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2014年7月

7/20 ロバート秋山とインパルス板倉のトークショー開催!

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過去6回様々な場所で行われたロバート秋山とインパルス板倉のトークショー「ロバート秋山&インパルス板倉のデトロイト警察トークショー~楽しすぎる90分~」がルミネtheよしもとにて開催されます。

「ハワイアン」「ウエスタン」「月面」「赤道直下」「田舎のおばあちゃん家」そして前回は「豪華客船」に舞台に移し、秋山劇団?設立?を感じさせる大茶番劇にまで発展したトークショー。
今回の舞台はアメリカデトロイト。警官に扮した秋山そして何も知らない板倉に待ちうける危機とは!?荒れ狂う街を救えるのはこの2人しかいない!?


同期2人そして知る人ぞ知る、実はNSC時代にコンビを組んでいた2人のここでしか聞けないトークはもちろん恒例のミニコント・企画コーナーもお楽しみに!


ロバート秋山&インパルス板倉のデトロイト警察トークショー~楽しすぎる90分~
日程:7月20日(日)
時間:開場19:00 開演19:30(約90分公演)
チケット:前売券¥2,000/当日券¥2,500
会場:ルミネtheよしもと
出演者:ロバート秋山、インパルス板倉


チケット購入

https://ty.funity.jp/ticket/show/page?clientid=yoshimoto&show=L214072019&sno=2&skb=1


チケット問合せ
チケットよしもと0570-550-100


ルミネtheよしもとHP
http://www.yoshimoto.co.jp/lumine/




【ロバート】【インパルス】

7/18ルミネtheよしもとにてタイマンネタバトル「金星(キンボシ)」開催

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7月18日(金)ルミネtheよしもとにてプライムライブタイマンネタバトル「金星(キンボシ)」が開催します。

他事務所参加のガチンコネタバトルイベント。
今月はラバーガールが5勝目に挑戦します。
5GAP、ブロードキャスト!!に続き3組目の賞金獲得者誕生なるか!?

戦いたい相手を自ら指名しての1対1お客様判定バトル。
8組による勝負の4分ネタ、熱き戦いお見逃しなく!



プライムライブタイマンネタバトル「金星(キンボシ)」
日程:7月18日(金)
時間:開場21:15 開演21:30(約60分公演)
前売¥1,700/当日¥2,000
会場:ルミネtheよしもと

出演者:
MC佐久間一行
5勝目⇒ラバーガール(プロダクション人力舎)
3勝目⇒ニブンノゴ!/ゆったり感
2勝目⇒うしろシティ(松竹芸能)
1勝目⇒グランジ/LLR/バイク川崎バイク/シマッシュレコード


イベント詳細
http://lumine.laff.jp/news/2014/07/7181-7fdf.html

チケット購入
https://ty.funity.jp/ticket/show/page?clientid=yoshimoto&show=L414071821&sno=2&skb=1




【佐久間一行】【ニブンノゴ!】【ゆったり感】【グランジ】【LLR】【バイク川崎バイク】【シマッシュレコード】

椿鬼奴「二度と入らない」 明日オープン『恐怖のかくれんぼ屋敷』に号泣!

7月17日(木)、『東京ドーム 夏季限定お化け屋敷「恐怖のかくれんぼ屋敷」記者発表会』が行われ、明日18日のオープンに先立ち、椿鬼奴が体験しました。

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東京ドームシティ アトラクションズで毎年恒例となっているお化け屋敷が、今年も7月18日(金)~9月15日(月・祝)まで開催。 1992年の後楽園ゆうえんち時代から、お化け屋敷プロデューサーを務めている五味弘文さんが今年もプロデュースをしており、会見にも出席しました。
そんな肩書きの五味さんですが、MCの武内由紀子から「お化け屋敷は怖くないんですか?」と訊ねられると、「自分のものは怖くないですけど、他は同じように怖いです(笑)」と意外な一面も。

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続いて、椿鬼奴が登壇するも、今回の会見に乗り気ではないことを明かしたのち、「このこと(今回の体験)と自分の肌荒れのことで胃が痛くなって…」とさっそく歪んだ表情でボヤキます。
さらに五味さんから、今回の『恐怖のかくれんぼ屋敷』のストーリーやミッションについて訊かされると、鬼奴は「それはお断りします」と言い切り、「こんなにテンションが低いことあります?(笑)」と武内からツッコまれることに。

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大好きなパチンコでさえホラー系は苦手で、そういうのに限って出る“あるある”を持つという鬼奴ですが、東京ドームシティへは、1、2年前に森三中の黒沢かずこ、岡本夏生さんと3人で来園したことがあるそうです。
しかし、乗り物は怖くて乗れず、「個室で、人に話聞かれなくていいね」と言いながら、観覧車に3回乗り、税金対策の話をしたとの思い出を回想。
さらに鬼奴は、20年ほど前の大学生時代、後楽園ゆうえんちのお化け屋敷に、5、6人の男女で足を踏み入れたものの、男性から「すげー顔してんな」と告げられたという苦い記憶も掘り起こします。

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そのお化け屋敷もプロデューサーだったという五味さんは、「ほとんどのカップルは親密になってうまくいくんですけど、ごくたまにそういうことがありますね(笑)」と苦笑し、武内も「男の子が頼りなくて女の子が嫌気指すっていうことはたまに聞いたりしますけど、まさかの男の子が女の子の顔を見てひくとは(笑)」との反応。

そんなトークが交わされた後、CCDカメラを装着した鬼奴は、お化け屋敷の中へ恐る恐る足を踏み入れます。

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「怖い!」「暗い!」「寒い、寒くないけど」という悲鳴混じりの言葉を漏らしながら、30分ほどかけてようやくお化け屋敷から出てきた鬼奴。

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うなだれながら号泣する鬼奴は、「どういうおつもりなんですか?」と五味さんを睨むと、「二度と入らない。めっちゃ怖かった。何にも見えないし、腰がいたいんです。CCDが重たくて」「老けました」とあらゆる愚痴を吐き捨てます。

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「(お化け屋敷を)解体してくれるまで私は出られないんだ」と絶望のほどを語る鬼奴ですが、しばらくすると少し落ち着いたか、「感情の起伏が激しいというか、情緒が不安定なところがあるんで、もしかしたら普通の人が入って、話が違うと言われても困る。こんな怖くないかもしれない」と振り返るのでした。

涙目のまま臨んだフォトセッションに続いて、囲み取材では「非常にうまくいったかなと思いつつも、ホントはもうちょっと楽しんでいただけたらな」と感想を語る五味さんに対して、「それは私に対するクレームですか?」と睨む鬼奴。

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予定よりも時間がかかったことに対しては、「仕事で平均的な時間で出た方がいいという“ビジネス奴”もいるんですけど、出来ないんですよね。どうしても」とのジレンマを明かし、「やっぱ彼氏と行って、全部ミッションを彼氏にやってもらって、絆深めるといい思いますけどね」と持論を口にするのでした。

「相手はいないんですか?」の質問には、「いないですね。でも目に見えない相手がいますね。これから出会う人、なんとなく、うっすらと見えます。12月には着床という目標を立てましたので、がんばりたいと思います」「頼りがいがあって、働く意欲のある人が理想像ですね」と、年内オメデタという大胆な目標を口にしました。

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最後に鬼奴は、「PRになったと思えないけど、どうなんだろう…いろいろご迷惑をおかけしたような気がします」と不安を口にすると、五味さんは「怖いということを伝えていただければ、PRになると思います」と付け加えました。

『恐怖のかくれんぼ屋敷』は、東京ドームシティ、さらには大阪のMBS本社1Fのちゃやまちプラザでも同時期に開催。
詳細は、各公式サイトでご確認ください。


東京ドームシティ夏季限定お化け屋敷『恐怖のかくれんぼ屋敷』:http://kakurenbo.info/
梅田お化け屋敷2014『恐怖のかくれんぼ屋敷』:http://www.mbs.jp/obake/

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【椿鬼奴】【武内由紀子】

【5up真夏のキラキラ単独祭り】見取り図 インタビュー

5upよしもとが贈る夏のお楽しみ「真夏のキラキラ単独祭り」。今年も精鋭ぞろいの煌〜kirameki〜メンバー18組が、単独ライブを繰り広げます。今回は、8月1日(金)に「ML花火大会」を開催する見取り図が登場。なんとあの一大イベントと同じ日に行われるため、とっておきの秘策を練っているとのことですが…!?

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——3月から新生5upよしもとがスタートしましたが、劇場や楽屋の雰囲気は変わりましたか?

盛山 なんか高校生になった気分ですね(笑)。新しい学校に入学した感じ…いや違うか、クラス替えかな? 3年生になった感じかもしれません。とはいえイベントとかもあるので、毎日、誰かしら先輩が毎日来られていて、楽屋の雰囲気はそんなに変わらないんですけどね。

——一番上の期になって「劇場を引っ張る」という意識も出てきたんじゃないでしょうか。

盛山 あ、僕はちょっとあります。どう変わったかハッキリはわからないんですけど、最初の3カ月ぐらいは結構かかり気味でした(笑)。

——やはり力が入ったというか…。

盛山 そうですね。何に力を入れたらいいかわからないんですけど、一番上やという気持ちだけはありました。前は(NSC大阪)29期といえば一番若手やったのになあ…。

リリー それが一番上ですからね。

盛山 下からもどんどん上がってくるし、もう終わりですわ。

——ええっ!? もう!?

盛山 面白い後輩がいすぎます。

リリー まあ、もう終わりですね(笑)。

盛山 ほんまに面白いヤツいっぱいいますから。オーディション組とかにも。あとはいっぱいお客さんが劇場に来てくれたら最高なんですけどね。 

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——そのためにも、今回の単独ライブでさらに盛り上げてください! タイトルは「ML花火大会」ということですが…。

盛山 実はPLの花火大会と同じ日なんですよ…。8月1日って覚えやすいしいいかなと思って決めたら、後から同じ日やとわかって。というわけで、急きょタイトルで合わせに行きました。PLと間違って来る人おらんかな、と。

——寄せて行く感じで(笑)。確かに、かなりの強敵ですね

盛山 負けないためにも、今回は、とにかく夏っぽい単独にしようと思ってます。ネタはたぶん6、7本やるんですけど、浴衣とか祭りとか、夏っぽい演出を多くして。俺らも浴衣でネタやるよな?

リリー 予定では。

盛山 お客さんも、浴衣で来てくれたら何かプレゼントしようと思ってます。

——まさに見取り図さん主催の夏祭りですね。

盛山 できるなら、花火も上げようと思ってます。

リリー え?(笑)

盛山 消防法とかいろいろ相談して。だからお客さんも楽しみにしていてほしいですね。あと5upはセットがちょうちんなので、合ってると思います。

リリー 確かに、祭り感がありますよね。

盛山 ネタはもちろんすべて新ネタ。この日しかやらないネタもあるので、見逃さないようにしてほしいです。

——前回の単独ライブでは、それぞれピンでコーナーもされていました。今回は何か構想があるんでしょうか?

リリー 僕、めちゃくちゃ運がいいんですよ。ビンゴは絶対当てるし、ジャンケンも強いし。今年は祭りというのもあるんで、お客さんを含め全員でビンゴ大会をして、僕が何番目に当たるかというのをやってみようかな、と。僕より先に当たった人には、何かプレゼントを差し上げます。

盛山 リリーが運を検証する、ということやね。

——それは結果が気になります。ちなみに夏の単独まつりで「こいつらには負けたくない!」というコンビはおられますか?

リリー 吉田たちとプリマ旦那ですね。

盛山 やっぱりTOP組に入りたいですから。僕らも絶対満席にします!

——そういえば今回は、「満席にできたら○○する」という公約はないんですか?

盛山 前回の単独の時は、抽選で選ばれたお客さんとコンパをするという公約をやったんですけど、ちょっとだけ及ばなくてナシになって。今回もそれを狙います。

リリー いや、満席になったら、抽選で選ばれたふたりが僕らとホテルに行くっていう。もうそこまで行きます。

盛山 合コンも成功してないのに!?

リリー お客さんに拒否権は、もちろんありません。

盛山 それが男性でも。

リリー 連行するスタッフも準備してます。

——なんて恐ろしい(笑)。

盛山 それは冗談としても、浴衣は確実にありますんで。客席が浴衣で埋め尽くされた光景を見てみたいんですよ。むしろ私服が浮くぐらいの状況を作りたい。 

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——「PL花火大会」に負けないぐらいの見どころが揃ってますね。 


リリー あと、噂なんですけど、花火大会の日はフーリガンが出るから気をつけたほうがいいって話ですよ。5upに来たほうが安全じゃないでしょうか。室内ですし。

盛山 まだ言えないですけど、ゲストでふなっしーが来るかもしれないって。なあ?

リリー まだ決まってないけどね。

盛山 ビッグなゲストが来るかもしれません。レディ・ガガとか。

リリー 候補には上がってましたね。まだオファーはしてないんですけど。

盛山 スケジュール次第やな。ワン・ダイレクションも。

リリー ふなっしーとレディ・ガガとワン・ダイレクション、そしてデルマパンゲ・迫田。

盛山 もう確実に最後のやつやん(笑)。

リリー 一応、その4組にオファーを出しました。迫田からはもう断られましたけど。理由はわかりません。

盛山 交渉中と書いておいてください。言うのは自由ですから。

リリー 作家さんと打ち合わせしてるんですけど、何人かの人にベンツもプレゼントしようかなって。

盛山 できるわけないやろ(笑)。

リリー いや、交渉中やから。

盛山 そんなん言い出したら何でもありやな(笑)。

リリー ベンツ無理やったらロレックスにしようかな、と。

盛山 シャレならんビンゴ大会の景品や。

——運が強いリリーさんなら、すべて回収できるかもしれません。

リリー そういうことです。

盛山 とにかく、「PL花火大会」は毎年ありますけど、僕らの単独はこの時だけなんで。

リリー 一生に1回です。

盛山 花火は毎年一緒です。だから今年の夏は5upで決まり!「PL」じゃなく「ML」!

——素敵な合言葉が決まりました! では、最後に「行ってみようかな」と思っている読者の皆さんへ、さらなるプッシュとなりそうなメッセージをお願いします!

リリー ないです。

盛山 あるやろ(笑)。

リリー 『もってる!? モテるくん』(読売テレビ)なんかで見てもらって、ちょっとでも気になった人は劇場に来てほしいですね。

盛山 満杯にする自信はあります! いろいろモノで釣ってるんで(笑)。ライブは9時からなので、もしかすると花火大会の後でも間に合うかもしれません。あっちを1時間ぐらいで切り上げてくれたら大丈夫です。

リリー それで5upに直行してくれたら。

盛山 富田林で見なくても、堺ぐらいから見えますしね。それならなんばも近い!

リリー 花火と単独ライブを、1部2部として楽しんでいただければ。

——翌日には「よしもと夏の大祭り」もありますし、見取り図度の高い週末になりそうです。

盛山 こちらも、僕らが出るステージだけ追い回してくれたらうれしいですね。

リリー 満足は絶対させられると思います。ただ、単独に力を入れすぎて、前日、ネタ中にポロリをしてしまう可能性があるので、そうなるとこっちには出られないかも…(笑)。それだけは覚えておいてください。「よしもと夏の大祭り」に見取り図を見に来ようと思っている人は、そのあたりに注意して。単独も必ず見ておいたほうがいいです。

盛山 いや、何なら見取り図の単独だけでいいです(笑)。どっちかしか行けないなら、ぜひ見取り図の単独へ! 何回も言いますけど浴衣で来てください! デートとしてもぴったりです! なぜ僕らの単独が『関西ウォーカー』のデートコースに載っていないのかわからない!(笑) たくさんの人に来てもらいたいですね。

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真夏のキラキラ単独祭り

見取り図単独ライブ『ML花火大会』

会場:5upよしもと

日時:8月1日(金) 開場20:45/開演21:00

出演:見取り図

料金:前売り1,300円、当日1,500円

問い合わせ:0570-550-100(10:00〜19:00/チケットよしもと予約問い合わせダイヤル)

「よしもと夏の大祭り2014 presented by 5upよしもと」

 

会場:大阪国際交流センター

日時:8月2日(土) 開場10:00

出演:吉田たち、プリマ旦那、男性ブランコ、見取り図、アイロンヘッド、シチガツ、ヒガシ逢ウサカ、馬と魚 ほか5upメンバー

テンダラー、シャンプーハット、NON STYLE、チーモンチョーチュウ、2700、スーパーマラドーナ、スマイル、ウーマンラッシュアワー、銀シャリ、ジャルジャル、ガリガリガリクソン、クロスバー直撃、かまいたち、天竺鼠、藤崎マーケット、アキナ、和牛、バイク川崎バイク、GAG少年楽団、学天即、ジャングルポケット、デニス  ほか

(吉本新喜劇)烏川耕一、福本愛菜、吉田裕、松浦真也 ほか

 

公式ホームページ http://www.yoshimoto.co.jp/summer/

 

 

「今年の夏はNGKでやっちゃいます!!TOPも、Memberも、Jrも大集合!!

5upよしもとキラキラALL NIGHT SUPER LIVE!!!!」

 

日時:8月29日(金) 開演23:00

会場:なんばグランド花月

出演 吉田たち、プリマ旦那、男性ブランコ、見取り図、アイロンヘッド、シチガツ、ヒガシ逢ウサカ、デルマパンゲ、バンビーノ、セルライトスパ、コマンダンテ、霜降り明星、ロシアン生まれ、コロコロチキチキペッパーズ、てんしとあくま、尼神インター、カバと爆ノ介/ゆりやんレトリィバァ

料金:前売り2,000円、当日2,500円

※オールナイトイベントの為、18歳未満入場不可

 

5upよしもと公式HP http://www.yoshimoto.co.jp/5up

 

【見取り図】



本日ロンドンへ出発! カナダ出身の落語家・桂三輝がワールドツアーを開催!

7月17日(木)、吉本興業株式会社東京本部にて『桂三輝ワールドツアー開催発表会見』が開催されました。

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2008年に15番目の弟子として六代桂文枝へ入門したカナダ出身の桂三輝は、上方落語初の外国人落語家として活動。2011年からは三重県“住みます”芸人へ自ら志願し、活動自宅を改装した寄席の会場「伊勢河崎輝輝亭」をオープン。2012年には三重観光キャンペーンPR隊長となり、精力的に三重県をPRしてきました。また、昨年2013年には在日カナダ商工会議所文化大使に就任。約2ヵ月にわたる『北米巡回公演』を成功させ、今年、ワールドツアー開催の運びとなりました。

本会見のMCを務めるのは、芸歴5年目のマテンロウ。アメリカ人と日本人のハーフであるアントニーは、「僕はハーフで、三輝さんは外国人なんですけど、まぁ一緒みたいなもんだろうという会社の安易なキャスティングで、僕らがMCに選ばれました」と笑わせます。

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今回のワールドツアーですが、7月29日(日)のイギリス・ロンドン公演を皮切りに、スコットランド、南アフリカ、ガーナ、フランス、両親の出身地であるスロベニアなど7ヵ国38公演を敢行予定。六代桂文枝の創作落語を、英語、フランス語、スロベニア語に訳して広めていく予定で、本日、三輝はロンドンへ向けて出発します。

「ジャスティン・ビーバーと同じカナダ出身」と紹介された三輝は、「一緒にしないで! どうせならセリーヌ・ディオンと一緒でお願い!」と笑顔で登場。「こう見えても落語家です。皆様、ご指導ご鞭撻賜りますよう……」と流暢に続けます。

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桂三輝という芸名は、師匠である桂三枝改め六代文枝に名付けてもらったもの。「弟子は全員、師匠の“三枝”の“三”が付けられる。で、“輝くっていう字はわかるか? 辞書で調べてみぃ”と師匠に言われて調べたら、“あぁ、シャイン!”と。“そうや、君はサンシャインや”と言われた。子どもの頃、両親からサンシャインと呼ばれていたこともあって(六代文枝はこのことを知らなかったため)“師匠、天才やな!”と思いました」と、当時を振り返ります。

元々、カナダ・トロントで作曲家・劇作家として活動していたという彼。29歳の時、日本の伝統芸能である歌舞伎や能に興味を持ち、軽い気持ちで来日したところ、すっかり日本が気に入り、定住。日本語を勉強していくうちに、落語にも興味を持ち始めたそうですが、「うちの師匠の創作落語に、一発で一目惚れしました。三枝師匠のそばにいられたら、幸せや」と感じて、弟子入りを志願したんだとか。
弟子入り前にも、アコーディオン漫談をしながら落語会に出演していたそうですが、「○○の弟子です、という紹介に、侍の時代が生きているなと。しきたり、丁寧さ、気遣い、舞台で見えないところにも惚れました」と、落語の虜になってしまったようです。

落語を学ぶようになって、さらに日本語、特に丁寧語の難しさを実感したらしく、敬語辞典で日々猛勉強。「ありがとう」の言い方でも、英語なら「Thank you」で全て終わらせられるのに、日本語は47種類もあり、「特に素晴らしい敬語が、“なんと感謝を申し上げていいやら、言葉もございません”なんですよ。で、いちばん丁寧じゃないとされている言葉が“サンキュー”やったんです」と困惑しきりだったそうです。

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その頃から「師匠の落語を直訳英語でやったら、絶対ウケる」と感じていたらしく、昨年は2ヵ月半にわたって北米ツアーを開催。「落語への反応は最高でした。観たことがないものだから、着物で出るだけでおcお!と歓声が湧くんです」というように、十分な手応えを感じたようです。

会見の中盤には、英語、フランス語、スロベニア語で小噺を披露。その後、アコーディオンを奏でながら「幸せなら手をたたこう」を丁寧語バージョンで歌い上げました。

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パフォーマンスにすっかり魅せられたマテンロウから、三輝へ色紙のプレゼントが渡されます。そこには「Just Do It」の文字が……。大野曰く、「アントニーはケータイで綴りを観ながら書いてました」とのことで、三輝も大いに喜んでいました。

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「外国人落語家として、師匠の落語を世界に広めたい。落語は外国人にもわかりやすい。それに、外国人に合わせた言葉を使うよりも、そのままやったほうがウケるんです。例えば、師匠の創作落語『宿題』に、“鶴亀算”という言葉が出て来る。外国人にとって鶴は一般的じゃないから、昨年の北米ツアー前、噺を考えていたときに、師匠から“フラミンゴはどうや?”と言われた。確かにフラミンゴと亀の組み合わせは面白かったけど、鶴のほうが日本人らしさが出ていて、外国人にも日本らしい雰囲気が伝わる。『寿限無』に出て来る長い名前も、そのままで外国人にはどかんどかんウケます! みんな、日本の芸を観に来てるんやから、合わせる必要はないんです」と、熱い意気込みを語ります。

師匠である六代文枝の言葉では、昨年、北米ツアーを開催する際に言われたものが印象に残っているそう。「師匠に“今年2ヵ月ということは、来年は4ヵ月やな。で、再来年、日本を出たらもう帰ってこんでええ”と言われました。今年、“やっぱり4ヵ月になりそうです”と報告したら、同じことを言われた。師匠の創作落語はめちゃくちゃウケるから、本当に広めたい」と気を引き締めました。

最後に、マスコミ陣から「ワールドツアーにかけて謎かけをお願いします」とのオーダーが。「うわぉ!!」と一瞬驚いたものの、すぐに「いつでもどうぞ」と返答。「扇子のつくられている材料とかけまして、ワールドツアーに向かう輝く落語家と解きます。その心は、どっちもワシ(和紙)や~!」と見事に答えただけではなく、「センス(扇子)あるやろ!」と重ねる余裕っぷり。

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さらに、冒頭での敬語についての噺を、「今日はお忙しい中、心の底から感謝しております。なんと感謝を申し上げていいのやら、言葉がございません。サンキュー!」と見事に絡めて、マスコミ陣を唸らせました。

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【桂三輝】【マテンロウ】

スラバのスノーショー 6秒動画オーディション開催!

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世界で500万人を動員した体感型ファンタジーショー「SLAVA’S SNOWSHOW スラバのスノーショー」。 そのスノーショーの出演権をかけてよしもと若手芸人達がネット公開オーディションを開催中。

お題は「夏なのに冬を感じる6秒動画」

エントリーは自身のTwitterと動画共有サービスVineを使って6秒の動画を投稿し、審査は一般ユーザーの応援リツイート数の多かった動画から、創作・演出を務めるピエロ界の巨匠スラバ・ポルニンさん本人による最終審査を行い、選ばれた芸人は世界的ショーの舞台に立つことができます。

また、応援リツイートして下さった中から抽選で、5組10名様にペアチケットをプレゼントします。


「SLAVA’S SNOWSHOW スラバのスノーショー」は東京・シアター1010にて8月6日(水)~17日(日)、大阪・シアターBRAVA!8月20日(水)~24日(日)にて開催。


キャンペーン期間:2014/7/14~27
(芸人による動画投稿:2014/7/14~20)




●スラバのスノーショー 6秒動画オーディションキャンペーンサイト
http://slavasnowshow.jp/audition/




●「SLAVA’S SNOWSHOW スラバのスノーショー」 公演概要
《東京公演》
■公演日程: 2014年8月6日(水)~17日(日)
■会場:シアター1010(東京都足立区千住3-92 千住ミルディス1番館10F)
■問い合わせ:キョードー東京 ☎0570-550-799
 (平日12:00~18:00/土日祝日10:00~18:00)

  ≪大阪公演≫
■公演日程: 2014年8月20日(水)~24日(日)
■会場:シアターBRAVA!(大阪府大阪市中央区城見1-3-2)
■問い合わせ:チケットよしもと ☎0570-550-100
 (10:00~19:00/年中無休)

【チケット料金(税込)】S席:8,000円/A席:6,500円
【先行発売】4月29日(火・祝)~5月13日(日)
【一般発売】5月18日(日)

◆公式HP:www.slavasnowshow.jp

文枝フェスタ2014

今年の3月に襲名披露公演を終えた桂文枝が、自身の誕生日でもある7月16日になんばグランド花月で「文枝フェスタ2014」を開催しました。淡路島観光大使に任命された文枝は、この「文枝フェスタ」を「淡路島宣伝プロジェクト!」と位置付け、淡路島をテーマにした落語を披露し、淡路島出身のゲストを招き、そしてお客様への淡路島の特産品である玉ねぎ“ターザン”プレゼントや抽選会もありと、淡路島尽くしでお届けしました。

まず、開口一番を担ったのは弟子の三語。文枝が三枝時代に創作した落語『青い瞳をした会長さん』を口演しました。続いて同じく弟子の枝三郎が登場。「今日は暑いですね。34度あったそうですよ。『文枝フェスタ』やのに」など、軽妙なマクラから古典落語『四人ぐせ』を披露。4人の登場人物それぞれのクセをコミカルに演じ、笑いを誘いました。

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そして中トリは文枝が登場。自身が手掛けた創作落語『芸者ちどり・24歳』で沸かせました。マクラでは71歳を迎えた心境を語る文枝。「71歳になりました! 80歳を励みに、これからもまた頑張っていきたいと思います! よろしくどうぞ!」と意気込みました。芸者の高齢化が進む中、24歳と若く器量も良いちどりという芸者に会った部長と部下の顛末を描いたネタで会場の笑いを誘いました。

中入りを挟んで、いよいよスペシャルゲスト対談へ。スペシャルゲストは淡路島の洲本市ご出身の大地真央さんです。大きなひまわりの花束を抱えて登壇した大地さん、早速文枝の誕生日を祝ってくださいました。会場からは「きれいやなぁ…」の声が上がり、お客様の目は大地さんに釘づけ。そんな中、「椅子座っていいっすか」など、ダジャレを発する大地さん、そのギャップにも会場が沸きました。淡路島についてや大地さんの宝塚歌劇時代のエピソードで盛り上がり、後半ではお互いに宛てた手紙を読み合うコーナーも。ラジオやテレビCM以来、大地さんと約40年ぶりの共演を果たした文枝。これまでの大地さんの華々しいご活躍を振り返りつつ、最後は「お礼を込めて」とウクレレで「南国の夜」を弾き語りました。一方、大地さんからは、ラジオ番組「ヤングタウン」(1975年)での共演によって「笑いのベースが鍛えられました」とのメッセージが。また、文枝が淡路島観光大使に選ばれたことを受け、「淡路島の明るい未来が見えました。これからも盛り上げてください」と期待を寄せられていました。

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続いてもスペシャルゲストが登場、南あわじ市出身のクラリネット奏者、本濱寿明さんです。A・シュライナー作曲『インマー・クライナー』を演奏された本濱さんですが、ただ吹くだけではありません。何と次々とクラリネットを解体し、最後はマウスピースだけで演奏というパフォーマンスで楽しませてくれました。

そしていよいよ、この『文枝フェスタ2014』に向けて作られた創作落語『~神話・国土創世ノ島~「淡路島」』のお披露目です。現代の日本を見守る神様ふたりが登場し、前半は天界から淡路島を観察、後半は淡路島に降り立って島をゆく様を描いた噺で、淡路島の地名はもちろん名産、特産、名物など次々と紹介されました。また、前半部分では社会問題や時事ネタも織り込まれ、リアルタイムな話題で爆笑を誘いました。

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エンディングは淡路島に位置するテーマパークの入場券やホテルの宿泊券が当たる抽選会も行われ、井戸敏三兵庫県知事、門康彦淡路市長、淡路島観光協会会長の木下紘一さん、淡路島くにうみ協会理事長の瀧川好美さんも登壇。より一層淡路島をPRして、『文枝フェスタ2014』の幕を閉じました。

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『文枝フェスタ2014』を終えた直後の文枝に、舞台の感想を尋ねたました!

まずは創作落語「『神話・国土創世ノ島~「淡路島」』の裏話が。「初めは国生みの始まりを落語にしたいと思っていましたが、イザナギ、イザナミの話がとても落語にできるような感じではなく、非常に話が複雑だったので、現代の神様が“淡路島をなんとかせねば”“日本の国を何とかしないといかん”という話にさせていただきました」とのこと。舞台には雲のセットが設えてあったのですが、出雲大社の天井に描かれている雲と同じ形のものであったこと明かしました。そして「淡路島の落語が終わってほっとしています。淡路島を宣伝できたかなと思っています」と胸をなでおろした様子で話しました。

また中トリで口演した創作落語「芸者ちどり・24歳」についても「お客様がついてきてくださり、いつもより和やかに、盛り上がることができました。これはいけるかなという感じでしたね。しっかり聞いていただいてよかったです」と顔をほころばせました。

舞台でも「80歳を励みに…」と語っていましたが、これからの目標について改めて尋ねられると、「創作落語を300作、作ることと、若い噺家にがんばっていただくように応援したいですね」と文枝。「71歳になったばっかりですが、今日(高座で)しゃべってみて、結構元気にしゃべれまして、まだまだがんばれる気がしました。今日のうちは割と元気よく楽しくやれたと思います。明日からどうかは分かりませんが(笑)。どこまでできるか分かりませんが、自分の夢に向かって一生懸命がんばれば、神様も上で見てくれているんじゃないかと思います」と更なる意欲を見せました。

その一方では、「実は、大地さんから頂いたお手紙が、パソコンで打ったようなものだったので…」と肩を落としつつ周囲の笑いを誘った文枝。ですが、「ご本人が本当に書いたのか、ちょっと心配ではりますが、大事にしたいと思います」と最後は嬉しそうに話していました。

71歳を迎えてますます精力的に、そして様々な場面で豊かなアイデアで楽しませてくれるに違いない文枝を、今後もどうぞ応援のほどよろしくお願いします!

【桂文枝】

2014年7月16日 (水)

ジャングルポケットが爽快体験でびしょ濡れに!

 7月16日(水)、東京・お台場にて、炭酸飲料「スプライト」のキャンペーンイベントが行われ、ジャングルポケットと、水沢アリーさんが登場しました。

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 このキャンペーンは、ショッピングカートをモチーフにした「スプラッシュカート」に乗り、ハイスピードで水しぶきの中に突進していくことで、スプライトの爽快感を消費者に感じてもらおうというもの。今回はキャンペーンツアーの初日ということもあり、ひと足先に4人が体験することになったのです。

 猛暑の中、「熱いですよー! でも今日はスプライトで爽快になれるって聞いて来たんです」(斉藤)と、まずはジャングルポケットがステージに現れ「3人では暑苦しいので爽やかなゲストを!」との紹介で水沢さんが登場。

 「俺らの名前分かる?」(斉藤)と聞かれ、太田の名前が出てこなかった水沢さん。これには太田も「太田な! 斉藤はいいけど、武山よりは覚えてほしいわ(笑)!」と返します。

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 次に、メインイベントとも言える「スプラッシュカート」の体験に移ろうとしたのですが、カートは2人乗り。ジャングルポケット3人中、1人だけが水沢さんと乗ることになります。「みんな芸人さんだから、私を爽快に笑わせてくれる人と乗りたい」という水沢さんの提案で、急きょ1人ずつ一発芸を披露する「爽快ギャグ対決」を行なう展開になりました。

  トップバッターは太田。「みなさんにこの夏、いちばん爽快にしてくれる飲み物を教えてあげますよ! スプレフト、ノンノンノン! スプセンター、ノンノ・・・・・・スプラァァイトッ!」。静まった会場を見た太田は、とっさに「みなさん水分補給してくださいね~。水分が足らないとおもしろいものもおもしろくなくなるんで」と訴えていました。

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 続く武山は、自身イチオシ「相撲ギャグ」を披露。しかし、「みんなの頭の上に大きな『?』が見えた」(太田)という結末に。

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 ラストを飾る斉藤は、屋外ステージにも関わらず、「2階席のみなさんにも届くように」とマイクを置き、大声で「スプライトは爽快!爽快!爽快!爽快! でも俺の顔は豪快!!」と叫び、ギャラリーからは拍手が送られました。斉藤としては好感触な様子。

 果たして勝者は!? 水沢さんが選んだのは意外にも太田。「途中からオチが分かったんだけど、それでもやりきるのがすばらしかった」とのこと。

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 そして遂に「3、2、1、スプラッシュ!」の掛け声を合図に、2人が乗ったカートが走り出します。途中でスピートが上がると、一瞬にして水しぶきの中に突入。2人とも全身びしょ濡れです。

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 「最高、爽快!」(太田)。と、ここでイベント終了のはずが、「俺もやりたい!」(武山)、「お客さんはみんな俺に拍手をくれた」(斉藤)と、2人からクレームが入ります。結局、男同士でスプラッシュカートに乗ることになりましたが、2人とも童心に帰ったかのようにはしゃぎ、真夏の爽快体験を満喫していました。

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 最後はスプライトで乾杯し、イベントは幕を下ろしました。

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スプライト公式サイト: http://c.cocacola.co.jp/sprite/

【ジャングルポケット】

又吉「年々、家族への思いは強くなる」母の故郷へ再訪した旅特番『又吉直樹、島へ行く。』DVD化記念インタビュー!

7月30日(水)、DVD『又吉直樹、島へ行く。母の故郷~奄美・加計呂麻島へ ディレクターズカット』がリリースされます。

こちらは今年3月、BSジャパンにて放送された番組に、未放送分を加えたもの。母親の故郷である加計呂麻島へ15年ぶりに訪れた又吉の、島民とのふれあい、親戚との再会、妖怪・ケンムンの存在などを、感じたままの言葉で綴られていくドキュメンタリーは放送後、話題となり、第51回ギャラクシー賞テレビ部門も受賞しました。

今回は、DVDリリースを控えた又吉へインタビュー。島を訪れた際の率直な気持ち、改めて感じた家族への思いなどを訊きました!

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——加計呂麻島へは、どういういきさつで行くことになったんですか?

「元々、(番組スタッフから)何かやりたいことはないですか?と言われていて。“旅行したいです”っていうところから、“島へ行くのはどうですか?”と言われたので、“だったら、母親の生まれた加計呂麻島に行きたいです”って答えた流れからですね。テレビで奄美大島や自然の風景が映るたびに、母親が“お母さんの生まれたところはすごい田舎でね、バスもなくて学校まで何キロもあったんだよ”って。ほんまに何回も同じ話をするから、わかってんねん!みたいなところもあったんですけど(笑)、そうやってずっと聞いてたんですよね」

――高校卒業して上京する前に、一度行かれたことがあったそうですね。それ以前は行ったことがなかったとか。
「父親の実家がある沖縄に行かなあかんっていうのがあったんですよ。沖縄に行くための交通費って、結構かかるじゃないですか」

——どちらも遠いから、お母様の実家へは行けないと。
「そうです。母親は4つ上の姉が産まれる前に、父親と二人で島に行って親戚とか同級生に結婚したことを話したきり、22年間帰ってなかったみたいですね」

――本編の冒頭、東京の喧噪の中にたたずむ又吉さんが映っていますけれど。
「島へ行く前に撮りました。めっちゃ疲れてたでしょ?」

――(笑)。
「前日に結構飲んでて、遅刻して行ったんですよ。それが東京の暮らしというか、日常になっていることなんですよね。東京にいると、日々がどんどん過ぎていきますよね。“え? もう給料日?”って言うと、お金に余裕のあるような言い方ですけど(笑)、毎日がすぐに終わっていくのでビックリします」

――そうやって忙しく過ぎる東京から、15年ぶりに加計呂麻島へ行った率直な感想は?
「めっちゃ良かったです。以前行ったときは不安が大きかったし、状況もあんまりわかってなかったんですけど、今行くと自分にすごく合ってる場所やなと感じました。住人のリズムとかテンポが割と近いというか。大阪におったときから、周りにテンポが違うって言われてたんですけど、(実際行っていて)この島のタイプの人間やったんやなって思いましたね」

――お父様も沖縄の方ですし。
「基本ゆっくりなんです。小学校なんか、時間通りに行ったことがなかったですもん。登校班があったんですけど、8時半まで観たい漫画があって観てたら、遅れてたんですよね……。大人になってからはそれなりにちゃんとしてるつもりなんですけど、僕、ほんまによっぽど気をつけていないと時間を守れないんですよ。どれだけ待たされても怒らない。早く来られるのも嫌です。ボーッとしたり、本を読んだりしようと思って30分前に待ち合わせ場所に着いたのに、相手が15分前に来られると、“あぁ~”ってなります。やから島に行って、ペースが近いなと思いました」

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――何日間行ってたんですっけ?
「3泊しました」

――収録のない時間、例えば夜とかはどんなふうに過ごしてたんですか?
「基本、ご飯を食べて寝るだけでしたね。句集と歳時記だけ持っていって1つだけ俳句はつくりました。けど、東京と同じような仕事の仕方をするのは島に来た意味がないなと思ったんで、何もしないようにしてました。早く寝て早く起きるから、2日目からはお酒も完全に抜けて、目がしっかりと開いているような感覚もありましたね。あと、星が尋常じゃないくらいキレイでした。年始にコートジボワールに行ったんですけど、そこよりもすごかったです」

――島の方々と触れ合う中での、漁業と農業を営みながら生活しているご夫婦のお話が非常に印象的でした。
「島と東京との違いが、いちばん掴めた瞬間だったかもしれないですね。もちろん、東京の便利さを求めていく生活もおもしろいんですけど、あの暮らしを幸せで楽しいって言える力はすごいですよね。野菜を作って、魚を捕って生活していくことを楽しいって言えるなんて、最強じゃないですか?」

――又吉さんもできそうな気が、なんとなくしますけど。
「そうですね。僕は大阪で暮らしていたとはいえ、狭い文化住宅で育って。トイレも電気がつかなかったり、エアコンもつけてもいいけどホースから漏れる水で床をびちょびちょにしない程度で、しかも外に落ちる水のポツポツっていう音で親父を起こさないように考えながらエアコンをつけなあかんっていう生活をしてましたから。上京してからもアパートでエアコンのない生活でしたし……。都会に住んでいると言っても、みんなが住んでる東京と僕の住んでる東京ってちょっと違いますからね。あと、いちばん好きなのが一人でいろんなことを考えることやから、それさえできればどこでも暮らせるんじゃないかなとは思います。……でも、ほんまにできるかはわからないです。この3年くらい、今だけやと思って美味しいものを食べ過ぎて、舌が肥えてしまった可能性があるので」

――ははは。でも、ああいう生活はやってみたいですか。
「そうですね。いざとなったときに、ああいう暮らしができる人間でありたいです。で、ああいう技術を身につけた上で、東京での暮らしを選択して、しんどいけどもうちょいやろうかな、と思いたいですね」

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――親戚の方々とも会われていましたね。
「西のおじさんっていうおばあちゃんの弟が、僕と似ていて。親戚に立ち方とか喋り方、雰囲気が似てるって言われて、それだけでウケてくれるから楽でした(笑)。あそこにいる親戚はふた従兄弟っていうらしいんですけど、それくらいの距離の親戚って(都会の暮らしの中では)あんまり交流なかったりするじゃないですか。やから、最初はどの程度の距離間でいったらいいのかわからなかったんですけど、(触れ合ううちに)こっちでいうところの従兄弟くらいの感覚になって、一気に親戚が増えた感じがしました。その家には、ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんの写真が飾ってあって。ここにおる全員はこの2人から生まれてるんやなって思うと、みんな家族なんやなとも感じましたね」

――若かりし頃のお母様の写真も映っていましたけど、可愛らしい方ですね。
「可愛らしいというか、はっきりした意思を感じる顔ですよね。グッと来るものがあるというか(笑)。若い頃の写真は1枚しか観たことがなかったんで、新鮮でした」

――親戚と触れ合うことによって、改めて家族というものを見つめ返したんじゃないですか。
「そうですね。この中の誰かが欠けていたら今の親戚はない訳ですし、家族っていうものは受け継いでいくものなんかなと。僕も、家族は――絶対的に血がつながっていないといけないということではないんですけど――つくらなあかんなと思いましたね。あと、おかんは頑張ってたんやなと。あの島から大阪へ行って、看護師をやって、22年間帰らずにいた……。そう思うと、ちょっと変な人やなとも思いましたけど」

――(笑)おじいさまやおばあさまはすごく淋しかったと思いますよ。そう考えると、実家に帰れる状況があるならば、できるだけ帰らないといけないんだな、とも思いますよね。
「確かに、これって実家に帰らせる作品かもしれないですね。加計呂麻島は自給自足の生活で、お店もない。兄弟が多いと暮らしも大変やから、島を出て生活していかないといけないっていう必然性があるんですよ。僕の母親もそうでしたけど、なかなか帰れる場所でもないから、島の人達は“加計呂麻”っていう文字を新聞やテレビで見かけると、みんな観るんですね。今回、僕が島へ行ったことがきっかけで、母親が誰々と喋ったとか連絡取ったとかっていう交流も結構あったみたいなんで、それは良かったなぁと」

――島から又吉さんが送ったはがきについて、何か言われてましたか?
「いえ、“届いたよー”くらいしか言われてないです。母親はそういう感想を一切言わないんですよ。まぁ、あれは母に送っていたものではあるんですけど、自分に送っていたようなところもあったので。……でも、家族への思いは年々強くなっていきますよね。上京する前に行ったときは、おかん、22年も帰ってへんって言うし、島にどうしても行きたかった訳じゃなったんですけど、僕が行くって言うたら行くかなと思って“行きたい”って言うたところがあったんです。それくらいの気持ちで行ったから、自分のことばっかり考えていて全然記憶がなかった。で、この前、NHKの番組で自分のルーツを探るっていう内容で、父親のほうをやってもらったんですよ。それもあって、おかんに気を使ったというか。おとん側のルーツを探ったことによって、また奄美大島がないがしろになってるんじゃないか? 同じくらい大事に思ってるのに(伝わらない)っていうところから、“島に行きましょう”って言われたときに加計呂麻の名前を挙げたところがあるんです、実は(笑)。普段やったら、“どこ行きたい?”って訊かれても、行きたいところなんて言わないですもん。やから、今思えば、おとんとおかんとのバランスを取りにいったところはあったのかもしれないですね」

――いやいや! 十分、家族思いですよ!
「(笑)そうやったらいいんですけど」

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――ある連載で「今年の目標は、仕事でもいいから旅をすること」と話していましたよね。正月からコートジボワールへ行ったり、加計呂麻島へ行ったりと、目標を叶えているなと思いました。
「あぁ、ほんまですねぇ」

——もし今後同じような機会があれば、どんなところへ行ってみたいですか?
「国内やったら行きたいところはいっぱいあります。海外やったら、サッカーを観に行きたいなとは思いますけどね……でも人かな、今は」

――いろんな人に会ってみたい?
「そうですね。喋りたいとは思わないんですけど、日本では会われへんようなスペシャルな人をたくさん知りたい。(FIFAワールドカップの)イタリア対ウルグアイを、(マンボウ)やしろさん達と観ていて、“芸人ってワールドカップがない。そう考えたら、サッカーっていいな”っていう話になったんです。日本に面白くてすごい人はいっぱいいますけど、ワールドカップを観てると海外にも面白い人がいっぱいいるんやろうなと。……やから、そういう人に会ってみたいですね」

――では、最後によしもとニュースセンターを読んでくださっている皆さんへ、DVDのPRをお願いします。
「このDVDは一切ボケてません。お笑いのDVDやと思って観てもらうとちょっと良くないかもしれないですけど、ドランクドラゴンの鈴木(拓)さんが“この前のあれ、面白かったよ”と言ってくれました(笑)。心に刺さる人もいると思うので、刺さりそうやなぁと思ったらぜひ観てください。ジャケットの渋すぎる僕の顔もポイントですが、僕の東京での疲れきってる表情と島での表情の差も感じていただけたらなと思います」

――島の風景も美しいですし。
「そうですね。日々の生活に疲れ気味の方にもおすすめです。実家に帰ってない人にも観ていただきたいですし……。あと、結婚するか迷っている人の背中を押せるかもしれない作品です。良かったら観てください」

8月1日(金)には、東京・TSUTAYA TokyoMidtownにてDVD発売記念サイン会も開催! 参加券にはまだ少し余裕があるそうなので、早めにお求めください。また、同所では、8月17日(日)までDVD発売記念パネル展&又吉直樹 書店フェアも開催しています。ぜひとも足を運んでください!


●イベント情報
『又吉直樹、島へ行く。母の故郷~奄美・加計呂麻島へ ディレクターズカット』
発売記念イベント サイン会
日時:8月1日(金)19時~

場所:TSUTAYA TokyoMidtown
http://store.tsutaya.co.jp/storelocator/detail/2025.html


・TSUTAYA TokyoMidtownにて、7月30日発売のDVD『又吉直樹、島へ行く。 母の故郷~奄美・加計呂麻島へ ディレクターズカット』をお買い上げのお客様に、先着でDVD1枚につき「整理番号付きイベント参加券」を1枚差し上げます(註:ご予約者優先)
・参加券の整理番号はご購入順でのお渡しとなります
・イベント当日、「整理番号付きイベント参加券」をお持ちのお客様は、サイン会にご参加いただけます。「整理番号付きイベント参加券」は予定数がなくなり次第配布終了となりますので、予めご了承ください

【先着特典】
・TSUTAYA TokyoMidtownにてDVD『又吉直樹、島へ行く。 母の故郷~奄美・加計呂麻島へ ディレクターズカット』をお買い上げの方に、先着でオリジナル特典「オリジナルポストカード」を差し上げます(註:ご予約者優先)
・先着特典につき、数に限りがございます。なくなり次第終了となりますので予めご了承ください

【注意事項】
・整理番号に関するお問い合わせはご遠慮ください
・対象商品を複数枚購入した場合、整理番号付イベント参加券は購入した枚数分に応じて配布します
・商品入荷後の整理番号付きイベント参加券のお取り置きはお断りさせていただききます
・整理番号付イベント参加券の配布は指定枚数に達し次第、終了とさせていただききます
・整理番号付イベント参加券紛失の際の再発行は致しませんので、大切に保管してください
・イベント当日は整理番号付イベント参加券を忘れずにお持ちください
・イベント開始30分前にTSUTAYA TokyoMidtown1Fに集合してください。整理番号順にイベント・スペースへご案内致しますので、係員の指示に従ってください。集合時間に遅れた場合は、整理番号が無効となり、最後尾のご入場になる場合、もしくはご入場頂けない場合もございますのでご了承ください
・集合時間前の会場および近辺での場所取りなどの行為は、一切ご遠慮ください
・整理番号付イベント参加券を2枚以上お持ちの場合、参加券1枚使用後、2回目以降は列の最後尾にお並び頂きます
・整理番号付イベント参加券は1枚につき1名様のみ、指定日時に限り終演まで有効です(小学生以上は参加券が必要です)
・都合によりイベント内容の変更・中止をさせて頂く場合もございますのでご了承ください
・会場内での録音・録画・複写はお断りします
・酒類・危険物の持ちこみは固くお断りします
・会場内にロッカー・クロークはございません
・会場内で係員の指示及び注意事項に従わない場合、入場をお断りすることがあります
・会場内で係員の指示及び注意事項に従わずに生じた事故については、主催者は一切責任を負いません
・お買い求め頂いたイベント対象商品は、払い戻しは一切行いませんので、あらかじめご了承ください

※整理番号付イベント参加券配布枚数・配布期間には限りがございますので、お早目のご予約・ご購入をお願い申し上げます。

【お問合せ先】
TSUTAYA TokyoMidtown tel:03-5413-3773(営業時間10:00~23:00)


●DVD情報
又吉直樹、島へ行く。母の故郷~奄美・加計呂麻島へ ディレクターズカット
商品番号:YRBN-90792
本体価格:2500円+税

第1章 僕の知らなかった島の日々
第2章 島人よ なぜシマ唄をうたう
第3章 僕はケンムンに会えるのか
第4章 母を育てた小さな集落(シマ)

未公開映像を収録したディレクターズカット版
<特典映像>
「ケンムンとぼく」
「フォトギャラリー 曾祖父 永田政廣さんのシマ唄にのせて」

コピーライト: ©2014BSジャパン/テレコムスタッフ
初回封入特典:『加計呂麻島―旅の足跡―』又吉直樹の軌跡をたどる特製MAP封入

よしもとネットショップplus Y!店
http://store.shopping.yahoo.co.jp/shop-yoshimoto/yrbn90792.html

楽天市場 よしもとネットショップ
http://item.rakuten.co.jp/yoshimoto-shop/yrbn90792/

※よしもとテレビ通り各店&ネットショップ、テレ東京本舗、ヴィレッジヴァンガード、紀伊国屋書店でお買い求めの方には、それぞれ異なるオリジナルポストカードが先着にて特典となります。また、楽天ブックスでお買い求めの方には「オリジナルデスクトップ待受壁紙」が先着にて特典となります。

詳細は下記サイトまで
http://www.randc.jp/artist/matayoshi-shima/


【又吉直樹】【ピース】

2014年7月15日 (火)

文枝フェスタ2014 当日券発売決定

桂文枝自身の71歳の誕生日でもある、
明日7月16日(水)なんばグランド花月にて開催する
「文枝フェスタ2014」の当日券の発売が決定しました。

ゲストに大地真央さんをお迎えし、このイベントならではのトークを繰り広げます。
また、来場者全員に淡路島産“たまねぎ”のプレゼントもございます。

このイベントでしか見る事のできない桂文枝を見れる事間違いなし!!

皆様ぜひ、「文枝フェスタ2014」へお越しください!!

Bunshi


日程 2014年7月16日(水)
時間 18:40開場 19:00開演 (21:00終演予定)
出演 桂文枝 桂枝三郎 桂三語 ほか
   ≪スペシャルゲスト≫大地真央
料金
前売・当日共  1階席 5,000円 / 2階席 4,500円(全席指定)
お問合せ(10:00~19:00)
 チケットよしもと予約問合せダイヤル
 ℡ 0570-550-100 

※当日券は、7月16日(水)10:00~なんばグランド花月 チケットセンターにて発売します。

【桂文枝】