ミライスカート、女と男・和田ちゃんが"いけばなの基礎"を体験!
「旧嵯峨御所 大本山 大覚寺」の魅力をもっとたくさんの人に知っていただこうと2015年6月に立ち上がった「大覚寺カフェ」。2年目を迎えた今年6月、「絶品スイーツを企画・販売する場所」だけでなく、「もっと、みんなが集いたくなる場所」にするべく、「大覚寺カフェ」にふさわしい、2つのサークルを立ち上げました。そのうちの一つが、アイドルグループ「ミライスカート」のメンバーを中心としたいけばなサークル「いけばなスカート」です。大覚寺のいけばなは平安時代、嵯峨天皇が大覚寺の大沢池のほとりで菊の花一輪をいけられた事に発祥。「いけばな嵯峨御流」は、嵯峨天皇の自然や草木に対する慈しみの心が礎になっています。
4月にはミライスカートに加え、ゆりやんレトリィバァも参加して京都嵯峨芸術大学・京都嵯峨芸術大学短期大学部で行われている華道の授業を体験。リーダーのまりちゃんと、れいにゃんとともに初めてのいけばなを体験しました。
そして6月24日、「いけばなスカート」となっては初となる華道の授業体験がありました。参加者はミライスカートのまりちゃん、れいにゃんに加え、今回は女と男の和田ちゃん。和田ちゃんは初めていけばなを学びました。
始業前、学生さんたちにご挨拶を。「テレビでよく拝見しています」と先生に声を掛けられた和田ちゃん。初参加で少々緊張している様子に先生が、「今日はみんな初めてのことを学びますから」と優しく緊張の糸をほぐしてくれました。
授業は座学からスタート。いけばなの歴史から始まり、この日学ぶ「生花(せいか)」という生け方の基本を学びました。
「生花」では天を体(たい)、地を留(とめ)、天と地の間にある人を用(よう)を呼びます。そこに体の前に添える体の前添(たいのまえぞえ)、用に添える用添(ようぞえ)を加え、合計5本の草木で1本の草木を表現します。生花は品格を求め、基本に忠実にいけることが重要。「今日は型にはめ込み、美しい姿になるようにしてください」との先生の言葉に、まりちゃん、れいにゃん、和田ちゃんは、真剣に耳を傾け、メモにとって聞いていました。
実演ではリアトリスという夏のお花を使用。花器に合わせて寸法を取り、バランスを見ながら長さを決めます。弓張りの美しい姿を作るため、両手でしっかり握って慎重にためていきます。座学で真剣にメモをとっていたまりちゃんは「学生の頃を思い出します」。れいにゃんは「変化も楽しんでできたら」とリラックスした様子でした。和田ちゃんは手際よく、すばやい判断でスピード感ある生け方が印象的でした。
約1時間の実習が終了。最後は先生に確認してもらって、「生花」の生け方を習得しました。
授業終了後、先生を交えてお話もしました。2回目のいけばな体験のまりちゃんは、「前回は授業自体が久しぶりで、先生の話を聞いてその通りにするという感覚を失っていてめちゃくちゃやったんですけど、今日はちゃんとメモも取って取り組んだので、最低限のことはできたかなと思います。花を曲げるとき、力加減が分からず1本折れてしまいました」。
れいにゃんは「5本の花を1本に見せるっていうのが難しくて、心が乱れてるのかなって反省しちゃうくらい難しかったです。前の瓶花は不器用なわりに思い通りにいった分、今回もうまくいくかなと思ったんですけど、奥深いし、難しいものだなと。でも楽しかったので、今回の生花もちゃんとできるようになりたいです!」。
和田ちゃんは、「いい花嫁修業になりました。今後、姑さんとか怖くないなと。(姑さんの前で)"ためる"とか言ってみたいです。でも知り過ぎていてもダメなんですよね。かわいげがないと思われるから。まず、力入れ過ぎて折ってみたりとかして...」と嫁ぎ先での一幕を妄想していました。
そして自己採点もしてもらいました。まりちゃんは4点。れいにゃんは60点。和田ちゃんは87点。"はな"で87点だそうです。
最後に、「いけばなは、花の一番きれいな時を使わせてもらっている」と先生。その言葉を耳にした3人は「ああ!」と感心している様子、草木への感謝の気持ちも芽生えていたようでした。
いけばなを終えて3人は大覚寺へ。あいにくの雨だったので、大覚寺の中をまりちゃん、れいにゃんが案内しました。花器の展示場や霊明殿、大沢池ほとりの本堂、五大堂もご案内。絵馬に似た「はなびらむすび」ではお願い事を書いて奉納しました。
チュートリアルの等身大パネルもある大覚寺カフェの看板の下でも記念撮影を。お隣の売店でも女子トークを繰り広げながらワイワイと過ごしました。
【ミライスカート】【和田ちゃん】
●大覚寺カフェとは?
チュートリアルの二人が店長&シェフを務める架空のカフェ。
京都のお寺、旧嵯峨御所 大本山 大覚寺のことをたくさんの方々に知って頂くために、ここで開発されたスイーツが実際に販売されたりするほか、「みんなが集いたくなる場所」として「いけばな」と「写経」の新企画もスタート!
http://daikakujicafe.com/
●いけばなを始めてみませんか?~いけばな発祥の地で学ぶ~
日本古来の伝統のいけばなである「いけばな嵯峨御流」
いけばな嵯峨御流HPはコチラ→ http://www.sagagoryu.gr.jp/