ゆりやんレトリィバァ、貫録の即興ネタ「女癖」
6月5日(日)、よしもと沖縄花月にてゆりやんレトリィバァ、大屋あゆみ、沖縄の芸能事務所、オリジンコーポレーション所属のスズカーサーキットさんによる「女癖」が行われました。
沖縄では珍しい、女芸人だけのライブということで登場からはしゃぎがちな4人。しかし、出だしの挨拶から「どうもー、上戸彩です」と飛ばし会場の笑いを取るゆりやんに、大屋とスズカーサーキットさんは「出会って1時間くらいだから、まだ距離感がわからない」と弱気のコメント。するとその一言をゆりやんが「それはこっちのセリフや!」とばっさり斬り捨て、特徴的なふんわりとした語り口調とは真逆の辛辣キャラで笑いを取りに行く姿勢を見せていました。
オープニングに続くネタライブでトップバッターを務める大屋が衣装替えのため、挨拶もそこそこに舞台から退出すると、スズカーサーキットのさーきーさんがおもむろにゆりやんにお願い。「私、ゆりやんさんの『外国のドラマあるある』大好きなんです。見せてくれますか?」
するとゆりやんは惜しげもなくネタを3連続で披露し、会場は決め台詞が出る度に爆笑が湧きあがりました。
立て続けに笑いを取るゆりやんに対し、すーずーさんが「いやぁ、ネタやってる時すごいいい女に見えますよね」とぽつり。するとゆりやんがすかさず「普段は?」と詰め寄り、まるで3人漫才のようにオープニングが進んでいきました。
続くネタライブのトップを飾るのは大屋あゆみ。
レオタードに身を包み、「オオヤ・ジャネット・アユミ」として独特の語り口調でネタを進めます。
ときおり最前列の観客を巻き込み、「アナタが~、前に座るからいけないンダヨ!」と一喝。
会場から悲鳴のような笑いを取っていました。
続くネタライブはスズカーサーキットさん。保育園を舞台に、子供の成長の早さをテーマにした漫才をテンポよく繰り広げます。
そしてネタライブのトリを務めるのはゆりやんレトリィバァ。
「落ち着いていきや~」の決め台詞でおなじみの「R-
また、沖縄スペシャルとして、観客に直接お悩みを募集して即興で答えるというサプライズもあり、場内には拍手と笑い声が上がり続けていました。
それぞれのネタライブに続いては、ミニゲームによる女芸人のガチンコ対決。
「危険な女芸人」と題されたコーナーの司会進行を務めるのは、その日間違えてバリカンで右側の髪を剃り落してしまったというピーチキャッスルの真栄城。
大屋がすかさず「あたし、オーシャンがいいって言ったのに!」とブーイング。・・・しかし、真栄城の様子がいつもと違うことに気付き、「アジアからのの留学生みたい~」「外国のお坊ちゃんみたいだよね」など、女芸人全員の餌食にされます。
ガチンコ対決の最初のゲームは「ストッキング綱引き」。
4人全員で一気に対決となったのですが、途中ゆりやんのかぶっていたストッキングが破けるなどのハプニングもある中、さーきーさんが勝利をつかみます。
続く「風船ノーリアクション」は、手に持った風船が割れるまでいかに平然としていられるかを競い合うゲーム。
さーきーさんと大屋の対決は、もめることもなく進み大屋が勝ちましたが、続くすーずーさんとゆりやんの対決は波乱含み。二人とも風船を持ちたくないあまり、肘がのび、持つのをなすりつけあったり、風船に空気を入れはじめた途端、ゆりやんがホースを力いっぱい握りしめ、空気の流れをさえぎったりと何度も中断してしまいます。
3つめのミニゲームは「ぐるぐるバットで相撲対決」。ぐるぐるバットを10回行った後、4人全員で取っ組み合い、最後まで立っていた人が勝ち、というものですが、こちらも手をつく人続出の難航状態。
コーナーの最後を飾るゲームは「激辛演技波女優を決めろ!」という、激辛のお菓子を食べてからテーマにそった演技をするゲーム。提示された4つのテーマの中から、さーきーさんは「ピロートーク」、大屋は「浮気現場」、すーずーさんは「なぐさめ」、ゆりやんは「同級生との再会」を選びましたが、全員苦しみながらの演技の中、最短時間を記録したのは・・・?
全てのゲームを終え、優勝したのは大屋あゆみ。頭にティアラを載せられ、「これで泉&やよい(沖縄ローカルの女芸人)さんに勝てるかね~?」としたり顔。すかさず真栄城に突っ込まれ、会場の笑いを誘います。
ミニゲームが終わると、「女癖」もエンディングへ移ります。大屋の「もし2回目があったら、また来てくれますか?」との質問に、ゆりやんは「もちろん!」と快くOKを出し、会場からは拍手が上がりました。
また、逆に「沖縄は女芸人が少ない」との一言を受けたゆりやんが、大屋とスズカーサーキットさんに「みなさんも大阪に来てください」と暖かいメッセージを贈り、会場はさらに大きな拍手に包まれ、和やかな雰囲気の中「女癖」は幕を閉じました。