芸歴20周年のハブサービス、先手必勝で『R-1ぐらんぷり2017』優勝宣言! 5大発表にはあのキャラクターの継承も!?
7月15日(金)、吉本興業株式会社東京本部にて『ハブサービス芸歴20周年5大発表会見』が開催され、ハブサービス、キクチウソツカナイ。、元アホマイルド・クニが出席しました。
トリオ「Bコース」として活躍後、ピン芸人として改名してさまざまな活動を行ってきたハブサービス。スーツ姿で登場すると、「記者会見といえばスーツ。も、いつ脱いでもいいように、ノーネクタイです」と説明します。
「20周年というとすごい芸歴のように感じますが、大したことはないですし、あっという間でした」と振り返りながら、「昨年の結婚を機に、心境の変化がありました。そろそろ40歳にもなりますし、いろいろと考えようかなと思ったとき、よしもとに所属していることもあるので公式に世間へ向けて"こうなります"と宣言すれば、自分の状況も変わるのではないかと思った」と、会見を開いた主旨を丁寧に説明します。
非常に真面目な空気のなか、淡々と薦められる会見にキクチウソツカナイ。が戸惑いを見せるなか、ハブサービスは「さっさと発表にうつってもよろしいですか?」と進行を促して、謎に包まれた5大発表を1つずつ明らかにしていきました。
1つ目の「ヨガインストラクターの取得」に、思わず「芸人のことかと思ったらヨガ!?」とうろたえるキクチ。
「副業です!」ときっぱり言い切ったハブサービスは、「結婚に伴い、住んでいる家の隣りにヒンズー教の教会がありまして、インド人の方がヨガをやっている。その影響でやってみようかなと思いました」と明示。キクチが「確かに、芸人でヨガインストラクターっていうのは聞いたことがない」と呟くと「盲点なんです!」と大きく頷きながら、毎日忙しく働くよしもと社員を目的があることも強調。「ちゃんとお金は取ります。正規の値段で、領収書も書きます!」と言い切ると、キクチは「す、素晴らしい......」となんとか言葉を絞り出しながら、「よしもと外の方に(取材として)来ていただいてるんですけど、よしもと内に広める発表でしたね」とツッコみます。
2つ目は、7月26日(火)から31日(日)まで東京・下北沢GALLERY HIBOU HIBOUで開催される『ハブ展4』の開催発表。
『ハブ展』とは1000個以上あるタイツ芸から厳選した作品を披露する展覧会のことで、1回目の開催から撮影を担当しているカメラマン・河村正和さんも加わってトーク。河村さん曰く、「今回は世界に向けて羽ばたこうをテーマに、敢えて和のシチュエーションで撮影しています」とのこと。も、「僕が考えたものとハブさんが違うキャラを演じてるのが面白い」と補足すると、ハブサービスは「2人の意向、セッションは噛み合ってません。でも、その違和感がこれまでずっとうまく言ってます」と話します。
今回の展示は観てのお楽しみとのことですが、キクチの「タイツ芸は観てみないと、記者の方もわからないのでは?」との指摘から、胃のポーズを披露。
「又吉原作のドラマ『火花』で、ハブさんは素の顔を一度も見せずに、胃袋のままで出ております。ぜひ観ていただければ!」と呼びかけるキクチです。
3つ目は、タイツグッズの発売。
「ネタをテレビでやる時に、"(あのタイツ芸は)どうやってやるんだ"という声が......まだ聞こえてはないんですけど、そのうち聞こえてくるんじゃないかということでつくりました」と説明するハブサービス。タイツ2枚が入っているもので、種類は2つ。そのうち「赤×肌色」ではハブサービスの代表的とも言えるタイツ芸「海老フライ」を真似することができます。また、もう1つの「紫×紫」は完全なる正三角形になれるんだとか。「大人向けの販売ですが、夏休みの自由研究にも使っていただきたい。海老フライだけじゃなく、こんなものになれるんじゃないか。あんなものになれるんじゃないかと家族一緒にやっていただきたい」と呼びかけます。
なお、こちらは京都・美術『えき』KYOTOにて本日より先行発売。一般発売は後日発表されるそうです。
4つ目は、「マリポーサ襲名」。
マリポーサとは、昨年解散したアホマイルドのネタ上のキャラクターのこと。「僕は先輩でありながら、いちファンで好きだったので解散はショックで、やめないでくれと言ってしまったりもしました」と切り出しつつ、「それぞれのネタはそれぞれにしかできないように、アホマイルドのネタはアホマイルドでしかできない。けど、好きなマリポーサのネタが観られないのは寂しいということで、2人に電話して『やりたいんだけど』って言ったら『いいよ』と即答してくれたのでやることにしました」と宣言します。
ここで初代・マリポーサであるクニが登場して、ネタを披露。今回のオファーについて「お客さんにウケてないネタをやらせてくれと言われた」と話すクニ。「(相方・坂本と)コンビ2人で『家の前に粗大ゴミを捨てたら、変なおじさんに拾われた感じだね』って話した」と言うと、報道陣から大きな笑い声が起こります。
その後、クニよりマリポーサのトサカ(?)を継承したハブは「初代のネタも引き継ぎながら、2代目として新たな像も見せていけたら」と意気込みました。
最後は、「R-1優勝」を公約として高らかに宣言!
「次回の『R-1ぐらんぷり2017』で必ず優勝します」と力強く語るハブサービスは、記者から「もしできなかったら......っていう公約を聞かせて欲しい」との声に「2017年に優勝できなければ、2018年に挑戦します!」とキッパリ。「Bコースの解散の引き金はいろいろありましたけど、キングオブコントの結果を受けてのことだった。でも、もしR-1を機に芸人を辞めるとかになったら、2017年のR-1のために20年間やってきたことになる。(それはちょっと違うというか)僕はお笑いが好きなので......」と芸人活動の継続を力説。キクチに「じゃあ、2018年優勝できなかったら?」と聞かれると、「できなければ、2019年に挑戦します!」と即答。ハブサービスの意志はまったく揺るぎません。
報道陣の中にはカラテカ・入江の姿も。この会見のために早起きしたと語る入江は、ハブサービスに「奥さんと毎月15万を家にいれるって約束してますけど、今月の給料は?」と鋭く質問。また、「『ハブ展』の集客目標は?」とも訊ねられたハブは「今回は6日間で500人来てもらえたら」と即答。「来なかった場合? 来年またがんばります!」と言い切って笑わせました。
会見終了後には、報道陣へハグのプレゼント(?)が。男性陣にはガッツリと熱い抱擁を、罰ゲームとばかりにためらう女性陣へはスーツの上着を着用し、優しく受け止めました。
【ハブサービス】【キクチウソツカナイ。】【カラテカ】【入江慎也】
『ハブ展 4』
日時:7月26日(火)〜31日(日)14時〜20時
会場:下北沢 GALLERY HIBOU HIBOU(東京都世田谷区北2-7-2)