参戦表明のジャンポケ・太田、さらば・東口が早くも舌戦! 『キングオブコント 2016』大会開催決定会見
5月25日(水)、東京・TBSにて『キングオブコント2016』大会開催決定会見が行われ、大会概要が発表されるとともに、昨年8代目キングの座に着いたコロコロチキチキペッパーズを始め、昨年決勝進出し、今年の参戦も表明したザ・ギース、ジャングルポケット、さらば青春の光、バンビーノ、うしろシティが登壇しました(※以下、敬称略)。
2008年にスタートしたコントの頂点を決める『キングオブコント』。
昨年、総数2455組の頂点に輝き、賞金1000万円を獲得したコロコロチキチキペッパーズの活躍は周知の通りで、今年のキングの行方も注目されることは必至です。
『キングオブコント2016』のエントリー受付は、すでに開始しており、1回戦は7月4日(月)のよしもと幕張イオンモール劇場(千葉県)を皮切りに、東京、大阪、福岡、札幌、名古屋、沖縄で開催。
東京、大阪での2回戦、東京・赤坂BLITZでの準決勝を経て、今秋、TBS系列の生放送にて9代目キングが決定します。
なお、決勝での審査方法は未定とのこと。
会見はTBSの高野貴裕アナウンサーが司会進行を務め、最初に登場したコロチキは、キングになって以来、休みが1日しかなく、仕事量は30倍になったことを明かし、ナダルが「すごい大会なんだな。『キングオブコント』、やっべえぞ!」と思い出したようにギャグを放ちます。
今年のエントリーについて訊かれると、西野は「勝負できるネタが今のところ全然見当たらなくて...」と弱音を吐きながらも、エントリー締切日が7月22日(金)と確認すると「その間で、勝負できるネタを作らなければなと思っています。まだまだガンガン行きたいです」と参戦に含みを持たせ、「挑戦をやめたらそこで終わりだと思ってるんですよ」とナダルも前向き。
そして、ザ・ギース、ジャングルポケット、さらば青春の光、バンビーノ、うしろシティという新キングを狙う5組が加わり、賑やかになったところで、1組ずつ意気込みを語ります。
まず、ザ・ギースは「うちは5歳の娘がいるんですけど、結局コロチキの『さぁ』の真似を散々させられるという屈辱を味わっているので、今年は真似をさせるように結果を残したいと思います」と著書『芸人と娘』も好評な尾関が口火を切ります。
次のジャンポケは「コロチキがチャンピオンとしてあまりにも評判が悪いので、僕らが優勝して品格のあるチャンピオンになりたいと思います」と太田がコロチキを挑発し、斉藤も「特に西野は、一番謙虚でなきゃいけない人間が一番天狗になってる」と乗っかると、個人攻撃を受けた西野は「西野の方をいじってるの、斉藤さんだけですよ(笑)」とツッコミみ、会場が笑いに包まれます。
5年連続決勝進出という偉業を目指すさらば青春の光は、昨年の決勝でスベったと自己評価した上で、「もうこんなスベることないと思った次の日のショッピングモールの営業、それの7倍スベったんです。今年は次の日はウケようと思っています」といったエピソードを森田が披露。
さらに森田は「コロチキは評判がよくないです。ジャンポケもそんな評判よくないです」と攻撃を仕掛けると、「そんなこと言ったらお前らが一番評判悪い!」と太田から一蹴されるのでした。
3年連続決勝進出を目指すバンビーノは、「去年コロチキに負けまして、それからいろいろ考えてたんですけど、自分らの芸風とか芸歴を考えて、今年ラストイヤーちゃうかという感じで勝負にいく」と石山から重大発言が。
こちらもコロチキを挑発始めると、「石山さん、イヤなことイッちゃってる!」とナダルが返し、そこに斉藤も「イッちゃってる!」で加わり、石山が「ニーブラ!」で2人を仕留めるというカオスな展開を繰り広げました。
昨年度、優勝できなかったらトリオになるとの公約を掲げていたうしろシティは、「だから予選開始までに3人目を探さなきゃならなくて、それをなんとかこの数ヶ月で見つけて、トリオになって優勝したいなと思います」と金子がルール無視な宣言を。
改めて『キングオブコント2016』で優勝した際、優勝できなかった際の公約を高野アナが質問すると、ボケ合戦に拍車がかかります。
尾関は、贔屓にしている広島東洋カープの2軍に酸素カプセルを寄付すると掲げれば、ジャンポケは優勝してもしなくても100万円を競馬につぎ込むと宣言。
個人事務所「ザ・森東」の社長&副社長コンビでもあるさらばは、優勝賞金を元手に、入学金80万円のお笑い養成所を始めるとし、優勝できなかったら優勝組、または「即戦力のナポレオンズさん」(森田)を引き抜くといった大胆な構想を口にします。
続くバンビーノは、優勝した際は海外で単独ライブ、優勝できなかったら「アニマルショップを経営しようかな」と語る石山に対し、藤田は「自分の子供に芸人をやってるということは発表しない、サラリーマンだと言おうかなと思ってます」と新婚らしい(?)公約を。
最後のうしろシティは、料理芸人としても知られる阿諏訪が「もし優勝した暁には、みんなが憧れている雑誌『オレンジページ』で連載を持ちたい」と士気を高めますが、決勝での順位が年々下がっていることを高野アナから指摘され、金子が「だったら(今日の会見に)呼ばないでください!」ともっともな反論をします。
質疑応答では、ナダルがさらばを今年の優勝候補に挙げ、一昨年、バンビーノにあたらなければ優勝できたとの寸評も。
一方の西野はジャンポケを優勝候補に名指しし、その理由を「斉藤さんと太田さん、めちゃくちゃおもろいんで」とすると、無視されたおたけは「ふざけんなよ! マイクがないぞ!」と、的外れなツッコミで一同から総ツッコミを受けます。
また、ジャンポケは、同期ながら同大会決勝常連のさらばをライバルに挙げ、「ネタに関するクオリティ、ネタに対する意気込みは、他のコンビとくらべても気持ち的には強い部分を持ってるので、僕らも絶対負けたくない」と熱く語る斉藤。
太田は「この芸能界を揺るがしている不倫ブームのおおもとは、こいつらなんです」と騒動を掘り返しますが、それに対して東口は「太田、最近結婚したな。嫁元気か?」と意味深な発言をして、「ちゃんと謹慎しろ!」と太田が激高するなど一触即発になるのでした。
決勝経験者として、エントリーする芸人へアドバイスを求められると、準決勝までの会場は、普段からライブに通うお客さんが多いことから、「ライブのお客さんを笑わせる感じで臨んでいけば大丈夫だと思います」と高佐。
これに同調した太田は「K-PROライブにいっぱい出る」とお笑いライブ・イベント制作会社を挙げ、阿諏訪も「大賛成です」と頷きます。
一方森田は「どんなことがあろうと、どんな逆境があろうと、ネタさえしっかり作っておけば、1年に1回、テレビに出られます。ネタ作りさえしっかりやれば、いいんじゃないかなと思います」とネタの完成度を強調し、石山は「早めにつかんで引っ張るところまで引っ張って後半、ひっくり返す。4分でそれはなかなか難しいんですけど」とコントの基本構成に言及。
そして、コロチキは「著作権がややこしいネタをしないことですね」と西野が昨年の決勝を踏まえて語れば、ナダルは「出なきゃ損」「よく寝ることと、ネタ合わせをしっかりすること」とアドバイスを送った後、再び「イッちゃってる!」を放ち、斉藤との「イッちゃってる!」合戦でフラッシュを浴びるのでした。
『キングオブコント2016』の応募資格、エントリー方法、日程などの詳細、最新情報は、公式サイトでご確認ください。
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