アルドルフ・松下、『ケータイ大喜利お正月スペシャル』での奇跡的ハプニングで爆笑を起こす!『初夢おあずけオールナイトライブ無限大!』第1部レポート
1月1日(金)、東京・ヨシモト∞ホールにて『HAPPY NEW YEAR 2016!! 初夢おあずけオールナイトライブ無限大!~大喜利・ネタ・ギャグ・トークなどなど笑いっぱなしの7時間!~』が開催されました。
第1部では、生放送されるNHKの人気番組『着信御礼! ケータイ大喜利』お正月スペシャルとのコラボレーションが実現。劇場とスタジオを生中継で結び、芸人だけではなくお客様も投稿して一緒に盛り上がろうという企画が行なわれました。今回はこちらの様子をレポートします!
MCを務めるのはニューヨーク。「元旦の7時間オールナイト。31日の大晦日なら(オールナイトライブに来るのも)まだわかるけど、元旦から来るのは変ですよ?」(屋敷)「長丁場ですけど、大丈夫ですか?」(嶋佐)と話しかけたお客様からは、「はーい!」との元気なレスポンスが。
「放送が始まったら中継が来ます。チャンスが来た時の、芸人の生々しい顔を観てください」と再び屋敷。嶋佐は「皆さんもガンガン投稿してください。芸人より皆さんがテレビで跳ねる瞬間が見られるかもしれませんから」と呼びかけました。
"TOP3"の横澤夏子、ラフレクランを含む「彩~irodori~Member」が各問題ごとに舞台へ登場。「~Jr.」「~Audition」メンバーは空いている客席や立見スペースに座って、その時を待ちます。
舞台には、大喜利スペシャリストとして『ダイナマイト関西』の主催者であるバッファロー吾郎・竹若、『ケータイ大喜利』で回答が読まれた経験を持つPOISON GIRL BAND・吉田、同番組のレジェンドである赤嶺総理がアドバイザーとして登壇。採用に挑む芸人たちには、赤嶺総理による攻略テキストが配布されました。
「昨年5つ送って1回読まれて以来、たまに送ってるけど全然ダメ」と言うのは、吉田。"東京都 30代 野球少年"というペンネームで送ったことがあるそうです。赤嶺総理曰く、読まれやすいのは3問目の「ルーキー大喜利」。「台詞調にすると、(千原)ジュニアさんが面白く呼んでくれる」「このキャラクターはおなじみのものなので、その人がどういう行動を起こすと面白いかを考えればいい」など、レジェンドらしい的確なアドバイスに、芸人達は熱心に耳を傾けます。
メジャーになると1週間前に事前投稿ができるということで、ライブ前に自身の投稿を済ませてきたと語る赤嶺総理。「そこに送らなかった2軍の答えを教えて欲しい」と言い出した芸人たちのリクエストに応えて回答を披露すると、「あぁ! なるほど!」という感嘆の声が上がります。
ここで、なぜか相席スタート・山添も答えることになったのですが、赤嶺総理から「関西弁ではないのに、関西弁を使っているのはちょっと......」と根本的なダメ出しが。「僕の答えのほうが面白い! 面白ければ(場所を)入れ替えて!」と名乗りを上げたデニス・松下でしたが、長文の回答を発表して「『ケータイ大喜利』は30文字以内。それでは届かないです!」と赤嶺総理にやダメ出しをくらう始末です。そんな赤嶺総理がすごいと思う大喜利ストは、カゲヤマ・益田。益田が今回のお題に対する答えを発表した途端、会場は爆笑の渦と化しました。
「今回は素人目線で楽しませてもらいます」と語った竹若。「チャド・マレーンのティ・カトウも読まれたことがあるらしい。けれど、確率としては狭き門。奇跡をもう1回起こしてほしい」と若手を励ますと、嶋佐も「∞ホールから中継をつなげてもらっている以上、(回答者を)出さないわけにはいかないですよ」と気を引き締めました。
いよいよ生放送がスタート。中継がつながれても一切前に出ようとしない竹若に気付いた今田、ジュニア、板尾創路は「あんだけの芸歴なのに、控えめや!」と散々いじります。
早速、1つ目のお題の投稿がスタート。採用された回答が読まれた瞬間、会場にいる芸人たちからの期待から失望に変わった感嘆が響きます。採用されたものに近い回答を思いついていた芸人も多く、悔しさをにじませる中、長文の回答を送ってしまったデニス・松下は、嶋佐に「文字数オーバですよ! 聞いていませんでした? さっき!!」と指摘され、笑いを誘います。
2問目も、採用者は出ず。レジェンドの回答が読まれるたびに、芸人達は悔しさをにじませます。トレンディエンジェルをネタにした回答が読まれた際には「あぁ~!」と納得しつつも、「言えない、後輩やし!」と悶絶する者も。会場を包んだ重い空気に、サンシャイン・信清は「誰でもいい! 誰か読まれてくれ!」と他力本願ながら力強く念じます。
いよいよ、最大のチャンスである「ルーキー大喜利」に!
今田曰く「プロの芸人さんと相性が悪い」という『ケータイ大喜利』。少ない望みに賭けるように、芸人達は必死の思いで携帯電話と向き合います。も、中々採用されず......。会場にいる全員が諦めかけたそのとき、「奈良県 アルドルフ松下」とジュニア。その瞬間、∞ホールは騒然となります!
今田も「こういう中継で、採用者が初めて出ましたね!」と驚く中、ジョッキー姿でガッツポーズしながら舞台に上がった松下は「芸人の面目を保てました。元ジョッキーなので、馬の問題だったのが良かったのかも」と笑顔。その後、採用者に贈られるケータイストリップを受け取りに、NHKのスタジオへ向かいました。
喜ばしい事態に芸人たちのモチベーションが再び上がったのもつかの間、その後、採用者は出ず。4問目では、なんと観に来ていたお客様から採用者が出てしまいます。「若手、赤っ恥じゃないですか」と今田に茶々を入れられるも、嶋佐は「えらいもんで、芸人みんな喜んでました」と苦笑しながら返しました。
そこへ、∞ホールから向かった松下が到着! も、スタジオの背景にブルーバックでCGを使用しているため、青い勝負服を着用していた松下は今田らのいる場所まで辿り着けないことが判明。何度か試みるも、松下の勝負服にくっきりを背景が映り込む様を観て、スタジオはもちろん、∞ホールでも笑い声がドッと起こります。
手を叩いて笑う相方・小野と視線を合わせた嶋佐は、讃えるようにサムアップを。気付いた小野も、頷きながらサムアップで応えました。
松下に続けとばかりに、必死で文字を打ち込む芸人たちでしたが、最終問題でも残念ながら採用されず。しんみりしたムードが漂う中、スタジオに黒いTシャツに着替えた松下が映ると、再び爆笑が起こります。
さらに、「まだストラップをもらっていないんで帰れないです」と話す松下に、今田が「打ち上げに参加してください」と声をかけると、会場にいる芸人たちから「すげぇ!」という驚嘆の声が挙がりました。
「衣装的にいちばんいいヤツを送り込めてよかった」と総括した吉田。赤嶺総理は「(自分の回答が採用されなかったのは)悔しいですけど、会場から2人も出て、奇跡も起きたので良かった」と笑います。その意見に「誰も出ていなかったら、とんでもない空気になっていた」(屋敷)「2人に救われましたね」(嶋佐)と同調しつつ、安堵の表情を浮かべるニューヨークでした。
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