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2016年8月25日 (木)

ジャンルを超えたアーティストたちが大阪のライブハウスに集う! 「NANIWAdelic」スタート!!

笑いはもちろん、歌もダンスもなんでもあり。芸人やパフォーマー、アーティスト、アイドルなどなど、多くの才能が集まり、ライブハウスでそのエネルギーを爆発させるイベントが「NANIWAdelic」。先月末行われたショーケースライブも大盛り上がりでしたが、いよいよこの8月から、大阪にある10のライブハウスでの毎月開催がスタートします。


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8月24日(水)は記念すべき第一夜。様々なジャンルの演者たちが、ステージでその才能を余すところ無く発揮。それぞれの会場に詰めかけたオーディエンスたちとひとつになって、素晴らしいパフォーマンスを繰り広げました。

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心斎橋の「Music club JANUS」では、"〜大人のグッドミュージック〜"がスタート。オール巨人、ぼんちおさむのベテラン芸人に加え、BORO、OSAKA ROOTSというシブいミュージシャンが、ライブを展開しました。

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まず登場したのはギター、ベース、ドラム、サックス、鍵盤、ボーカルの6人、OSAKA ROOTSの面々。ボーカル・イトキンの味のある声で、ビギンやフラワーカンパニーズなどの染みるバラードを続けてプレイ。「なかなかやるでしょ?」と問いかけるイトキンに客席は大ウケです。それからも得意のブルースなどを演奏。ラストには大きな拍手を浴びていました。


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続いては、お待ちかねのオール巨人。「もしもし!」の声がステージにいきなり響きます。声の主はオール巨人本人。どうやら電話で誰かと話しているようで、声だけがステージに響きます。今日これから歌わなアカン、終わったら飲みに行こうと約束したところでイントロが。1曲目は「通天閣も笑てるわ」。客席からは早速大きな拍手が起こります。会場後ろには、今しがたライブを終えたばかりのOSAKA ROOTSのメンバーの姿も。

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今日の衣装はストライプの黒いジャケットにパンツ。Tシャツも黒という渋めのスタイル。スーツかTシャツか、どんなカッコしていいかわからんかったから両方合わせた、と巨人。靴は4年ほど前に買って一回も履いてないやつ、と話すと、「大きな靴や」と客席からツッコミが入ります。

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それからも大ヒット中の「男の子守唄」などを歌い上げ、客席は大盛り上がり。歌はもちろん、合間のトークでも様々な爆笑エピソードを披露し、笑いをさらっていました。


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スペシャルゲスト・BOROの熱いステージに続いては、「Music club JANUS」のラストを飾るボンチおさむの登場。ピアノにベース、ドラムを率いて、ヒット曲を歌っていきます。「ルート66」「イエスタデイ」などのスタンダード曲をジャズアレンジでしっとり聴かせるかと思いきや、いきなりのギャグ&アクションで、客席は爆笑の渦に。

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特に自作和訳詞に乗せて歌った「イエスタデイ」は、1番から3番まで爆笑の連続。歌い終わったあとは、またこのネタは営業で使うとボケて客席を沸かせます。ほかにも「ぼんちシート」や「ふるさと〜WHAT A WONDERFUL WORLD」など、聴かせて、笑わせてのオンステージは幕を下ろしました。



同じころ心斎橋「MUSE」では、しゃべり達者な3人のトークライブ「The LoudSpeakers」が開催されていました。メンバーは、浅越ゴエ(ザ・プラン9)、笑い飯・哲夫、そしてテンダラー・浜本。トークテーマは世相や政治、芸能を含め、社会についての不満などなど。それぞれが一筋縄ではいかないトークのスペシャリストとあって、スタート前から期待が高まります。

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"口外禁止「The LoudSpeakers」"のVTRが流れ、まずは一番手のゴエ。様々なイベント、ライブで鍛え抜かれたトークは、常に落ち着きを失わない、やわらかな語り口が特徴。しかし、今夜はいつもとひと味違っています。落ち着いたトーンはそのままに、普段は聞けない硬派なネタが次々に飛び出すといった具合。とはいえ、もちろん笑いも忘れないのはさすが。軽妙な話術で幅広いテーマを次々に切っていきました。

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続いては哲夫。イジメや憲法、外交問題といったかなりシビアな社会派ネタ、自身が刑務所へ慰問に行ったエピソードなど様々なネタを展開。哲夫イズムの詰まったトークは、硬軟織り交ぜた内容です。客席は時に真剣に、時に爆笑しながら、ステージ上から発せられる哲夫の言葉に聞き入っていました。

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持ち時間30分の5分オーバーでステージをあとにした哲夫に続いて、ラストに登場したのは浜本。学歴社会についてのトークを繰り広げます。自分たちは中卒コンビであること、イチゴを食べて停学になった学生時代のエピソードなどから、肩書や学歴について笑いを交えながらトーク。さらに親について、十代のころにやっていた仕事の話、リオオリンピックなど、浜本がこれまでの人生で感じた思いをリアルな言葉で語り、客席を魅了しますが、なぜかラストはグダグダ一歩手前。「学歴に左右されないでください!」となんとかまとめ上げていました。

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ラストは、トークを終えた3人がそろってステージへ。2人のトークを裏で聞いていて震えた、と浜本。「さすが大卒、ちゃんとしてた」とトークネタの学歴を引っ張ります。ゴエは「お客さんにどれだけ喜んでもらえたか」と少し心配顔。「あえて踏み込んだことも入れないとアカンし」と哲夫も同意します。それから、ここのチケットが一番売れたらしい、と裏話も。浜本は「DJ KELLY(ギャロップ・毛利)よりこっちを選んでくれた」とうれしそうに話したあと、相方も今日ライブやってるけど"NANIWAdelic"と関係ないと、さらに暴露話を展開。バンド名が「ジ・シラカワバンド」だと話すと、客席は爆笑に包まれていました。



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「MUSE」から少し西、アメリカ村の「CLUB DROP」では"「口達者」〜芸人vsラッパーのMCバトル"と題したイベントを開催。しゃべることがプロの芸人と、リリックに自分のすべてをぶつけるラッパー。言葉を生業とする両者が見せる、熱いバトルに注目が集まります。オールスタンディングの会場は、若い世代でフルコンプリート。MCはヘンダーソンの2人。審査員は、ヒップホップ界の大御所、HIDADDY(IFK)が務めます。

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対戦者は先攻後攻をじゃんけんで決めると、すぐにDJが鳴らすビートに合わせて、対決スタート。芸人vsラッパーのはずが、芸人vs芸人の戦いも勃発するなど、会場はヒートアップ。ステージ上で繰り出されるライム&リリック、個性あふれるフロウで盛り上がりました。



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心斎橋「VARON」では "〜サマパリDJナイト!!!〜"が行われていました。よしもとを代表するDJたちが大集合したこちら。DJ KELLY(ギャロップ・毛利)、DJ KENZI(モンスターエンジン・大林)、田中シングル(8.6秒バズーカー)の3人は、7月のショーケースライブでもクールなDJプレイを聞かせていましたが、この日も負けずにパワー全開。オールスタンディングの観客も思い思いのダンスなどで応えます。東京からやってきたシンガーソングライター・高野健一もパワフルなステージを見せてくれました。

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いよいよラスト。登場したのはレイザーラモン・RGです。登場一発目に「業務連絡、田中シングルは帰りましたよ〜!」。さらにDJ KELLY、DJ KENZIも帰りましたよ〜、と発表します。「35歳以上の人が盛り上がる曲を持ってきた」の言葉通り、ボウイやクワタバンドなどを熱唱するRG。もはやDJプレイというより、カラオケ大会の様相を呈しています。が、そんなことはお構いナシとばかりに熱唱するRGの姿に、最後まで残った観客もレスポンス。「心斎橋あるある」「ドラッグストアあるある」なども披露し、ラストまでしっかり歌い切りました。

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今回紹介したミナミエリア以外にも、梅田や福島といったキタエリア、江坂や堺、阿倍野でも様々なパフォーマンスが繰り広げられた「NANIWAdelic」。各会場ごと個性あふれる展開を見せてくれました。自分好みのイベントを探して、足を運ぶのも楽しみ方のひとつ。大阪のライブハウスが熱い「NANIWAdelic」、来月以降も要注目です!



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