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2016年6月 1日 (水)

テンダラーが東京初開催となる『THE 舶来寄席 2016』をナビゲート!「世界のすごいパフォーマンスと吉本新喜劇が楽しめる、すごくお得なイベント」とPR!!

6月5日(日)まで大阪・なんばグランド花月にて絶賛公演中の『THE 舶来寄席 2016 OSAKA』。世界の第一線で活躍している一流のパフォーマー、そして吉本新喜劇が楽しめるイベントとして、2014年から開催されてきました。

第4回目を迎える今年、『THE 舶来寄席 2016 TOKYO』として、いよいよ東京初開催! 6月9日(木)から12日(日)まで東京・グローブ座にて上演されます。今回は、よしもとクリエイティブエージェンシーとNHKグローバルメディアサービスとがタッグを組み、英語・日本語字幕を会場で表示する回も新設されています。
チケットの売れ行きは好評だという『THE 舶来寄席 2016 TOKYO』ですが、一体どんなことをやるの?と思っている方も多いはず。そこで、第1回目から本公演のMCを務めているテンダラーに、本公演の見どころを伺いました。
インタビューでは、パフォーマーと積極的にコミュニケーションを図っている2人ならではの面白いエピソードも。こちらを読めば、『THE 舶来寄席 2016 TOKYO』に観たくなること間違いなしです!

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(向かって左:白川悟実/右:浜本広晃

*  *  *  *  *

――テンダラーさんは昨年の『THE 舶来寄席』から全公演のMCを担当されているんですよね。

浜本 第1回、第2回が日替わりMCでそのときもやってたんですけど、昨年からMCを固定したいということになったみたいで。仕事終わりに、劇場の支配人に待ち伏せされて断れず(笑)。
白川 直々に言われたらなぁ? やるしかないですよ。
浜本 やから、第1回から世界のパフォーマンスを観させてもろうてるんですけど、すごくいいイベントやなと思いました。
白川 お客さんはここまで本格的やと思ってなかったみたいで、驚きながらも「面白かった」と言う人が多かったですね。
浜本 ほんまにすごい。せっかくMCさせてもろうてるんで、最初は(パフォーマーから)盗めるものがあれば盗もうと思ってましたけど、まったくできませんでした。技がすご過ぎて!
白川 あんなんできる訳がないと思うくらい、ほんまにすごいんですよ。

――じゃあ、最初に観られたときは、初見のお客様と同じように驚かれたんですね。

浜本 そうですね。世界のパフォーマーもそうなんですけど、昨年は日本を代表して猿回しをやった方がいらっしゃって、感動しました。
白川 あれはほんまにすごかった! 猿回しと聞いて想像するものってテレビのコメディっぽいものや思うんですけど、もっと感動する芸やというか。猿と回し役の方との信頼関係を感じたりして、日本にもすごいパフォーマンスする方がいっぱいいらっしゃるねんなと実感しました。
浜本 俺、昨年いちばん感動したんは、猿回しかもしれん。
白川 わかる、わかる。ほんまにすごかったもんな。

――そんな『THE 舶来寄席』が、ついに東京で初めて開催されます。

浜本 流れとしては吉本新喜劇をまず観ていただいて、そのあと世界のパフォーマンスを観ていただくんですけど、笑ったあとに驚けるっていうかなりお得なイベントですよ。
白川 ほんまにいろんなことが楽しめるので、お得です。
浜本 僕らはMCとして場繫ぎする役目なので、東京公演でも間延びせんように皆さんに気持ちよくパフォーマンスしていただけるようにしていきたいなと。ただ、せっかくの東京なんで、何かプチパフォーマンスができたらとは思ってんですよ。

――え、本当ですか?

浜本 まぁ、パフォーマーの皆さんのすごい技の合間にやる訳ですから、ほんまにやるとなったらねぇ? 第三者の目で精査してもらわんと。第三者の目でね? 第三者ですよ。
白川 (笑)何回言うねんっていうヤツですよ、これ。誰呼んで来るねん、第三者ってねぇ?

――話題のワードを盛り込んでくださって、ありがとうございます(笑)。大阪では公演まっただ中ですけれど、オススメのパフォーマーはいらっしゃいますか?

浜本 個人的にはコントーション(軟体)のプリンセス エイレーンさん。今まで来た女性パフォーマーのなかでいちばんチャーミング。べっぴんさんでフレンドリーで。
白川 可愛いっすねぇ! そう言いたいくらい、他はドライな方が多いんですよ(笑)。
浜本 もちろんパフォーマンスもすごい! 23歳の女性なんですけど、本公演のトリですからね。最後には決まるか決まらへんかわからない大技もあるんで、楽しみにしていてほしいですね。みなさんオススメなんですけど、プレート・ジャグリング・コメディのデビッド・バーレットさんもすごい。皿回しって聞くと単純なものを思い浮かべると思うんですけど、家族で楽しめるパフォーマンスというか。
白川 うん。まさにコメディですね。
浜本 スクリーン マジックのジャン・ガリンさんもすごい。観終わったら、きっとぜんじろうさんにやって欲しい!と思うはずです。
白川 確かにぜんじろうさん、スクリーンで漫才やってたけど!(笑)
浜本 フランスと日本の融合、観てみたいわ。あと、サンドアートのディディ・ロダンさんもすごいですよ。
白川 砂だけで表現する方なんですけど。
浜本 世界各国の有名なストーリーを砂絵にするんですけど、今回は日本ならではのある物語を表現してくれます。これ、ええよなぁ?
白川 感動しますね。コメディ・パントマイムをやる2人組のメン イン コートも面白い。アメリカのザ・コメディ!っていう感じでね。
浜本 2人ともすごくひょうきんなんですよ。「How old are you?」って訊いたら、「Six!」って言われて。あぁ、面白い、面白い。で、本当の年齢は?って訊いたら「Seven!」って。そうなると、次はEightって言うんやろうなと思いながらもう1回訊いたら「Eight」って。もうええわ!(笑)
白川 ははは! ビーチマジックもすごいですよ。
浜本 これも想像がつかないと思うんですけど、ビーチをテーマとしたマジックで。
白川 ステージを海岸っぽく見せながら、海で不思議なことが起こるっていう演出なんです。面白いですよ。

――どのパフォーマンスもすごく面白そうですね。一方、吉本新喜劇がどうなりそうですか?

白川 東京の吉本新喜劇メンバーも入ると訊いてるので、大阪公演とは違うものになるかもしれないですよね。
浜本 エグスプロージョンとISSOPさんが来られるということは、間違いなく踊るでしょう? おそらくですけど、エンターテイメントっぽい新喜劇になるのかなと。普段よりさらに盛り上がりそうですね。

――ダンスが盛り込まれた吉本新喜劇を観ていたら、テンダラーさんも踊りたくなるのでは?

浜本 もしかしたら、袖で踊ってるかもわかりませんね。
白川 嘘つけ!(笑)
浜本 手とか見切れちゃうかもしれないんで、舞台袖にも注目してもらえれば。
白川 いや、邪魔やわ。そこは舞台に集中してください!

――(笑)テンダラーさんはロサンゼルスでオール英語漫才の単独ライブをやられましたけど、世界のパフォーマーの方々にどういう印象を持たれていますか?

浜本 楽しそうですよね、皆さん。「このあと、どこ行くの?」って訊いたら、「次はギリシャ行くよ」とか「中国だよ」とか答えてくれるので、ほんまに世界中回ってるんやなって驚きます。それはそれで面白そうというか、いろんな国でやる度にエピソードがどんどんできそうじゃないですか。そういう話のネタをつくる意味で、一緒に回りたいなと思いますよね。ただその場合、よしもとに絶対的な給料の保証をしといてもらわんと行かれへんけど。むちゃくちゃ分厚い契約書を交わしとかな。なぁ?
白川 うん。帰って来て知らんフリされたら、終わりやからな(笑)。

――テンダラーさんなら大丈夫だと思いますが(笑)、パフォーマーの方々とは積極的にコミュニケーションを取られてるんですね。

浜本 愛想がいい人もいれば、淡々としてる人もいるので、その人に合わせてですけどね。一昨年かな? ゴルフしに行った人もいましたよ。舞台袖でゴルフのスウィングをしてたら、ドイツ人の2人組の1人に「ゴルフ好きなの? 僕も好きだから、日本でも行きたいな。一緒に行こうよ」って言われて。「あぁ、行こう、行こう」て返事したら、次の日の僕のところへ来て「いつ行く?」って(笑)。正直なところ社交辞令で言うたんで、「あぁ、オッケー。スケジュール観とくね」って伝えたんです。そうしたら、その次の日に「スケジュール観た?」って訊かれて......これは絶対行かなあかんぞってなって。
白川 ははは! 軽く言うてたら結局行くことになったんやな。
浜本 しゃあないから、一緒に行ったんですよ。その方、紳士やったんですけど。
白川 顔も男前やったよな。
浜本 そう。なのに、(プレー中は)OB連発で叫んでるから怖くて。しかも、終わってシャワー浴びてたら「着替えの下着がない」って言い出したんですよ。で、僕のをあげて。
白川 ふふふふ......この話、なんやねん。なんでパンツあげなあかんねん!
浜本 いや、ぼっとぼとのパンツ履こうとしてたから「あげるわぁ」って(笑)。
白川 用意しとけよ、ほんまに!

――ははは! すごい体験ですね。白川さんはどうですか?

白川 僕は誰とも行ってないです(笑)。できるだけ喋ろうとはするんですけど、むずいっすね。簡単な英会話でワンラリーはいけますけど、難しい会話になると愛想笑いしかできなくなって。
浜本 難しいですよね、英会話って。だから、ジェスチャーでコミュニケーション取ることが多いんけど、ゴルフのときはOBしたときのフォロー(する言葉)の引き出しがないやんか。
白川 ほんまやなぁ。なんて言うやらええんやろう?
浜本 そうやろ? 日本人なら、日本語でなんぼでもフォローできるけど難しかったわ。

――先ほど一緒に世界を回ってみたいとのお話も出てましたけど、漫才もパフォーマンスの1つだと思います。ロサンゼルス公演もやられてますけど、もっと世界で漫才してみたいとは思いませんか?

浜本 もちろんやってみたいですよ。アメリカで単独ライブをやったとき、現地の方々がちゃんと漫才のかたちで笑ってくれたんです。いわゆる"かぶせ"とか、ボケて5分後に同じボケをして「さっきのヤツやがな!」っていうのもウケた。自分達のかたち、例えば『必殺仕事人』のようにメロディを口ずさみながらボケていく漫才は通じやすいんじゃないかと思ってたんですけど。
白川 動きも多いですしね。
浜本 『ミッション・イン・ポッシブル』の曲を口ずさみながらスパイの動きをやったら、わかりやすかったみたいで笑ってくれました。有名な誰もが知ってる曲があったら、ほかの国でもできそうですよね。ただ、外国の方は漫才の見方がわからない場合があるんですよ。例えば、「俺、医者になりたかったんよ」「医者ってむずかしいよ?」
白川 「ほんま?」
浜本 「(コントに入って)あぁ、ここか。有名なお医者さんがおるとこは。入ってみよう」「はい、次の方ー」っていうやりとりで、今すっと観られたでしょう?

――はい、観られます。

浜本 外国の方は戸惑うんです。
白川 え、医者なの?ってなるというか。ミニコントがわからないんですよ。
浜本 路上ライブをやったときは、現地のカップルにまず「どこから来たの?」って話しかけて。「付き合って長いの? 僕の英語は聞き取れてる? 大丈夫?」って訊きながら、「実は日本で英語を勉強して来たんですよ。僕が先生、彼が生徒。レッツ・スタート」って見せるとね?
白川 うん。そうしたら、わかってもらえましたね。
浜本 客いじりも大事でした。アメリカのお客さんって、せっかくお金を払って観に来たんだから一緒に楽しみたいっていう人が多いんですよ。

――じゃあ、世界のパフォーマーの方々は大人しく観ている日本人に戸惑うかもしれないですね。

浜本 そうみたいですね。海外では技が決まった瞬間、「ヒュー! ブラボー!」って声援があるらしいんです。でも、日本人は拍手が精一杯じゃないですか。やから、僕らはMCとして「みんなで盛り上がっていきましょう!」と盛り上げて、東京公演でもなんとか軽く「フー!」って言ってくれるような雰囲気をつくっていきたいですね。
白川 そういう空気ができれば、お客さんも声援をおくりやすいでしょうし。
浜本 そうそう。だから、海外に来たような雰囲気で楽しんでもらえたら嬉しいですね。


【テンダラー】

『THE 舶来寄席 2016 TOKYO』

日時:6月9日(木)〜12日(日)全6公演
    平日19:00開演
    土・日①13:00開演②17:00開演(公演時間120分、休憩含む)
会場:東京グローブ座
チケット料金:大人5,000円 5歳以上中学生以下3,500円
出演:
吉本新喜劇=アキ、辻本茂雄
ゲスト=エグスプロージョン、ISSOP
海外パフォーマー=Jakob Mathias(ヤコブ マティアス)、Princess Elayne(プリンセス エイレーン)、David Burlet(デビッド・バーレット)、Men In Coats(メン イン コート)、Jean Garin(ジャン・ガリン)、Didi Rodan(ディディ・ロダン)

※NHKグローバルメディアサービスにて「多言語会場字幕付き公演」を下記の日程で実施します。
日本語字幕公演=6月10日(金)19:00
英語字幕公演=6月11日(土)13:00

公式サイト:http://the-hakurai.com/
お問い合わせ:チケットよしもと予約問合せダイヤル:0570-550-100(10:00〜19:00)