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2016年5月22日 (日)

大阪・新世界でNetflix オリジナルドラマ『火花』イッキ観試写会開催!舞台挨拶で波岡一喜らが撮影裏話も披露

5月21日(土)、大阪・新世界にあるシアター朝日で、Netflix オリジナルドラマ『火花』イッキ観試写会が開催されました。第153回芥川賞を受賞したピース・又吉直樹の処女小説『火花』を、世界最大級のオンラインサービス「NETFLIX」オリジナルドラマとして実写化。この日の試写会は、6月3日(金)からのストリーミング開始に先駆け、全10話を一気に観られるスペシャルイベントで、終映後は波岡一喜さんをはじめ出演者が登壇する舞台挨拶が行われました。

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上映が終わり興奮冷めやらぬなか、まずは司会を務めるアキナが登場。秋山は、井下好井・好井まさおが演じた山下真人役のオーディションを受けたそうで、残念ながら落選してしまったことを明かして観客を驚かせます。

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続いて、波岡さん、とろサーモン・村田秀亮、好井が舞台へ。好井は出てくるなり、「オーディションで一番台本見てたくせに、めっちゃ落ちてる! ダサい!」と秋山いじり。波岡さんが「ダサいんですか?」とさらにかぶせて、さっそく笑いを誘います。

波岡さんは、林遣都さん扮する主人公・徳永太歩が憧れる先輩芸人・神谷才蔵役。村田は神谷と漫才コンビ「あほんだら」を組む大林和也役、好井は徳永と「スパークス」でコンビを組む山下真人役を演じました。「芸歴の若い順に」と、好井、村田、波岡さんがそれぞれ自己紹介。波岡さんが「芸歴21年目、神谷をやらせていただいた波岡です。みんな大好きです」と挨拶すると、周囲から「かっこいい!」の声が。とはいえ村田、好井からは「楽屋ではちょけている」とのタレコミもあり、神谷のイメージそのままのエピソードも暴露されてしまいます。

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アキナ・山名から、劇中で披露される漫才についてきかれると、「漫才では、演技してない。(とろサーモン)久保田と漫才やってる時と同じようにやった」と村田。撮影時は、エキストラの方が客席に入った状態で全く同じネタを10回連続で演じたりもしたそうで、「皆さん、ずっと笑ってくれるんですが、疲れてくると、全然関係ない振りのところで笑ったりしはる(笑)」と、別の苦労もあったようです。

村田から「漫才の呼吸を知っておられる」と絶賛された波岡さんは、「村田くんのツッコミが上手いから。どうボケてもツッコこんでくれる」と謙遜。そんなふたりは「撮影の裏でも、本当のコンビみたい」(好井)だったそう。波岡さんは、「神谷を演じるのではなく、普段から神谷でいようと思った。いつもは人を殺したりする役が多いのでできませんが(笑)、今回は神谷になれた。(林)遣都と話しているときも、常に神谷と徳永でいました」と振り返りました。

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村田と好井にとっては、さまざまな夢が叶ったドラマでもあったとか。村田はかつて一度だけ波岡さんとお酒を飲んだことがあり、「ずっと、めっちゃ好きやったんです。その時、ベタに『写真撮ってもいいですか?』と言ったぐらい。いつか一緒にお仕事できたらいいなと思っていたのが、今回、叶いました」と喜びいっぱい。一方の好井は、ある映画で見て「世界一キレイやと思った」高橋メアリージュンさんが、なんと自身の恋人役に。「楽屋で2時間ぐらい一緒にいてしゃべることがあったんですが、ネットで僕の情報を入れてきてくれてて、話のテーマを6個ぐらい出してくれた。めちゃくちゃいい人でした」と興奮気味に話しました。

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慣れない芝居の現場で戸惑うことも多かったという村田と好井ですが、波岡さんからは「めっちゃうまかったですよね。ある時、(神谷の恋人役・門脇)麦ちゃんに『オレ、ちょっとあのふたりに嫉妬した』と言ったら、『わかります!』って言ってた」と賞賛の言葉が。これを聞いたふたりは「売れるんちゃう?」と大盛り上がりで、取り残されたアキナは地団駄を踏むばかりでした。

最後は、客席の皆さんとの質疑応答。「一番好きなシーンを教えてください」という質問には、「『え、そこ?』と思うかもしれませんが、麦ちゃんと僕と遣都で楽しく鍋をつついているところですね。物語の終盤になればなるほど、神谷をやっているのがどんどん辛くなってくる。でもこの中盤の幸せなひとときは、本当に楽しくやっている」と波岡さん。8年ほど前に初めて映画で共演した林さんとの関係は、神谷と徳永に重なる部分が多い、とも。「遣都が17歳の頃に出会って、大阪の堺というところで撮影した。ファミレスに行ってご飯を食べたり、『東京で頑張れよ』みたいな話もした。それからしばらく連絡を取らないうちに、遣都はだいぶ成長してて...そこが神谷と徳永の関係性にもなっていた。遣都はオレを神谷、オレも遣都を徳永やと思って見られた」と話しました。

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さらに、原作を読んだ人はきっと気になっている、ラストシーンについても質問が。波岡さんは、その場面での自身の写真を、スマホ画面に出して改めて披露。「朝イチからの撮影だと、夜中の3時に(メイクのために)呼ばれたり」「見られるのはちょっと恥ずかしかった」などなど、リアルな感想を述べて沸かせました。

『火花』は6月3日(金)より、Netflixにて全世界同時ストリーミング開始です。どうぞお楽しみに!

http://hibana-netflix.jp



【村田秀亮】【好井まさお】【アキナ】