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インタビュー_神保町花月

2013年9月18日 (水)

“神保町花月の申し子”ピクニックに『What will you bet Next?』への意気込みを直撃インタビュー!!

ピクニックが主演する舞台『What will you bet Next?』が9月25日(水)から神保町花月でスタート。本作は男6人のBLでもなくまったく切なくもないラブストーリー。“神保町花月の申し子”と呼ばれるピクニックが、見どころや意気込み、これまでに印象に残った公演について語ってくれました!!

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――『What will you bet Next?』は、芸人&舞台俳優のコラボが楽しめる芝居なんですよね。

このお話は男性6名の物語なんですよ。とはいってもまだ顔合わせしかできておらず、どんなストーリーになるかは僕自身も分からないんですが…(笑)。ただ、芸人は僕とグランジの五明(拓弥)くらいしか出ていないという、これまでのとはちょっと違った舞台になっていると思います。すでに脚本家&演出家さんとの個人面談があったりと、今までにやったことがないことだらけで驚きの毎日。ちなみに顔合わせではメインの6人がひとつのテーブルに集められて親睦会みたいなことをやりましたね。なんか好きな食べ物を発表したり、彼女がいるのか聞いたり…。まるでコンパみたいでした(笑)。


――芸人メインのお芝居とは勝手が違うことも多いのでしょうか?

まだ始まっていないから何とも言えませんが、どうも稽古時間が長いみたいなんですよ。神保町花月だと、1日5時間の練習を7日間というのが平均で、多くても1日5時間の練習を10日間くらい。ですが今回、演出家さんに「昼1時~夜10時までの練習を毎日する」と言われて…。劇団の役者さんたちにとってはそれが普通みたいなんですが、僕たちはただただ固まってしまいましたね。初対面だから文句は言えなかったですが、ボーとしてあまり話せなかった。だって9時間ですよ!! あと、「セリフを変えないでください」とも言われました。これまでのお芝居は、どうやってごまかすか、どう言い回しを変えていくかということをやってきたので、もう真逆(笑)。僕も五明もビビッています。ある意味、稽古の結果が問われる舞台になるような気がしてならないです。


――セリフ覚えはいい方なんですか?

いや全然。毎回覚えるのが大変で…。反復して頭に入れていく方法で、お風呂や電車の中、所構わずブツブツ言っています。電車の中でつい大きな声が出てしまって驚かれることもあったり(笑)。まぁ、本当に苦労しているんですよ。お芝居はやはり自分たちで書いたコントとは違って脚本家さんや演出家さんの意向があるものですから難しいところもありますね。でも、勉強だと思ってやっています。いずれコントなどに活かせれると思うので…。


――さすが“神保町花月の申し子”と呼ばれるだけありますね。

ハハハ。そう祭り上げられているだけですけどね。自分から出たい!!と言ったことはないので。ただ、せっかく出していただけるのなら、この流れに乗っちゃえ!!という気持ちもあります。そりゃ初めは、なんで芸人が芝居を?と疑問に思ったこともありますが、今ではポジティブですよ~。

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――『What will you bet Next?』が51本目の公演ということですが、印象に残っている公演はありますか?

う~ん。いい意味でも悪い意味でも斬新だったのが平成ノブシコブシさん主演の『御芝居』ですね。1時間半の公演だったのですが、50分間まさかの映像を流すという…。あまりの衝撃からお客さんから「金返せ!!」って言われたり(笑)。でも神保町花月って枠にとらわれない何でもありの劇場なんだな~と実感したね。あと、同じお芝居でもお客さんの感じ方によって全然違うんですよ。コントだと思う方もいれば、芝居ととらえてくださる方もいる。その幅の広さを楽しんでいただけたらありがたいですね。


――今後やってみたいことってあります?

脚本とか演出とかはできるとは思えないんで特にないですね。だって人間の役はたいていやってきていると思うんですよ。なんでこういう役をやってみたいというものもあまりなく…。カメとか木とかまったく動かないものでいい気もします。

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――ピクニックさんにとって神保町花月とはどういう場所ですか?

若手と触れ合える場所ですね。僕らの世代は、2010年に∞ホールを卒業して以降ルミネに出させていただいたりしているんですが、∞ホールにはほとんど行くことがなくなってしまったんですよ。で、今∞ホールに立っている若手たちはルミネに立つことはほとんどなく…。その2組が出会える場所が神保町花月なんです。10年目以上の方がいたり1年目の方がいたりと、芸歴なんて関係なく人が集まっていて…。いつもは接点がない人たちが7日間も一緒に稽古して仲良くなっていく姿は見ていて楽しいです。


――そんな劇場で今度は芸人と劇団員さんが出会うのですね。

芸人と役者さんがガッツリとお芝居をするというなかなか今までにない試みなので、いつもの神保町花月とはまたちょっと違うお芝居を見られると思います。練習もかなりあるので、間違いなくいい舞台になっているはずです。楽しみにしていただけたらありがたいですね。


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『What will you bet Next?』
会場 :神保町花月
日時 :9月25日(水)~30日(月)
25日(水)~27日(金)、30日(月)開場18:30/開演19:00
28日(土)開場15:30/開演16:00
29日(日)開場12:30/開演13:00 開場15:30/開演16:00
料金 :前売2000円/当日2300円

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/


●ピクニックの動画はこちら:http://ynn.jp/u/919/


【ピクニック】

 

2013年9月 4日 (水)

ブロードキャスト!!が『まとめルドキャスト~えんジルドキャスト名作選~』への意気込みを語る!!

毎月行われて話題の舞台『えんジルドキャスト』のスペシャル版『まとめルドキャスト~えんジルドキャスト名作選~』が9月10日(火)~15日(日)まで神保町花月にて公演。この舞台の座長でもあり脚本も担当しているブロードキャスト!!に、公演の魅力や意気込みを教えてもらいました!!

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――『えんジルドキャスト』ってどういう公演なんですか?

吉村 『えんジルドキャストはもう1年以上も続いている毎月行われている公演…いや、イベントみたいなものです。お客さんからキーワードやお題をたくさんもらって、それをもとにして1カ月後に1つの話にするという。
房野 制作期間が1カ月しかないので、お芝居と言えるほどすごいものではないのですが、お話としては成立している…はず……です…。
吉村 まぁ、コントの延長上にあるようなものですね。例えば“浴衣”というキーワードをもらったら、浴衣を着ていてもOKですし、「その浴衣カワイイね❤」というセリフがあってもOKという。そいうものをいっぱい集めて1つのお話にしています。
房野 ちょっと無理をしてでもいただいた言葉を使い切っていますね。
吉村 使い方は様々で、ボケとしてそのワードを使うこともあるんですよ。例えば、“浴衣”なら、そのまんま使わず、登場人物を“ゆかちゃん”という名前にしてちょっと甘え目に「ゆかたん。“ゆか…た”…ん」と呼ばしたりして…。一応、想像を裏切るようには努力しています!
房野 クリアしたかは定かではないけど、そうきたか~っていう感覚を楽しんでもらいたいですね。言葉遊びのあるお芝居、と考えてもらうと楽しめると思います。

――今回はその名作選なんですよね。
吉村 毎月1本作品がたまってきて、もったいないなぁ~と思っていたんですよ。自分たちでいうのはちょっとおかしいんですが、お話としてよくできているんじゃないかなぁ~という手ごたえもあって。やっと日の目を見た感じですね。
房野 神保町花月の支配人が最初に「名作選をやってみないか」と言ってくれて。はじめは、「いいの? 本当にやるの?」という気持ちでいっぱいでしたね。でもやるからには、絶対に“特別公演”と打ってほしいとお願いしました。やっぱり神保町花月でやられているお芝居と同じ感覚で見られるとちょっと違う気がしていて…。
吉村 そりゃ、よくできている感は普通のお芝居には負けてしまいますから。でも、そことは違う魅力を感じてもらいたいです。


――お題をもらってからお芝居として見せるまでどのように作るのですか?
吉村 基本、僕らと作家さんとで話し合って台本となるものを作っていますね。ただ、練習はほとんどしないんですよ。
房野 お話を作った時点で安心しちゃって、合わせるのはほとんど当日。自分たちは、漫才やコントなどどちらかと言えば練習するタイプなんですがこればっかりは…。
吉村 実は、そんな労力をかけずに作っている(笑)。長ゼリフがあったら、「ここはそんなにいらんやろ」と削ったりして…。アドリブとまでは言いませんが、その場で生まれることが多い舞台ですね。
房野 なんで僕は舞台上で、ほぼほぼ笑っています。吉村やほかの演者がやることが新鮮で面白くって。いい意味でのグダグダ感も魅力なのかもしれません。言葉で笑わすというより、演者やお客さんみんなで作り上げた全体像を楽しんでもらうといいかな?と思います。

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――自分が出したキーワードが次回の物語の中に盛り込まれる…。これは、次回を確かめたくなりますね。
吉村 自分たちが言ったキーワードでどんな話が作られるかは、来月また来ないと分からないんですよ。気になるはずですよね。これはいいシステムを作ったな~と我ながら思います(笑)。
房野 実際に、続けて見に来てくれている人も多いです。見ていてドキドキ感があると思うんですよね。ここで使うか~!!みたいなこともあるんで。そして意外とキレイにハマって、おぉ~という声もあったりします。
吉村 あと、毎回ゲストが登場するのでそこに驚いてくれる人も多いですね。
房野 初めのころは、前の時間にやっていた公演に出ていた芸人にちょっと声をかけて出てもらったりしていました。ほら、練習もない即興的なニュアンスもある芝居なので。
吉村 でも回を重ねるたびにメンバーが増えてきて、現在は7~8人くらいの大所帯。そういう意味でも大きくなったなぁ~と感じます。
房野 今回は、初公演時とは違う人が演じる話もあると思うので、そのサプライズ感も楽しんでください。

――これが通常公演を見るきっかけになるといいですね。

吉村 『えんジルドキャスト』って何?って思っている人も多いと思うんですよ。そういう人に今回の公演を見ていただきたいですね。お題のリレーがあるのでずっとつながっているように見えるのですが、普通に途中から見ても面白いはずなので。
房野 自分のキーワードが使われる魅力もありますが、それだけではなくお芝居としても笑えると思いますよ。
吉村 ちなみにいつもの『えんジルドキャスト』では、この芝居の前に自分たちのコントを、芝居の後には次回のキーワードを集めるコーナーもやっています。いつもは漫才をメインにしている僕たちのコントが見られる貴重な機会でもありますね。
房野 まぁ、1度来ていただいて『えんジルドキャスト』の魅力が伝わればありがたいです。

――最後に、『まとめルドキャスト~えんジルドキャスト名作選~』の見どころを教えてください。
吉村 今までやったものをキュッとまとめて何本かやるので詰まった感じを楽しんでいただきたいです。また日によって作品が違うので毎日楽しめると思いますよ。
房野 過去に演じたものをするので、「これは見たけど、これは見ていない」という作品もあると思います。1度でも見たことある人は、ラジオ体操のスタンプを押すのではないですが今まで見ていなかった作品を見て、空いていた作品を埋めてもらいたいです。あと1度も見たことがないというフラットな人も是非!!
吉村 趣旨さえ伝われば楽しめるはずなんで…。
房野 とりあえず1週間やっているので、1週間まるまる忙しい人はそんなにいないと思うので足を運んでいただければと思います。
吉村 仕事や勉強で行けませんでしたって今まで言っていた人は、どこかスケジュールが合うはずなんで。その言い訳は通じないよ!!って言いたいですね(笑)。これを機に『えんジルドキャスト』に興味を持ってください!!



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『まとめルドキャスト~えんジルドキャスト名作選~』

会場 :神保町花月
日時 :9月10日(火)~15日(日)
10日(火)~13日(金)開場18:30/開演19:00
14日(土)開場15:30/開演16:00
15日(日)開場12:30/開演13:00 開場15:30/開演16:00
料金 :前売2000円/当日2300円

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/


●ブロードキャスト!!の動画はこちら:http://ynn.jp/u/492/


【ブロードキャスト!!】

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