「上川さん、渡部さんは無臭の人」と板尾が絶賛!? 『連続ドラマW 沈まぬ太陽』完成披露試写会
4月20日(水)、東京・有楽町朝日ホールにて、WOWOW開局25周年記念『連続ドラマW 沈まぬ太陽』完成披露試写会が行われ、上映後の舞台挨拶には、上川隆也さん、渡部篤郎さん、夏川結衣さん、檀れいさん、板尾創路、小泉孝太郎さん、草刈民代さん、若村麻由美さん、國村隼さんが登壇しました。
作家・山崎豊子さんの数ある作品の中でも、最もヒットした大ベストセラー『沈まぬ太陽』をWOWOWでは連続ドラマ化(5月8日(日)夜10時スタート/全20話)。
未曾有の航空機墜落事故という悲劇を招いた巨大航空会社内の人間模様をリアリティたっぷりに描いており、この日上映された第1話では、1961年、国民航空の労働組合委員長に不本意ながら就任した恩地(上川隆也)と、同副委員長の行天(渡部篤郎)が、経営陣に労働環境の改善を要求したり、各家庭の関係性が伺えたところで、ある整備士の急死の報が...といったところでエンドロールが流れます。
板尾が演じるのは、前・労働組合委員長にして経営幹部側の労務課長・八馬という男。
恩地の胸ぐらを掴んで叱責したり、新・労務担当取締役の堂本(國村隼)へ腰巾着のように接するなど、随所で憎たらしい演技を披露していました。
舞台挨拶での出演者は、巨大なロゴと、タイトルバックの太陽を彷彿とさせる真っ赤な照明を背に、板付きで登場。
まず上川隆也さんが、先週からの熊本地震に触れ、亡くなった方へのご冥福を祈るとともに、被災者、被災地域へお見舞いと復興への願いを言葉にします。
その川上さんは、『大地の子』以来、約20年ぶりに山崎さんの原作の作品での主演だそうで、今回演じる恩地は「我々と同様に当たり前のどこにでもいるような等身大の人物」とし、それゆえの難しさがあるものの「演じがいのある役に巡り合えました」と胸中を語ります。
その後、ひとりずつ挨拶と自身の役柄を紹介する中、MCのWOWOW荻野仁美アナウンサーより、役柄上、対立する上川さん、渡部さんとの共演について訊かれた板尾。
すると「みなさんご想像の通り、上川さん、渡部さんもまったくの臭いがしない、無臭の人ですごくお芝居がやりやすいです」と報告します。
再び「現場の空気はいかがですか?」と荻野アナより訊かれると、板尾は「変な臭いがしないので、芝居に集中できる素晴らしい役者さんだなと。何かしらのみなさん、何かの臭いするんですけど、まったくこの2人はしないです。ありがとうございます」と体臭の話に終始して、クスクス笑いに包まれる会場。
他にも上川さんと、妻役の夏川結衣さんが、タンザニアやドバイロケでのエピソードを語ったり、小泉さんがマッチの使い方を知らない新人ADがいたとの逸話を披露しつつ、「WOWOWらしさって難しいですけど、WOWOWらしさがおもいっきりつまった作品になってるんじゃないかと思います」と胸を張るなど、和気あいあいとした空気の中にも、各自が自信を覗かせます。
最後に上川さんは「もう撮り終わったような顔してここにいますが、『沈まぬ太陽』は撮影続行中です。鋭意撮影中です」と明かし、「山崎さんが原作に込められたものを少しでも、越えられるように、力を尽くして撮影に臨んでおります。みなさまの鑑賞に耐えうる作品にしたいと思っておりますので、どうぞご期待ください」と客席へPRしました。
WOWOW開局25周年記念『連続ドラマW 沈まぬ太陽』
5月8日(日)夜10時スタート/第1話無料放送
詳細、最新情報は公式サイト(http://www.wowow.co.jp/dramaw/shizumanu/)にてご確認ください。
【板尾創路】