千秋楽には名付け親の木村祐一も登場! 神保町花月の新ユニット「劇伸び筍!」お披露目公演「マルシェ!」
6月11日(土)、東京・神保町花月にて、新ユニット「劇伸び筍!」のお披露目公演「マルシェ!」の千秋楽が行われ、ゲストにNON STYLE・石田明、木村祐一が出演しました。
「劇伸び筍!」とは、神保町花月にて2016年4月に結成されたばかりの新ユニット。3年目以下の将来性豊かな6組(いまさらジャンプ、プライドチキン、かなで、ギャンブルグルーヴ、ギガスラッシュ!!、バーレスク)がオーディションによって選出され、劇場の顔として活動することに。
そのお披露目公演となるのが本公演の「マルシェ!」。フェンシング日本一を目指す騎士と、それを追いかける雑誌記者たちの熱い物語が繰り広げられます。
物語は12年前、今は電子書籍の週刊誌『ウィン』の編集者となっている氷川(プライドチキン・岩下)と銀河純也(ギャンブルグルーヴ・佐藤)が学生時代、ともに天才オリンピック候補と呼ばれていた頃の回想シーンから始まります。
銀河の兄・公平(バーレスク・今道)のコーチにより、厳しい練習を続ける2人。合言葉は「マルシェ!」。「マルシェ!」とは、フランス語で「前進」を意味する言葉だそうで、この「マルシェ!」 という言葉が物語の鍵を握ることに。
シーンは現代に戻り、忙しそうな『ウィン』編集部に配属されてきた2年目の新人・小野寺(バーレスク・清水)の目線から、ユニークな編集部員が紹介されます。ゲイの編集長・但馬(ギガスラッシュ!!・マサルコ)や、小野寺同様"編集王になるのが夢"だという熱い男・熱田(いまさらジャンプ・山田)、唯一の女性編集部員・五十嵐(かなで)、見た目も中身もカメラ小僧みたいなカメラマン・野村(プライドチキン・あつる)など、さまざまな個性が渦巻く編集部。その中で働く氷川は、今も幼なじみの銀河のプレーを追い続けていますが、銀河が引退すると聞かされ、フェンシングをメジャーなものにしたいという目標を見失いかけていました。
そんな中、『ウィン』では珍しく、映画『モスキート』の主演俳優・石田明(NON STYLE・石田)の独占インタビューに成功。喜んで取材に向かう一行でしたが、インタビューの内容はほとんどアドリブだったようで、最初にマサルコが石田に「18代目!」と呼びかけられます。返せず、きょとんとするマサルコに、「18代目J Soul Brothersみたいな顔して(笑)」とニヤニヤする石田。
ここから、かなでが質問しようとすると「ソファーがしゃべってる!」、あつるが話しかけると「君は人なの? 子泣きジジイの孫でしょ?」と言いたい放題。続いて、石田演じる人気俳優の過去の映画のどれが好き?やどのセリフが好き?など、ムチャ振りが始まります(笑)。『ウィン』のデスク・大川役のいまさらジャンプ・荒川は、好きな映画のセリフを聞かれて「大学行けない」と答え、客席は大爆笑! 石田も「ああ、それね!」と嬉しそうです。
また、「今20社やってる」というCMについても、お気に入りのCMについての質問をガンガン投げかける石田にメンバーは戦々恐々。かなでの汗が尋常じゃないと石田にもツッコまれていました。そのかなでは、好きなCMを聞かれ「ランジェリーの......」と回答。さらに好きなシーンを聞かれ、「Yes! ランジェリー!」とポーズを決めます。「子泣きは?」と、完全に子泣き呼ばわりされているあつるは「セロハンテープのCM」と答え、続いて聞かれたマサルコが「画鋲の......」と答えると、「完全にセロハンテープに引っ張られてるやん(笑)」と容赦ないツッコミが。なかなか厳しい先輩のムチャ振りでしたが、お客さんからはいちばん笑いが起き、盛り上がったシーンとなりました。
本編に戻ると、『ウィン』で漫画を連載中の天才ボンボン先生(ギガスラッシュ!!・ヤマト)がスランプから自殺未遂を図ったり、引退を宣言していた銀河が、ライバルの遠田(ギャンブルグルーヴ・菅野)の存在や熱田の熱い説得により引退を撤回、男子フルーレ(フェンシングの競技の一種)日本代表をめざし、遠田と戦うことになったりと、物語はいよいよヤマ場を迎えます。
「フェンシング体操」と称し、かなり本格的な全員によるダンスシーンの見せ場も登場したあとは、熱い試合を演じながら、それを見ている編集部を同時に見せるというシーンで臨場感を演出。見事銀河が勝利し、遠田以外の全員が盛り上がって物語は大団円で幕を閉じました。
改めて登場したメンバーとゲストのNON STYLE・石田。山田が「今までのゲストでいちばんイジりがすごかった」と石田に言うと、「そう?」と意外だという表情を見せる石田。舞台の感想を聞かれ、銀河の兄でフェンシングのコーチ役の今道のフェンシングがめちゃめちゃ気持ち悪かったことを挙げ、「あの動きは個人的にやってみたい」と絶賛。また、石田は以前占い師に「40代後半からゲイになる」と言われたことがあるらしく、マサルコが「受け身なら受け入れてくれるそうです」とカミングアウト(?)していました。
続いて登場したのは、「劇伸び筍!」名付け親の木村祐一。木村はずっと上から見ていたそうで、「やってる間中、どんどんうまくなっていってる気がする」と、これまた絶賛。「最初は(ギャンブルグルーヴ・シカト)ホクトとかカオルコが......」とボケ、「マサルコですっ!」とツッコまれていましたが、最初はその2人が演技がうまいなと思っていたけど、他のメンバーもみんなうまくなってきたと評し、「知り合いの結婚式断って来てよかったわ」と言ったため、全員「ええ~っ!?」と驚愕します。
完全に時間がかぶっていた結婚式を断り、千秋楽公演に駆けつけたそうで、「まぁ、でもご祝儀が浮いたから、その分打ち上げ代としてあげるわ」と太っ腹なところを見せる木村。タイトルについて「『お会計』ということでね......」という木村に「『マルシェ!』です」と全員がツッコむと、「え、そうなん? 最後に『お会計~』言うてたから、あれがタイトルかと思ったわ」とボケたかと思うと「マルシェって、市場のことやと思ってたわ」と鋭い指摘もする木村に「そういう意味もあるんですけど......」と説明するメンバーたち。シカトに「自分、頭から虫出てんで」とボケて、「帽子から髪の毛がはみ出してるだけです!」とツッコまれるという、最後までボケ倒しの木村でした。
始まったばかりのユニット、「劇伸び筍!」。神保町花月で毎週日曜日にライブを行っているという彼らの今後に要注目です!
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