バビロンがローションまみれで劇的初勝利を掴む! 『ネルソンズVSバビロン』(5/15)レポート
5月15日(日)、東京・ヨシモト∞ホールにて、『ネルソンズVSバビロン』が行われました。
∞ホールをホームとする同じパワー系トリオとして、ライバル関係にあるネルソンズ(和田まんじゅう、青山久志、岸健之助)とバビロン(太田圭介、ノリ、千葉恵)の両組。
ネタとゲームで決着をつけるべく始まった本ライブですが、これまでの戦績はネルソンズの3勝0敗がゆえに、バビロンの巻き返しに注目が集まりました。
夜8時半時と遅めの開演時刻ながら大勢の観客が集まるなか、格闘技のビッグイベントを彷彿させる仰々しいオープニングVに続いて、ド派手な衣装のスパイク・松浦が登場。レニー・ハートさん風の巻き舌で呼びこむと、黒を基調としたネルソンズ、白を基調としたバビロンがステージで合流し、すぐさま乱闘が勃発します。
気づけばバビロン・千葉は、味方のノリからTシャツを強奪され上半身裸を晒し、MCのニューヨーク・嶋佐は、セコンドのダイタク・ダイから首を締められるという無法地帯に。
ニューヨーク・屋敷が両者を引き離すと、改めて選手紹介へ。
セコンドとして紹介されたダイタクは、「セコンド? 聞いてないよ。摂氏5度と聞いてたから」と厚手のコートを着たダイと、「セコンド? 聞いてないよ。今日、セミヌードになるって聞いてたから」とガウンを羽織ったタクという恒例のセコンドボケを言い放ちます。
「"おもしろ荘"で優勝したのに、あんまテレビ出てねえな」(バビロン・千葉)、「AKBと(和田が番組で)デートしてんだよ」(ネルソンズ・青山)などと舌戦が繰り広げられた後、ラウンドガールとして登場した猫塾・田辺は「ここ東京ガールズコレクションかと思った」というひとことで、一同から総ツッコミが。
先攻後攻を決める抽選ボックスから、千葉の着替えTシャツが出てくるといった小ボケを挟みながら、バビロンの先攻で、第1ラウンドのネタ対決が始まります。
寝起きドッキリを題材としたトリオ漫才ながらも、太田が床に叩きつけられたり、千葉が再びTシャツ剥ぎ取られるなど、体を張りまくりのバビロン。
後攻のネルソンズは、人気ラーメン店の行列を描いたコントで、岐阜から夜行バスでやってきたという和田の奇妙な言動が笑いを誘います。
ネタの2回戦はショートコント対決で、バビロンは「ババンババンバンバン、バビロン」という伝説的なコント番組風のブリッジでつかむと、ネルソンズは手遊び歌を題材にしたネタで対抗。
観客から投票用紙を回収しながら、負けたトリオは「ネルソンズvsバビロン野外決戦撮影費用全額負担」との罰ゲームが発表されます。
詳細は未定ですが、宿泊代、レンタカー代、機材費などの負担が想定されるため、戦々恐々となる面々。
ここからは第2ラウンドのゲーム対決へと突入します。
最初の『張殺!ハリセンあっち向いてホイ!!』は、あっち向いてホイの要領で、じゃんけん勝者が敗者の顔をハリセンで思いっきり引っ叩き、どちらかがギブアップするまで続行。
ネルソンズ・青山とバビロン・ノリが対戦したところ、青山がじゃんけんで連勝し、ノリがハリセンに必死に耐えるという構図となりますが、初めてじゃんけんに勝ったノリが、人差し指で普通にあっち向いてホイをしようとする天然ボケを炸裂させます。
膠着状態になるも、ゲームが進むと「レスリングに打撃ないもん」と弱音を吐いた青山が、自力で立てなくなったため、ノリのTKO勝利!
続く『玉砕!棍棒ワッショイ騎馬戦!!』は、棍棒の上に一人がまたがり、それを他の2人で持ち上げながら、騎馬戦の要領で帽子を取り合います。
騎乗したネルソンズ・和田、バビロン・太田は、持ち上げられると、股間の激痛に悲鳴をあげ、文字通りの「玉砕」に現実味が。
どうにか戦闘態勢に入るも、和田、太田ともに棍棒から手を離せず、にらめっこ状態となり、倒れこんだ和田の股間をドクター(?)チェックしたタクは「ちっちゃくて見えない」と診断します。
そうこうするうちに、太田が一瞬の隙をついて和田の帽子を奪ってバビロンの連勝!
再び倒れこんだ和田に対して、今度のタクは「完全ホウケイです」と診断し、これを受けて嶋佐が「この勝負、完全ホウケイです!」とコールして女性客も大爆笑となりました。
続く『荒行! 熱滝ジェスチャー!!』は、片手に握ったロープを緩めると、頭上から熱湯が降り注ぐという過酷なジェスチャーゲーム。
脚立やブルーシート、ビニールプールなどが仰々しくステージにセッティングされると、まずはネルソンズ・岸が、2度の熱湯に耐えながら2問正解します。
後攻のバビロン・千葉は、「重量挙げ」のお題で両手を挙げたため、モロに熱湯を浴びながら、こちらも2問正解。
両者ドローに終わりましたが、ダイタク&千葉の3ショットに「変なAV現場やぞ(笑)」と屋敷が揶揄したり、熱湯を浴びる姿が名作『ショーシャンクの空に』に例えられたりと、大盛り上がりとなりました。
最後のゲーム『七転八死! ローションいす取りゲーム』は、文字通り、ローションまみれでの椅子取りゲーム。
ネルソンズ・青山とバビロン・千葉が、ヌルヌルのブルーシートの上で椅子取りゲームを敢行するも、2度も椅子が破壊したり、トリオでピラミッドを作ったりと、収拾のつかない展開になります。
結局、6人で1個の椅子を奪い合うこととなり、くんずほぐれつになりながらも、ネルソンズ・青山があっさり着席に成功し、ネルソンズにとって本日初勝利を獲得。
興奮冷めやらぬなか、いよいよネタとゲームを合計した総合結果の発表へ。
結果はネルソンズの215ポイントに対し、バビロンが224ポイントと上回り、悲願の初勝利を収めたバビロンに、祝福の拍手が送られます。
内訳は、ゲームコーナーではバビロン60ポイント、ネルソンズ50ポイント、ネタの獲得票数ではバビロン164票、ネルソンズ165票と本当に僅差だったことが、屋敷から明かされました。
ともにローションまみれになりながらも、歓喜と落胆という明暗が分かれたステージ上、心境を訊かれた千葉が「普通のところで勝ちたい。でもめっちゃ楽しいですね!」と語れば、ノリは「ここから勢いに乗りたいですね。ファーストも狙っちゃおうかな」とヨシモト∞ホールのランクの頂点"ファーストクラス"を狙う発言も。
エンディングでは、衣装かぶりを発端に、醜い小競り合いをしながら再登場した松浦と田辺でしたが、「久しぶりに女見た感じしますね(笑)」と屋敷が迎え入れ、出演者全員が出揃ったところで「この2組、戦いは続いていくと思いますので、みなさんぜひ遊びに来てください」と締めくくりました。
これでネルソンズ3勝、バビロン1勝とその差が詰まり、さらなる白熱必至の同ライブ。
今後の開催、最新情報は、ヨシモト∞ホールの公式サイト等でチェックしてください。
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