編み物男子・えんにちアイパー滝沢参上!南国沖縄で「編み物クラブ」を初開催
6月25日(土)、よしもと沖縄花月で「編み物男子えんにちアイパー滝沢の『編み物クラブ~沖縄編~』」が開催されました。
もともとは、暇を持て余していた時期に"何かしないとまずい"という気持ちから編み物を始めた、というえんにちのアイパー滝沢。編み物歴は3年だそうですが、現在ではワークショップの講師として招かれることもあるほどその腕が上達。東京・渋谷のヨシモト∞ホールで行われている「編み物クラブ」は、毎回好評の人気公演となっています。
今回、この「編み物クラブ」がついに沖縄初上陸! 開場時にはアイパー滝沢が手編みした「お花のキーホルダー」がひとりひとりにプレゼントされるなど、開演前から心のこもったサービスでお客さまを楽しませます。
「ようこそ! いらっしゃい!」というあいさつとともに、メインMCを務めるえんにちの2人がステージに登場。早速、望月リョーマがお客さまに「沖縄は編み物文化ってあるんですか?」と尋ねると、アイパー滝沢が「そりゃあるよ! 沖縄は名前に"縄"ってついてるんだし」と力技で返し、客席から笑いが起こります。
「編み物のことを好きになってほしい」と熱く語ったオープニングトークに続いては、編み物好き芸人5組のネタ披露へ。この後のコーナー企画に出演する沖縄芸人のありんくりん、ピーチキャッスル、ウリズン桜に加え、バンビーノ、えんにちが登場します。ネタ中は、アイパー滝沢が編んだというお花のマイクカバーや望月のニットネクタイにも注目が集まりました。
ネタ披露後は出演メンバー全員がステージに勢ぞろい。いよいよ沖縄支部の旗揚げとなるのですが、編み物について聞かれたありんくりん・比嘉竜太とピーチキャッスル・真栄城将は「小学校の家庭科で裁縫をしたことはあるけど・・・」とやや弱気な発言。ありんくりん・伊保クリスは「興味があるだけで、編み物をしたことはない」、さらにはウリズン桜・仲宗根俊介が「編み物が好きか嫌いか、考えたことがない」というつれない回答をし、アイパー滝沢は不満を募らせます。
そんななか、「みんな信じられない! なんで持ってないの?」とバンビーノ・藤田裕樹が私物の"パーさんグッズ"を披露し、アイパー滝沢も大喜び。しかし、グッズの値段を知ったバンビーノ・石山大輔が沖縄方言で「高いやっさー! でーじ高いやっさー!」(すごく高いなぁ、という意味)とまくし立て、会場が爆笑の渦に包まれます。「高いって言うなよ! そこオレが一番気にするところだから」とタジタジのアイパー滝沢でしたが、メンバーからいまいち編み物愛が感じられないということで、まずは今までに創作した作品を見てもらうことになりました。
代表作のチャカカバーやドスケース、ダイナマイト腹巻きといった作品が登場すると、その出来栄えにメンバーも大興奮。口々に「すげぇ!」という言葉が飛び交います。
さらに、一見かわいらしい純白のマフラーやニット帽をアイパー滝沢自ら装着。すべてを身につけると"当たり屋専用むち打ちセット"になるというくだりでは、客席からも手をたたいて爆笑する姿が見られました。
作品を目にし、編み物への興味がわいたメンバーたちですが、ここで突然「ちょっとおまえらにはまだ早い! いきなり編み物やっちゃうとけがをする」と警告し、編み物は命がけだと力説するアイパー滝沢。編み物って命がけだっけ・・・?と戸惑うメンバーに編み物の基礎を身につけさせるべく、チャレンジ企画が始まります。
アイパー滝沢が徹夜で問題を考えたという「編み物クイズ」では、シンキングタイムに流れた「メリーさんのひつじ」にちょっとした秘密が。たどたどしいテンポで、肝心なところの音程が外れた演奏は、実はアイパー滝沢自身が沖縄の楽器・三線(さんしん)で弾いたものということが発覚。音楽が流れ始めると、客席はもちろんメンバーも笑いをこらえきれず、ペースを崩す人が続出します。
また、ジェスチャー担当者の動きを見て、語尾に「メェ~」をつける"ひつじ語"で回答する「ひつじジェスチャー」では、時折訪れる謎の"おやつタイム"で、メンバー全員が問題そっちのけでおやつに集中。シュールすぎる展開に、会場から大きな笑いが漏れました。
そのほか、編み棒で毛糸をキャッチする「ぼう針ひらひらキャッチ」、腕に低周波マットを貼り、その上から巻いた毛糸を早くほどいた人が勝ちの「ビリビリ毛糸ほどきゲーム」、背中に箱を背負い、相手の箱により多くの毛糸玉を入れる「毛糸入れゲーム」などが行われ、全ゲームを通して一番頑張ったMVPには、バンビーノ・藤田が選ばれました。
盛りだくさんの初イベントは盛況のうちにフィナーレへ。公演後には、アイパー滝沢自ら販売ブースに立って作品の即売会が行われ、売り場はコインケースなどを買い求めるお客さまで大いににぎわいました。
さらに今回、公演直後のえんにちを直撃。本公演の感想や今後の展開について、アイパー滝沢、望月リョーマの2人に話を聞きました。
――今回、沖縄で「編み物クラブ」を開催することになったきっかけは?
滝沢:沖縄にいるスタッフで、以前渋谷の∞ホールにいた方がいて。その人がもともと「編み物クラブ」を好きでいてくれたんです。今回沖縄に1週間滞在しているのですが、ぜひこの機会に「編み物クラブ」をやってみないかと声をかけてもらい実現しました・・・というのは表向きの理由で、ほんとはスタッフをぶん殴って開催することになったんです(笑)。
――フフフ、分かりました(笑)。ところで、公演を終えたばかりですが、今回のイベントの感想を聞かせてください。
滝沢:最初はどうなるかすごい心配だったんですよ。渋谷ではいつものメンバーでやってきて、それに慣れていたから(※東京公演では編み物クラブ部員として、囲碁将棋、ニューヨーク、ランパンプス、ラフレクランらが出演)。今日は初めて「編み物クラブ」をやったときのことを思い出しました。
望月:このイベントを沖縄花月で初めて見た、という人も多かったみたいなので心配でした。しかも今回アイパーさん仕切りですしね。
滝沢:そうそう。普段仕切りとかしないので緊張しました。でも楽しかったです!
――編み物関係を含め、今後の展望がありましたら教えてください。
望月:今度は東京のメンバーを全員連れてきて、本場の「編み物クラブ」を沖縄でやってみたいですね。あと東京部員VS沖縄部員っていうのも面白いかも。
滝沢:それいいねぇ。あと、具体的なイベントもいくつか決まっています。えんにちで言うと、7月に埼玉・大宮で「いちにちえんにち」をやります。編み物ももちろんありますし、相方が好きな「夢と魔法クラブ」とかもありますのでぜひ見てほしいです。また、8月には僕が京都で編み物の個展をします。今日のイベントでお見せしたもののほか、新作も出しますのでぜひ皆さん来てください!
<本公演で紹介した作品の一部>
【えんにち】【バンビーノ】【ピーチキャッスル】【ウリズン桜】【ありんくりん】
「いちにちえんにち」
日時: 2016年7月17日(日)
場所: 大宮ラクーンよしもと劇場(埼玉)
内容: 全5公演
いちにちえんにち「えんにち寄席」 開場11:45、開演12:00(終演13:00)
いちにちえんにち「夢と魔法クラブ」開場13:45、開演14:00(終演15:00)
いちにちえんにち「編み物クラブ」 開場15:45、開演16:00(終演17:00)
いちにちえんにち「えんにちスーパーグランド花月」 開場17:45、開演18:00(終演19:30)
いちにちえんにち「アイパー滝沢ファンクラブ」 開場19:45、開演20:00(終演21:00)
※出演者、チケット情報は大宮ラクーンよしもと劇場HPを参照
「第2回アイパー滝沢の編み物国際展2016京都 ついでに舞妓さんとホゥ!」
日時: 2016年8月26日(金)~8月31日(水)
場所: イトコバコ
(京都府京都市上京区主税町1071)
※詳細はアイパー滝沢公式ブログ「えんにち アイパー滝沢『鉄砲玉日記』」に掲載予定