ケンドーコバヤシ、ジャングルポケットも声優参加! 劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』完成披露舞台挨拶
4月17日(日)、東京・有楽町朝日ホールにて劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』完成披露舞台挨拶が開催され、声優を務める風間俊介さん、津田健次郎さん、高橋広樹さん、竹内順子さん、林遣都さん、花澤香菜さん、日野聡さん、ケンドーコバヤシ、ジャングルポケット、桑原智監督が登壇しました。
シリーズ誕生20周年を記念し製作された本作は、風間さん演じる武藤遊戯と、津田さん演じる海馬瀬人という伝説の名コンビが復活し、原作のその後を舞台に、遊戯とライバルの海馬瀬人との物語がつづられる初の長編劇場版。原作者の高橋和希氏が製作・脚本・キャラクターデザイン・製作総指揮を手がけることで、日本のみならず世界中から期待が集まっています。
上映後の興奮冷めやらぬ観客の前に登場したキャスト陣。会場を見渡した風間さんは「僕の声優人生の全てをこの映画に込めて演じました」と感慨深そうにコメントします。さらに、「『遊戯王』という作品は長い間愛されて、みなさんの愛も掛け算のようにどんどん膨れ上がっていることと思います。このご褒美のような作品、楽しんでいただけましたでしょうか?」と語りかけると、会場からは大きな拍手が。
津田さんは「まさか劇場版ができるとは思っていなかった。高橋先生の手による続きが劇場版で見られて、しかもそれを僕らが演じられるというのが本当にうれしくて、この日(完成披露試写)を楽しみにしていました」と話し、「上映直後のみなさんの拍手を聞いてグッときました。ありがとうございます」と感無量の面持ちを見せていました。
劇場版のゲストキャストで、小学生の頃から『遊☆戯☆王』ファンだったという林さんは、「小学生の頃からカードもやっていて、アニメも漫画も夢中になっていた。参加させていただいて幸せです」と興奮気味に話します。声優には初挑戦だったそうで、「風間さんに色々とアドバイスをいただいて、収録前も練習に付き合ってくださった」と感謝の言葉を。「現場に行ったら子供の頃から見ていたレギュラーメンバーがみんないて。そこに混ざってやるとなったら、喉がキーンと締まってしまって......大変でした」とため息混じりに苦労を語ると、会場からも笑いが起こります。
それを受けて風間さんは「初めての声優経験だとは思えない」と林さんの演技を絶賛。続けて「みなさん知っていると思うんですが、僕の第1話はとんでもないことになっていますから。伝説の1話になっています。それに比べたら全然......」と自虐コメントを放ち、会場も大爆笑。また、「ずっとやり続けていたチームワークに入るとなると大変だったと思います」と労をねぎらってもいました。
一方、劇場版のゲストキャストであり、百済木軍団を率いる百済木役を演じたケンコバは、「また『遊☆戯☆王』に参加するとしたら、今度は何役をやりたいですか?」と聞かれ、「百済木という素晴らしい役と出会えたんで、もう一度百済木を演じて、百済木とともに成長していきたいですね」とマジメな(?)コメントを。しかし、終始右肩を上げ下げして首をかしげ続けるというビートたけしさんのモノマネをしていたため、「軍団違いだよ!」とツッコまれていました(笑)。
百済木の手下・百済着軍団役のジャングルポケットも、同じく「また参加するとしたら、今度は何役をやりたいですか?」と聞かれます。
斉藤は「最初不良Bの役だって聞いて、しっかり役作りしてきたつもりだったんですけど、現場に行ったら『不良Cもやってくれ』って突然言われまして......。急に2役を演じることになってパニックを起こしたんですが、なんとかがんばっていいものになったんじゃないかと思います......ごめんなさい、質問何でしたっけ?」とボケ、客席を笑いに誘っていました。
不良A役を演じた太田は、「僕ら3人とコバさんで声を入れさせてもらってたときに、僕だけが現場で監督に一言も褒められなかったんです。それで僕もイライラしてきちゃって、情緒不安定になったんですけど......」と不満そうに話し、「そのときおたけが不良D役をやっていて、おたけがめっちゃ褒められてたので、今度は僕が不良D役をやりたい」と、どうしても褒められたいようす(笑)。
そのおたけ、実は当初不良D役にはセリフがひとつもなかったんだそうで、マネージャーと「オレ、リスナーじゃないかな?」と言いながら現場に向かったんだとか。しかし現場では無事に一言のセリフが与えられ、そのセリフにすべてを込めたというおたけ。ちなみにそのセリフとは「ペッ! どけよ」でした(笑)。
「僕ら3人しかいないのに、不良役がA、B、C、Dとあって、僕がAで、斉藤がBとCの2役やって、おたけが不良Dっておかしくないですか!? だってD役はセリフが一言もないんですよ? 普通3人いたらそれぞれ不良A、B、Cでよくないですか!?」と疑問をぶつける太田。「なにか意図があったんですか?」と聞かれた監督は「......ありました」と苦しまぎれ(?)に答え、「ホントですか~!?」と太田にツッコまれていました。
最後は風間さんの「映画のターン」の掛け声の後に観客全員で「デュエル!」と叫んで記念撮影が行われ、イベントは終了。『遊☆戯☆王』ファンの熱い気持ちが感じられた完成披露舞台挨拶となりました。
劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』は4月23日(土)公開。
【ケンドーコバヤシ】【ジャングルポケット】