重大発表もあり! 豪華ゲストも続々登場したコロチキ初のなんばグランド花月単独公演!
3月4日、なんばグランド花月にて『コロコロチキチキペッパーズinなんばグランド花月 ~初NGKで単独だぞ!こりゃやっべぇぞ!~』が開催されました。文字通り、コロチキの初のNGK単独公演、会場は満員御礼、立ち見のお客様の姿もありと大盛況でした。
会場の明かりが暗くなると、待ってましたと言わんばかりの拍手が起こりました。オープニングを飾ったのは、『キングオブコント2015』で披露した代表作『妖精』。友達のいない、泣き虫のタカシ君(西野)の前に現れた妖精・リオン(ナダル)。友達になる代わりに「泣かないこと」という約束したタカシ君とリオンですが、泣き虫のタカシ君は...。タカシ君が泣くたびに妖精の世界へと戻らざるを得ないリオンですが、舞台袖からピョンと再び飛び出してきます。次もリオンかと思いきや、出てきたのはおかずクラブのオカリナ! そのサプライズに大歓声が上がりました。タカシ君そっちのけ、リオンとオカリナの絡みで盛り上がったところでゆいPも飛び出し、決め台詞を絶叫。仁王立ちのゆいP、迫力にも圧倒されました。
続くコントは、情報学科のヨドバシ君(ナダル)が、パソコンのトラブルでパニックに陥っている女の子(西野)を助けるというコント。いいところを見せようと躍起になるヨドバシ君ですが...。すぐいい格好をするというナダルの延長線上にあるようなキャラクターで沸かせました。
ブリッジVTRでもヨドバシ君が登場。辛口カレーが食べられない女の子(西野)に代わって、大辛のカレーを食べてあげるヨドバシ君の一部始終を収めた内容で笑わせました。
3本目のコントは、ボクサー・ホリウチリョウ(ナダル)の心の声だけで進むというもの。場面はボクシングの試合中。対戦相手(西野)を前にホリウチは、自分のたぐいまれなる能力を古風なイントネーションの関西弁で解説。ふたりの動きは終始スローモーション、その見せ方も面白い1本でした。
ブリッジVTRは「100の質問」。西野に関する100の質問にナダルと西野が答え、同じ内容であればナダルにはビールが振る舞われるというもの。調子よく答えを当てていくナダル。西野のことをよく知っていることが伝わってきます。100問に達するころには、フリップに書かれた文字も判読不明、やや酩酊状態になっていくナダルも見ものでした。
次のコントは、動物園での親と子の一コマ。お父さん(ナダル)と小学生のたっくん(西野)が動物園に遊びに来ており、たっくんはたくさんの動物に囲まれて大はしゃぎ。そんなたっくんは好きなものを目にすると、あるクセが出てしまい...。それをやったらあかんと叱るお父さんの口調もクセが強く、たっくんのクセとお父さんの叱責が出るたびに、会場は大爆笑。ところがお父さんにも強いクセがあることが判明、たっくんを凌駕するクセの強さに、会場からは悲鳴にも似た笑い声が上がっていました。
ブリッジVTRはレストランのシーンから。お父さん、たっくん、そしてお母さんまで登場。お母さん役に扮していたのは尼神インター・誠子。お父さんとたっくんのクセが出ると「やったらあかん」と叱る誠子の口調もおかしく、ここでも笑いが。そしてお母さんにもある強烈なクセがあり、そのクセが出た時の誠子の怪演に爆笑の渦が起こりました。
続いてのコントは、ドッキリが好きな彼女(西野)と、それに振り回される彼氏(ナダル)のやり取りを。最初はベンチに座っての会話劇でしたが、最後には舞台を走り回っていました。
ブリッジVTRは再び「100の質問」。今度はナダルに関する質問を西野が答えます。ナダルは比較的、西野のことを知っていたのですが、一方の西野は不正解を続出。西野が間違えるたびに「何でなん!!」とご機嫌ななめになるナダル。ですが、最後の質問はお互いの回答がほぼ一緒。「ナダルは西野のことをどう思っているのか?」という質問に、ふたりとも「最高の相方」と答えていました。この質問含め、西野の正解は2問でした。
取調べのコントでは、ナダルが刑事、西野が容疑者を演じました。主にナダルが取調室の机を叩くたび、NGKの大画面に映った言葉がルーレットのように回り、ナダルは大画面に映し出された言葉に沿って次の展開をしなければいけないという、即興芝居のような楽しさがありました。チラッと大画面を見て確認するナダル、展開しづらそうな言葉が出ると、「あちゃ~」という表情を浮かべていました。そして、そんなナダルを見て思わず顔がほころぶ西野という、二人の対照的な姿も印象的でした。
VTRはとにかく明るい安村のネタとネタで使用される音声「ヘイ!!」を使った対決を5番勝負で繰り広げるというもの。まずはジェンガ対決。「ヘイ!」という声に合わせてジェンガを抜き、うまく抜けたら「安心してください、立ってますよ」と言うというルール。この対決、西野が勝ちました。次は黒ひげ危機一髪対決。「ヘイ!!」の回数だけ樽に剣を刺し、何事もなければ「安心してください、飛んでませんよ」と言います。この勝負は、ナダルが勝ちました。
続いては漫才。明るくなった客席を見渡して「やっべぇぞ!!」。「イッちゃってる!」も出ました。自由気ままな西野に振り回され、ツッコミというよりも懇願ばかりするネタで笑わせました。
舞台でもゲームコーナーが始まりました。ゲストに尼神インター・渚、ZAZY、男性ブランコ・浦井、ヒガシ逢ウサカ、蛙亭・中野が登場。進行はヒガシ逢ウサカ・高見が担い、コロチキの二人もゲームに参加しました。まずはナダルのリアクションを当てるクイズ。ナダルにアイマスクと大音量のヘッドフォンをつけてもらい、その間にナダルのリアクションを考えるメンバーたち。アイマスクとヘッドフォンを取った直後にお客さん全員でギャグ「やっべぇぞ!」をやったらどんなリアクションをするか、という質問では、「感動して泣く」(ZAZY、中野)「やっべぇぞ!! ナダルリバース」(浦井)、「ギャグ『イッちゃてる!』をやり返す」(西野)などが予想されました。そして実際、満員のお客さん全員と圧巻の「やっべぇぞ!」を。最初は呆然としていたナダルですが、ゆっくりと腕を上げはじめ「イッっちゃてる!」をやるのかと思いきや「やっべぇぞ!」を返しました。後でナダルに理由を聞くと、「全員が『やっべぇぞ!』をやってくれたので、『イッちゃてる!』をやったらシバかれると思った」とのことでした。
また、最後のリアクション予想は「アイマスクと大音量のヘッドフォン、ナダルはどこまで耐えられるか?」というもの。「6分50秒」(西野)「11分11秒」(渚)「単独が終わるまで」(今井)など、様々なリアクションが予想されました。そして実際にカウントアップして待つことに。その間はゲームなどして盛り上がりました。ですが、一向に動く気配のないナダル。メンバーはナダルを一人舞台に残して去ってしまいました。舞台上でぽつんと座るナダルを照らすスポットライト、大画面は静かに時を刻むだけという時間が生まれました。14分が過ぎた頃、さすがに進行上困るということで、高見がそっとヘッドフォンを外し、声をかけました。アイマスクを外して状況を把握したナダル、逃げるようにして舞台袖へと走っていきました。
VTRは先ほどの5番勝負の続きです。3番勝負は「叩いてかぶってジャンケンポン」。ナダルの反射神経のよさに会場からはざわめきが。勝負もナダルに軍配が上がりました。4番勝負は風船チャンバラ。こちらは互角の戦い、西野が勝って「サー」のポーズを決めました。最後は「あっち向いてほい」。「ヘイ!!」の掛け声に合わせて3回連続で「あっち向いてほい」をするのですが、「ヘイ!!」と首の動きが妙にマッチし、「あっち向いてほい」が始まるたびに大いに沸きました。この勝負は西野が勝ち、総合ポイントも西野が獲得。負けたナダルは安村のギャグをしました。
最後は待ちに待った代表作、コント『卓球』です! ダブルスでコンビを組んだ二人ですが、対戦相手は一人でやってくるとのこと...。と、そこに現れたのはとにかく明るい安村! 会場はまたまた大歓声に包まれました。そしてコロチキVS安村の卓球スタート。中盤からは西野の「サー!」と安村の「ヘイ!!」のコラボで沸かせ、お客さんの笑い声が場内に響き渡りました。
エンディングではまずはコーナーでのゲストが登場。そしてオープニングコントを飾ったおかずクラブとと安村も舞台へ。2組とも、コロチキの単独のためだけに東京から来てくれました。
最後はコロチキから重大発表が! 大画面に映ったのは「祝!東京進出」の文字。4月から東京に活動の場を移すとふたり。「大阪で5年間、学ばせてもらった」と西野、そして「なんばグランド花月の単独に来てくださってありがとうございました。今日も笑ってもらって、この嬉しさを引っさげて東京に行ってきます!」とナダル。最後はまたまたお客さんと全員で「やっべぇぞ!」を唱和して幕を閉じました。
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