初代王者はラバーガール! 客席大爆笑No.1を決める『全日本芸人ネタ選手権 ドッカン! ドッカン!」』決勝戦レポート
3月26日(土)、東京のルミネtheよしもとにて『全日本芸人ネタ選手権 ドッカン!ドッカン!』の決勝大会が開催され、ラバーガールが優勝しました。
こちらはドッカン実行委員会により厳選された40組の芸人たちが事務所の垣根を越えて集い、舞台ネタで客席をもっとも「ドッカン!」と沸かせた1組を決めるお笑いトーナメント。昨年の12月から予選リーグが行われ、それぞれの予選1位で勝ち上がってきた10組の強者により、初代王者を決めるべく決勝大会が開かれました。
今回の決勝戦のルールは、登場する10組はAブロックとBブロックの2つに分かれてネタを披露し、それぞれのブロックを勝ち抜いた2組が最終決戦を行うというもの。審査員は、客席のお客様です。
これまで行われてきた予選の結果を振り返るのは、MCとして登場した次長課長。井上が「そのプラスマイナスと一緒に出てた"あの永野"が4位ですよ」と話せば、河本は「逆に、"あの永野"だからじゃないですか(笑)?」とコメント。最初の"ドッカン"を起こし、場を盛り上げます。
トップバッターは、ボケの石田のお坊さんという異色の経歴を活かし、軽妙な漫才をみせたドドん(浅井企画)。煩悩を歌にした曲まで披露し、盛り上げます。芸歴17年目のオジンオズボーン(松竹芸能)はボケ・篠宮さんの個性が活きた漫才で独自ワールドを展開。マシンガンズ(太田プロダクション)は掴みから芸歴のイジリで客席を沸かし、"マシンガン"さながらにで毒を吐く漫才をスピード感あるテンポで見せ、時事ネタを斬りまくります。
和牛(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)は、ツッコミ・川西がある悩みをボケ・水田に相談するところからネタをスタートさせますが、思わぬ終着点に辿り着きます。ラストのラバーガール(人力舎)は足裏マッサージ店を題材としたコントを披露し、飄々としたつかみどころのない店員によるある展開で多くの笑いを取っていました。
Bブロックトップのうしろシティ(松竹芸能)は寿司屋を舞台にしたコントで、抜群の演技力を見せて観客を惹きつけます。プラスマイナス(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)・岩橋による関西ならではの強いツッコミが全部微妙にズレて、それに対して兼光がツッコミ返すというスタイルで大きな笑いを。
トレンディエンジェル(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)は童話をベースにした漫才でテンポよく笑いを取り、ピン芸人のマツモトクラブさん(SMA)は、音声をうまく使いながらパン屋を舞台にしたコントを披露。MCの河本も「途中ホロッと来た」と語る起承転結のあるネタでお客さんを世界に引き込みます。ラストは、ザ・ギース(ASH&Dコーポレーション)。会社の同僚がある日突然、あるものになって現れるというコント。最後には予想もしていなかった展開に、客席は大ウケでした。
各ブロックでお客様が面白かったそれぞれ2組に投票。Aブロックからはラバーガールが、Bブロックからはザ・ギースが1位を獲り、最終決戦に進むことになります。
コント師2組が勝ち上がった結果を受け、和牛・水田が「次は漫才ブロックの発表ですよね?」とボケると、会場からは大きな笑いが起きていました。
いよいよ最終決戦です!
先攻のラバーガールは、オネエ系の寿司屋のコントを披露。大将・カズオちゃんを演じた大水さんのなんともいえないキャラが印象的です。続く、ザ・ギースは警察の取り調べ室というシチュエーションでのコント。自由奔放な内容で、観客の心を引きつけていました。
2組の熱演が終わったところで、最終投票。会場のお客さんには赤と白の紙が配られ、ラバーガールなら白、ザ・ギースなら赤の紙を掲げて投票を行いました。
結果、308票対184票でラバーガールの勝利! 賞金40万円を手にした飛永さんは「最終決戦のコントの時、僕の持ってたカバン、実は(ザ・ギースの)高佐さんが貸してくれたんです。敵なのに! あのカバンのリアリティのおかげで勝てたと思うので、15000円ぐらいを高佐さんにあげます」と喜びました。
最後に、河本から「すでにセカンドシーズンが決定してます。5月から始まるセカンドシーズンも楽しみにしててください!」と発表が。もっとも客席を「ドッカンドッカン!」させるのは誰なのか、セカンドシーズンも目が離せません!
【次長課長】【和牛】【プラスマイナス】【トレンディエンジェル】