2月19日(水)、吉本興業株式会社東京本部にて『第六回沖縄国際映画祭プログラム発表会見』が行われました。
Laugh&Peaceをコンセプトに、2009年よりスタートした沖縄国際映画祭。第六回を迎える今年は「島ぜんぶでおーきなこと!」をキャッチコピーに、3月20日(木)から24日(月)までの5日間にわたっての開催が決定。本日の発表会見では、藤井隆と佐藤麻衣が司会進行を務めるなか、プログラムが発表されました。
今年も映画祭の目玉である映像コンペティションですが、昨年開催された第五回より新設された「クリエイターズファクトリー」は、今秋に開催される『京都国際映画祭』と連動予定。また、コンペティション部門から「テレビディレクターズムービー」が独立し、弊社と放送局、イオンエンターテイメントが共同で“制作”“配給”“上映”を行っていく予定となっています。
これに関して、奥山和由さんは「すばらしい作品が多く見受けられることもって、ブランディングしていきたいと思っています」とコメント。また、宜野湾のビーチで行う世界最大のスクリーンでの上映については『ワーナーさんのご好意で「ゼロ・グラビティ」が満点の星空のもと、宇宙と溶け込む映像が観られるのは、個人的に楽しみです。また、「オーファーザー!」のプレミア上映もございます。こちらは主演の岡田将生くんを始めとしたオールキャストが駆けつけてくださいます」と期待を寄せます。いちばん楽しみにしているのは、鉄拳のパラパラ漫画を実写化した『FURIKOー振り子ー』だそうで、「映画がみなさんの目に触れて、評価の中で成長していく。それこそ、沖縄国際映画祭です」と意気込みました。
発表会中盤にはガレッジセール、品川ヒロシ、鉄拳、山本彩(NMB48)、渡辺美優紀(NMB48)、山田菜々(NMB48)、宇野祥平さん、ロバート・山本博、宮川たま子、近藤夏子さん、橋本環奈さん(Rev from DVL)、秋山美穂さん(Rev from DVL)、四宮なぎささん(Rev from DVL)、今井瞳さん(Rev from DVL)、西岡優菜さん(Rev from DVL)が登場しました。
「今年で第六回になりますけど、一、二回目はみんな“はぁ? 映画祭? わからない”という感じだった。けれど、いまは“3月になったら、沖縄映画祭の季節だね”と。ほかのお祭りみたいに、この季節になるとこの祭りが来るという風物詩になったなと思います。沖縄県民なら誰しもが知ってます!」と挨拶したガレッジセール・ゴリ。今回は沖縄市による地域発信型映画の『ロクな人生』で監督を務めており、「今回は古座のディープなコメディ映画をつくらせていただきました。古座っていってもピンと来ないかもしれないですけど、基地問題を抱えてるんですね。アーティストやロックミュージシャンが生まれた街でありながら、古座暴動っていう米軍の車を何十台も横転させて燃やした事件もある。そういうディープな部分も入れながらも、コメディに仕上げました。ぜひ観てください!」とアピールします。
那覇市による地域発信型映画の『那覇 NAHA なーふぁ!』に出演しているガレッジセール・川田。「高校生の……」と話し始めるも、「ありがとうございます! とにかく観ていただきたいですよね」と藤井に遮られ、「ぜひ観ていただきたいです」と答えました。
「映画のことを訊いてもらってもいいですか?」と前置きしがらも、すっとぼける藤井から「今日もスタイリッシュですね。記者のみなさんも驚かれたと思います、小顔で」と質問されたのは、第3弾監督作の公開が待たれる品川。「隣りで、ゴリさんがしっかりしたこと言うからビビってるんですよ! 映画のことを訊いてください」と必死に返します。
すると、藤井から「何が“サンブンノイチなんですか?”」との質問が。さらに「だましだまされ、最後までまったく読めない展開だそうですが、最近だまされたことは?」と訊かれ、「急になんで俺だけ笑いの話なんですか?」と苦笑。「今回は、木下半太さんの原作で監督をやらせていただきました。いままでと違い、サスペンスも入ってくる作品なので、大人でも楽しめます。庄司くんもちらっと出てます」と促します。
自作のパラパラ漫画が映画化される鉄拳は、「実写がどうなるのか、いまからワクワクしてます」と期待を。作品はまだできあがっていないようですが、藤井から「紅白では時間がないと言われて出演部分をカットされましたけど、今日は時間あるので映画の見どころをたっぷりとお願いします!」と振られると、困惑しながらも「キャストが豪華なんです!」とアピール。「ただ、どうなるのか想像つかないんですよね」と終始ぼそぼそとしゃべっている鉄拳に、「楽しみですよね? 楽しみですよね?」と詰め寄る藤井でした。
『NMB48 げいにん! THE MOVIE リターンズ 卒業!』に出演している山本は、「1年経っての二度目の映画なんですけど、リアルに1年経った私たちが等身大で演じているので、時間の経過もわかりやすくて楽しんでいただけるかなと思います。笑いはもちろん、涙のシーンも増えています! 登場人物にも注目してください」とコメント。
同映画祭のステージイベントにも出演している彼女たちですが、「毎年あったかくて、1年目は嵐みたいな天候だったんですけど、昨年は……」と話し始める渡辺に「昨年もけっこう寒かったよ」と山本。「あ、毎年あったかくなかったです(笑)」と天然ぶりを発揮しながらも、「ファンのみなさんが盛り上げてくださるので(温かい)。今年は快晴の中でステージできたらいいなと思います」と“太陽宣言”します。そんな沖縄では、仕事終わりにも楽しみがあるそう。山田は「スタッフが連れて行ってくれる沖縄料理が楽しみ。もずくの天ぷらとか」と笑顔で語ります。
北海道中標津町計根別による地域発信型映画『TOP』に出演した宇野さんは、「美しい街で、地元の方と一緒につくれたのが幸せでした」と静かにコメント。「牛とのシーンが多かったそうですが?」と訪ねられると、「牛……そうですね。目が悲しそうで、僕が肉を食べていることを気付かれているような気がしました」と自虐的なコメントを残しました。
藤井から「ロバートのどなたか」と紹介されたのは、山梨県富士吉田市による地域発信型映画『人生サイコウ!』で主演を務めた山本。「3人ではなく、僕ひとりでの主演。どんな役かなと思ったら引きこもりでした」と笑いながら、「富士山の美しさが際立つ場所なので楽しみに行ったんですけど、何年かに一度の大雪で。ただ、最終日にはきれいに観れて、みんなでほっこりしました」と撮影を振り返ります。「富士山の魅力は?」という藤井の質問に、「(改めて言うのは)難しいですけど……過去に100本映画で“富士山を掃除しようぜ”という映画で監督しました。だから、今回が“山本富士山二部作目”。三部作目も撮りたいと思います!」と次回作に向けて力強く語りました。
「よしもとの仲間由紀恵です」と自己紹介したのは、沖縄県浦添市による地域発信型映画『たま子とチョーチカーの呪文』に出演した宮川。CGで大雨を演出するシーンでは実際、土砂降りになってしまったそうですが、「沖縄の人は雨に打たれるのが好きなので、撮影後、雨の中で沖縄そばを食べたりしましたよ」と飄々と返答。「いや、そんなことは……」(ゴリ)「まぁ、傘はあんまりささないかもしれないですけどね」(川田)と沖縄出身のガレッジセールは困惑した様子でした。
ミュージシャンの近藤さんは「昨年、沖縄でライブをやったんですけど、飛行機から降りた途端、めんそーれって言ってくれて。ライブもすごく盛り上がってくれたので、あったかい場所だなと思いました」と沖縄の感想を。
Rev from DVLのみなさんは「沖縄に初めて行かせていただくんですけど、私たちのコンセプトである“ラブ&ピース”をみなさんにお届けできるように頑張ります!」と意気込みます。そんな初々しい彼女たちに、「奇遇ですね。この映画祭のコンセプトは“Laugh&Peace”。仲良くやっていきましょうね」と呼びかける藤井。「私とみんな、キャラがかぶっていて困ります」と言いきる宮川を、「服装から言うと、父兄と言ったところでしょうか」とばっさり切っていました。
“食文化”をテーマとした『JIMOT CM COMPETITION』では、千通を超えるアイデアシートから現在、最終ノミネート作品を選出している段階だとか。
また、ワン・大レクションなどを発掘したイギリス発リアリティオーディション番組『Xファクター』の最終優勝者が、古座市・ミュージックタウン音市場にて決定するイベント、『ちゅらイイGIRLS UP!ステージ』や沖縄出身アーティストによるライブ、もちろんお笑いステージなど盛りだくさんの内容となっています。映画祭の詳細は、随時公式サイトにて更新予定。ぜひともチェックしてください!
●映画祭情報
第六回沖縄国際映画祭
期間:2014年3月20日(木)~24日(月)
会場:沖縄コンベンションセンターおよび周辺地区、桜坂劇場および国際通り周辺、
沖縄県北谷町、沖縄市、浦添市、今帰仁村ほか沖縄県内各所
公式サイト:http://oimf.jp
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