5月2日、トリオ名にちなんだ日に芸歴20周年記念単独ライブ開催決定!! ニブンノゴ!にインタビュー!
東京よしもとのトリオ芸人の先駆者として存在感を放ってきたニブンノゴ!。今年で芸歴20周年を迎える彼らが、5月2日(日)というトリオ名にちなんだ日に、東京・ルミネtheよしもとにて、『5月2日もニブンノゴ! の日とさせていただきます~芸歴20周年目突入!プレミアム単独ライブ~』を開催することになりました。
今回のライブへの意気込みはもちろんのこと、デビュー当時のこと、上京当時のこと、そして今のニブンノゴ! だからこそできるコントの形など、さまざまに語ってもらいました。
(向かって左:宮地謙典/中:森本英樹/右:大川知英)
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――ニブンノゴ! さんは今年で、芸歴20周年に突入するんですね。
森本 そうなんです。それで5/2がニブンノゴ! の日ということで、5月2日に単独ライブをすることになりました。単独ライブは年に1回ぐらいのペースでやっていて。直近では昨年の9月にやったんですけど、ルミネtheよしもとという大きな舞台での単独ライブは3年ぶりぐらいになります。
――ニブンノゴ! さんといえば、コントというイメージですね。前回の単独ライブのタイトルも『お待たせしました、コントです』というものでした。やはり、そこへの思い入れがあるのですか?
宮地 ありますね。そこは強くあります。コントしかできないと言った方がいいぐらいに。
森本 僕らはやっぱりコントが軸にあるので、今回もオールコント、オール新ネタで。これまで20年やってきた、今の僕たちが生み出す"コント"ってことになるかなと。
宮地 僕はニブンノゴ! でネタをやるとなったら、やっぱりツッコミがしたいんです。外では相方に見せない顔はいっぱいありますけど、ニブンノゴ! というホームに帰ってきたら、思いっきり、与えられた役目であるツッコミをやりたいし、ボケたくない。それは何故かと言えば、この二人がボケとしてすごい良いものを持っているので。僕は大きい声でツッコミたい。もしも歌声喫茶(註:客がリクエストした曲を客全員で歌う喫茶店)が今でもあったら週4で通ってると思う。そのぐらいに大きい声を出したい(笑)。
森本 ただ、勝手にボケちゃったりすることはあるんですけどね。普段、リーダーはズラはあんまりかぶらないんですよ。でも、ズラをかぶる役になると、お客さんもクスクスしてる。僕と大川がブスという設定でも、ズラをかぶったリーダーがぶち抜けてブスで(笑)、自然にボケちゃってます。
大川 僕らもそれ見て笑っちゃうという。
宮地 ムキムキの女性アスリート的な感じがすごい出ちゃうんだろうね(笑)。僕はふざけてないんですけどね。
――大川さん、コントではやっぱりボケたいんですか?
大川 僕はやっぱり笑わせたいっていうのがあるんで。
森本 フフッ。笑わせたいっていうのなら、漫才でもいいじゃん(笑)。コントにこだわらなくていいじゃん。
大川 コントっていう部分で言うと、キャラになれるっていうとこが大きいですよね。自分たちが作った、どんな変なキャラでもなれる。それがやっていて楽しいところです。今回も衣装とかズラとかかぶって違う人を演じてみたいなぁ。
――今回はオール新ネタということで、どんなネタが見れるんだろうと楽しみです。
森本 僕ら、もうアラフォーですからね。芸人になりたての頃はリーダーがネタを作ってくれて、それを僕たちに見せて三人で揉んで、アドリブを足してっていう作り方だった。ただ、最近はリーダーもネタを書くけど、僕も大川も書くようになってきて。それぞれが書けるっていうのが、いいバランスになっていると思います。若干の違いはあるけど、僕が作ろうがリーダーが作ろうが結局ニブンノゴ!っぽくなるんですよ。なんていうか、溶け込むんですよね。お客さんでも(誰が作っているか)分からないと思います。ただ、大川だけは別ですけど。
大川 僕のネタは休憩です。
――(笑)振り返って、20年前のデビュー当時と今のネタは全然違っていますか?
宮地 ぜんっぜん違いますよ! まずあの頃のネタはものすごくヘタだよね。
大川 もうイヤですよ。恥ずかしいというか。意味もなく、めちゃめちゃ動いてるし(笑)。
宮地 そうそう。フラワーロックぐらいにめちゃくちゃ体が揺れてる(笑)。
森本 止まってられないんだよね。当時の映像見るとひどいよね? 滑舌も悪いし。
宮地 声も出てないしね。友だちの方向ばっかり向いてやってたり。
森本 学園祭的な感じというか。
大川 当時は緊張感とか一切なかった。ただただ楽しかった。
――当時、地元ではすでにかなりの人気だったと聞いてますが、そこから大阪ではなく、東京へ上京したわけですよね。
森本 偽物の関西弁がイヤだったんです。夏休みの間に1か月だけ大阪行って、関西弁になって帰ってきた友だちとか見てると、「偽物の関西弁ほどダサいものない」みたいな気持ちが強くて。だったらもう標準語にしちゃったほうがいい。それなら東京に行こうと。
宮地 あと、誰かの情報で「東京には芸人が3組しかいない」と。それを信じて行ってみたら「あれ? 結構、芸人いるぞ」と(笑)。しかも、まさかのボキャブラブームで。
森本 東京に来ていきなり衝撃を受けたのが、ネプチューンさん。
宮地 僕らも当時はイケイケの尖がった三人でしたから、すぐに売れるっしょと思ってたんだけど、ネプチューンさんのビデオを見たら鬼のように面白くて、見終わってから三人とも10分ぐらい無言になるという(笑)。
森本 すべてを捨てて東京でてきて、これからやったろうかというヤツらに、ネプチューンさん、見せちゃダメですよ。
大川 こんなに面白いのかと、僕は「だいじょぶだぁ~」以来の衝撃でした。
宮地 ふはははは。
森本 ぜんぜん大丈夫じゃなかったしね(笑)。
――ははは! それにしても大川さんって、本当にずっと面白いですよね。
大川 そうですね。僕は20年経っても、変な考え方とかに染まってないと思います。
森本 うん、いい意味で成長しないですから。こんなに変わらずに成長しない男もいない。
宮地 赤ちゃんで言うところの、早めにパパママ言い出したけど、20歳にしてまだ四つん這いっていう感じ。「早くしゃべれたけど、まだ立てないんかいっ」的な。
森本 まだお箸は使えないですね。
――では、最後にひと言ずつ、今回の単独ライブに向けての意気込みをお願いします。
宮地 20年目に突入ということで、「本当にこれ、見に来てよかった」と思える単独ライブにするつもりです! 今回は久しぶりにライブまでの時間が結構ある。つまり、じっくり考えて、しっかり練ったネタで臨めるなと思っています。あと、今回は昔、それこそ公園通り劇場とかに僕らを見てたっていう方々にも是非来てもらいたいです!
森本 確かに。子育てもちょっと落ち着いた頃だと思うので、オレらは変わらないよってとこを見てもらいたい。
宮地 そうそう。ニブンノゴ!の変わらない部分と変わった部分。昔、応援してくれてた方にも来てほしいよね。
森本 うん。今回は久しぶりにルミネtheよしもとということで、大きい舞台で単独ライブができるのが嬉しいですね。でもまぁ、単独ライブはみんなで作るものですから! 特にニブンノゴ! は、お客さんの笑いがあってこそ跳ねるトリオ。楽しんでくれているお客さんの前だともっともっと面白くなるので、そういう環境をまず作りたい。満員のルミネで単独ライブしたいです!
大川 今まではお客さんを楽しませることを一番に考えてたんですけど、今回の単独ライブは、お客さんより僕らが楽しむ、これをモットーに行きたいと思います。
宮地&森本 ............普通かいっ!
森本 なら、トップバッターで行けよ! もぉ~求めたら裏切るよねー。欲しくない時にはくれるのに。
宮地 まわりの芸人から「いや~大川って楽しいわ」とうらやましがられるんですよ。でもそういう時は、僕、必ず言うんです。「みんなは大川という国にたまに遊びに来るからいいけど、住んだら地獄だぞ!」と(笑)。一泊二日の旅行ならいいけど、これが毎日だと大変なんです。
森本 大川国には便利なコンビニとかないからね(笑)。変わったもんしか置いてない店のみ。でも、単独ライブはまさにホームですから。イキイキとやって、大川の魅力も爆発すると思います。委縮したときの彼がいちばん面白くないですから。
宮地 こう見えて、いちばん真面目ですからね(笑)。
――そんな単独ライブは、5月2日のニブンノゴ!の日ということで。
森本 はい。......実は、リーダーと大川は5月が誕生日月なんですよ。だから、そのお祝いという意味でも、みなさんにぜひ来てほしい!
大川 森本も4月2日ですから。ちょうど単独ライブの一か月前ですね。
宮地 関係ねぇだろ(笑)。でも、来てくれたら楽しませる自信はあるので、みなさん、よろしくお願いします!
【ニブンノゴ!】
5月2日もニブンノゴ!の日とさせていただきます~芸歴20周年目突入!プレミアム単独ライブ~
日時:5月2日(日)
時間:開場19:00 開演19:30
場所:ルミネtheよしもと
チケット:前売り¥2800 当日¥3000
Yコード:999-050
Pコード:597-721
Lコード:38932
先行予約 2月13日(土)11:00~/一般発売 2月17日(水)10:00~
チケットの詳細・お問合せ
チケットよしもと:0570-550-100 http://yoshimoto.funity.jp/