応援隊"吉本新悲劇"を結成!内場勝則ら新喜劇メンバーが映画『マクベス』をPR
シェイクスピア没後400年となる今年、『ハムレット』『オセロ』『リア王』と並ぶ四大悲劇のひとつとして有名な『マクベス』が、吉本興業初の海外配給作品として、5月13日(金)より公開されます。そこで、大阪が誇る喜劇集団・吉本新喜劇のメンバーが、『マクベス』を応援すべく「吉本新"悲"劇」を結成! 5月2日(月)、JR大阪駅「時空の広場」で行われたPRイベントに登場ました。
司会者に呼び込まれ、舞台に現れたのは、『マクベス』をイメージした衣装に身を包んだ内場勝則、未知やすえ、池乃めだか、高井俊彦、酒井藍。さっそくめだかの「♪見下げてごらん〜」や酒井のギャグ「私、人間ですねん」が飛び出し、悲劇映画のPRとは思えぬ爆笑を巻き起こします。
内場がマクベス、やすえが妻のレディ・マクベス、そして池乃らはマクベスに予言を残していく3人の魔女に扮しているとのこと。ちなみに、明日5月3日(火・祝)からなんばグランド花月の本公演で上演される内場座長週の吉本新喜劇では『マクベス』を取り入れており、「僕が監督の役で、『マクベス』の映画を作る。そこへ魔女や亡霊なんかも出てきて、最後まで撮りきれるのか!?という話」(内場)に。悲劇を題材にしていますが、そこは吉本新喜劇、いつも通り笑いいっぱいの仕上がりとなっています。
5人はひと足早く映画『マクベス』を鑑賞したそうで、内場は「人間の五欲はどこまでいくのか、と。怖い面を見た気がする」とコメント。やすえは「物語の中では最初、奥さんがたずなを引いているが、最後は女性の弱い面を見せる。あのシーンは悲しかった」と、妻であり女性である自身の視点から感想を述べました。「男としては、闘いのシーンに震えた。ちょっと怖くもありました」というのは高井。めだかは「現代は平和でいいな、と思う」としみじみ語っていました。
『マクベス』といえば、王になると予言され悩むマクベスを、妻が裏で操っていくところも見どころのひとつ。内場は"夫"として「感情移入しやすかった。『この役、できる』と思った」とマクベスに共感する部分があった様子。一方「三歩下がって歩いていくタイプ」と自認するやすえは、「実は(内場は)言ったら怒るタイプ。『こうした方がいいんじゃないの?』と言うと、『わかってるわ!』って」と反論も。そんなやすえは「私が言えないことを一人娘に言わせる」という作戦をとることもあるとか。「タバコをやめてほしいなと思っていたので娘に言ってもらった。『お父さんのチュー、タバコ臭いからイヤ』というひと言でやめたんですよ!」と、レディ・マクベスとはひと味違う"夫操縦法"を明かしました。
また、シェイクスピア悲劇にちなみ、「悲しかった話」もそれぞれ告白。酒井はなんと、失恋エピソードを披露!? かつてデートする仲だった男性がいたそうですが、「大きな仏像があるとか、大きななまずが見られるとか、"大きなもの"がある場所にばかり連れて行かれる」のがイヤで別れを告げたそう。周囲からは「単に大きなものが好きだったのでは?」などの声が上がりましたが、「(自分のことも)仏像と思われてると、ちょっと...」と複雑な乙女心をのぞかせます。高井は、2歳になる息子と「アンパンマンミュージアム」に行った時、「なぜかバイキンマンを見て『パパ』と言うのが悲しかった」。めだかは「(自分が客として)乗っているのに、タクシーを止めようとされる」という身長にまつわるプチ悲劇を紹介。一度は、乗車拒否と勘違いした人が運転手に対し激昂するという事件もあったとか。やすえは、自身が「MAXに太っててブサイク」な結婚式の写真を、今もテレビ番組でよく使われることが何よりも悲しいそうです。
トークが大いに盛り上がるなか、こんどは魔女に扮した3人から、内場&やすえにまつわる"予言"が...!? 『マクベス』応援隊のメンバーでもある占い芸人・アポロン山崎がふたりを占ったものを、代表して高井が読み上げます。
ふたりの現状について、やすえは「旦那さんからいろいろな形で助けてもらっているので、感謝している」、内場は「『昔はかわいかったのに、頑固な女になったもんやで』と思っている」との結果が。思わぬ内容に焦る内場。やすえは「ほんまにこう思ってんの? これ仕事ちゃうで! マジやで!」とキレまくり! 最後は「怖かった...!」でしっかり笑わせ、大きな拍手を浴びました。
終演後に行われた囲み会見では、時間の都合で読めなかったその他の占い結果を高井が紹介。内場とやすえは星回りが同じで、非常にいい相性だそう。これには「どこで見てもらっても、同じ星回りで兄妹みたいやと言われる。一緒にいなくても暮らしていける夫婦らしいです」(やすえ)、「大黒柱がふたつあると言われた」(内場)とふたりとも納得の様子。「今年は仕事をバリバリするいい年」と言われためだかは、「ありがたいけど、もうちょっと楽したいという気持ちもあるわ」と喜び半分、困惑半分!? 酒井は「仕事は順調だが、結婚はぜんぜんない」と言われガッカリ。「今年30歳になるんですが、なぜかヒザからたくさんの毛が生えてきて...もう体が危ないで、と言ってるのかも」と、謎の現象におびえていました。なお、当の高井は「停滞期」だそうで、「僕だけあんまりいいことが書いてなかった」と残念がっていました。
● 映画情報
『マクベス』
監督:ジャスティン・カーゼル
出演:マイケル・ファスベンダー、マリオン・コティヤール、エリザベス・デビッキ、ショーン・ハリス ほか
5月13日(金) 大阪ステーションシティシネマほか全国ロードショー!
【内場勝則】【未知やすえ】【池乃めだか】【高井俊彦】【酒井藍】