ライブならではの過激コメントに抱腹絶倒!笑い飯・千鳥の大喜利in沖縄
梅雨も明けて熱帯夜となった6月19日(日)、よしもと沖縄花月で「笑い飯・千鳥の大喜利in沖縄」が行われました。
この日は笑い飯・千鳥のほかに、追加メンバーとしてスリムクラブの真栄田とコロコロチキチキペッパーズが参加し、人気の高い芸人が一堂に集結、ということで、会場には満員のお客様があふれかえりました。
イベントは「笑点」のオープニング曲に合わせてスタートし、スクリーンに映し出される画像も「笑点」そのものとあって、クオリティの高さに会場の期待も高まっていました。
入場のご挨拶で、短い着物を着て早速笑いを取りにかかるコロコロチキチキペッパーズのナダル。司会を務める千鳥のノブに「これ昨日麒麟の川島が着てなかった?」と問いかけられると裾を折り曲げていたことを告白し、周りから「あざとい!!」の言葉を浴びせかけられます。
また、笑い飯の西田もオープニングのご挨拶で「沖縄の舞台、座布団が小さいんだけど・・・。これ水晶玉乗っけるヤツじゃないの?」と、ひざ下から小さめサイズの座布団を取り出し、会場を笑いに包み込みます。さらに、たたみかけるように「沖縄にとても好きなメキシコ料理屋があって、ここに行くために結構沖縄前乗りをしてたんです。でも、よりによって自分ちの近所に同じ店があることが分かってしまって。俺の前乗り、これからぐっと少なくなるはず」と、会場を笑い続けさせていました。
メインイベントは大喜利ということで、ご挨拶後にまず始まったのは「歌詞をつけましょう大喜利」。
THE BOOMさんの「島唄」や忌野清志郎さんの「パパの歌」のフレーズに自由に歌詞をつけていくという大喜利なのですが、千鳥の大悟が「俺、この歌好きやねん!」と、「パパの歌」をまさかの正しい歌詞で熱唱。西田もそれに倣い、ノブの「カラオケに来たんちゃうぞ!!」というハリセンさばきに、拍手をしながら笑う人の姿も見られました。
また、何を歌ってもかさかさの声のスリムクラブ真栄田に、ノブが「洞窟の中で歌ってるみたいやなぁ」と声をかけると、「前、普通にしゃべってるつもりだったのに西川(きよし)師匠に『お前、砂でも食ったのか?』って言われたことがあるんです」と告白。身をよじりながら笑う観客も出るほどでした。
「歌詞をつけましょう大喜利」の後はそれぞれのネタを披露、ということで、初めにコロコロチキチキペッパーズのコント。定番のドッキリネタで会場を引き込みます。
続く千鳥は「大悟の音痴を治す」というコント。
「森のくまさん」や「サッちゃん」など、定番の童謡を大悟に歌わせるのですが、展開の意外性や表情の使い分けの豊富さに、観客からはずっと笑い声が上がり続けていました。
そして3番目は「男性の整形」をテーマにした笑い飯の漫才。ノリとツッコミがテンポよく変わる笑い飯のネタに、観客は休む間もないほど笑い続けていました。
ネタライブの後は再び大喜利に戻ります。
続いて行われた「シチュエーション大喜利」では、野球部のキャプテンとマネージャーをテーマに、「試合に勝ってください」と言われてのリアクション、タオルを渡されたときのリアクション、マネージャーにボールが当たって一言、の3つのお題が出されました。
吉本総合芸能学院のスタッフをマネージャー役に出演させたこの大喜利は大波乱。真栄田がオカルトネタで攻めてきたり、西田が実際にやっていた部活の話しをしただけで予想外の笑いを取ったり、哲夫やコロチキ西野の漫画のキャラクターの乱用にノブが退場を言い渡したりと、ノブのハリセンさばきが光るコーナーとなりました。
そして最後に行われたのは正統派大喜利。「ビギンが急に沖縄の人に嫌われるようになりました。なぜ?」や、「沖縄にプロ野球チームができました!名前は?」「男子校の生徒が共学の男子に聞くアホな質問は?」「『スマホをいじりながら』より怖い自転車の乗り方は?」「試合中、絶対間違っているボクシングのトレーナーからの指示」の5つのお題に答えていくのですが、社会風刺や下ネタがどんどんエスカレートしていったため、ついには「過激なネタはダメです」というカンペが出るという緊急事態に。ライブならではの過激回答の連発に、会場のお客さんは身をよじったり足踏みをしながら笑う人も出るほど、笑いが止まらない様子でした。
ノブの華麗なハリセンさばきと会場の笑いが止まらない大喜利も、ついにお開きの時間となり、エンディング。千鳥の「また来てもいいですか~?」の問いかけに、会場からは大きな拍手が上がり、濃い笑いが溢れ続けた、まさに抱腹絶倒の2時間のイベントは、和やかに幕を閉じました。