鉄拳、「こういう活動が出来るとは...」と感慨 『第66回"社会を明るくする運動"中央行事「立ち直りフェスティバル』
法務省が主唱する"社会を明るくする運動"は、本年で66回目を迎え、その強調月間の初日にして「更生保護の日」である7月1日(金)と、翌2日(土)、東京・有楽町駅前広場で『第66回"社会を明るくする運動"中央行事「立ち直りフェスティバル』が開催されました。
7月2日(土)には、同運動のためにパラパラマンガを制作した鉄拳によるトークショーを実施。
MCの西島永悟から紹介を受け登壇した鉄拳は、MUSE(ミューズ)のMVやドラマ『あまちゃん』でパラパラ漫画作品が採用されたことに触れ、『あまちゃん』の打ち上げに参加するも、素顔だったため「あの人誰?」という目で出演者から見られ、ポツンとひとりきりだったいったエピソードで、さっそくギャラリーを沸かせます。
「社会を明るくする運動」は、犯罪や非行の防止と罪を犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない明るい社会を築こうとする全国的な運動。
これまで知らなかったという2人ですが、今回のオファーで非行からの立ち直りを支える保護司という存在を知った鉄拳は、パラパラ漫画作品にひとりの少年と保護司との関係性を中心に描きました。
約3分のパラパラ漫画動画がモニターで上映された後、更生保護のマスコットキャラ"更生ペンギンのホゴちゃん"とともに登壇した保護司のみなさんは、なかなかパラパラ漫画のようにうまくはいかないとしながらも、保護司が描かれたことに感激した様子で、「タッチが優しい」といった感想も。
安堵する鉄拳は、同運動のシンボルでもある「幸福(しあわせ)の黄色い羽根」のみカラーにしている演出や、額の文字の描き忘れ、中学時代に集団で警察にお世話になったり、不登校といった自身の経験を踏まえたいった制作秘話を披露します。
さらに、今回のイベント会場には、ホゴちゃんのお絵かきコーナーが設置されており、そこで小学6年生の少年の描いた鉄拳とホゴちゃんとの見事なコラボイラストが発表されると、鉄拳は「僕は厳しいよ...120点!」と絶賛し、西島からは「甘い!(笑)」とのツッコミが。
イベント後半は、更生保護施設で寮生とのコミュニケーションで一役買っているPepper(ペッパー)が登場。
社会を明るくするために「ロボギャグ20連発」を言い放ち、「ちょっとPepperくん、長いよ」と鉄拳に注意を受けながらも、「仕事と私、どっちをトルネード!」といったギャグを本当に20個やりきり、その鉄のハートで一同を感心させました。
その後の囲み取材では、中学時代の非行に走った際、学校の先生が親身になってくれたり、父親がドライブや映画に誘ってくれたりと、周囲の人が支えとなり、そこから徐々に立ち直ったと明かす鉄拳は、「僕が将来、逆にこういう活動が出来るとは思わなかったので、うれしかったです」と今回のパラパラ漫画に感慨深げ。
一方で、お笑い芸人としての活動も、今後は増やして行きたいと語り、Pepperのギャグ20連発については「どんなことがあっても芯を通してやり通すのがいいのかなと思って、がんばります」とメンタル面で刺激を受けた様子でした。
鉄拳は最後に取材陣へ「メディアのみなさん、宣伝してくださいね」と"社会を明るくする運動"のダメ押しPRをし、終了。
なお、この日上映された鉄拳のパラパラ漫画作品は、YouTubeでも閲覧できます。
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