最新ニュースインタビューライブレポート

インタビュー_神保町花月

2014年6月 4日 (水)

桂文枝が若手落語家に焦点を当てる落語会をプロデュース! 第一弾のナビゲーター桂三度に直撃インタビュー

落語家・桂文枝が、若手落語家育成の一環として行う「神保町花月~桂文枝 プロデュース~戀する落語会」が6月8日(日)に開催。「落語を聴けばきっと人生が楽しくなる。きっと人間が好きになる。そして誰かを好きになる。だから落語を聴けば必ず戀が芽生えます❤」をコンセプトに、毎回1人の若手落語家に焦点をあてるこの落語会。その第一弾公演は、サブタイトルを「三度は3度“笑(しょう)ぶ”する」として桂三度をフィーチャリング。そんな桂三度に、今回の公演のこと落語の魅力について語ってもらいました。

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――今回は、文枝師匠プロデュースなんですよね。三度さんはどのような立ち位置なんですか?

よくある、たっぷり最後に師匠が落語をする落語会、とはちょっと異なり、落語がありつつトークもあったりします。その中ではナビゲーターみたいな役割ですね。フィーチャーというよりもご機嫌をうかがうみたいな感じですよ。しかし、ペーペーの僕を師匠はどんだけ緊張させるんやろ?って思ってますね。プレッシャーが半端ないです。


――「戀する落語会」という名前は文枝師匠がつけられたんですよね。どういう思いが込められているんですか?

落語には、愛すべきキャラクターが出てきたり、その人のカワイイ生活感が出てきたりするんですよ。なので、聴いてみると人生や人間に戀できる、という意味なんだと思います。恋愛の“戀”とはまた違いますね(笑)。師匠の落語は創作なんですが、人間性や生活感といった普遍性のものがあるように作ってらっしゃいます。そういう世界を垣間見ていただければ。逆に、僕にはそういうところがないと注意されているんですよ。まだまだですね。


――といっても三度さんも落語を披露されるんですよね。どういう噺をされるんですか?

まだどうなるか分かりませんが、僕は自作の落語になると思います。今回は、僕だけではなく、文枝師匠をはじめ一門の若手も出ますので、色んな落語を楽しんでいただきたいです。また、今回はトークもあります。内容は見てのお楽しみですが、堅苦しくならないために、吉本のNo.1、2のやわらか芸人のたむらけんじくんとミサイルマン西代くんに来ていただくんで、会場を和ましていただけたらありがたいですね。公園にもブランコだけだと刺激がないので、すべり台や砂場といった色んな遊具を楽しんでいただけたら。しかし、このトークはいつもの僕とは違う一面になるはずなんですよ。袖に師匠の姿がチラチラ見えると思うんで…。かなんなぁ~という気持ちを隠しながらトークしている姿を見てもらえるとありがたいです。


――落語って一見ハードルが高いものと思われがちですが、今回はそのイメージを三度さんをはじめみなさんで払拭する感じでしょうか?

先ほど僕がナビゲーターって言いましたが、落語の“とっつきにくい”イメージを和ます潤滑油的な存在になるはずなんで、従来のイメージとはまた違ったものになると思います。この落語会をきっかけに、江戸・上方問わず落語を好きになっていただけたらいいですね。そんな存在の会を目指しています。この会で、落語ってこういうものだったのね、そんなにとっつきにくいものじゃないんだ、ということを分かってもらってから、次に寄席で落語を楽しんでもらえたら。そしてそっちには本来の楽しさもあると思うんでこの公演と同じように楽しめるはずです。今まで落語を見たことがない方にとってはものすごくいい機会なんじゃないですかね。オススメです。


――もともとコンビを組んでいた三度さんですが、落語家になろうと思ったのはなぜだったんですか?

恥ずかしながら僕はコンビを2回解散をしているんですが、1回目に相方から「別れよ」って言われたとき、自分を俯瞰的に見たんですよ。実は僕って自分のこと、芸人としてそんなに好きじゃなかったんですね。それでいい芸人になるためにはどうすればいいか?と考えたときに浮かんだのが、“放送作家”と“落語家”の2つ。では好きになるためにどちらかの道に進みたいと思い、その時は色んな理由で作家の道を選みましたが、そのときにすでに落語に対しては興味や思いは強くあったんですよ。そしてその後も色々やらさせていただいたんですが、やっぱり芸人としての自分を好きになれず…。そんなこんなしているうちにまた解散することになってしまい、やっぱりあの時の「落語家になりたい」という気持ちに正直にならんとダメかなと思い、入門しました。

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――もともと落語に興味はあったんですか?

落語をやりたいと思う前は、好きじゃなかったです。で、落語をやりたいと思うようになってからは、聞き出したら絶対に好きになり、やりたくてたまらなくなってしまうから、ずっと避けていました。それこそテレビに映ったらすぐ消すみたいな(笑)。見始めたら止まらなくなると思っていましたね。色々あったけど、入門したことは本当に良かったと思っています。落語のことも本当に好きですし。ただ、入ってからは「エライことになってしまったなぁ~」って思っています。入る前から落語は難しいとは思っていましたが、その8倍難しかったんで、「しもたっ!!!」って(笑)。僕って、落語をやるまで好き勝手やってたんでヘンなクセがついてしまっているんですよ。それを直すところから始まって…。「こんなにヘタかねぇ~」と日々思っています。落語はやればやるほど、聞けば聞くほど、落語が上手い人のことを尊敬しますね。


――そう思える人の代表格が文枝師匠なんですよね。

もちろんです。なんていうのか、師匠しかできない技というものがあるんですよ。芸人って色んな笑いの取り方をする人がいると思うんです。刀を持ってバッサバッサ笑いを取っていくという人が多い中、師匠は弓をゆっくり引いて的を絞ってパッと軽く手を離すだけでドカーンっていうタイプ。ホンマカッコいいですよ。映画『ロード・オブ・ザ・リング』の弓使いのレゴラスもカッコよかったですし。弓使いはカッコいいんですよ。さすが元祖ハンサム。本当に、その笑いの取り方はほかの人にはできないですね。この年齢、実績、地位と名誉とすべてを持っているのに、いまだにイスからコケてるって…本当にすごいと思いますよ。


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――そんな師匠がプロデュースする今回の会。どんな人に見に来ていただきたいですか?

師匠は、自分が今までいろんな人にお世話になってきたことをお返しする番だと考えているんだと思います。上方落語協会会長でもあるけれども、上方だけにとらわれず落語界を盛り上げていきたいという気持ちの一環だと思います。そして、落語に持たれている“とっつきにくい”というイメージを、「実はそんなことない」とみんなに伝えるための会なのではないかな?と。思いますね。今回はお昼なので来やすいはずです。若い人ももちろんですが、もう少し年配で落語に興味はあるけど腰が重くなっている方たちに気軽に来ていただきたいです。落語の楽しさに触れていただければありがたいですね。


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「神保町花月 ~桂文枝プロデュース~ 戀する落語会
 パートⅠ『三度は3度“笑ぶ”する」

会場:神保町花月
日時:6月8日(日) 開場13:30/開演14:00
料金:前売3000円/当日3200円
出演:桂文枝/桂三度/桂三若/桂三四郎/桂三輝
ゲスト:たむらけんじ/ミサイルマン西代

2014年4月23日 (水)

NSCを主席で卒業し、プロ1カ月目のフルフロンタル! 初の単独ライブについて直撃インタビュー!!

NSC東京19期生で、この3月に首席で卒業したフルフロンタル。そんな彼らのファースト単独ライブ「フルフロンタルの丸裸」が4月29日(火・祝)に神保町花月で開催決定!プロになって初めてインタビューを受けた彼らが、自分たちのこと、将来のこと、ライブのことを語ってくれました。

 

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――そもそもお2人は知り合いだったんですよね。

 

岡田 幼稚園からずっと一緒です。僕は生まれが兵庫なだけで5歳の頃に埼玉なんですよ。で、幼稚園で出会ってそれから…。相方はまったく変わらないです。昔は髪が少し短かったような気もするけど…。

黒田 僕も全然覚えていないけど、今のような感じではなかったはず。

岡田 高校以外の小・中・大と同じで。サッカーのクラブチームも部活も…。もう20年近く一緒にいますね。

 

 

――なぜお笑いを目指そうと思ったのですか?

 

岡田 有名になりたい!という気持ちが強かったです。初めはサッカー選手を目指していたんですよ。川島永嗣選手が卒業したサッカーの強い浦和東高校に通っていて、本格的にやっていて。とはいえプロになれるわけでもなく。で、サッカー選手になることを諦めた時に、人の前に出ることが好きだったので、お笑い芸人っていいなぁ~って。

黒田 でも大学生までは、本気でサッカー選手になりたいって言っていましたね。21歳くらい。まぁまぁ大人なのに現実を見てない…。コイツ本当にヤバいなと思いましたよ。

岡田 それは別にいいでしょ。

黒田 僕は、小さいころからテレビに出る人になりたかったから。親にもガンガン言っていましたね。バラエティ番組を見ていて、漠然とだけど楽しそうなぁ~と。「めちゃ×2イケてるッ!」や「みなさんのおかげでした」とか好きでしたね。でも、相方に「芸人になろう!」とすぐに言い出せなかったですね。

岡田 僕は言われたら即答だったんですけどね。ただ、「さぁなろう!」と思ったときに、まずお金で悩みました。NSCに入るのに40万近くいるんで。なんで、所属しないで頑張っていこうか、と。でもまったくやる気がなくて…。

黒田 ハハハ。

岡田 貫禄があるくせにやる気はないという…。1年たってもネタは2本しかできなくて。そのうえ、オーディションを受けたときにはネタを飛ばすし…。これでは無理だなと。追い詰められなければやらないタイプなんで、残りの時間でお金を貯めて、NSCに入学しましたね。

 

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――NSCにした理由はあったんですか?

 

岡田 やっぱ先輩方がすごいので。

黒田 いや、ミーハーってだけですよ。アメリカに行くといえばニューヨークへ行くみたいな男ですよ。

岡田 憧れが強いんだよ。やっぱりお笑いといえば吉本かな?と。

黒田 で行ったのはよかったんですけど、結構大変でしたね。在学中はいろんな大会があるんですが、NSC大ライブだけですよ優勝したの。大阪NSCと東京NSCが戦う対抗戦というのがあるんですがそれもボロ負けし、東の陣と称して東京に大阪NSCの芸人を呼んだ大会でも負け…。そして大ライブで主席取った後、人力舎の方とネタ対抗戦もやったんですけど5-0で負け。

岡田 これぞ完敗。

黒田 勝ったことがないんですよ。弱いんですよ。授業中にクラスで面白い奴を決めようとやったときも1回戦で負けましたから。

岡田 ハハハ。

 

 

――とはいえ首席で卒業。記念として、4月の1カ月間はスケジュールを仕事で埋めるという誰もが羨むプレゼントが…。仕事をしていてプロになったという実感は沸いてきましたか?

 

岡田 まったくないですね。でも、先輩方と会うとちょっとピリッとします。今はそんな緊張感と毎日戦っている気がしますね。仕事は、よしログに出させていただいたり、ライブにエキストラに出させていただいたり…と普通では経験できないことばかり。本当に緊張感があります。NSCのころは考えが甘かったなぁ~とつくづく思いますね。

 

 

――そしてそのプレゼントの一環として今回の単独ライブが開催されますね。

 

黒田 こんな早くに単独ができるなんて嬉しいです。

岡田 なので、やりたいことだけをやろうとしていますね。僕たちのネタはなんとなく似ていることが多いので、見ていて飽きさせないようにしなきゃと考えています。ちなみに内容はコントと漫才の両方やります。優勝したときも漫才だったんで、僕は漫才の方が好きですね。「はいっど~も~」って始まるのがいい。今年は「THE MANZAI」とかで頑張っていきたいと思っています。

黒田 あと、大阪NSCの主席のサンパウロにも出てもらいます、彼らは本当に面白いんで。あっ、彼らの方が本当に面白いんで。

岡田 それは頑張ろうよ! でも彼らは結成してすぐ大ライブで優勝した実力派。見ていて損はないですよ。

 

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――ちなみに“フルフロンタル”というコンビ名はどうやって付けたんですか?

岡田 最初は変わった名前がいいねぇ~という話になり、単語と単語を繋ぎ合わせたりしてたんですが、まぁ面白くなくって…。そしたら、隣にいた友達が「フルフロンタルってどう?」と言ってくれて。語呂がすごくよくって、すぐに「それでいこう!」となりましたね。で、意味を調べたら“全裸”っていう意味があって。語呂も意味もいい!となりました。

黒田 ちなみにこの名前になる前、こいつがずっと押していたのが「ハイビジョン」だったんですよ。マジでダセェんで、それ以外ならなんでもいいかな…と。

岡田 ちょっと、今ここで言わなくても…。今はダサいって分かっているから。

黒田 ただひとつ難点が。音がポイントだったんですけど、実際に言うとなるとかなり噛むという…。

岡田 先輩がライブで呼んでくださった時も必ず噛むんですよ。言いにくい。

黒田 「フ」の後にまた「フ」がくるからメンドクサイんですね。

岡田 そのうち、みんなが慣れてスッと呼んでくれるようになればと思いますね。

 

 

――デビューしてまだ1カ月。遠い将来、どういうことをやっていたいですか?

 

黒田 映画に出たいですね。ジャンルは何でもいいですけど。う~ん、恋愛でも別にかまわないですよ…。

岡田 ニヤニヤして気持ち悪い!

黒田 まぁ、キレイな人と共演したいです。森山未来さんが出ていた「モテキ」みたいなのがいいですね。

岡田 ムリだよ! その姿で主演とか無理だからな。で、僕は「電波少年」みたいな感じのバラエティに出たいですね。海外の無法地帯に飛ばされたい。

黒田 それってオレの映画のスケジュールはどうなるの?

岡田 それはごめんだけど。一緒に海外で撮影するとかさ。

黒田 ニューヨーク?

岡田 まぁ、アメリカといえばだからな。ってか、映画はムリだよ!!

 

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――そんな夢広がるお2人ですが、趣味を教えてください!

 

岡田 う~ん。意外と物事を深く追求したことないんですよね。なんだろうな?

黒田 僕もないな…。小学校の頃、ずっと梅干を食べていた時期はあったけど。

岡田 でも小学校以来食べてないんでしょ?

黒田 そん時、一生分くらい食べたから。

岡田 それは趣味じゃないから。僕はサッカーですかね。かなり真剣にやっていたので。

黒田 僕は、指でボールを回すのはうまいですよ。なかでもサッカーボールが回しやすい。ボールを持ち歩いてもいいんですけど…。

岡田 それはジャマでしょ。……あとは、大食いがあるかも。めちゃめちゃ食うんで。無限に食べられますよ。

黒田 大阪でライブをした時、みんなで飯を食いに行ってそのあと飲みに行ったんですが、その間の道中とかにめちゃくちゃタコ焼き屋さんに寄るんですよ。それも5回くらい。

岡田 口に何かを入れたいと思って。

黒田 やりすぎだよ。

 

 

――では最後に、ライブに来られる方に向けてここを見てほしいというところを教えてください。

 

岡田 くだらなさですかね。よくネタ見せで起こられるんですが、僕たちのネタって深みがないんですよ。日常のふわっとした表面のことをネタにしているんで。

黒田 だから大会で勝てない。浅瀬でずっとやっているから。

岡田 共感してもらえると思うんですけどね。そのあたりを楽しんでいただければ。

黒田 あとは、登場ですね。

岡田 スタートで笑わす?

黒田 笑わせるかどうか分からないけど頑張る!という感じですね。とりあえず、一度見に来てください!!



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「フルフロンタルの丸裸」

会場:神保町花月

日時:4月29日(火・祝)開場12:45/開演13:00

料金:前売・当日500円

ゲスト:サンパウロ(NSC大阪36期首席)

2014年1月 8日 (水)

井元の“闇の部分”が芝居に!? インポッシブル特別公演「mission:Impossible」の内容をインポッシブルが大胆予想!!

インポッシブル特別公演「mission:Impossible」が1月15日(水)から神保町花月でスタート。同期のかたつむり林が脚本を手がける冠芝居についてインポッシブルの2人に直撃インタビュー!!


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――インポッシブル特別公演「mission:Impossible」とコンビ名が入っていますがどんな舞台になるのでしょうか?

井元 かたつむり林が脚本なんですが、まったく詳しいことを聞いていないので恐いですね。一応、林が言っていたのは、オレの普段の生活の“闇の部分”を全面に出していくって言っていて。いっちゃ悪いですけど、すげぇ~やりたくないんですよ。これはノリノリにはなれない。恐いですね。
蛭川 林くんは同期だから色々知っているし…。“特別公演”とあるのも怪しいよね。
井元 これも社員さんとか林の悪ふざけだと思いますね。
蛭川 特別なことが何もないという可能性も高いです。何も聞かされていないんで。
井元 ドッキリしかけられている気分です。


――かなり怪しんでいますが、かたつむりさんや井下好井さんなど出演者も豪華。また囲碁将棋さんやエリートヤンキーさんなどゲストも多数出演ですよね。

井元 豪華で楽しそうなんですけど、こんだけ出るってこともまた怪しいです。
蛭川 本当に何をするのやら。
井元 すべては林の頭の中にしかないんだと思います。ただ、言われたことをやるしかない。
蛭川 神保町花月だから芝居は芝居だとは思うんですけどね。
井元 すべて闇の中ですね。


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――そもそも、かたつむり林さんとは仲がいいんですか?

井元 仲はいいんですが、無茶苦茶してくるイメージがあるんで。一度、神保町の舞台でスコップで殴られたことがあるんですよ。
蛭川 あったね。
井元 それも、掘る方ではなくって柄の方で鼻をガッチリいかれたので。舞台で「アッ!!」ってお客さんが引く声を出してしまって…。それを見てあいつはゲラゲラ笑っていたんですよ。そういうヤツです。
蛭川 そんな林くんが“闇の部分”を引き出すわけですから、予想がつかない…。普通、相方には黙ってほかの演者とかには流れを説明すると思うんですが、今のところ僕にもまったく伝わってきていない。なにがなんやらという感じですね。


――逆に、こういう内容にしてもらいたいという願望はありますか?

井元 感動系とかがいいですね。
蛭川 そういう作品は今まであんまりやったことがないかも。
井元 せっかくだから、お客さんがホロリとくるようなハートフルな作品にしてもらいたいですよ。
蛭川 チラシの「なんやかんやありまして。なんやかんやのかんやなんやのおはなし。」っていうのはは感動系っぽいけどね。イラストは目玉だからなんとも言えないけど…。
井元 あれはオレが書いたの。林から「井元の心の闇を書いて」って言われて書いたんで…。あれは不本意。もっとかわいいものにしたかったです。まぁ、ポップな感じになってくれることを祈ってピンク色にしましたがどうなることやら。
蛭川 でも、実は僕としては林くん色にえいじ(井元)を染めて欲しいと思っていますね。どういう風に無茶苦茶されるのか見てみたいんですよ。まぁ、あくまでも僕は安全なところいてですけどね。
井元 それは最低。そうなると、“インポッシブル特別公演”ではなく“井元英志特別公演”になってしまう。
蛭川 それもイヤですが(笑)


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――今回はかたつむりの林さんが脚本を書かれていますが、お2人は脚本を書いたり演出をしたいと思ったことありますか?

井元 僕たちは2人でネタを作ることが多いんですけど、映画監督とか漫画家で2人でタッグを組んで1つのペンネームの人っているじゃないですか、藤子不二雄さんとか。そういう2人でひとつのものを作るのには憧れますね。内容はう~ん…。サイコ・サスペンス・エロ・コメディですかね。
蛭川 それ、映画の『スピーシーズ』じゃん!! 僕はアクションもいいな。ワイヤーアクションとかやったことないのをやってみたいし。
井元 神保町で?
蛭川 で、お客さんには3Dメガネをかけてもらって。
井元 大赤字!! で、ワイヤーアクションなのにメガネって。いらないでしょ。
蛭川 東京ディズニーランドの「ミクロシアター」みたいな感じでイスから冷気が出たり。そういうのを作ってもらいたいな(笑)


――ネタではコントをされていますが、芝居とはやっぱり違いますか?

井元 ネタとは全然違いますからね。でもどっちも緊張はします。ネタもアドリブを入れたりもしないので、瞬発力的なことを考えるとやっていることは基本そんなに変わらない気もしますが…。
蛭川 ただ、お芝居は長い時間ボケないっていう違いがありますね。
井元 それはそうか。お芝居ってスベったとかではなく、単純に笑いがない時間がありますからね。そういう時は少し不安になります。1分間、笑いなしでしゃべるとなると調子が乗らないですからね。


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――最後に、内容もまったく見えていないですが今回の見どころを教えてください。

井元 林の目はギラギラしてたことは確かです。「オレ死ぬんじゃないかな…」と心のどこかに思っていいたりもしています。あの目つきは暗殺者の目ですから。
蛭川 そんな舞台を老若男女に見てもらいたいですね。
井元 おじいちゃんたちはビックリするかもしれませんが刺激をね。
蛭川 あと、僕たちインポッシブルという名前がついた冠芝居なんで、どんなことがあっても成功させないと。
井元 何より楽しんでもらえたらありがたいですね。


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インポッシブル特別公演「mission:Impossible」

会場 :神保町花月

日時 :1月15日(水)~19日(日)
    15日(水)~17日(金)開場18:30/開演19:00
    18日(土)開場12:30/開演13:00
    19日(日)開場12:30/開演13:00 開場15:30/開演16:00

出演 :インポッシブル、かたつむり、井下好井、ネルソンズ、横沢夏子ほか

料金 :前売1800円/当日2000円


チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/


●インポッシブルの動画はこちら:http://ynn.jp/u/422/


【インポッシブル】

2013年12月25日 (水)

12月31日の神保町はLLRづくし!! 年越しライブのこと来年について直撃インタビュー!

12月31日(火)に神保町花月で行われる「LLRの新東京ファクトリー~おNEWなネタを生産致します!~」「LLRの2013年!今年の厄を食べつくしちゃおうライブ!」「COUNTDOWN13→14」に出演するLLR。2013年の最後の日を神保町づくしで迎える2人に、ライブについて2014年の目標などを語ってもらいました!!


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 ――2013年のラストは神保町三昧ですね。

福田 「新東京ファクトリー」は、毎月やっているゲストを招いて行うネタライブ。今回もかたつむりやニューヨークなどを呼んでネタを中心に見せようと思っています。「今年の厄を~」は、コーナー中心のライブですね。僕らのライブは基本、出演者に何をやるか絶対に教えないんですが、クイズ的なことをやろうかと。これには、ブロードキャスト!!さんや同期の竹内健人やクレオパトラなど多くの芸人が出演します。そして「COUNTDOWN13→14」はみなさんと一緒に新年を迎えるというちょっとイベント的なノリがあるものになる予定です。こちらは、サカイストさんやブロードキャスト!!さんも参加して。3本とも違う、色んな要素が入ったライブになると思いますよ。
伊藤 実は去年もやらしていただいたので、何となくの感覚は掴んでいます。
おもしろいことをするというのは間違いないので、楽しめると思いますよ。
福田 年末なんで、みんなと一緒になって盛り上がるものを作っていければ。楽しいライブになればいいですね。


――2013年の幕開けも神保町花月からでしたが、今年はお2人にとってどのような1年でしたか?

福田 よくも悪くも横ばいですね(笑)。特に大きな流れはなかった気が…。あっでも、若手ライブに今まで出ていたのが出なくなったのでちょっと変わった気もします。今まではベースに∞ホールがあったので。なんか色んなことをちゃんと仕事として考えるようになりましたね。
伊藤 なんかわかる。通常公演は、いつものメンバーで変わらずやり続けるモノだから。
福田 自分では気づいてはいなかったんですが、どこか学校みたいなノリでやっていたんですよ。劇場に行けばいつものメンバーだし。そういう人たちと会わなくなって寂しいのは寂しいですが、「これが仕事なのかな?」と感じますね。社会人1年目みたいなものでしょうか。
伊藤 長いこといすぎたね。
福田 仲間と仲良くなることもかなり重要なのですが、ちょっと外の世界を知ることもいいことかな?と。みんなそうやって実力をつけてまた集まったら絶対おもしろいですから。
伊藤 うん。今年はこれに尽きるね。いいタイミングで卒業だったと思います。


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――仕事面も変化したようですが、プライベートではいかがでした?

伊藤 僕は34歳になったんですが、年齢の衰えが隠しきれないと思いましたね。朝が本当に起きられなくなって…。まず目が覚めないんですよ。やっぱ体力をつけていかないといけないかなと思い、キングコング西野さんに教えてもらったパワーアンクルダイエットで、パワーをつけてダイエットをしようとしたんですよ。これは、負荷を足につけて普通に生活するというものなんですが、食事制限も全然ないのに自然と痩せてパワーがついていくと評判みたいで。それなら僕もできるなと思いやっていたんですが、まさかの2kg増えるという大事態に…。きっと調子に乗って食べすぎていたみたいんですが、人生ってそんなに甘くないんだなぁ~って気づかされましたね。
福田 僕はプライベートはとくに…。プライベートが仕事みたいなものなんで(笑)。ちなみに趣味がテレビドラマを見ることなんですが、ある雑誌でテレビドラマについての連載がスタートして、撮影現場に行かせてもらったりしましたね。あれはうれしかった!! 趣味を仕事にした形ですね。
伊藤 それは仕事の理想形。いい感じだよ。


――では、2014年はどのような年にしていきたいですか?

伊藤 これまでもライブとか色々と楽しいことをやらしていただいているんですが、もっと新しいことにチャレンジしていきたいですね。お笑いというジャンルを飛び越えてもいいし…。それこそ俳優とか違うジャンルにも興味を持っています。
福田 僕は、これまで芸人とばかり親しくしていたんで、そういうジャンルを飛び越えて色んな方と積極的に付き合っていきたいです。最近では現場に行ったら意識的に色んな方と話すようにしていますね。もともと人見知りだったのですが、ここは新たなチャレンジとして…。まぁ、芸人に飽きてきたということもありますが(笑)。

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――今年の年越しはこのライブですが、芸人になる前はどのような年越しを行っていましたか?

伊藤 両親ともキリスト教だったんで、年越しミサに子供のころから行っていましたね。でも、これが子供心に憂鬱で…。みんなと同じようにゆっくりと年越しそばを食べたりテレビを見たりしたかったんですよ。ちなみに芸人になってからは仕事なんで、そういう年越しを実はまだしたことがないんです。ベタな年越しにちょっと憧れていますね。
福田 子供のころかぁ~。よく覚えているね。実は、あんまり記憶がなく…。みんなと遊んだり、おばあちゃんの家に行ったりしてたんでしょうね。でも芸人生活が長すぎてもう思い出せないです。「紅白歌合戦」も十何年も見ていないし…。どうなっているんですかね? まぁ、今年もライブがありますし、みなさんにはこちらに来てもらうということで。


――そんな年末に行われるライブですが、見どころを教えてください!!

福田 普通のカウントダウンイベントと違って、僕以外の演者もお客さんも全く知らないことが巻き起こります。世の中、“サプライズ”といっても筋書きがあることばかりじゃないですか。でも、僕らのイベントはガチです。そんなサプライズ尽くしのライブを楽しんでもらいたいですね。
伊藤 ちなみに僕も何も知らないんで。
福田 相方を含め、誰も知りません。芸人たちから文句を言われてもしょうがない。でも、それが僕らのライブですから。“初”サプライズを堪能してもらいたいです!
伊藤 みんなで一緒に驚きましょう!! 1年に1回きりのことなので楽しみながら2014年を迎えれたら、きっといい1年になると思いますよ。



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「LLRの新東京ファクトリー~おNEWなネタを生産致します!~」

会場 :神保町花月
日時 :12月31日(火)開場15:45/開演16:00
料金 :前売1200円/当日1500円


「LLRの2013年!今年の厄を食べつくしちゃおうライブ!」

会場 :神保町花月
日時 :12月31日(火)開場17:45/開演18:00
料金 :前売1800円/当日2000円


「COUNTDOWN13→14」

会場 :神保町花月
日時 :12月31日(火)開場21:30/開演22:00
料金 :前売2500円/当日2800円



チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/



●LLRの動画はこちら:http://ynn.jp/u/410/



【LLR】

2013年11月27日 (水)

「5ミリオン」に主演する御茶ノ水男子に直撃!! 主演作のプレッシャーをセキララトーク♪

御茶ノ水男子が主演する舞台「5ミリオン」が12月12日(木)から神保町花月でスタート。数々の作品に出演し確実に成長をしている2人が、芝居や今後の夢について真剣に語ってくれました!!


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――「5ミリオン」は、どのようなお話なのでしょうか?

しいはし 実はまだ何も知らないんですよ(笑)。「甘い誘いには裏がある」みたいですが…。
佐藤 それは、ポスターにかかれている事でしょ。まぁ、それ以上のことは想像にお任せすると言うか…。どのような話しなのかは来て確かめてほしいです(笑)。そして今回、イシバシハザマさんも出られるんですが、実は神保町では初共演になるんですよ。楽しみですね。
しいはし 今回共演するエリートヤンキーさんは僕たちの初主演舞台「微熱」のときも一緒で、色々引っ張っていってもらった記憶があります。頼れる兄さんなので、今回も頼りにしています。
佐藤 西島さんはその場をキュッと締めてくれますし、(橘)実さんはその場の空気を楽しいものに変えてくれるし…。本当にやりやすい先輩なんですよ。今から楽しみです!!


――神保町花月といえば名物の深夜稽古ですよね。これまでも色々思い出があったりしますか?

佐藤 深夜稽古に関して言えるのは、「神保町花月の人たちは本当にドMの集団だ」ってことですよ。なぜ集中力が低下している時に稽古をするのか…。謎なんですよね(笑)。
しいはし このタイミングしかみんな一緒に稽古ができないということもあるんで仕方がないことなんですが、まぁしんどいです。でも、最近はお昼の稽古も増えてきたんですよ。
佐藤 これは本当にうれしいよね。だって健全だもん。16時くらいに稽古が終わるんですけど、その後に仕事のある人は仕事に行って、ない人たちはみんなでご飯に行く…。これが深夜だと、朝5時に稽古が終わってみんな眠そうな目をこすりながら帰宅…という感じでしたから。
しいはし でも、寝るだけではなくご飯も食べていたじゃん。
佐藤 そうなんだけどね。小腹が減るから朝5時から食べに行くんですけど、空いているお店はラーメン屋さんか牛丼店くらい。そして食べたら睡魔が襲ってくるので、すぐに家に帰ってそのまま寝ちゃって、夕方に起きたら顔がパンパンにむくんでいる…。
しいはし こんな生活を1年間続いていたことがあったんですよ。連続で色んな作品に出させていただいて。
佐藤 そして気づいた15kgも太っていたという。
しいはし あの時は別人だったね。顔も体もどんどんデカくなっていて…。デビュー戦を控えた海外のプロレスラーみたいだったよ。優勝して家族を食わしていこうとしている夢のあるプロレスラー(笑)。
佐藤 なんで海外!? あと、稽古の合間の休憩で食べるラーメンや焼きそばね。おいしいんだけど、絶対に太るよ。
しいはし あれはきっと“吉本のワナ”なんだと思う。忍耐力を調査しているというか。だから絶対に負けないようにアメしか食べていなようにしてる。
佐藤 さすが!! あの状況であんないい匂いを嗅いだら絶対食べちゃうよ。それを自制できるなんて…。普通の人は食べ続けて、気づいたら15kg増になっているもんだよ(笑)。


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――今回は主演作ということですが、主演作は気持ちが違うものなのですか?

佐藤 全然違いますね。主演になると当たり前なんですがメインの役をやることが多くなるんですよ。そうなると、物語を引っ張っていかなければいけなくなるのでアドリブを入れられなくなるんです。まぁ僕としては、それはそれでラクだからうれしんですけど(笑)。でもその分、芝居に対して本気にならなきゃいけない。プレッシャーを感じますね。
しいはし 周りの人たちはアドリブでボケとかを入れてくるんで、自分も笑いを取りにいかないと!!と思うんですが、主演のときは脚本家の気持ちを考えたりしてどうも自由に動けなくなります。笑いと芝居の駆け引きの調節が難しくって…。勉強にはなっていると思うんですけどね。
佐藤 でもやっぱり僕は、笑いを取らずに芝居に専念している方が落ち着きますね。笑いがなくても、「今、ガチで芝居をしているから」と言い切れますから(笑)。


――これまでも色々な作品い出演されていますが、今後やりたい作品や役はありますか?

佐藤 『ゴッドファーザー』や『アウトレイジ』みたいな男くさい作品にも出たいです。そしてチンピラの役をやりたい! いつもの自分に近いと思うんで、すぐに役になりきれるはずなんですが(笑)。でも、僕なんかよりもチンピラっぽい風貌の人がいっぱいいるので、どうしてもそういう役はまわってこないんですよね…。あとは、意外なところで戦争作品もやってみたいです。もともと映画が大好きなんですが、色んな映画を見ていて絶対にハズれないのが戦争映画なんですよ。人間の必死な生き様が描かれるので共感しやすいし…。日本兵の役なんかもやりたいですね。
しいはし 一時期、痩せて坊主にしていたころは日本兵そのものだったよね。
佐藤 あの時、当時の人がかぶっていた帽子を買って被ったらそのものだった(笑)。なんで、役作りはバッチリなんですよね。
しいはし 僕は、最近こそ普通の役が多くなってきましたが、最初のころは吸血鬼だったりと“日常じゃない役”ばかりだったんですよ。で、それが楽しかった。なので、また人間じゃない役をやりたいですね。


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――神保町花月の魅力のひとつとして、芸人さんが脚本や演出を担当することがあるということ。お2人はチャレンジしたいと思ったことはありますか?

しいはし やってはみたいんですが自信がないんですよね。
佐藤 実は一度、誘っていただいたんですよ。で、そのとき考えていることを話したら「おもしろいですねぇ~」ということになって。でも、ビジョンはあるんですがそれを脚本という形にまとめられないんですよ。
しいはし いや、本当に難しいと思いますね。クレオパトラの長谷川さんに聞いたのですが、自分の身の丈に合った日常を舞台に一番伝えたいことを書くのがいいみたいです。やったことがないことや経験したことがない世界を書くと伝えたいことが伝わらなくなるみたいで…。
佐藤 あっ、僕は伝えたいことがないかも(笑)。
しいはし だから“誘惑に負けるな”とかがいいんじゃない? 夜中にラーメンや焼きそばを食べたらダメだよ、というメッセージを込めて。
佐藤 ムリだよ。誘惑に負けているから今こんな体なんだよ。
しいはし もしくは、“家族のためにチャンピオンになる”みたいな話は?
佐藤 それは『ミリオンダラーベイビー』でしょ。あの、いくら僕が太っているっていってもプロレスラーじゃないから!!


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――「5ミリオン」はお2人にとって今年最後の神保町でする芝居になると思います。2013年はどういう年でしたか?

しいはし あんまりよくなかったですね(笑)。
佐藤 色んなことにフラストレーションが溜まったというか(笑)。
しいはし 実は、途中から「2013年は早く終われ!!」って思っていたんですよ。なんで、今は楽しくてしょうがないです。やっと2014年が来ますから♪
佐藤 来年はコンビ仲良く、色んなことに挑戦できていればいいですね。あと、映画にも出たいです。
しいはし 僕は幸せに暮らせたらいいや。
佐藤 ついに幸せを求める年になってきたんだね…。
しいはし あとは、常に自分の中で挑戦を続けているので、それが形になればいいなぁ~と思います。まぁ、そんな素敵な1年が送れるように、最後の芝居はがんばりたいです!!



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「5ミリオン」

会場 :神保町花月

日時 :12月12日(木)~18日(水)※15(日)は休演
12日(木)~13日(金)開場18:30/開演19:00
14日(土)開場12:30/開演13:00 開場15:30/開演16:00
16日(月)~18日(水)開場18:30/開演19:00

料金 :前売2000円/当日2300円


チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/


●御茶ノ水男子の動画はこちら:http://ynn.jp/u/865/


【御茶ノ水男子】

2013年11月13日 (水)

舞台「青空」が20日からスタート! 脚本&演出を担当したカナリア安達が芝居とコントについてアツく激白

カナリアの安達健太郎が脚本・演出を担当する舞台「青空」が11月20日(水)から神保町花月でスタート。ブロードキャスト!!や犬の心ら人気芸人が集結した、無心になって笑える物語。カナリア安達が見どころや意気込み、作品に込めた思いについて語ってくれました!!


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――「青空」は、どのようなお話なのでしょうか?

ひと言で言うと“おもしろい”お話になっています。ハードルを上げているように思われがちですが、ただただ“おもしろい”だけ。感動の「か」の字もない普通に笑えるお芝居です(笑)。…こう言うと、物語の裏側にあるテーマは何だろう?と考える人もいるとは思いますが、そういうこととは本当に無縁。吉本新喜劇に近い、その場で笑えていい意味で後に残らないお芝居になっていると思います。


――今回は、安達さんが脚本と演出を担当されていますね。

この話は3日間で書き上げました。コント感覚でキャストを想像して動かしながら楽しんで書いているので早いのかもしれませんね。正直、僕は人前に出るより書いたりしている方が向いている気がするんですよ。15年近くやってきて今さら…という話ですが(笑)。意外と性に合っている気がします。今回は自分が出る回もあるんですが、できれば作・演出に専念できればと思いました。だって、作・演出だと本を書き上げたらある程度のところで手離れするのですが、役者もするとそこからがまた始まりみたいな…。いつになっても作品世界の中にいなきゃいけないので大変な気がします。


――今回は、ブロードキャスト!!さんや犬の心さんといった気心知れたメンバーばかりですが、人選は安達さんが担当されたのですか?

僕が選びましたね。どうしても犬の心さんで舞台を作ってみたかったんですよ。犬の心さんはネタをはじめフォルムや表情などすべてがおもしろいので…。とくに押見さんの困った顔は素晴らしいですよ。今回は、そんな顔がたくさん見られる内容になっています。あとのみんなは人気のある人たちばかりなので、言い方が悪いですが、ズバリ客寄せパンダです(笑)。でも、集客力があるっていうのはすごい才能だと思いますね。そんな才能を持っている芸人たちがいるのなら、そこに頼ってしまおうと考えました(笑)。ちなみに、ブロードキャスト!!の房野はすごくカッコいい役になっているので、房野ファンはぜひ見に来てください!!


――それぞれどのような役でどのような内容なのですか?

そこに関しては公演が始まってからのお楽しみです。ただひとつだけ言えることは、ブロードキャスト!!や犬の心さん、LLRの伊藤、グランジ五明、アームストロング安村の違った一面が……まったく見られません!! すみません、裏切りもなく(笑)。舞台にいるのはいつも通りの彼らです。そんな素に近い彼らを見てほしいですね。ただおもしろいだけですから。


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――“おもしろい”お芝居とコント。似ているようで似ていないような不思議な関係だが、安達さんはこの2つに対してどのように差別化していますか?

実はいまだにわからないんですよ。どこからがコントでどこからが芝居なのか。正直言って、差はないと思います。ただあくまでも個人的な意見ですが、芸人が舞台に立って何かをするからには絶対におもしろくあってほしいし、そうありたいと考えています。そりゃ感動的なものがあってもいいのですが、それは僕がすることではないかと…。なんか偉そうですが、お客さんにセリフを投げかけるのならばおもしろいことを言いたいですね。それを形にするのは本当に難しいんですが(笑)。


――おもしろいことは、緻密に練られた部分とその場の雰囲気や瞬発力があって成立すると思うのですが、台本は詳細に書かれる方ですか?

僕の台本は自分たちがやらなきゃいけない最低限のことはしっかりと書いていますが、それ以外のところは白紙になっていて自由に演じてもらっています。今回もそういうところが多く、その公演ごとに微妙に異なった内容のものができ上がりそうです。ただそうなるとおもしろくなるかはそのとき次第になるので…。調子が悪いときはめちゃくちゃスベるなんていう悲惨なこともあるかもしれない(笑)。ただ、それも含めて“生”の公演の魅力です。割り切ってその場を楽しんでいただければありがたいですね。


――となるとお客さんも心して来なければいけないですね(笑)。

よくアンケートで「芝居をナメるな」「冒とくしているのでは?」なんて書かれてしまうのですが、実はそれをホメ言葉として受け取っているところもあるんですよ。ある意味、思い描いていたことを裏切って新しいことを見せているのでは…と。なので、今回も「マジで金は返さない!」をモットーとしてやっています(笑)。とはいっても、脚本や内容に関して手を抜いているなんてことはもちろんないですよ。きちんと計算して笑わせるところもありますので…。初めに言いましたが吉本新喜劇に近いんですよ。それぞれの芸人の力量に任している部分が点在する、余白のある舞台ですね。色んな意味で、お客さんも参加できると思います。みんなで笑って、時には困りながら楽しんで舞台を見てもらえればありがたいですね。


――そんなコントでも芝居でもない舞台「青空」。どのような人に見てもらいたいですか?

世の中、しんどいことは多いし、恋愛や仕事など悩んでいる人はたくさんいると思います。そういう方にこそ一度見てもらいたいです。舞台上には、何も考えずにアホなことをして笑わせようとしている芸人がいるので。その瞬間だけでも悩みは吹き飛んでしまうと思います。一度でいいから、笑いに来てもらえるとうれしいですね。


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「青空」

会場 :神保町花月

日時 :11月20日(水)~25日(月)
20日(水)~22日(金)開場18:30/開演19:00
23日(土)開場15:30/開演16:00 開場18:30/開演19:00
24日(日)開場14:30/開演15:00
25日(月)開場18:30/開演19:00

料金 :前売2000円/当日2300円


チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/


●カナリア安達健太郎の動画はこちら:http://ynn.jp/u/303


【カナリア】

2013年11月11日 (月)

歌舞伎界とよしもとがコラボ! “初”モノづくしの「青木さん家の奥さん」への思いをかたつむりが語る!!

歌舞伎俳優市川月乃助とよしもと芸人の初コラボ舞台「青木さん家の奥さん」が11月13日(水)~18日(月)まで神保町花月にて公演。神保町花月の舞台に数多く立った演技派で、今回も出演するかたつむりの2人に、公演の魅力や意気込みを教えてもらいました!!


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――歌舞伎俳優である市川月乃助との共演ということですが、初め聞いたときはどのように思われました?

林 差し入れがすごいんじゃないかな?と。
中澤 えっ!? 最初にそれ?
林 歌舞伎役者さんってすごいって聞くから。あくまでも想像なんだけど…。
中澤 う…うん。
林 あぁ、そりゃ初めに聞いたときは、「歌舞伎の方なんだ、すごいなぁ~」なんだけど、第二段階では、“差し入れ”というキーワードが見えてきて…。
中澤 期待しているってこと?
林 というか、いつもとは違う舞台になるなぁ~と。楽しみでもあるよね。
中澤 まぁ、今回はいつもとは違う舞台になるような気もするよ。


――今回の「青木さん家の奥さん」は、美人の“青木さんの家の奥さん”をめぐる物語。演劇ファンの中ではよく知られている演目のなかのひとつですが、お2人は知っていましたか?

中澤 有名な作品みたいなのですが、僕たちは知らなかったですね。
林 実は今回、エチュード芝居なんですよ。物語の核となるところはこれまでのお芝居と同じなんですが年代や役名、そのほかの設定は今回のための仕様になっています。
中澤 本当のゼロからのスタートではないですが作りこんでいく楽しさがありますね。
林 今は、アドリブをどれだけ入れたらいいのか駆け引きをしている最中です。どんな芝居になっていくのか…フタを開けてみないと分かんないという。
中澤 いつもは芸人ばかりなので、こうすればこう返ってくるというのがなんとなく分かっているんですが、今回は月乃助さんなんで…。稽古でなるべく引き出しを開けていっていますね。
林 一緒に舞台に立つチョコプラ(チョコレートプラネット)の2人なんて、月乃助さんを振り回すなんでふざけ倒していますよ。それを見ていると笑っちゃいけないんだけど笑ってしまうという…。
中澤 本番で彼らがどこまでぶち込んでくるのか楽しみでもあります。芸人の悪いクセで本番色々変えちゃう可能性もあるので。開けてみるまで分からないですね。この芝居の一番の見どころは月乃助さんがあたふたするところなんで、そういうところをお見せできればいいですね。
林 でも、それはないと思うなぁ~。20年以上も舞台を経験していたら、さすがにビシッと決めてくる気が…。まぁ、そんな月乃助さんを見たいけどね。


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――月乃助さんはどのような方ですか?

林 すごくいい人ですよ。本当に優しいし。そして、すごく若い。
中澤 人として完璧ですね。僕らなんかにも挨拶をしっかりしてくれて。さすがに恐縮しちゃいますよ。
林 僕らと同じ水を飲んでいますからね。だいぶん慣れてきましたが、最初のころは神保町花月の練習場に歌舞伎役者さんがいるということ自体にすごく違和感でした。ほら、基本、神保町花月は友達しかいない場所なんで。
中澤 本当にそう。いつもと違いすぎる。ひそかに気になっているんですけど、よしもとはギャラを払えるのかな…という。まぁ、僕らが決める事でも心配することでもないんですが、あまりにもいつもとランクが違いすぎるんで(笑)。ただすごく刺激にもなるし、いい意味でピリッと締まっている気がしますね。


――いつもとは違うと思われることは多いですか?

林 まず、周りからの注目度も違うんですよ。
中澤 取材がいつもより多めで。会社が力を入れている感じがしますね。基本、月乃助さんがメインのインタビューが多いんですが(笑)。あとは今回の舞台、出演者が少ないんですよ。それも特徴のひとつかなと。メインは、月乃助さんとチョコプラと僕らですからね。
林 チョコプラも僕らもよく神保町に出ているんですが、実はチョコプラと一緒のお芝居をするのは初めてなんですよ。そこも楽しみですね。あと、稽古が昼間に行われることとか…。意外と色々いつもと違います。
中澤 本公演でエチュード芝居というのは初めてだと思います。そう考えると多いですね。でも、正直そのような新しい試みに参加できることはとてもうれしいです。これもすべて神保町で数々の舞台に出てきたおかげかなと。
林 僕にいたっては、ピンのとき、多くて年に11カ月出ていたこともありますからね。あのころはほとんど神保町で生活をしていました(笑)。でも、そういうことがあって、今回、よしもとの代表ですから。やっててよかったです。


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――そんないつもの神保町の舞台とはちょっと違った感じになりそうな今回。楽しみにしていることは?

林 そりゃ、月乃助さんにおいしいところに連れて行ってもらおうと思っています。すでに、お酒が飲めるかは確認したんで。あとは連れて行ってもらうだけかと。
中澤 歌舞伎町周辺ね。いつもは行けなさそうなところに行きたい。
林 なんでもこの世界は出会いですから。楽しみです。でも、打ち上げは神保町の居酒屋になりそうですけど(笑)。
中澤 あとは、月乃助さんが出演されることによって、歌舞伎界の方も見に来られたりするのかな?ということも気になります。そういう方に僕たちの演技が引っかかったりしてね…。
林 「誰? あのいい演技をする子」なんて言われたら、もう大変。「青木さん家の次男」という新たな舞台ができちゃうかも。
中澤 そして、それが歌舞伎座で公演されたりね。ひょっとするとひょっとするから。…これ、ボケでも怒られるかもね(笑)。


――そんな新しいことづくめで魅力あふれる舞台。今回は初めて神保町花月に来る、という方も多いと思いますがメッセージを。

林 普段よりちょっとチケットの価格も高いですが、その分、おもしろいはずです。月乃助さんと僕らの掛け合いも楽しんでいただけたらありがたいです。
中澤 なるべくハードルを下げて来てください。注目度が高すぎるんで、肩の力を抜いて舞台そのものを楽しんでいただきたいです。初めてのことが多いので見る側も楽しいと思いますし、僕らも楽しみながら演じようと思っています!!


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「青木さん家の奥さん」

会場 :神保町花月
日時 :11月13日(水)~18日(月)
13日(水)~15日(金)開場18:30/開演19:00
16日(土)開場14:30/開演15:00
17日(日)開場15:30/開演16:00 開場18:30/開演19:00
18日(月)開場18:30/開演19:00

料金 :前売3000円/当日3500円

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/

【かたつむり】

2013年10月30日 (水)

お客さんにプレゼントあげる異色のイベント『for you…~野爆’sからの贈りもの~』について、野性爆弾に直撃インタビュー!!

毎月神保町花月で行われている野性爆弾のトークイベント『for you…~野爆’sからの贈りもの~』が11月9日(土)に開催。お客さんにプレゼントあげる不思議なイベントについて、野性爆弾が魅力や楽しみ方を語ってくれました!!

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――『for you…~野爆’sからの贈りもの~』はどのようなイベントなんですか?


ロッシー もともと4年くらい前から神保町でトークイベントをやらしていただいているんですが、その最新版です。タイトルを変えたり、内容を変えたり、色々変化して現在の形になりましたね。お客さん主体のイベントです。
川島 前回のエンディングで負けたメンバーが、自分がいいと思うものを買ってきてお客さんにあげる、という形をとっています。プレゼント欲しさに集客が増えるんちゃうかな?と思いスタートしたんですけど、あんまり伸びない(笑)。固定客のみが来るという状態です。いずれ、その固定客に1個ずつプレゼントが渡っていき終了~となるような気がしますね。
ロッシー ただの“for you”。
川島 でも、昔はYouTubeを見てただ笑っていたり、演者だけで超能力トレーニングをしたりとお客さんを無視したことばかりやっていたんですが、今はガッツリお客さんと一緒に楽しんでいます。それだけでも野性爆弾的には成長したかな?と。そんな成長が見られるイベントですね。


――プレゼントをあげる人はどうやって決まるのですか?

川島 それは時々ですね。ゲームとかジャンケンとか…。
ロッシー 僕は前回と今回があげる側で、2連敗中。って、“敗”っていうのはおかしいですけど(笑)。始めはPOISON GIRL BANDの阿部、次はレイザーラモンHGがなって、また阿部、そしてもう一回阿部ちゃん、そして僕…という順になっていますね。 
川島 負けたら連チャンするっていう流れがあるみたいで。
ロッシー 1回につき5000円までと決まっているんですけど、阿部ちゃんなんてもう1万5000円。
川島 ただえさえ金がないって困っているのに(笑)。でも、オレは意地でもあげたくないですね。絶対阻止したい。だって、知らない人にモノあげるのイヤですよ~。自腹っていうのはもってのほかだし!!

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――プレゼントは具体的にどういうものなんですか?

ロッシー 僕は金閣寺のオルゴールをあげました。たまたま祇園花月で出番があったんで、その帰りにわざわざ寄って買いに行きましたよ。金色なんだけど和テイストもあってそれでオルゴールというすべてがマッチしたもので喜ばれるかな?と思ったんですが…。
川島 「ファンやからこの人が買ってきたモノが欲しい!」となると普通は思うんですけど、なんかこのイベントは違うんですよ。ほんまにプレゼントがいいから欲しい、みたいな流れがあるみたいで。野性爆弾のイベントなんで、ロッシーのお客さんがほかのメンバーよりも多いはずなんですけど、オルゴールはまったく人気がなくって(笑)。
ロッシー どうも、欲しがらなかったんですよ。
川島 最終的には、「ちょっとでも欲しいという気持ちがある人は手を挙げて!」みたいに無理矢理、人を確保しましたね。
ロッシー おかしいでしょこれ。阿部ちゃんが持ってきたダルマはなんかすごい人気があったんですよ。でも、HGのカワイイ人形はまったく人気なく。傾向が全く分からんのです。
川島 きっとかさばらんかったらいいんとちゃう? 一番ひどかったんは、阿部が持ってきたパズル。それも作り終えたやつなんですよ。一番いらんでしょ。ただでっかいだけで、そりゃ人気ないわ~。
ロッシー なんで、次回はこれらを踏まえてみんなが欲しがるものをプレゼントしようと思います。


――2人は、今欲しいモノはあったりします?

川島 今引っ越ししたてなんで、台車が欲しいです。
ロッシー 便利やもんな~。5000円で買えるんとちゃう?
川島 段ボール運ぶのがかなりラクになるんでね。あとは…中古の軽トラかな? これは5000円オーバーしそうやけど。
ロッシー 僕はそれこそオルゴールとか小物入れが好きなんですよ。だからあげたのに…。
川島 自分の好きなものをあげてもアカンってことやから。
ロッシー だとすると芳香剤や掃除の時に使うコロコロの芯とかかな? 実用性があるもののほうがいいから。あとはラップとかそういうモノが欲しいかも。もしかして、みんなも実用性のあるモノのほうがいいんかなぁ~。となると、次回はお米とか? これやったらもらってくれそうな気がする。

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――出演者は、ガリットチュウ福島さん、ナベさん、POISON GIRL BAND阿部さん、カナリアのボン溝黒さん、レイザーラモンHGさん、ブロードキャスト!!吉村さんとほぼ固定メンバーなんですよね。どういう経緯でこのメンバーになったんですか?

川島 初めは、僕らと神保町花月の作家であるタピオカでやっていたんですよ。でも神保町花月って若手がいっぱいいて。カナリアのボンを見つけて「出たら?」、福島を見つけて「出たらえぇやん」と言っていったらいつの間にかこのメンバーになって。
ロッシー 一番ビックリしてるんはきっとブロードキャスト!!の吉村でしょうね。なんで僕なんやろ!?って。でも、そこにいたからこうなっているわけで(笑)。
川島 公演終わりにボンと阿部とで飲みに行くんですけど、そこで毎回「吉村はニオイが違う」ということが議題に上がりますね。やっぱりジャンルが違うというか(笑)。芸人には色っていうのがあるじゃないですか。コアなことをやるとか王道をやるとか…。あいつはどちらかというと王道ラインを走っているヤツだから。野爆ラインじゃないだろうって(笑)。
ロッシー でも本人は楽しそうにしてるんで。それだけでもえぇかなって。
川島 ちなみに吉村は人気やから集客も期待できるんちゃう?という思いもあったんですが、意外と伸びないんですよ。
ロッシー 吉村ファンもビビったと思いますね。「見たい吉村さんじゃないっ! なんか違う!!」って。
川島 もし神保町花月が人員削減みたいなことを言ってきたら、今のところ真っ先に吉村を差し出します。「オマエはここにいるべきじゃない!! こんな紫がかった毒霧の中にいるんじゃなく、さわやかラインを歩んでくれ」って。それが吉村のためになるような気もします。
ロッシー この呪縛から解いてあげることが一番だから(笑)。逆にナベなんてこの毒霧が好きみたいで。誘ってもないのに勝手に来ましたから、人それぞれです。


――このイベントはお客さんも重要な出演者のようですが、みなさんはノリがいいのですか?

川島 親近感が沸いているんか知りませんが、なんかキャッキャキャッキャ笑っています。出待ちとかでもタメ口で…。「ツレちゃうねんけど!!」って気にはなりますね。
ロッシー 近く感じる気持ちはわかるんですよ。普通プレゼントを渡すとき、クイズやジャンケンで決めるじゃないですか。それをうちはがっつり“だるまさんが転んだ”をしてるんですよ。客席からプレゼントが欲しいお客さんがステージに近づいてくるという…。これは友達感覚になりますよ。
川島 なかなかの見ごたえがあります。30歳を超えた素人の人たちが必死に動いたり止まったりする…。想像するだけで笑ってしまいます。イスをよけながら止まったり、ゆっくり舞台に上がってきたり、どれもおもろい! 中には名物みたいな人も出てきて…。傘泥棒なんだと思っているんですけど、本当に存在を消すのがうまい。バッドマンみたいに闇に消えたり浮き出たり自由自在ですわ。
ロッシー 人の目を盗むのはさすがです!!

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――そこまでお客さんと近いと知り合いに感覚になってしまいますね。

川島 ほぼ同じメンバーですからね。前回と違うところはみんな席が1個ズレてるくらい。もう親戚みたいなもんです。あんまり会わない親戚たちとお通夜のときにお寿司でも食べながらどんちゃん騒ぎをしている感覚に近いです。もし客席の誰かが死んだら花を出さないと、と思っています。
ロッシー お客さんがたまに休んだりすると目立つしなんか寂しくなります。で、来たときに「なんで前回来れなかったん?」って聞いたりして。
川島 耳を真っ赤にして答えてね(笑)。お客さんはそう抜けられないでしょうね。


――そんな常連のお客さんだけでもなく、まだ来たことがないという人に向けてメッセージをお願いいたします。

ロッシー 今がいいプレゼントをもらえるチャンスです。“だるまさんが転んだ”に参加できるよう、スニーカーを履いて来てもらえればいいと思います。
川島 動きやすい格好が一番! あと、子供がよく履いている裏にコロコロがついているスニーカーやったら、スーッと動けるんでトクだと思います。
ロッシー これはいい情報ですね。
川島 あと、もうちょっと回を重ねていったらお客さんがプレゼントを買う側になってそれを僕らが取り合ってもいいかな?と考えています。なんで、プレゼントを欲しいなら今です(笑)。まぁ、なんたって自由なイベントですから。
ロッシー 来てみないとわからんイベントなんで、みんな来て楽しんでもらいたいですね。

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『for you…~野爆’sからの贈りもの~』
会場 :神保町花月
日時 :11月9日(土)開場13:45/開演14:00
出演 :野性爆弾、ガリットチュウ・福島、ナベ、POISON GIRL BAND・阿部、カナリア・ボン溝黒、レイザーラモン・HG、ブロードキャスト!!・吉村
料金 :前売1000円/当日1200円

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/

●野性爆弾の動画はこちら:http://ynn.jp/u/155/

【野性爆弾】

2013年10月16日 (水)

『言わんこっちゃない』に主演するサカイストが芝居への熱い思いを語る!!

シェアハウスに集う人々のおかしくてちょっとせつない物語『言わんこっちゃない』が10月31日(木)から神保町花月でスタート。主演のサカイストに座長としての意気込みや芝居に対する思いについて聞いちゃいました!!

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――『言わんこっちゃない』は、どのようなお話なのでしょうか?

デンペー 制作陣から「まだ“言わんこっちゃない”」って言われているので何とも言えないですね。
まさよし ハハハ(笑)。どうやらいいボケを考えてきたみたいですね。
デンペー えぇ、一昨日から。
まさよし だいぶん温めてますね(笑)。まぁ、僕らもどんな内容になるのかはまだわからないんですよ。ただ、今回は湊裕美子さんが演出なんですが、僕は湊さん演出の舞台は必ず女の子役なので、今回もどうなることやら…と、楽しさ半分不安半分という感じです。


――女の子役なら役作りをされるのですか?

まさよし もちろん。まず、毛を剃るところからすべてが始まりますね。あとは鏡で見ながら細かい仕草を自分なりに作っていきます。そういうことを意識し始めたら、自分の中で舞台はスタートです。ちなみに公演が始まったら、お茶を飲む仕草や目線、言い回しなどガラリと変わりますよ~。
デンペー 逆に男役をやるときもあるのですが、そういうときはお兄ちゃんとして不安です。いつもの姿なんですが、神保町という小屋でいつものまさよし…。違和感ですね。
まさよし 7割近く女役なんで(笑)。顔合わせで台本をもらったとき男役だと、「あれっ男役!?」って思いますね。今回はシェアハウスに集う男女の物語なんでどっちの可能性もあるんですよ。ただ、竹内由紀子さんや光永がいるので女性は足りているんですけど…。でも、男性の数も多いので追加の可能性があればそれは僕しかできないので、今からその可能性を信じてシャドートレーニングをしておきます(笑)。

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――そんな姿を見てお兄ちゃんのデンペーさんはどのように感じますか?

デンペー 役者さんだなぁ~と思いますね。
まさよし 芸人さんですけどね。
デンペー 本当に違う人格になるんですよ。同じ血が流れているとは思えないというか…。僕だったら絶対できないです。これまで色々演じさせていただいて感謝しているのですが、僕はまだ演じるということ自体、模索中なんで。答えがないというか…演じることに。
まさよし あなたが役者さんみたいなことを言っていますよ――。
デンペー 与えられたセリフっていう言葉をどう自分の中で料理するか。難しいですよね。
まさよし なんかめちゃくちゃうっとうしい役者さんですね。深いのか浅いのかよくわからない。デンペーさんにはついていけないです。


――漫才で数多くの舞台に立たれていますが、お芝居だとまた気持ちが違うものなんですか?

まさよし 漫才はネタ合わせをしますが、やはりその場の空気やハプニングが笑いに変わっていくじゃないですか。ただ、お芝居でそれをすると世界観が崩れてしまうのでハプニングなどは邪魔になります。ミスが許されないというか…。そのプレッシャーはあります。
デンペー そういう“生”の姿を見たいという人もいるとは思うのですが、やっぱり脚本家さんが書き上げた世界を作り上げていく姿を見せていきたいですね。なんでアドリブは洋服だけにしています。
まさよし 確かに。今までの神保町はほとんど私服で出ていますもんね。デンぺー 舞台に行
くと大体その公演が求めているカラーが分かるので、そのカラーに合うファッションを選んでいます。どんな脇役だとしても魅了させてしまうのが申し訳ないのですが…。神保町に立たせていただいて3、4年になりますが、いつも主役だと思って演じていますね。で、終わってみると「やっぱりデンペーが一番だった」という結果が出ているという…。
まさよし セリフの量はまったく違うんですが、やはり食われたなぁ~と思うことは多々ありますね。
デンペー 人間って生まれ持った才能というのがあると思うんですよ。まさよしさんだったら色んなことをそつなくこなす“器用さ”だったりするのですが、僕にとってそういう才能は何?って考えたとき、やっぱ“スター性”だと思うんですよ。というより“スター性”しかないなと。何をやってもスターはスターなので。
まさよし うるさいよ!! 何も舞台のアピールになってないよ。
デンペー しょうがない。神保町がスターを求めているんだから。
まさよし お芝居を求めているんだよ!!
デンペー えっ!? 「スターこっちゃない」の話でしょ?
まさよし もう、ダジャレはいいですよ…。

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――これまでも色々な役を演じられていると思いますが、今後やりたい役などありますか?

まさよし 今回はどうかわからないのですが、湊さん演出の舞台で男役をやってみたいですね。湊さん、僕のことを女の子と思っている節があるんですよ。他の演者さんやスタッフさんの前で、「まさよしは女だから」って必ず言うんで。なんでちょっと違う役を…。実は自分のキャラクターにない役をやりたいんですよ。陰湿でニヤッと笑うだけで凄味のある悪い役とかに憧れますね。
デンペー 僕は、アンドロイドや検事、元F1ドライバー、アイスホッケー選手とか…。
まさよし それ、愛する木村拓哉さんがやられている役じゃない?
デンペー あれっ!? 自然と出てしまったんだけど…。でも、逆のことをやりたいという気持ちはわかるんですよね。僕もモテない役とかやってみたいです。
まさよし いちいち止めるようで申し訳ないけど、実際モテてないからね。
デンペー う~ん。でも、お金もなく女にもモテないダサい役をやってみたい。こういう顔だから意外と悪役はできちゃうんですよね。だからそうではない、ダサい役とかお父さん役とかやってみたい。


――お父さん役とは意外ですね。ハートウォーミングな物語の方がお好きですか?

デンペー 1時間の芝居ならバッドエンドでいいのですが、2時間の芝居だったらハッピーエンドがいいと思うんですよ。2時間だとやっぱり完結させたいですが、1時間モノだと帰りにお客さんがそれぞれその後の物語を考えてくれれば…と思います。書かないですがもし脚本を書くことがあるなら、余韻を残して終わらせる芝居にしたいですね。
まさよし 意外と考えているんですね。
デンペー 考えているんだけど、書いたり演じたりすることはできないんだよね。
まさよし 才能がもったいなさすぎる! なんで使いこなせないの!!
デンペー う~ん。演技ではなくプロデューサー的なことのほうが向いているのか? ただ、これ以上評価されるのはちょっと怖い…。
まさよし ん!? たいしてされてませんけど!! でも、カッコよくってオシャレで面白くってプロデュースもできる…。ヤバいですね(笑)。


――まさよしさんは“まさよし劇団”の座長でもあり脚本も書かれていますよね。

まさよし 2回公演していて、1回目は暗い話で2回目はTHEハッピーエンドという話にしたんですよ。で、書いていて思ったのは、自分が本当に書きたいのは意外と暗い物語なんですよね。ハッピーエンドは見る人を幸せにするという本当に大変なことなんですが、暗い話の方が色んな伏線が絡み合ったりして脚本能力が問われる気がして…。サスペンスを書いてみたいです。ちなみに、“まさよし劇団”は神保町花月4劇団のひとつなんですが、一番仲がいい劇団だと思っているんですよ。座長は僕ですが、かたつむり林というリーダーがいて、もっと下のデニスや大江すぐるといった若手を盛り上げていく、理想の劇団ですね。そんな劇団を作るときにすごく必要だったのが、やはりスターのデンペーさんだったんですよ。座長、リーダー、スターという3本柱のバランスが最高ですね。
デンペー 実はこの劇団の特徴として僕たち以外はみんな若いということなんですよ。なんで、まだ光っていない。そんな原石にスターという光を当てて、みんなが光り輝いた劇団にしていきたいと思っています。

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――今回もランパンプスや感動ピストといった若手のメンバーが出演されていますね。

デンペー 初めてなのでどうなるのか?とは思いますが、互いに吸収しあえればと思いますね。芝居はチームだと思っているので、千秋楽までの間、どういうチームワークを作れるのか楽しみですね。
まさよし マジメな話、デンペーという空気がすごくいいんですよ。こんなに後輩もイジれる兄さんってなかなかいないですから。稽古って深夜から朝までやっていてすごく疲れるのですが、さらりと差し入れをしてくれたり。すごくカッコいいのにダサいという。彼ならではですよ。こういう彼がいるからチームワークは強くなっていくんだと思いますね。ちなみに僕はそういうことはできないので、セリフだけは早く覚えるようにしています(笑)。まぁこれは、両方ともなんですけどね。
デンペー 練習中に台本を持っていると動きに制限が出てしまうんで、あんまり台本を持つのは好きじゃないんですよ。
まさよし とくに女性の役をやるときは、両手が使えないので表現しにくいですよ。あと、そういう姿を見せていくと後輩たちのやる気も変わっていくと思います。僕らのやり方を見て色々知ってもらえるとうれしいですね。
デンペー ちなみに稽古場の壁って鏡が張られているじゃないですか。あれを見ていると台本なんて持って演じたくないな~と思いますね。やっぱり自分の立ち振る舞いやファッションをちゃんと見なきゃ。たまに演出家から「芝居に集中して!!」って言われますが。
まさよし ハハハ(笑)。


――最後に『言わんこっちゃない』どういう人に見てもらいたいですか?

まさよし お芝居が好きな人に見てもらいたいです。神保町花月ができて7年近く経ちましたが、芸人さんも芝居ができるんだよ!!というところ見せていきたいです。
デンペー まぁ、見たい人に見てもらえれば。そこにオレがいるで。ここに来たらオレに会える、そんなチャンスなかなかないですからね。
まさよし じゃあ見に来てデンペーさんに惚れちゃったらどうするんですか?
デンペー それこそ「言わんこっちゃない」ですよ。
まさよし さすが!!

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『言わんこっちゃない』

会場 :神保町花月

日時 :10月31日(木)~11月5日(火)
31日(木)、1日(金)開場18:30/開演19:00
2日(土)休演
3日(日)開場13:30/開演14:00 開場15:30/開演16:00
4日(月)開場15:30/開演16:00 開場18:30/開演19:00
5日(火)開場18:30/開演19:00

料金 :前売2000円/当日2300円

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/

●サカイストの動画はこちら:http://ynn.jp/u/453/

【サカイスト】

2013年10月 2日 (水)

マンボウやしろが脚本&演出!! 男たちの生きざまを描いた『オカマーズ9』に込めた思いを告白!

マンボウやしろが脚本・演出を担当する舞台『オカマーズ9』が10月8日(火)から神保町花月でスタート。オカマバーに集まる男くさい軍人たちの生き様を描いた笑いと感動を届けるヒューマンストーリー。マンボウやしろが見どころや意気込み、作品に込めた思いについて語ってくれました!!

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――『オカマーズ9』は、どのようなお話なのでしょうか?

戦争が始まってもオレがまず先にいってやるぜっ!!と思ってイキがっている男くさい軍人たちの物語です。いつもイキがっているのですが、いざ戦争が始まるかも…という雰囲気になったら尻込みを初めるんですよ。そんな中、オカマであることが理由で除隊させられた軍人がいるというウワサが流れてきて、自分たちも軍隊にクビになるためにオカマになっていこうと躍起になっていく…。そんな男たちの姿を笑いと感動を含めて描いています。途中からは、男の中の男たちがいかに女性らしく女になっていこうかと努力する姿が中心になっていきます。彼らの気持ちの変化に注目してもらいたいです。


――やしろさんらしい面白い設定ですね。

もともとは2004~2006年くらいに僕が立ち上げていた劇団乙女少年団の作品なんです。この劇団はオカマを題材にした劇を10作品ほど披露したのですが、その最期の作品が『オカマーズ7』で。今回はそれに手を加えて登場人物も増やしてアレンジしています。ちなみに『オカマーズ7』は、子供ができることをきっかけにこの世界から足を洗うと決めた芸人のラスト舞台の作品だったんですよ。初めはちょっとした役だったんですが、いつも一緒にやってきた仲間の最後の舞台になるのかと思うとちゃんと彼を投影した物語にしたくなって…。これまでどういう気持ちで生きてきたのか、今の気持ち、芸人を辞めようと決断した経緯などを全部聞いて作り上げましたね。そんなリアルな男の思いが詰まった物語です。

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――『オカマーズ7』から変化している点があるのでしょうか?

演じる人が前回と違っているのと人数も増えているのでキャラクターの設定は微妙に変わっています。あと、前回の出演者はみんな芸人だったので勝手知ったる…的な感じだったのですが、今回はネイキッドボーイズの俳優さんたちも多く出ていただいているんでいつもとは違う雰囲気になっています。なので僕の気持ちもちょっと変化しているというか…。実は芸人よりも役者さんが多い舞台というのは初めての経験で、まだどうすればいいかよく分かっていないんですよ(笑)。ちなみに出演する芸人は役者さんと一緒にやるのでなるべく演技が上手く、信頼できる人を選んでいますね。


――やっぱり役者さんと芸人さんは違いますか?

もちろん色々違いはありますが、一番は華があるところではないでしょうか。カッコいい人たちが女装するとキレイになる…。この当たり前のシステムを楽しんでいただきたいです(笑)。顔合わせをしたときに即興で軽いお芝居をやっていただいたのですが、それを見ているだけでこの舞台はキレイになるんだろうな~と実感しました。やっぱり女装をするにしても顔立ちや雰囲気っていうのはかなり重要ですから。前回の見たよという方も美しい男たちを見に来てもらいたいですね。

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――今回は脚本と演出を担当されていますが、演じるのとは気分は変わるのでしょうか?

全然違いますよ。自分が舞台に立つだけの方が圧倒的に気が楽です。この夏、後藤ひろひとさんが演出しキングコング西野(亮廣)が脚本を担当した『ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック!』に出演させていただいたんですが、何も考えずにプレイに専念できましたから。頭を使わず思いのまま役に集中して入り込める…、脚本&演出だと色々考えちゃいますからね。


――考えていることとは?

やっぱりどんなお芝居でも稽古は2週間ほどあるじゃないですか。せっかく時間を割いて練習をするのだったら、全員がおいしくないとダメだと思うんですよ。1人に対してせめて2カ所くらいは見せ場があって輝くところがないと…。実は僕も昔、全然おいしくない役で全然面白くないお話に出演したことがあるんですよ。そんな舞台でも稽古は2週間あって参加しなきゃいけない…。途中で、もうお金なんていらないから遊びに行かして!!って本気で思いましたから(笑)。そういう思いを、せっかく出てくれる芸人さんや役者さんに絶対させたくないんです。そのためには色々考えて作っていますね。


――演者もやっている強みが出ていますね。

なるべく舞台に関わっているすべての人が楽しく、やりがいを感じてもらえるように作ろうとは思っています。その思いが反映されてなのか分かりませんが、チームワークがいいのがうちの組の特徴ですかね。やっぱいい気持ちでやってもらわないと。あと気を付けていることは、当たり前なんですけど楽しい物語を作ろうとしていますね。演者さんも露骨で、話が面白くないとちゃんとやってくれないんですよ。観客はもちろん出演する側の人たちにも楽しんでもらえる作品にしないといい舞台はできないです。とはいっても、芸人の“面白くないネタを作るとスベる”というプレッシャーに比べたら全然マシですけど(笑)。


――そんな楽しい舞台『オカマーズ9』の見どころを教えてください。

強がっている男ほどいざとなったら頼りない…というところをこの目で確かめてもらいたいです。やっぱり口だけではダメなんですよ。色々考えて実行力がないと。女性の方に来ていただくと男を見る目が養えるかもしれませんね。ちなみに僕は、余計なことはあまり話さない男の人がカッコいいと思います。しゃべっていないと落ち着かない芸人なんて全然ダメですよ(笑)。男性の方はこういう男はダメだ!と気づくことも多いかもしれませんね。

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『オカマーズ9』

会場 :神保町花月
日時 :10月8日(火)~14日(月)
8日(火)~11日(金)開場18:30/開演19:00
12日(土)開場13:30/開演14:00 開場16:30/開演17:00
13日(日)、14日(月)開場13:30/開演14:00
料金 :前売4500円/当日5000円

チケットよしもと:http://yoshimoto.pia.jp/


●マンボウやしろの動画はこちら:http://ynn.jp/u/77/


【マンボウやしろ】

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