サバンナ・高橋、スピンオフへの野望を語る! 映画『ズートピア』ジャパン・プレミア
4月14日(木)、東京・EX THEATER ROPPONGIにて、映画『ズートピア』ジャパン・プレミア・イベントが開催され、上戸彩さん、サバンナ・高橋茂雄、Dream Ami、ズーラシアンブラスが登壇しました。
本作は『アナと雪の女王』『ベイマックス』のディズニーが"夢を信じる勇気"にエールを贈る感動のファンタジー・アドベンチャー。動物が人間のように暮らす"楽園"ズートピア。誰もが夢を叶えられるこの理想の"楽園"の危機に、夢を信じる新米警官・ウサギのジュディが立ち上がり、楽園に隠された驚くべき秘密に挑みます。
日本版で主人公のウサギ・ジュディ役を務めた上戸彩さんは、吹き替えで苦労したエピソードを聞かれ、「すべて。毎日大変でした」と話します。「何度かアフレコのお仕事もやらせていただいているので、台本を見たときに『だいたい3日間くらいかかるかな~?』と思っていたのに、現場でコテンパンにやられまして、実際は8日間かかりました。1日6ページしか進まないときもあって、『これは公開できないぞ』と思いました(笑)」と苦労を明かします。でも、「最初はどうなることかと思いましたが、後半は波に乗れて、3日かかって録った分を数時間で録り直せたりもしました」と、後半は順調だったと語っていました。
また、作品について「夢を信じる力をもらいました」と語り、「メッセージ性が強く、胸に刺さる作品。最近の子たちは夢を持つことさえ諦めていたり、夢に対して目標を持ってなかったりするイメージがあるけど、頑張ることを見つけたいなと思ってもらえる、夢を持っている方には背中を押してもらえる映画になっていると思います。映画を観て、そんな明るい気持ちになってもらえたらいいですね」と話します。
チーター・クロウハウザー役のサバンナ・高橋茂雄は、「まず、クロウハウザーっていう名前を名乗るだけでも苦労しました。ずっと"タカハシシゲオ"でやってきたから......」と笑わせ、さらに「ドーナツを見つけるだけのシーンに3時間もかかって......。全然ドーナツ見つかんな~い(笑)!」とこちらも苦労した様子。でも「苦労はしましたけど、愛される最高のキャラクターをやらせていただけて嬉しかったです」と喜びをかみしめていました。
作品の感想を聞かれ、「むちゃくちゃ面白かった。度肝抜かれました」と話したあと、「映画を見終わったとき、いろんな初めてのことを思い出しました。初めて中学校に入ったとき、思ってた感じと違ったなとか、高校生になったら女子に囲まれるやろうと思ったのに全然囲まれへんかったとか、初めて芸人の世界に足を踏み入れたとき、みんなが巨大すぎてどうして話したらいいかわからんかったこととか......。きっと、どんな世代や境遇の人にも共感できる部分がある映画やと思います」と、本作の魅力を語っていました。
続いて、主題歌『トライ・エブリシング』とガゼル役を担当したDream Amiさんと、主題歌を演奏する、動物に扮して演奏を行う楽団「ズーラシアンブラス」が登場。Dream Amiさんは、「この曲はヒロイン・ジュディが夢を持ってズートピアへ向かう列車の中で、自分自身を励ますような気持ちのときに流れている曲なので、ジュディの背中を押すとともに、この映画を観てくださったみなさんの心に響いて、なにか背中を押せるきっかけになったらいいなと思いながら歌わせていただきました」と、歌に込めた気持ちを話します。
ズーラシアンブラスのみなさんはそれぞれのキャラクターに合った動きをしていたのですが、なかでもナマケモノの登場時の歩みがゆっくりすぎて、お客さんたちの注目を浴びていました(笑)。
「いずれは『ズートピア2』『ズートピア3』、そしてゆくゆくはクロウハウザーのスピンオフ映画も......」と今後の野望を話す高橋に「いいですね~!」と上戸さんもノリノリ。気をよくした高橋が「いけるかな?」と指揮役のオカピに聞くと、オカピは親指を立てて「いける!」というジェスチャーをしてみせます。
最後に、「『ズートピア』は、楽しい、幸せな、前向きになれる映画。みなさんにそんな素敵なパワーが伝染しますように!」という上戸さんのメッセージがあり、この日のイベントは終了。『ズートピア』という作品らしく、ほのぼのと優しい雰囲気が漂うジャパン・プレミアとなりました。
映画『ズートピア』は、4月23日(土)ロードショー。
【サバンナ】【高橋茂雄】