さんも巻き込んで、大いに盛り上げます。



NON STYLEは、井上が前の現場に上着を忘れてきたため、珍しい白シャツ姿での登場に。そんなハプニングをものともせず、石田が語る自由すぎる怪談話に井上が鋭いツッコミを入れまくる、テンポのいい漫才で魅了しました。



修学旅行にまつわるネタを繰り広げつつ、薄毛とブツブツ、互いのコンプレックスを攻撃し合い笑いを巻き起こしたブラックマヨネーズ。「ヒーハー！」「どうかしてるぜ！」も飛び出します。



そしてもちろん、トリを飾るのはタカアンドトシ！　スピード感あふれる正統派しゃべくり漫才に、客席は爆笑の連続。締めくくりにふさわしい盛り上がりを見せていました。



エンディングでは、全出演者が再び登場し、よしもとグッズが当たる抽選会も。ここでも芸人たちが抽選をしながらボケまくり、最後までお楽しみ満載のひとときとなりました。

「ラフフェス」も残すところあと1日！　シルバーウィークの最終日も、ぜひ中之島に足を運んでくださいね。


●イベント概要

「大阪ラフフェス！ in 中之島 6DAYS LIVE」

日程：2015年9月18日（金）〜9月23日（水）

会場：大阪市中央公会堂　全館（大阪市北区中之島1-1-27）

お問い合わせ：0570-550-100（チケットよしもと予約問い合わせダイヤル／24時間受付、年中無休　※お問い合わせは10:00〜19:00）


【タカアンドトシ】【ブラックマヨネーズ】【NON STYLE】【テンダラー】【くまだまさし】【もりやすバンバンビガロ】【アップダウン】【初恋タロー】【学天即】

シルバーウィークまっただ中の9月22日（火・祝）、京都市は左京区岡崎にある「みやこめっせ」にて、全国から数多くの蔵元が集結した日本酒イベントが行われました。

「日本酒条例サミットin京都2015-KYOTO SAKE SUMMIT 2015-」と名付けられたこの催しは、日本酒と京都の伝統産業製品のお祭り。日本酒に関しては、全国から約50ブースの酒蔵や団体などが集結。事前に申し込みをした参加者たちが、好きな銘柄の試飲や蔵元との交流ができるという内容です。さらに、京都市の人気飲食店による日本酒にぴったりのメニューがそろった飲食ブースも登場するほか、伝統産業品である京焼・清水焼販売コーナーでは、様々なお猪口も販売。「飲んで」「食べて」「知る」、日本酒を丸ごと楽しめる祭典となっています。

今回、このイベントに吉本一の食通として知られるキム兄こと木村祐一がスマイル、福本愛菜とともに参加しました。当日の会場となった「みやこめっせ」3F展示場は、たくさんの人たちで大賑わい。オープニングセレモニーとして、門川大作京都市長が登場。挨拶のあと、鏡開きです。ステージに多くの関係者が登壇するなか、ここで黒と白のドット柄の羽織を着たキム兄が登場し、鏡開きに参加します。「よいしょ、よいしょ、よいしょ〜！」の掛け声と共に、見事に鏡開きが完了。そのお酒で早速乾杯が行われると、会場は大きな拍手に包まれました。

来賓のなかには、駐日メキシコ大使夫妻も。京都市とメキシコのグアダラハラ市が姉妹都市提携35周年ということで、大使は流暢な日本語で「ミナサ〜ン、コンニチハ、ハジメマシテ〜」と挨拶。夫妻には門川市長から感謝状と記念品が贈られました。市長からは「京都が人口あたりのテキーラ消費量日本一」というプチ情報も。会場にはテキーラ試飲ブースも出展されていました。それから乾杯条例についての説明や、京都国際観光大使の任命式なども行われ、オープニングセレモニーは終了です。

広い会場にずらりと並んだブースは、どこも元気いっぱい。各地の酒蔵を始め、マグロの解体ショーや京都市上下水道局などバラエティに富んでいます。会場にはテーブルと椅子も用意され、来場者たちは好きなお酒と食べ物を、思い思いに楽しんでいます。

オープニングセレモニーのあとは、各地の自治体が取り組みや特産品を紹介するトークセッションがスタートです。司会を務めるスマイルの2人は「京の酒」と書かれたおそろいのハッピ姿。福本愛菜は和服で決めての登場。これから「ご当地PRグランプリ　なるほど部門」のグランプリを決定することが伝えられます。グランプリの審査員としてキム兄が参加し、ミス日本酒たちといっしょにグランプリを選ぶことに。着物姿のキム兄は「吉本の門川大作でございます」と、着物姿がトレードマークにもなっている京都市長の名前を出してひとぼけ。「もう、おちょこ三杯ほど飲んでいて、少しいい気持ち」と白状します。

今回「なるほど部門」にノミネートされたのは、茨城県から笠間市と水戸市、兵庫県姫路市、福井県大野市の4つ。それぞれが工夫を凝らしたプレゼンで、観光スポットの紹介や地酒キーワード、乾杯条例のキーワードなどを発表したあと、自慢の地酒を審査員たちに振る舞います。さて、いよいよ地酒の試飲...のはずが、おちょこが置かれていないハプニングが。キム兄が「段取り悪いな」とツッコミ。会場は笑いに包まれます。無事おちょこも用意され、各地の地酒をおいしそうに飲むキム兄たち審査員。「飲んでみた〜い」と司会の3人も思わず心のつぶやきが口からもれます。審査員たちはそれぞれの地酒について、酸味や旨味、飲み口など、自分の感じた様々な感想を発表。なかにはおつまみとセットになった試飲もあり、司会者の3人は「いろんな味が楽しめでいいですね！」「興味そそられます〜」とまたまたうらやましそうにコメントしていました。

すべてのプレゼンが終わり、審査員は別室での審査へ。そして、いよいよグランプリの発表の瞬間です。会場中が見守るなか、審査員たちが再びステージに登壇し、PRを行った自治体の人たちも集まりました。

「決まりましたか？」の問いかけに、キム兄は「決まってません、裏で水を浴びるほど飲んでました」とボケたあと「やっぱり我々では決められない。お客さんの拍手で決めたいと思います」と衝撃の発表。それでは、とスマイルが参加順にもう一度紹介し、拍手の大きさをチェックしていきます。それぞれが多くの拍手を集めて、かなりの僅差。そんななかグランプリに選ばれたのは...姫路市です！　姫路市のゆるキャラが持っていたとっくりにキム兄がサインを。審査員3人が書いた色紙もプレゼントされました。

最後にキム兄が「全部おいしかった。みんなで日本酒を楽しく飲みましょう！」とシメました。来場した人たち全員が大いに飲み、食べ、そして京都の伝統産業品のことを知ったイベントはここで終了。参加した人たちはみな満足気な表情を浮かべ、会場を後にしていました。

【木村祐一】【スマイル】【福本愛菜】

９月20日（日）、埼玉県・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場での『明治安田生命 J2リーグ第32節 大宮アルディージャ対セレッソ大阪』にて開催された熊谷開催スペシャルイベント「クマフェス～食べて！ 遊んで！ 勝点３!!!～Powered by アイダ設計」内のスペシャルステージ「出張よしもとお笑いライブ」にザ・パンチと、"大宮セブン"の一員でさいたま市"住みます"芸人・えんにちが出演しました。

今年７月に１周年を迎えたよしもとの常設劇場「大宮ラクーンよしもと劇場」では、さいたま市をホームタウンとしたプロサッカークラブ「大宮アルディージャ」とのコラボ企画を実施。同クラブのホームスタジアムであるNACK5スタジアム大宮と同劇場によるチケット相互割引ほか、夏休み期間中のホームゲーム６試合にて行なわれた「サマーJoinデイズ」では、"大宮セブン"のメンバーがお笑いライブを繰り広げました。

えんにちはこの日、さいたま市民会館おおみや大ホールにて、自身の単独ライブ『「えんにち祭りフェスティバル～90分ネタスペシャル」supported by さいたまの皆さん』は開催。日頃お世話になっている大宮アルディージャのスタッフさんを劇場スタッフ経由でご招待したところ、「ホームゲームの開催があるので行けないんです。が、もしよければ、えんにちさんが試合に来てくれませんか？」とお声がけをいただき、単独ライブ終わりで熊谷へ駆けつけました。
なお、『「えんにち祭りフェスティバル～90分ネタスペシャル」supported by さいたまの皆さん』のレポートは後日、掲載いたします。

100人以上の方が集まってくださった中、まずはえんにちが漫才を披露。１周年記念記者会見で、同クラブの塚本アンバサダーよりプレゼントされたハッピを望月が、"〇三八"とプリントされた和柄シャツをアイパー滝沢が着用して登場します。
望月が「大宮ラクーンよしもと劇場を盛り上げる"大宮セブン"の一員なんです」と自己紹介しながら「劇場知ってるよという人〜！」と呼びかけると、９割の方が挙手。「劇場に来たことがある人〜！」という問いかけにも、半分の方が手を挙げてくださり、「ちょっと減りましたけど、多いですね！」と驚く２人。アイパー滝沢が矢沢永吉さんのモノマネを披露すると、サポーターのみなさんは大爆笑。任侠もの好きなアイパー滝沢らしい童謡の替え歌にも、大きな笑い声が起こりました。


続いて、ザ・パンチが登場。ノーパンチ松尾が「僕ら、普段はルミネtheよしもとという劇場を中心に活動していまして。女性のお客さんが多いんですけど......今日は男性が多いのでやりづらいです！」とぶっちゃけると、くすくすと笑うサポーターのみなさん。パンチ浜崎はその間に「チャチャース！」と挨拶を挟みつつ、２人を観てきょとんとするお子さんをいじったり、サポーターのみなさんに話しかけながら漫才を披露し、大いに湧かせました。


エンディングでは、大宮ラクーンよしもと劇場を再びPRする望月。「大宮アルディージャさんともコラボ企画をやらせていただいてます。駅から徒歩１分なのでアルディージャを観に行きがてら、ぜひ遊びに来てください！」と来場を呼びかけます。
ライセンス・井本貴史をMCにスカパー！にて絶賛放送中の『J3リーグハイライト』にて天の声を担当しているノーパンチ松尾はサッカー通らしい痛快なぶっちゃけ発言で、サポーターの心をがっちり掴みます。大宮アルディージャは現在リーグ首位。J1昇格に向けて厳しい戦いが続きますが、「今日も勝ちましょう！」と呼びかけてイベントを終えました。

終了後、ノーパンチ・松尾とえんにちは試合を観戦。えんにちはハーフタイムに埼玉県のゆるキャラらと一緒に場内を一周するため、前半の途中でスタンバイ場所へ移動したのですが、１点先制された大宮アルディージャが気になる様子。アイパー滝沢は、まるで監督のように表情をこわばらせてピッチを見つめます。すると、相手のオウンゴールで同点に。２人は「おぉ！　やったー！」と拍手して喜びます。
ハーフタイムに入ると、劇場をアピールしながらピッチを一周。観客席からは「えんにち、がんばれー！」「アイパー！」といった声援が。望月が「男性の方から"今日、単独にも行きましたよ"と声をかけてもらった」と話すように、サポーターのみなさんを通して、えんにちが大宮という街に浸透していることを実感できました。



大宮アルディージャは残念ながら１－２で負けてしまいましたが、アイパー滝沢が「普段、僕らは"客席で観る"機会があんまりないんですけど、今日みたいに試合を観させていただくと、いろんな方が足を運んでいることが実感できる。すごく勉強になりますよね」と話すように、大いに刺激を受けた様子。望月も「こうやって呼んでいただけるのは本当にありがたい。大宮を一緒に盛り上げていけたらいいですね」と意気込みました。



【えんにち】【ザ・パンチ】

８月某日、東京・WACCA池袋キッチンスタジオLupeにて、『Y'sキッチン』の公開収録が行われ、2700と管理栄養士の北嶋佳奈さんが出演しました。

料理好きのよしもと芸人が「ファミリーマートコレクション」（通称ファミコレ）などを使って美味しく、且つ10分でできる絶品レシピを動画付きで紹介するサイト『Y'sキッチン』（http://yskitchen.yoshimoto.co.jp/）。

今回の収録は、お子様連れのママたちを招き、目の前で料理の工程を見てもらい、試食までしてもらおうという試みです。

公開収録の本番がスタートすると、暖かい拍手に迎えられながら2700と北嶋さんが登場。

今回ファミコレの「ナッツ＆フルーツ」を使って「ナッツ＆フルーツクッキー」作りに挑戦することが明かされます。

さっそく子供たちに近づき、コミュニケーションを図ろうとする2700でしたが、男の子に好きな食べ物を訊くと「ピーマン」との回答で驚く一同。

クッキー作りは、袋に入れた「ナッツ＆フルーツ」を麺棒で叩いて砕く作業から始まりますが、北嶋さんの叩き方が強かったのか、袋がやぶけてしまうと、八十島が「先生はね、ひと料理にひとつミスを犯すんです（笑）」といじって和ませる一幕も。

それでも北嶋さんは、砕いた「ナッツ＆フルーツ」に、薄力粉、砂糖、バターを混ぜて練るなどの工程を手際よく進め、一旦冷ますために冷蔵庫へ。

その間、子供たちは退屈してきますが、察知した八十島からムチャぶりされたツネは、変顔や変な声で必死に笑わせようと子供に詰め寄りますが......。

オーブンでクッキーを焼く20分の間には、ツネの特技である人間ポンプを皮切りに、「僕はこのダンスをする」「右ひじ左ひじ交互に見て」と2700持ちネタを連発し、さらには子供を前に出して躍らせるなど大盛り上がり！

いよいよクッキーが焼きあがり、まずは2700が試食すると、「うまい！　ドライフルーツの食感がいい！」（ツネ）、「あっさりおいしいですね。何個でもいけちゃう」（八十島）と２人とも舌鼓を打ちます。

その後、観覧者全員にもクッキーが振る舞われると、ママにも子供にも大好評の様子でした。

最後は、ツネの「ホットヒーヒー！」の掛け声で記念撮影をするなど、終始、笑顔の絶えない公開収録となりました。

【2700】

9月21日(月)、沖縄県沖縄市の沖縄市民会館にて「第2回おきなわ新喜劇ツアー　~空手フリムン一代！~」の初回公演が行われました。会場には沖縄県内だけでなく、東京、福岡など県外からもお客さまが駆けつけてくださるほど、注目を浴びる初日となりました。まず、おきなわ新喜劇に前には飛び出せ！マーメイド、空馬良樹、初恋クロマニヨンの沖縄芸人3組がネタを披露し、会場を盛り上げ舞台に華を添えます。

3組のネタ披露で観客の笑いのウォーミングアップが整ったところで、遂におきなわ新喜劇の幕があがりました。昨年のおきなわ新喜劇から内容を一新。今回は沖縄が発祥と言われる「空手」をテーマにしたドタバタ劇で、幕が上がった舞台には空手道場のセットが広がります。

ストーリーは、4人兄弟が後を継いだ空手道場が金銭トラブルに巻き込まれ、さらにデパート建設のための立ち退き話があり、その上、4人兄弟の血のつながりに秘密が暴露されるも、兄弟の絆を強め、空手道場を守っていくという内容です。
「空手」がテーマなだけあって、新喜劇のお笑いだけでなくアクションも見どころのひとつ。4人兄弟の次男役・翁長大輔さん、4男役・比嘉健雄さんと、ヤクザの子分役・堀川恭平さんの3人は、アクションやアクロバットが得意の沖縄のパフォーマンス集団「チョンダラーズ」のメンバー。芝居中も3人によるアクロバットを交えたアクションシーンでは、その迫力に会場がどよめいていました。

さらに今回はゲストに、沖縄で大人気のエンタメユニット「きいやま商店」の3人が登場。ユーモア溢れる楽曲を歌うミュージシャンでありながら、そのステージは笑いに富んだ爆笑パフォーマンスで注目を浴びています。新喜劇の舞台でもオリジナルの持ちネタをひっさげて、普段と変わらず観客の笑いを誘うなど、芸人顔負けの芝居を披露してくれました。さらに持ち歌の「ドゥマンギテ」を歌ってくれました。

初回公演は大きなトラブルも起きないどころか、会場は大盛り上がりで無事幕を下ろしました。新喜劇終了後、再び緞帳を上げると出演者一同が舞台に勢ぞろい。座長を務めるガレッジセールの2人は全国ツアーの初回公演という緊張感があったと話し、ゴリは「『このボケはウケるのか、ウケないのか』という"探り"の回です。みなさんは探りのお客さんです」とコメントすると会場は大爆笑。また、ゲストのきいやま商店は緊張していた様子で、普段はアドリブでステージを盛り上げているようなのですが、今日は一つもアドリブでなかったと話していました。

最後にゴリから12月6日(日)に台湾公演決定のニュースが告げられると、会場からもステージからも大きな拍手がわき起こりました。海外にも沖縄県人会多くあり、夜の屋台が楽しみだとおどけるゴリでしたが、「最終的にはブラジル公演、地球の裏側に行きたい。その(海外公演)一発目が台湾。台湾も沖縄の人たちがたくさんいますので、そこで海外の人たちがどういう反応をするのか試しながら、海外に進出していきます」と、しっかりと意気込みも語りました。



舞台を終えたあとガレッジセール、スリムクラブ、きいやま商店の3組が感想を披露。ゴリは「大きなハプニングもなく、一回川田がガム噛んでたぐらい」と、芝居の途中、川田がセリフを噛んだところを指摘。さらにゴリはリハーサル以上のネタを入れてきたきいやま商店について「僕らも楽しかった。芸人以上、精神的に芸人さん」と絶賛していました。川田は「1回目終わってみんなホッとしていますね。あそこウケたとか、結構反応が良かったので」と手ごたえを感じたようです。

緊張を感じさせないアドリブに、ゴリからは頼りになる後輩と言われたスリムクラブの内間は「緊張していました。誰かが何とかしてくれると思ってました」と返すと、他力本願だとツッコまれていました。それでも内間は「初日を終えてよりチームワークができた感じがします。本当にホッとしています」と素直に感想をコメントしました。

きいやま商店の3人は舞台で芝居をするのは初めてのことで緊張したと話し、リハーサルでは全然かみ合っていなかったことを告白。リハーサル後、本番までの間で「押忍！」というセリフを合わせることに集中していたと舞台裏を披露。ゴリも「急に『押忍！』って３人で合わせてきて、(本番で)2回ぐらい合ったから安心したところ、3回目でだいちゃんが気を抜いていて言うのを忘れてた」と暴露していました。だいちゃんは苦笑いしながらも「色々とまた変わっていくところも楽しみながらやりたいです」と、これから続くツアーを楽しみにしている様子でした。

海外進出一発目となる台湾公演についてゴリは、「世界中の県人会に見てもらいたいという表の理由がありまして、裏の理由は...、会社のお金を使って旅行したいです。絶対夜の屋台美味しいもん」と激白。川田も「確かにプチ旅行だね。屋台は最高」の乗っかります。沖縄に面白いものができたことを海外に住む沖縄の人にも知ってほしいと話すゴリは、「東京や大阪の県人会の人たちが楽しみにしてくれていて、そのワールドバージョン一歩目を踏み出せたことがうれしいです」と喜びを語り、「香港、タイ、ハワイ、ブラジル、ペルーと沖縄県人会があるところ全てに行きたい」と今後の展望を話し意気込んでいました。

第2回おきなわ新喜劇ツアーは、9月22日(火)の浦添市、9月23日(水)の名護市、そして10月25日(日)の宮古島の沖縄県内公演を行い、12月20日(日)は東京、12月22日(水)は大阪で県外ツアーを行います。沖縄の人だけでなく、老若男女誰でも楽しめる笑いあり、アクションあり、音楽ありのおきなわ新喜劇をお楽しみください。



「第2回おきなわ新喜劇ツアー　~空手フリムン一代！~」
＜沖縄県内公演＞

■日時・会場

9月21日(月・祝)　沖縄市・沖縄市民劇場　大ホール　(1回目)15:00～　(2回目)19:00～

9月22日(火・祝)　浦添市・浦添市てだこホール　大ホール　(1回目)14:00～　(2回目)18:00～

9月23日(水・祝)　名護市・名護市民会館　大ホール　(1回目)14:00～

10月25日(日)　宮古島・マディダ市民劇場　(1回目)15:00～　(2回目)19:00～

■出演者

ガレッジセール、スリムクラブ

普久原明、城間やよい、チョンダラーズ、宮川たま子、どさんこ室田、大屋あゆみ、ありんくりん

■ゲスト

きいやま商店　(沖縄市、浦添市、宮古島公演に出演)

渡辺直美　(名護市公演のみ出演)


＜沖縄県外公演＞

■日時・会場

12月20日(日)　東京公演・ニッショーホール　(1回目)15:00～　(2回目)18:30～

12月22日(火)　大阪公演・なんばグランド花月　(1回目)19:00～

■出演者

ガレッジセール、スリムクラブ

普久原明、城間やよい、チョンダラーズ、宮川たま子、どさんこ室田、大屋あゆみ、ありんくりん

■ゲスト

きいやま商店

＜海外公演＞
12月6日(日)　台湾公演・台北戯棚(タイペイ・アイ)(台湾市)

http://www.taipeieye.com/ja/aboutbuilding/

9月20日、大阪・南千里のHOS南千里スポーツクラブにて、ふるさとアスリート『吉本発！　笑スポ！　水泳クリニック ～笑いとスポーツで笑顔に～』が行われました。ふるさとアスリート制度とは、スポーツと真摯に向き合ってきたスポーツ選手の熱意と行動力を尊び、その優れた資質と可能性を生かす新たな仕組として誕生したプロジェクトで、よしもとの「あなたの街に住みますプロジェクト」の経験やネットワークを生かし、地域の皆さんが活躍できる場を提供しています。お笑いを通してスポーツの楽しさ、健康づくり、そして子供たちの育成に貢献すべく、今年4月から始動し、この「水泳クリニック」では水泳経験のあるミサイルマン・西代と、アテネオリンピックバタフライ銅メダリストの中西悠子が中心となって、"未来のオリンピック選手を育てよう"と子供達に水泳を教えています。



毎回、ゲストも登場。今回はガリガリガリクソンとグイグイ大脇がネタを披露し、サポーターとして水泳教室にも参加しました。ガリガリガリクソンは、自前のゆるキャラ・ガリニエル坊やを連れての参加で、HOS南千里スポーツクラブの玄関でお出迎え。早くも参加した子どもたちのテンションが上がっていました。また、ネタの時間では、おへそで描いた絵をプレゼントするなどして、子どもたちの興味をひきつけていました。一方、グイグイ大脇のゲスト出演はサプライズ。大脇は、ジャンケン大会でグイグイシールを１人にプレゼントして場を盛り上げ、また、オリジナルの"グイグイ体操"も伝授。ふたりとも子どもたちの緊張感を十分にほぐして、トークコーナーへとつなげました。








トークではまず、オリンピックに出たい子がどれだけいるのかをチェック。参加した子どもたち14人中、6人がオリンピック選手への夢を持っていました。そこで中西が「オリンピックに行くには好き嫌いなく食べること」とアドバイス。好き嫌いがあるという子ども達も中にはいます。苦手はものは、もずく、ゴーヤ、ピーマン、なめこというラインアップに西代が「えらい渋いな！」と一言。続けて中西は「よく寝て、よく食べ、よく練習すること！」というアドバイスも。メダリストに聞きたいことは？と尋ねると、「痩せたら水泳が速くなりますか？」という質問が。これには「速くなりたいなら、筋肉をしっかりつけること。体を柔らかく」と中西。この後、中西は柔軟も披露しました。また自己ベストを更新したいという男の子もおり、「とにかく練習」と中西。中西は高校2年生～3年生の2年間、全く記録が伸びない時期があったそうです。お母さんからの質問がありました。太り気味を指摘され、水泳のコーチから痩せるようにと言われているそうですが、西代は「高校時代に水泳で痩せた」と経験談を。「大きくなると痩せる子も多い」と中西も真剣に答えていました。








また、「水泳クリニック」恒例の参加した子ども達の夢や目標を発表するコーナーでは、大脇がカードに書かれた子ども達の夢や目標をリサーチ。「水泳選手になりたい」「プールを頑張る」「中学の先輩のように速く泳げるようになりたい」など、たくさん挙がりました。トークコーナーの最後には、夢へのビジョンを描きやすいようにと、中西の銅メダルを首から提げての記念撮影会が行われ、参加者一人ひとりが銅メダルの感触を確かめていました。



そしていよいよ、実践へ。今回は、水難事故を未然に防ごうと服を着たままの「着衣泳」の指導もありました。日本赤十字社より新谷隆博さんをお招きしての着衣泳レクチャー。ガリクソンと参加者の中から2人が代表して体験をしました。服を着た状態で水に落ちてしまった場合は、とにかく「浮いて待つ」ことが大事とのこと。ガリクソンと参加者は「浮いて待つ」を実践してもらうことになったのですが、西代が突如、ガリクソンを突き落として大パニック！　足がつくプールだったのですが、突然のことに大慌てのガリクソン。そんなときでも、冷静に、決してじたばたせず、顔を水面から出してゆっくり呼吸し浮いて待つこと。そして「目撃者は119番を呼んだり、周囲の大人を呼びましょう」。また、「絶対に助かるから頑張って！」と岸から声をかけてあげることも大切なことなんだとか。実践に参加した子ども達も、服を着た状態で水に入るとぐっと体が重くなることを実感。その上でじっとして浮くことを新谷さんのご指導のもと、体感していました。







続いては、甲南大学水泳部の皆さんも交えての水泳教室です。今回は、クロール、バタフライ、平泳ぎと種目別での教室となりました。最初は、種目共通での実践で、体をまっすぐに伸ばすキレイなストリームラインの練習から。中西の見本に一同うっとりしていました。そして、ここでストレッチ。参加者は水中で大脇の「グイグイ体操」をしました。

種目別では、クロールは片手クロールの練習から。それができると、今度は手をグー、チョキ、パーの順で泳ぎ、子どもたちは手の形でどれだけ泳ぎが違うかを実感していました。また、足の使い方や正しい体勢なども丁寧に教わり、様々な情報を勢いよく吸収していました。

バタフライでは、まずは潜水の練習から。「自分をイルカだと思いなさい！」とおねえ口調で指導する西代。バタフライでは、ドルフィンキックのタイミングなどもレクチャー。足の動かし方が苦手な子には、中西が手取り足取りで指導する場面もありました。






平泳ぎでは、足の練習をメインに。足をきちんと使って泳げる子は腕の伸ばし方なども教わり、苦手な子は、西代とHOS南千里スポーツクラブのコーチによるマンツーマンの指導で足の使い方を教わりました。子どもたちも、甲南大学水泳部の皆さんと、西代、中西、そしてコーチの決め細やかな指導を一生懸命聞き入り、「分かりやすい」と目を輝かせて応えていました。






最後は恒例のリレーを。今回も中西がアンカーのAチームと、西代がアンカーのBチームの2チームで、大学生、ガリクソン、大脇も参加してバトルを繰り広げました。抜きつ抜かれつの好勝負だったリレーは、タッチの差で西代率いるBチームが勝ちました。水泳教室が終わると、恒例となったお菓子のよしやさんとグリコさんからのプレゼントも。ガリニエル坊やもお手伝いして参加した子ども達にお菓子を渡し、皆、嬉しそうに手にとっていました。

スクール終了後、甲南大学の水泳部の皆さんに感想をお聞きしました。

バタフライを担当した清水一輝さんは、子ども達に水泳を教えるという経験は初めてだったそうですが、「最初は教えるの難しかったんですけど、だんだん子ども達と打ち解けていって、楽しく教えることができたので、参加してすごくよかったです。子ども達の成長を見れて僕は嬉しかったです」。

同じくバタフライを担当した飯山健太さんは、「バタフライを全くやったことのない子もいましたが、最後にはよくできるようになっていて。最後にリレーをしたんですけど、僕たちも一緒になってすごい楽しめました。子ども達も今よりもっと水泳を好きになれたんじゃないかなと思います」と清水さん同様に、子どもたちの成長を目の当たりにし、感激されていました。

平泳ぎを担当した田中孝知さんは、スイミングに通っていた経験を生かしたそうで、「スイミングでコーチに教えてもらっていたことなど、昔のことを思い出して１から初心に戻れたような気持ちになれて、すごく楽しかったです」。西代の教え方についても、「芸人さんは話をするときに一拍置くとか、聞いてもらえるよう、注目されるように工夫する能力に長けているので、教える側も、教えられる側もやりやすい環境にだったんじゃないかと思います。今日はすごく楽しかったです！」と『笑スポ』ならではの良さも語ってくれました。

クロールを担当した古賀健太さんは「普段、子供たちと触れ合う機会がないので、いい経験になりました。教える立場にもなったことがないので、今回教える難しさもありましたけど、そういう経験ができて本当に良かったです」と笑みを浮かべました。

同じくクロールを担当した古畑海里さんは反対にコーチ経験があるそうで、「いつもどおりというか、いつも教えるようにできて、ごくいい経験になったと思います」と語られました。

ミサイルマン・西代、中西悠子、グイグイ大脇、ガリガリガリクソンにも今回の感想を聞きました。

「今日は甲南大学の水泳部の皆さんも来てくれて。また、HOS南千里スポーツクラブのスイミングスクールのコーチも協力してくださって。かなり密度の濃い内容になったんじゃないかと思います。ほんまのスイミング教室みたいでした。バタフライを泳げない子が一応形になっていたりとか、クロールをいつもやってる子も初めて平泳ぎに挑戦して、何とか形になるようになりましたし、みんな真剣でしたね。僕らがトークで出た時は笑ってたけど、水泳になったら集中して。今日は密度が濃く、また新たに可能性が見えました。参加してくれた甲南大学の水泳部の皆さんも、またいい経験になったと思います」と西代、今回もしっかりと手ごたえを感じていました。

マンツーマンで手取り足取り教えていた中西も、「こんなことは、なかなかないですね」と開口一番。平泳ぎやバタフライの子ども達への指導もしていた中西は、「平泳ぎは、正しい足の動きができない子が多いんです。足首の形が他の泳ぎと違うので、そこが難しいんですけど、今日はマンツーマンで出来ました。甲南大学の学生さんも、ここのコーチの方も協力をしてくださって、みんなある程度のところまで何とか形にできたのでよかったです」と子どもたちがしっかり吸収していたことに喜びを隠せない様子でした。

子ども達に混じって「バタフライができるようになった！」と喜んでいたのは大脇。そんな姿に西代が「あの～お金払ってもらっていい？(笑)」と詰め寄る場面もありました。西代も大満足の『笑スポ』でしたが、1点だけダメ出しが。それはトークコーナーでの大脇。すぐジャンケン大会をしてしまったことに「人選ミスったな～と思いました」と笑っていました。ただ、「大脇には子どもがいて、子どもの接し方をものすごくわかっているので、任せやすかったですね」と信頼している面も覗かせました。

ガリガリガリクソンのゆるキャラ、ガリニエル坊やも大人気でした。「ガリニエル坊やだけなんとか、（『笑スポ』の）メンバー入りを果たしたいですね」とガリクソン。着衣泳の経験については「本当に動きにくいです。僕も水泳習っていたのでもっと泳げると思ってたんですけど。急に突き落とされると気が動転してパニック状態になりました。足が立つところでも、今まで経験したことのない負荷がかかってしまうので危ないなと思いました」と改めてその怖さを実感。西代も、「僕とか中西も、泳げると過信しているところがあると思うんです。でも今回のように"浮いて待つ"というのが頭の片隅にあったら違うと思いますので、ぜひ覚えてほしいです」と着衣泳の周知徹底への意欲を見せました。

次回は10月4日(日)に豊中での開催が決定しており、来年には岐阜での開催も決まっているとか。徐々に『笑スポ』を浸透させている西代は「今回は水難事故のないようにと、赤十字さんも入ってもらいました。今後は、学校とかでもできたらなと思います。笑いとスポーツを通して町ぐるみで子ども達を育てていきたいですね...」とまじめに語ります。その表情を大脇が読み取り、「西代さん、目が泳いでますよ！！」とツッコミを入れるものの、「こっからまたええこと言うから！」と続けます。「笑いは僕ら芸人でしか子どものスイッチを押せないんですけど、水泳というスポーツは中西というメダリストやから押せるスイッチがあって...。そのスイッチを今後も押し続けていけるかなと思います！(笑)」と、『笑スポ』の良さをアピールしました。

次回のふるさとアスリート『吉本発！　笑スポ！　水泳クリニック ～笑いとスポーツで笑顔に～』は、10月4日(日)に豊中市のマリンフード豊中スイミングスタジアムで開催されます。

詳細はこちら　⇒　http://www.spotoyo.com/teshima/teshimatop.html


お近くにお住まいのお子様はぜひ、ご参加ください！

【ミサイルマン西代】【中西悠子】【ガリガリガリクソン】【グイグイ大脇】