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2016年4月 5日 (火)

夢と現実の狭間で爆笑を呼んだコント集! ハイキングウォーキング結成15周年単独ライブ『BAKAKA』レポート

3月19日(土)、東京・ルミネtheよしもとにて、ハイキングウォーキング結成15周年単独ライブ『BAKAKA』が行われました。

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タイトル通り、今年で結成15周年を迎えるハイキングウォーキング(鈴木Q太郎、松田洋昌)による単独ライブ。
開場時間、幅広い層で客席が埋まるなか、ピクニック、コンマニセンチ・堀内、飯能BBQ・瀬山の3名からなる"ハイキングボーイズ"の前説により、お客さんの緊張がほぐれたところで、いよいよ開演。

Q太郎がケータイ電話の着信に出るオープニングシーンから始まります。
そこに現れたのは松田ではなく、白装束のマンボウやしろ!
「だからあなたの目をください」というリフレインとともに、何度もQ太郎の眼球に手を伸ばす白装束の男......という悪夢(?)にうなされるQ太郎に、「起きろよ」と声をかける松田。

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舞台はとある屋上で、そこで行われるショーのためにあるジャグリング用の小道具を見つけると、「俺ね、結構器用なんですよ」とQ太郎がボールを手にします。
3つのボールを宙に投げてどうにかキャチするQ太郎ですが、「昔やってた」という松田が挑戦すると、明らかにQ太郎よりも器用にこなし、拍手喝采。
「嘘だ!(笑)」と現実を受け入れられないQ太郎をよそに松田は、バランスボールの上に乗ってボールを操れば、玉乗りの要領でバランスボールに乗ってステージを移動するという技も披露します。

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そんなジャグリングショー(主に松田)のコント、オープニングVTRを挟んで始まったのが、コント『郵便局』。

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郵便局に荷物を持って訪れた松田と、理不尽な対応をするQ太郎扮する局員のかけあいで、何度も客席を沸かせました。

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続く幕間では、デッカチャンがDJとして曲を流し、それに合わせて白装束のやしろが踊り、ハイキングボーイズの3人がひらがな一文字の書かれたブロックをひたすら組み直すというシーン。

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途中、「はらへった」「すしがくいたい」といった彼らの願望(?)ワードが浮かび上がるも、最終的には今日のコントのタイトル一覧が出来上がるという演出でした。

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その後の幕間も、この5人がジャグリングなどを披露しました。

続いては、新幹線車内で、隣席となった2人によるコント『アラーム』。
居眠りをするQ太郎のスマートフォンからアラームが鳴り響き、それを起こして注意する松田とトボけたQ太郎とのやりとりで笑いを誘いました。

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次のコントは『ダイソン』。
家電量販店を舞台に、ダイソン製品の輪に手をくぐらせておかないと「持ってかれる!」という謎の症状が出る店員(Q太郎)という奇妙な世界観で見る者を引き込みます。

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続いてのコント『居酒屋』では、客の松田と、店員のQ太郎によるこれまたちぐはぐな会話を展開。
松田が「生2つの熱燗2本」と注文すると、Q太郎は「なまふた、つのあつ、かんにほん」と切る箇所が何度やっても不自然で、無事、注文が通っても、注文通りの品が出ず、その後迎えた衝撃の結末に、客席からは「えー!?」という驚きの声も漏れました。

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ここでの幕間は、ピクニックが隈取を施し、歌舞伎役者に扮するまでの一部始終を『前奏曲 レ・トレアドール』に乗せて披露しました。

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続いては、これまたQ太郎が洋服のショップ店員、その客が松田という関係性のコント『ハンガーラック』。
ハンガーラックを不必要にくぐったり、くぐらせたり、はたまたソーセージを吊り下げたりするQ太郎の奇行ぶりと困惑する松田の表情とが対照的でした。

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続くコント『カオニアタル』は、Q太郎扮する児童向けマンガチックな主人公・カオニアタル(42歳、フリーター)が、上棟式での投げ餅など、毎回何かが顔面にぶつかるシーンを描いたショートコント集で、悲痛の表情が笑いを増幅させます。

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いよいよラストのコント『システム』へ。
エレベーター内に流れるアナウンスを設定する作業員という設定で、テーマパーク風といった場違いなアナウンスを流しては、「っていうシステムどうですか?」と提案するQ太郎と、それを却下する先輩の松田とのやりとりが続きます。

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ドラマ『あさが来た』のパロディも盛り込みながら、各階ではこれまでのコントとつながった世界を覗かせ、そしてオープニングシーンと同じ屋上へ......。

ジャグリングの稽古風景を映したVTRに続いて、エンディングではこの日初めて、出演者が勢揃いします。

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松田は「あそこは何なんだろうっていうところがいっぱいあったかもしれませんけど、各々持ち帰って考えてください(笑)」と謎めいたオチや全体像に言及した後、一人ずつメンバー紹介。

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一人、紹介を忘れられたやしろは「待て待て待て!」とマンボウポーズでツッコミを入れると、続けざまに「当日、ここでこうしてくれって言われることもあるんですけど、急に"5箇所、踊ってくれ"って、僕、ダンサーじゃないんで!(笑)」と自身の役どころに愚痴をこぼすのでした。

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また松田は、来年も単独ライブをやるとしながらも、「(来年の単独ライブは)ちょっと形が変わるかもしれません。僕たち、大道芸人にやることになったので(笑)」とジャグリングを極めるような発言も。
それを受けて「(ジャグリングは)奥が深い」とQ太郎が同調しますが、即座に「お前、出来てねえじゃねえか!」と松田がツッコミ、爆笑に包まれます。

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最後に、来年の単独ライブでの再会を約束し、松田はこれからロビーでのサイン会実施の無茶ぶりをQ太郎へして終演。

夢と現実の境界線が曖昧なコントの数々とハイキングウォーキングのサービス精神に、観客はまさに夢心地で家路についたであろう単独ライブとなりました。


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