“人と人とのつながり”を通じ、常に新しいものを生み出してきた堺の街には、かつて少女歌劇団が存在し、明治末から大正、昭和の初期にかけて、大変な人気を博していました。その少女歌劇団が、このたび堺東商店街連合会によって再び始動! 「堺少女歌劇団プロジェクト」として、4月1日(火)より第1期生を募集することになりました。 3月31日(月)、堺市役所にて行われた同プロジェクト概要発表記者会見には、堺市在住の浅香あき恵がハイヒール・モモコ、矢野・兵動 矢野とともに“よしもと応援団”を結成して出席。それぞれが歌劇団への期待を述べつつ、PRにもひと役買いました。
会見の司会進行はヤナギブソンが担当。まずは堺東商店街連合会会長代行・辰野邦次さんが挨拶を。辰野さんは、同プロジェクトが、堺シティプロモーション冊子『Sakaist(サカイスト)』創刊号での竹山修身・堺市長と吉本興業代表取締役社長・大﨑洋の対談がきっかけで始まったことを紹介。「エンタメによる中心市街地活性化のひとつとして少女歌劇団の復活をお話しされていたことから、堺東商店街の若手商業者の皆さんが組織作りをし、吉本さん、堺市さんとの協議を重ねた結果、堺東商店街連合会役員一同が積極的に応援していこうと決定したものです」と、これまでの経緯を語ります。さらに「私たちは進取の気風あふれる堺商人のDNAを受け継いでいる。この堺を、挑戦できるまち、育むまち、「もののはじまり何でも堺」のまちとして、街づくりを行っていきたい」と述べ、そのひとつとして「本プロジェクトしっかりと推進していきます」と宣言しました。
より詳しい内容については、堺少女歌劇団プロジェクトリーダーの奥元裕典さんが説明。同歌劇団は「堺市民の“つながり”の中心にあるものとして運営される」とし、商店街としても「堺東のにぎわいづくりを行い、地域コミュニティも活性化したい」と目標を掲げています。活動コンセプトは「歴史ある堺のまちに、新しい魅力の創生と育みのイメージを発信する。基礎からしっかり学び、堺市で多くの実演を経験して才能を育み、将来の夢を実現する」こと。合わせて「もののはじまり何でも堺」の精神で、「古くからなじみのあるものを現代風にアレンジ、『誰もが知っている、でも新しい』ものを作り出していきたい」と話しました。具体的にはエンターテインメントの基礎をレッスンスクールで学び、商店街や行政、企業、吉本興業、レッスン講師陣との多彩なコラボレーションを通じて多くの実演経験を蓄積。メンバーは週2回、基礎的な声楽歌唱、ジャズダンス等、実演に向けての総合的なレッスンを受けることになります。最終的には2019年竣工予定の新堺市民会館でのこけら落とし公演を目指す予定。歌やダンスが好きで、レッスンに意欲的に参加できる子どもたちなら、堺市民に限らず広く参加資格が与えられます。詳しくは、堺少女歌劇団ホームページにてご確認ください。
詳細が明らかになった同プロジェクトを受け、竹山市長からはお祝いのメッセージが。「堺で80年ぶりに大浜の少女歌劇団が復活する。そして、この少女歌劇団が、商店街のおっちゃんやおばちゃんによって再結成された。私は堺に生まれ堺に育った人間として、大変うれしく思っています」と喜びを語るとともに、「少女歌劇団で育った中学生や小学生が、パフォーマーとして大きく成長して飛び立ってく。これが堺の子どもたちが持つ挑戦のDNA。厳しい道かもしれないが、堺東商店街には、おせっかいなおっちゃんやおばちゃんがいっぱいおりますので、そんな人たちに支えてもらって、堺少女歌劇団が大きく大きく飛躍することを期待します。ぜひとも市民の皆さん創意でこの少女歌劇団を大きく育てていきたい」とエールを送りました。
ここでいよいよ“よしもと応援団”が会見場へ! 奇しくも娘を持つ母であり父である3人が、それぞれに同プロジェクトの感想や期待を語りました。浅香は「本当に子どもたちにとって最高の試みになると思う。やっぱり小さい時から本格的なレッスンを受けるっていうことは、夢が広がりますからね。うちは娘は今年で20歳になるので、もうちょっと早くこのプロジェクトが立ち上がってたら…」と、ちょっぴり悔しそうな表情。また、「活動の場を堺市の皆さんが与えてくださるって、それがすごいなと思います。ぜひとも応援だけでもさせていただきたい」と、強力バックアップも誓っていました。
モモコは大阪市阿倍野区在住ですが、「お姉さん(浅香)は中百舌鳥なのでここに来るのに10分とおっしゃいましたが、私も(自宅のある)西田辺から10分で来れました(笑)。距離は変わらないんで!」と、堺との近さ、縁をアピール。「しかも娘は11歳なんで、ちょうどやなあと思ってます。堺市民じゃなくても入れるなんて、素晴らしい太っ腹! でも、そのためには堺に越してきてもいいな」と、密かに燃えていました。
矢野はヤナギブソンとのやりとりで、おなじみのフレーズ「パイセンやぞ!」を披露して沸かせた後、「最近、よその子はよその子、うちの子はうちの子というのが多いですけど、子どもたちを地域みんなで育てるんだという一体感がすごくいい」と同プロジェクトを絶賛。「将来、そこからNMB48に入る子がおったり、女優さんになったりして、『いまテレビに出てる子、堺少女歌劇団出身らしいで』なんてことになると、ほっこりしますやんか」と夢をふくらませます。末娘が幼稚園の年中組だそうですが、「もうちょっと物心ついたら、(尼崎の自宅から)堺まで湾岸線も通って来れますし…そうですね、引っ越してでも! いくばくかの市民税でもここで払えるように(笑)」とパパとしての野望(?)も。
ちなみに矢野から「僕のことより、ギブソンとこも娘さんがいるし、奥さんも教育熱心なんちゃう?」と話を振られたヤナギブソンは、「うちも娘がいまして、ちょうど先日1歳の誕生日を迎えたばっかり。妻が部屋に風船を使って『HAPPY BIRTHDAY』と一文字ずつ書いて飾り付けたんですけど、風船がいくつか割れてしまって、『HAPPY BIRD』になった…って話、誰が興味あんねん!」と、こちらもおなじみのギャグで笑わせていました。果たして将来の入団はあるのでしょうか?
9月の本格始動に向けて、ついに走り始めた「堺少女歌劇団」。皆さんも第1期生へのご応募、そして応援をよろしくお願いします!
★堺少女歌劇団第1期生募集要項
レッスンコース:上級生12歳〜15歳(小学6年生〜中学3年生)
下級生7歳〜11歳(小学1年生〜小学5年生)
※定員は合計100名を予定 レッスン
料金 :入会金 10000円(登録事務手数料など)
月謝 8000円/月
レッスン場所 :堺東商店街内のレッスン場(パーター阪本ビル3階・旧映画館)を予定
レッスン内容 :基礎レッスン 上級生 平日(月〜金)19:00〜21:00開催で週2回の参加
下級生 平日(月〜金)17:00〜19:00開催で週2回の参加
今後の予定 :4月下旬 選考試験受付開始
8月上旬 合格者発表
9月上旬 レッスン開始
詳しくは http://www.sakai-shoujokagekidan.com にてご確認ください!
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