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2016年2月26日 (金)

哀川翔さんもサプライズ登場! 映画『ワレワレハワラワレタイ〜ウケたら、うれしい。それだけや。〜』舞台挨拶&ティーチイン

2月25日(木)、東京・イオンシネマ板橋にて映画『ワレワレハワラワレタイ~ウケたら、うれしい。それだけや。~』の舞台挨拶とティーチインが行われ、品川祐(品川庄司)、板倉俊之(インパルス)、ピスタチオ、木村祐一が登壇しました。
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映画『ワレワレハワラワレタイ~ウケたら、うれしい。それだけや。~』は、2012年に100周年を迎えた吉本興業が、次の100年へと受け継ぐべくスタートさせたドキュメンタリー・プロジェクトの第一弾となる作品。笑福亭仁鶴から気鋭の若手まで、107組の芸人に「生まれ変わっても、あなたは芸人やりますか?」とインタビュアー・木村祐一が尋ね、さまざまな芸人たちが、普段はほとんど明かされることのない芸人という「人生」に対する葛藤やプライドをありのままに語るというドキュメンタリー作品となっています。

2016年2月22日(月)~28(日)に、東京プレミアとしてイオンシネマ板橋にて上映・舞台挨拶(とティーチイン)が行われ、日替わりでさまざまな芸人が登壇しているのですが、この日の登壇者は品川祐(品川庄司)、板倉俊之(インパルス)、ピスタチオ、木村祐一。映画も複数に分かれており、この日は"オール阪神巨人/品川庄司"編が上映されていました。

上映後の舞台挨拶ではサプライズなゲストが! なんと、木村や品川と親交の深い哀川翔さんがプライベートで遊びに来られていたので、せっかくだからとティーチインに参加したり、記念撮影にも参加してくださる大サービスぶり! 舞台挨拶に華やかさを添えてくださいました。

ティーチインでは、「木村さん自身が『生まれ変わっても、あなたは芸人やりますか?』と聞かれたら何と答えますか?」と質問されます。すると、「実は僕、107組目(の芸人)なんですよ。106組目がハイヒールさんで。聞かれる前に答えを考えてたときは『こんなことやるんじゃなかった。いろんな意見を聞きすぎて、おれもう分からんわ!』って思ってたんですけど、いざ聞かれたら『このインタビューをやらせていただけるならやります』って言うてしまいました」と木村。その言葉に拍手が起こります。

「芸人をやっていく上で、相方がいると助かることはありますか?」という質問には、品川が「僕、一人で漫談やトークライブもやるんですよ。でも、お客さんの方を向いてしゃべるより、相方の方を向いて、聞き手がいる状況でしゃべる方がしゃべりやすい。庄司くんは、僕の話を一度胸でバウンドして、それを客席に飛ばすっていう役なんです(笑)」と話し、観客の笑いを誘っていました。

一方板倉は、「すごい携帯とかに詳しいんで、困ってるとすぐに教えてくれるんですよ」と笑わせたあと、「結構キツいロケの仕事を受けても、僕がアイツを徹底的にいたぶればいいみたいな構図になってるので、そのときはネタを作っている側とそうでない側の比重が逆で仕事ができているのでいいかな」と、ネタを作る自分と体を張る相方というコンビ間のバランスがそこで取れていると話します。

そのたとえ話として、昔"マイナス60度で寝たら人は死ぬのか"という実験ロケをマグロを冷やす冷凍庫を使ってしたという話を披露する板倉。「堤下がランニング姿で冷凍庫に入って、僕と教授で(堤下の)サーモグラフィを見るんです。で、僕が『教授、これ死んでますかね?』って聞くと、教授が『いえ、まだオレンジ色が見えるんで生きてますよ』って。でもそのうち限界がきて、堤下が『もう無理です!』とか言うから、何回か休憩を入れて、出たり入ったりしてたんですよ。そしたらマグロを管理する人に『マグロが痛むだろ!』って叱られて(笑)。そのときは、『やっぱオレより働いてるな』って(笑)。僕だったらもう死んでます」と話し、笑わせていました。

ピスタチオの伊地知は「相方がついこの間までインフルエンザで1週間休んでたんですよ。なのでその間、一人で舞台に立ってたんですけど、ウケたときはすごく気持ちいいんです。でも、スベったときにすごく辛い気持ちになるんで、やっぱ相方がいた方が『(スベったのは)コイツのせいだ』と思えるんで、いてくれたらいいなと思います」と話し、笑いを誘います。

一方小澤も「僕はわりと消極的で、あまり人に強く言えない方なんですけど、相方が結構ガツガツ言うタイプなんです。だから、相方がガツガツ言うことによって、僕の好感度があがるんですよね。そういう意味では利用させてもらってます(笑)」と話し、お互いそれぞれ相方がいることのメリットを感じていると告白。

続いて、「お笑いの世界に入るときにめざした先輩は誰ですか?」という質問には、品川が「僕はダウンタウンさんです。ダウンタウンさんをテレビで見て憧れてこの世界に入ったんですけど、途中からどう考えても自分たちはダウンタウンさんとはスタイルが違うなって思って、そこからお手本にしたのは今田(耕司)さん。庄司にも『僕は今田さんになるから、おまえは東野さんになれ』って言って。1年目にそういう話し合いをしましたね」と話し、木村に「なるほど、それでああいうツッコミとボケがはっきり分かれへんスタイルなんか」と感心されます。

その木村自身は、「僕は漫才師やったんで、やっぱりやすし・きよしさんに憧れがあって。昔、やすし師匠の番組の前説をしたことがあるんです。劇場で、緞帳の前でしゃべるっていう。それをやすし師匠が後ろで聞いてはったらしいんです。で、『今から始まりま~す』ってなったときに袖でスタッフさんに『やすし師匠、聞いてはったよ』って聞かされて『えええ~っ......!?』ってなって。で、本番は舞台袖で勉強させてもらって、終わってから師匠に『お疲れさまでした!』って言うたら『おっ! おまえらこれからワシの番組全部前説せえ』って言われて。これが嬉しかった。前説を全部聞いてはるっていうのもすごいし......、とにかく嬉しかったですね」 と、貴重なエピソードを披露していました。

『ワレワレハワラワレタイ~ウケたら、うれしい。それだけや。~』は、28日(日)まで上映中。日替わりでさまざまな芸人によるティーチインも引き続き行われますので、ぜひともイオンシネマ板橋にお越しください!
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