アキナ単独ライブ「プレミアムアキナ」大成功! スペシャルゲストにET-KING、MBS大吉洋平アナウンサーも登場!
8月11日、大阪ビジネスパーク円形ホールにてアキナ単独ライブ「プレミアムアキナ」が開催されました。前売5000円という、お笑いイベントでは破格の料金設定も話題となりましたが、公演当日は超満員。すべての客席にコントのタイトルを記したメニューカードも用意されており、その粋な計らいにお客様も嬉しそうにしていました。
オープニングはアキナ結成当時の様子を本人出演で振り返りました。「出囃子を何にしよう?」と考える秋山と山名。秋山の勧めでET-KINGさんの歌をイヤホンで聞く山名。すると幕の向こう側にET-KINGさんの姿が! ライブでアキナの出囃子である『纒』を披露されるというサプライズに、会場のボルテージは一気に上がりました。そしてET-KINGさんによる「『プレミアムアキナ』スタートです!」との掛け声で、この特別な夜が幕を開けました。
ネタはすべてコントで、1本目は「信じる気持ち」。職場の同僚二人。秋山は職場で起こったある事件で憤っています。穏やかな口ぶりで秋山の怒りを受け止める山名。話すうちに山名の知られざる一面が見え始め...。
続いて「ええやん」。喫茶店の女性店員(秋山)と一見の客(山名)。女性店員の一挙手一投足に反応する山名、「ええやん...」と心の声が響きます。何をもってして「ええやん」と言うのか、山名の"判定"に会場は爆笑でした。
とある厨房を舞台にした「帰れ」では、素直すぎる新人(秋山)と大将(山名)のやり取りを。新人をきつく叱咤した後、ある場面を新人に目撃された大将が振り絞った知恵の数々が笑いを誘いました。
次は「ルーズ」というネタでしたが、"シェフの山名"から会場にメッセージが。「間に合わないため、出来次第お届けします」とのことで、「前のめり」というネタへ。舞台は教室、先生(秋山)と生徒(山名)が登場。まじめでやる気はあるけど落ち着きがなく、常に前のめりの山名に誰もが釘付けでした。
「本音」では、付き合って1ヶ月のふみおさん(山名)とあきこさん(秋山)の、文字通り本音が炸裂。二人が本音を語り合う場が実に清々しい1本でした。
2択をする際に歌う歌「どれにしようかな」を題材にした同タイトルのこちら、山名の田舎ではかなり長い歌ということが発覚。思わず聞き入る秋山ですが、その内容にお客さんも興味深々。淡々と歌う山名に注目が集まりました。
お次は「疑問」。とあるバーにやってきた男(秋山)。バーテンダー(山名)が、男がかつて大ファンだったミュージシャンであると気づいて大興奮! 男とバーテンダーの温度差が見ものでした。
画面に映るメッセージと、アキナのふたりのコスチューム、ダンスがアンバランスな「AC」。ふたりのダンスに笑いが絶えませんでした。
初日本番を控えたとある劇団。ですが、新人劇団員(山名)の非常識な言動に主宰(秋山)の怒りは収まりません。自己の正当化だけは一人前の新人、ふたりが激しく言い争う様も迫力ありました。
工務店勤務の先輩(秋山)と新人(山名)が繰り広げる「うそやん」。現場近辺で起こる出来事に気を取られてばっかりの新人は全く仕事にならず、とうとう先輩の堪忍袋の緒が切れて大激怒。その時、あり得ないことが起こって「うそやん!」。その展開に会場は大きな笑いと拍手に包まれました。
高校の進路指導をモチーフにした「ドリーマー」では、卒業後は書道家になりたいという高校生(秋山)と進路指導担当の教師(山名)の攻防戦が見どころでした。
最後は、本来なら4番目に披露するはずだった「ルーズ」を。とある地方の和菓子屋。閉店後にサラリーマンの弟(秋山)が血相を変えて東京から帰ってきました。待っていたのはこの店を継いだ兄(山名)。母親が倒れたというのです。それぞれに母親への気持ちを表す二人。迫真の演技に会場からはすすり泣く声ももれ聞こえます。ネタはクライマックス、水を打ったような静けさを醸し出したシリアスな芝居から一転、兄弟が繰り広げた予想外の行動に会場は爆発的なざわめきが。その少し前に、「お母さんの好きな親子丼を食べさせたい」と馴染みの店から出前を頼んでいた弟。兄弟が起こした"ビッグバン"後におかもちを持って舞台に登場したのが何とMBSの大吉洋平アナウンサーでした! 最後にして思わぬビッグサプライズに会場から歓声も上がり、大いに盛り上がりました。
そしてエンディングへ。「アキナチルドレン(=お客様)へのギフトをこんな形で贈りたい」と山名、ステージに再びET-KINGさんが登場し、『ギフト』を歌ってくださいました。スクリーンには「アキナはお客様でできている」と、開場中に撮影されたお客様の笑顔の数々が映し出されました。
スペシャルライブ後には、アキナもステージへ。「山名と二人でやっていくと決めて、ひとつの目標が"これや!"っていうタイミングで自分達の舞台にET-KINGさんに出てもらうことだったんです」と秋山。「この『プレミアムライブ』でやっとお願いできました」と山名も感慨深い表情を浮かべています。「本当に大好きで、袖で『ギフト』を聴いているとき泣いてしまいました。言っていたことが実現できて、本当すごいです。最高でした!」と秋山、お礼をお伝えし、「また何かの機会がありましたら...」と再び出演オファーを。すると「また必ず!」とリーダーのいときんさん。その言葉に嬉しそうな山名、「もし僕らが(ET-KINGさんの)ライブで必要やったら行きます。ゴミ拾いとか!」と応えていました。
続いて、もうお一方のゲスト、大吉アナウンサーを舞台に招きました。実は「ルーズ」は大吉アナウンサーの到着を待っての上演だったため、順番が前後したのでした。出演は本当に「ぶっつけ本番」。ラジオ番組でアキナと共演しているだけに、多分この日も会場に来てくれるであろうということで、「大吉さんを客席で見つけ次第、ネタの準備をしてもらって」とスタッフに伝えていたそうです。「本当、急すぎるから!!」と大吉アナウンサー。とはいえ、本番中にアキナの二人をスマホで撮影し、二人をバックに自撮りもするという余裕もあり、楽しませてくれました。
なお、ライブ中のブリッジVTRでは、オフショットや結成から直近の「アキナヒストリー」を流しました。懐かしい映像などにお客様も見入っていました。
「無事に終わりました」とほっとした様子のふたり。「もうこの金額でライブをすることは二度とありません!」と山名。「最高のお客様に最高の相方...ありがとうございました!」と秋山が言うと、「Me Too!」と山名も返し、「みんなほんまに南無阿弥ー!」のギャグで幕を閉じました。
【アキナ】