たいぞうが後世に名を残すオリジナル絵画を制作、大阪市立生野小学校に贈呈!
画家であり芸人のたいぞうが、大阪市立生野小学校の創立140周年を記念した絵画を制作し、6月25日に行われた記念式典にて、「僕たち私たちが学んだ学校」と題した作品を贈呈しました。
作品制作は、 たいぞうが毎週土曜日に生野銀座商店街で絵画教室を行い、毎月1回の吉本興業が主催するイベントで司会をしている縁で、生野小学校の卒業生でもある商店街の理事長に頼まれたことがきっかけです。
生野小学校は、1877年6月22日に創立され、今年140周年を迎える小学校です。制作日数は約1ヶ月。サイズは、縦1.8m×横 2.7mという大作が完成しました。
式典当日、たいぞう本人が在校生に贈呈。舞台に掲げられた幕を在校生が下ろすと、大きな歓声が起こりました。そして代表児童からたいぞうへ花束が贈られました。また、校長先生がインタビュアーとなりたいぞうに制作中のエピソードや作品の意味についてお聞きしました。太陽が1~3年生、花が4年生、5年生が羽で、6年生が道というイメージで、各学年の児童の皆さんがたいぞうが描いたモチーフの周りに母印を押し、仕上げました。また、ハートは生野小学校が創立した明治時代から平成までの4つの時代を表しているそうです。
式典を終えたたいぞうに感想を尋ねました。
「求められたら嬉しいので、ぜひやらせてくださいと即答しました。求められたらいつも以上のパワーが出るので、嬉しかったですね」と依頼を受けた感想を語るたいぞう。作品「僕たち私たちが学んだ学校」は、生野小学校の在校生の印象と、学校の資料を掛け合わせて作りあげました。そして光をイメージして児童の皆さんに母印を押してもらいました。「子供は光り輝いているので、そうしました。"ここに母印を押してください"って言ったら、どこがいいかと悩みながら真剣に取り組んでくれました。すごく素直だなと思いました」と児童の皆さんの姿勢にも感銘を受けたそうです。そして、「こっちが真剣にやったら子供も真剣にやるんや。こっちがふざけると向こうもふざけるんや」と在校生の姿を通して痛感したと語ります。
苦労した箇所を聞いてみると「色あい」とたいぞう。「一発勝負なんです。下書きがないので。絵の具が垂れたりしたところはアドリブで変えていきました。でも楽しかったですね。楽しさもあり、苦労もありという感じです!」。
そして『創立140周年記念式典』に出席し、改めて在校生とお会いして「子供は大人の背中を見ているんだなって思いました」とたいぞう。在校生に「どこに母印を押した?」と校長先生が尋ねられた際、各学年の在校生が「太陽!」「花!」など答えられた姿を目の当たりにし、「記憶に残っているものなんですね」と嬉しそうに話しました。
「絵を通じて笑顔になってほしい。笑いに変えてほしい。悲しいものは描きたくないんです。この絵には涙がありますが、その中に光を足しています。涙を超えてまた新しい花になるという意味もこの絵にはあります」とたいぞう。子供たちの成長をイメージしたこの大作は今後、生野小学校の体育館に設置される予定です。
【たいぞう】