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2016年1月22日 (金)

驚愕のダークホースが登場!? 「藤崎マーケット田崎のリズムネタサミット~沖縄リズムネタ芸人大集合~」

1月17日(日)、よしもと沖縄花月にて「藤崎マーケット田崎のリズムネタサミット~沖縄リズムネタ芸人大集合~」が行われました。

2015年6月の初開催から半年を経て、2度目の開会となったリズムネタサミット。今回は藤崎マーケットのほか、天津、8.6秒バズーカーの面々がアドバイザーとして登場し、沖縄芸人7組のリズムネタをチェック。サミット形式で意見を出し合い、より面白いリズムネタにしていこう、という企画です。

オープニングに登場したのは藤崎マーケットのふたり。MCを務める田崎佑一のトークをさえぎるように、トキが「リズムネタに手を出すと恐ろしいことになる」と警告。「沖縄はリズムに乗りやすい県民性だから特に危ない!」と警鐘を鳴らします。対照的なふたりのスタンスに期待と不安が高まるなか、8.6秒バズーカー、藤崎マーケット、天津のネタ披露を挟み、いよいよサミットがスタートしました。

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トップバッターとして登場したのはツウシイム。初めてリズムネタを盛り込んだというコント「カツアゲ」を披露しました。不良役の中村裕樹がお金をせびる声に合わせ、金城昂希がずっとジャンプをするという内容に早速アドバイスを送ったのはトキ。「スピード感をもっと出しつつ、途中から向(清太朗)さんもジャンプに入ったらどうかな?」。早速実践してみると、不思議な化学反応が生まれてお客様からも笑いが漏れます。さらに向が「だんだん人数が増えていくほうがいいんじゃない?」と提案して、その場にいる全員がネタに加わることに。皆が次々にアイデアを出し合いネタをブラッシュアップしていく、サミットならではのライブ感に会場も盛り上がります。

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次に登場したのは、前回サミットに続き2回目の出演となる大屋あゆみ。「うちなー(沖縄)のおばさん」をテーマに、あるあるネタをクセになるリズムに合わせて披露すると、アドバイザーの面々から「もう仕上がっているなぁ」との感想が。話の流れから、天津・木村卓寛が「エロすぎるおじさん」、8.6秒バズーカー・はまやねんが「寝てましたおじさん」を即興で披露するなど、ネタの活用しやすさも高評価につながりました。

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また、SNSでネタを拡散したら一気に広まるかも、という田崎のひと言から、スマホを持っていた田中シングルが大屋のネタを撮影し、その場で田中のインスタグラムに掲載することに。このサミットのエンディングまでに「いいね!」がどのくらい集まるか、試してみることになりました。

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3組目のネタ披露はオーシャン。稲福心輝と新垣諒二がラップ&ボイスパーカッションで、日常のさまざまな「嫌いじゃない」を熱唱しました。ふたりの歌のうまさも相まって、パフォーマンス後にはおぉーっ!という声が。はまやねんが「エンタの神様見てるんかと思った」、向が「ネタの尺もちょうどいい」とほめるなど、完成度の高さに一同舌を巻きます。

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さらに、新垣のプロ顔負けのボイスパーカッションをバックに、ツウシイム、大屋のネタをかぶせたらどうなるかというアイデアが飛び出し、実践してみるとあまりのハマり具合に会場中が爆笑。思わぬコラボが相乗効果をもたらします。

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続いてのステージはヤンバルナゴン。歌うのに夢中で自己紹介を始めない知念光に対し、玉城淳也が歌のリズムに合わせて、延々「おい!」と突っ込みを入れるネタを見せました。トキが「音だけでも面白いから、ネタをしながらいったん舞台からはけて、舞台裏を一周してまた戻ってきては?」と提案。早速トライしてみると、一周する時間と歌の長さがピッタリ合う絶妙な仕上がりになり、アドバイザーの面々も思わず拍手。舞台から一度コンビがいなくなるという、斬新な"一周ネタ"が誕生しました。

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ここまで順調に進んできたリズムネタサミットですが、田崎から「さあ皆さん、いよいよデッドゾーンに突入ですよ・・・。覚悟してください」との注意が入り、ステージに現れたのは芸歴4年目の46歳、笑っしょい松岡。「わっしょい! わっしょい!」の掛け声で舞台に登場すると、沖縄の名物を独特の調子でまくし立て、そのハイテンションぶりにアドバイザーの面々もほんろうされっぱなし。頭に手作りのみこしをかぶり、沖縄なまり全開のネタを披露しました。

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爆笑のあまり倒れこんだトキからは開口一番「松岡さんちょっといいですか? 言ってることが全部分かりませんでした」と言われる始末。向から「自分で自信があるウケどころ、1カ所だけテンションを上げた方がいい」とアドバイスされたものの、何度やり直してもテンションマックスで「わっしょい! わっしょい!」と登場し、ネタ披露は強制終了となってしまいました。うまくできず頭をうなだれる姿を見て、田崎が「あ、"しょんぼり笑っしょい"や!」とイジり、また大きな笑いが。人柄がにじみ出た全力の芸風に、「笑っしょいは笑っしょいのままでいい!」との結論に達しました。

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笑っしょい松岡のダークホースぶりに会場がザワつくなか、次に登場したのがのはら。春夏秋冬の気持ちをシュールな言葉でつづり、その予測不能な内容に会場から軽い悲鳴が上がります。アドバイザー席からは「大阪でいうテントさんレベルの天才や」と、漫談家のテントをほうふつさせるとの声が上がりました。

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ここでトキから「春夏秋冬ですから、夏は祭、となると"笑っしょい"ですよね」という提案があがり、のはらと笑っしょい松岡がコラボしてみることになったのですが・・・。あまりの芸風の違いにのはらがさじを投げてしまう結果に。幻のコラボは田崎いわく「混ぜるなキケン」となったのでした。

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後半にかけての波乱の展開に、田中が「もうおなかいっぱい」と漏らすなか、最後に登場したのはなみちゃん。甲高い声でおにぎりの作り方を歌うネタ「おにぎり先生」を披露しました。ツッコミが入るともっと面白くなるかも、という向の思いつきから、ヤンバルナゴン・玉城のツッコミ「おい!」が入ることに。さらにオーシャン・稲福のボイパやツウシイム・金城扮する学生、笑っしょい松岡も加わり、カオスな展開を見せます。

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ラストを飾るリズムネタのコラボに「全員が出てきてうれしかった」と話すはまやねん。この日ネタを披露した沖縄の"オールスター"たちの登場に、トキが「映画のアベンジャーズみたいやったな」とコメントし、会場が爆笑に包まれました。

サミットの盛り上がりに皆が満足するなか、「結局みんなリズムの怖さを分かっていない!」とトキが絶叫。トキ自身が作成したというリズムネタ撲滅の冊子がお客様、出演者に配布されます。「この冊子もらうの今回で7冊目や」とボヤく8.6秒バズーカーを含め、全員で「インパクト 残した分だけ 苦労する」などの標語を読み上げました。

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そして最後に、田中のインスタグラムにアップされた大屋のネタをチェックしたのですが、45分間でおよそ2400の「いいね!」が付いていたようです。データをインスタ上にずっと掲載しておくのか、と問われた田中は「消しましょう!」と即答。大屋が駄々をこねるも、動画はあっけなく削除されてしまい、幻のネタ公開となってしまったのでした。

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