吉本新喜劇×世界のパフォーマー特別公演「THE舶来寄席2016」、初の東京公演も大盛況!
6月10日(金)、東京グローブ座にて「THE舶来寄席2016 TOKYO」が開催されました。
世界一流のパフォーマーが集結し、ここでしか見られない至高の芸を披露するだけでなく、さらに吉本新喜劇まで見れてしまうという贅沢なステージ、「THE舶来寄席」。2014年より大阪で開催されてきた「THE舶来寄席」が、今年は満を持して東京に初上陸!
今回の東京公演では、新しい試みとして、よしもとクリエイティブ・エージェンシーとNHKグローバルメディアサービスとがタッグを組み、英語・日本語字幕を表示する回も登場。
この日は日本語字幕付きバージョンの公演日。聴覚障害者の方はもちろん、うっかりセリフを聞き逃したお客さんにとっても嬉しいサービスです。
第一部となる「吉本新喜劇」では、ゲストにエグスプロージョンを迎えるほか、辻本茂雄やアキなど大人気のメンバーが揃い、いつもとは少し違った本格的なダンスを取り入れたパフォーマンスも見せていました。
まずは伊賀健二&インポッシブル・蛭川による前説で、観客によるウエーブのシーンを練習後、いよいよ新喜劇がスタートです!
舞台はとある公園。公園にある屋台のラーメン店主・森田のもとへ、怪しい何かを持ったアキが突然登場、所狭しと舞台を動き回り、人々を恐怖に陥れます。が、実はアキは介護施設のヘルパーで、この日はおじいさんたちを連れて公園にやってきたのでした。勝手な行動ばかりするおじいさんたちを怒るアキですが、謝られると「い~よ~」と持ちギャグが炸裂! お客さんの爆笑を誘っていました。
辻本茂雄演じる茂じいやケン演じるケンじいなど、アクの強いおじいさん軍団に、女性ヘルパー・ゆりや、腕をケガしながらもヘルパーさんの手伝いをするとし君など、さまざまな人々が登場。
おじいさんたちを楽しませてあげようと森田が歌った「おじいさんの古時計」が子どもだましだと言って気に入らないおじいさん軍団。自分で歌った方がいいとケンじいが歌い出しますが、これが思わず笑ってしまうぐらいの熱唱っぷり! 途中からボイス・パーカッションも加わり、完全にそのへんのおじいさんレベルの歌を超え、拍手喝采が起こっていました。
ケンじいの息子・伊賀健二のもとに借金取りがやってきたり、その健二が代理店にだまされたせいで公園で行われるはずだったヒーローショーができなくなるという危機に陥ったりと、舞台上はピンチの連続。
息子の危機を救おうと立ち上がるケンじいと、ケンじいに協力するアキやおじいさん軍団によってヒーローショーが行われることに。森田の「おじいさんたち、ヒーローショーなんかできるんですか?」との疑問には、茂じいが「ちゃんとできるかどうかは、厳しい第三者の目で見てもらいたい」と旬のワードをぶち込み、お客さんは大爆笑です!
クライマックスでは、本格的なチャンバラ劇に加え、アキ&ISOPPをメインとしたダンス、こまつによるキーボードとトランペットの同時演奏やゆりの迫力ある歌、アキ&エグスプロージョンによる本格的なダンスシーンなどなど盛りだくさん! RHYTHM COLLECTIONの華やかなダンスや客席のウエーブも加わって、場内は最高潮の盛り上がりを見せました。
10分間の休憩をはさんで、ガラリと雰囲気の変わった第二部の「ワールドバラエティアクト」。オープニングを飾ったサンドアートのディディ・ロダンは、日本の昔話「竹取物語」をモチーフに、幻想的な世界を砂で描いていきます。一刻一刻変わっていく絵に思わず客席からはため息が......。
ディディ・ロダンの後にはMCのテンダラーとロバータが登場。ディディ・ロダンの衣装が先日まで行われていた大阪公演とは違うことにふれ、「通天閣で服買ったんちゃうかな」と浜本。「あんなとこで買うわけないやろ!」とさっそく白川にツッコまれます。
続いてはドイツのヤコブ・マティアスによるビーチパーティ・マジック。弱冠21歳ながら、ドイツのマジック界でも注目の、ビーチをモチーフにしたマジックを繰り広げます。
さらに、デビッド・バーレットによるユーモアあふれるプレート・ジャグリング(皿回し)や、
客席からアシスタントを選びだし、こき使うさまが観客の笑いを誘ったコメディ・ジャグリングのデビッド・ラムゼイ、
息の合ったコメディ・パントマイムで客席を沸かせたメン イン コートなど、バラエティにとんだパフォーマンスが続々登場。
ラストはプリンセス エイレーンによるコントーション(軟体芸)。人間の体がここまで柔らかく曲がるのかという驚きとともに、そのさまざまなポーズの美しさに歓声があがっていました。
エンディングでは、全パフォーマーが改めて登場、笑顔で客席に下りて観客に挨拶して回り、再び大盛り上がりをみせます。
この日、ちょっとしたトランプマジックを披露した浜本は、最後に客席に向かってとても不思議なマジック(?)を披露。お客さんを?の渦に巻き込んだ浜本は「世界で私にしかできない、もやもやパフォーマンスです!」と誇らしげでした。
明日(6月12日)に千秋楽を迎える「THE舶来寄席2016 TOKYO」。ほかでは見られない贅沢なステージをお見逃しなく!
【辻本茂雄】【アキ】【ケン】【ISOPP】【森田展義】【伊賀健二】【赤松新】【遠藤かおる】【山本吉貴】【エグスプロージョン】【インポッシブル】【蛭川慎太郎】【西島巧輔】【こまつ】【伊藤ゆり】【テンダラー】【ロバータ】
THE舶来寄席2016 TOKYO
【会場】東京グローブ座
【日時】2016年6月9日(木)~12日(日)全6公演
平日19:00開演
土・日①13:00開演②17:00開演(公演時間120分、休憩含む)
【チケット料金】大人5,000円 5歳以上中学生以下3,500円
【出演】
吉本新喜劇:アキ、辻本茂雄
ゲスト:エグスプロージョン
海外パフォーマー:Jakob Mathias(ヤコブ マティアス)、Princess Elayne(プリンセス エイレーン)、David Burlet(デビッド・バーレット)、Men In Coats(メン イン コート)、David Ramsay(デビッド・ラムゼイ)、Didi Rodan(ディディ・ロダン)
※ 大阪公演出演アキによる新喜劇がさらにバージョンアップ!
※ 大人気「茂造」、ゲストに話題のダンサー・エグスプロージョンを迎え、本格ダンスパフォーマンスを盛り込んだ新ジャンル新喜劇に挑む!
THE 舶来寄席公式HP http://the-hakurai.com/
お問い合わせ:チケットよしもと予約問合せダイヤル ☎0570-550-100(10:00~19:00)