関西と沖縄の実力派芸人が続々登場!爆笑に包まれた「関西実力派漫才師スペシャル寄席」
3月19日(土)よしもと沖縄花月で「関西実力派漫才師スペシャル寄席」が開催され、笑い飯、スーパーマラドーナ、アインシュタイン、アキナ、和牛、デニス植野、初恋クロマニヨン、カシスオレンジ、魁バーバリアンが出演しました。
幅広い年齢層のお客さんが多く友人同士や家族連れで賑わう会場にトップバッターで登場したのは魁バーバリアン。早速自己紹介を行い、砂川吏雄は「身長150cmのハーフです」とお決まりのハーフネタで会場を盛り上げ、その身長を活かした特技「長座体前屈」を披露し会場を沸かせます。
相方の与儀朴華が高校時代4番でキャプテンを務める野球少年だったという話題から高校野球のネタを披露しました。
続いて登場した、カシスオレンジは仲村駿輝が特技であるヒューマンビートボックスを披露し、あまりの完成度に会場からも「おー!」という声と拍手が響きます。「一瞬です」と前置きをしながら「ロケット花火の飛ぶ瞬間の音のモノマネ」を披露すると本当に一瞬のモノマネに会場からも笑いが起こります。
「宝くじで10億当たったら何がしたい?」という設定で披露したネタは仲村が描く小規模な夢に仲本が鋭くツッコミを入れ会場は笑いに包まれました。
3番目に登場した初恋クロマニヨンは「酔っぱらいが苦手」と話す新本奨の一言で「酔っぱらいを家まで送り届ける」という設定でネタを披露します。
新本扮する酔っぱらいを送り届ける比嘉憲吾と松田正は「3分クッキング風」など様々なおかしな設定を繰り広げ会場を爆笑で包みます。
続いて登場したデニス植野行雄は、急きょ相方の松下宣夫が欠席となり一人で舞台に立つことに「さっきスタッフに聞いて考える時間が5分あったけど、こういうときはなにも考えない方がいいと思ってノ―プランです。5分前の自分を殺したい」と不安気な様子を見せながらも、様々な話題をあげては「これは違いますね」と会場のお客さんの反応を探りながらフリートークを展開します。
ブラジル人と日本人のハーフという植野は「沖縄では普通だが大阪でハーフは珍しかった」と子ども時代の切ないエピソードや、病院での面白エピソードを披露し会場を爆笑に包みます。
5番目に登場したアキナは「離婚時に間に挟まれた子ども」というシュールな設定でネタを披露。山名文和が演じる5歳とは思えないほどの落ち着いた5歳児に会場は爆笑に包まれます。その後も「好きな子にさりげなくアプローチする」という設定でネタを披露しますが、山名のあからさまに下心が見え見えの様子に秋山は「(気持ちが)出てる!こっち見るな!」とストレートなツッコみを放ち会場を笑いで包みました。
続いて登場した和牛はドライブデートという設定でネタを披露します。水田信二のありえない発言や行動を連発する勝手すぎる男と、川西賢志郎扮する女の子がどん引きしながら鋭いツッコミで繰り広げる最悪のデートに会場は爆笑に包まれます。
アインシュタインは「柿の種やスリッパに似ていると言われる。最近は自分でも自転車のサドルに似ていると思う」と稲田直樹の顔ネタで笑いを誘い客席の心を掴みます。
「僕みたいなのが隣にいるのをいいことに、相方は自分のことかっこいいと思っている」と不満を漏らし、否定する河井ゆずるですが「この際だからどちらが男前かお客さんに聞いてみよう」と稲田の提案で会場のお客さんに問いかけます。明白な結果にも関わらず「どっちだろう」と悩む稲田に会場からは笑いが起こります。その後も独特の世界観を見せながらテレビショッピングやバイクデートのネタを披露しました。
沖縄が初めてだというスーパーマラドーナは、「沖縄の定食屋さんが美味しい」と話す武智に「僕もソーキそば食べた」と話す田中一彦。誰と行ったのか尋ねられると「笑い飯のツッコミの方」と答え、すかさず武智が「なんで名前忘れてるの?奢ってもらったのに失礼すぎる」とツッコミを入れ会場からも笑いが漏れます。「怖い話のタイトルをどちらが怖そうに言えるか」、「一匹狼の侍」という設定でネタを披露し田中の軽快なボケと武智の強すぎるツッコミに会場は爆笑に包まれます。「実は奥さんの親戚が来ている」と話す武智の声に「どうも、いつもしばかれています」と客席に笑顔で挨拶した田中に会場からも笑いがこぼれていました。
ラストは笑い飯の二人が拍手の中登場します。
哲夫の「大阪にはマナーが悪い人が多い」という話から行列に並んでいるときに割り込んでくる人に注意するという設定で漫才を披露しました。
続いて、「反抗期の中学生が朝学校に行くときに友達の家に迎えに行ったら、友達がお母さんと口喧嘩しながら玄関から出てくる」という誰もが一度は経験したことのあるような設定で漫才を披露し、二人のボケとツッコミがテンポよく交互に入れ替わる笑い飯独特のかけあいに会場は大爆笑の渦に包まれたまま、「関西実力派漫才師スペシャル寄席」は幕を閉じました。