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2016年9月 8日 (木)

百花繚乱! 東西の女芸人が華麗に咲き乱れた「女芸人大集合! なんばでどやさ!」

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8月31日、なんばグランド花月で今くるよが主宰する女芸人祭り「女芸人大集合! なんばでどやさ!」が開催されました。東西の女芸人が一堂に会したこの日、ネタにコーナーに吉本新喜劇にと、賑やかに繰り広げました。

オープニングを飾ったのは、水谷千重子。独特のこぶしで聴かせる『キューティーハニー』で盛り上げました。そして主宰の今くるよ、司会の尼神インターが登場、くるよは「どやさ、どやさ~!」と千重子の貫禄あるステージを讃えました。くるよが「素晴らしい!」と声をかけると「50年、歌ってますからね」と千重子。くるよのことも「くるよちゃん」と呼びます。そして「くるよちゃんも本当にお元気でよかった」とねぎらい、「ありがとうございます!」とくるよ。千重子は自身の芸能生活を振り返り、「(NGK)という思い出の舞台に出させてもらって嬉しいです」と感無量の様子でした。

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千重子のパワフルなステージに圧倒された尼神インター・誠子は「盛り上がり方が半端じゃなかったです!」と興奮冷めやらぬよう。その勢いで「注目の女芸人がどんどん出ます!」と出演者を紹介し、ネタコーナーへとなだれ込みました。

女芸人達が登場する際には、くるよ名物のあだ名も披露され、あだ名が映し出されるたびに歓声や笑い声が上がりました。トップバッターはおかずクラブ、くるよ特製のあだ名はオカリナが「ミス・ユニバース」、ゆいPが「くまもん」。シンデレラのコントで沸かせました。

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尼神インターは渚が「榮倉奈々」で誠子が「松田聖子の妹」。誠子はMCコーナーで自身のあだ名について「"せいこ"つながりで妹になっただけでは?」と疑問符を浮かべていました。ネタは女生徒会長のコント漫才を。

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アジアンも漫才で登場。ついたあだ名は馬場園が「武井咲」で隅田が「あんみつ姫」。隅田も開口一番「師匠、大丈夫?」と疑問符を。お手振りが止まらない馬場園、二人を迎える歓声もなかなかやみませんでした。

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3組のネタを見たくるよは、「みんな1年前と勢いが違う!」と興奮気味。「1年でどんどん売れてる。昔は売れるまで最低10年はかかった。みんな時代に合っているので、ぐん!と行ってる!」と後輩達の華々しい活躍を嬉しそうに話していました。

続いてのネタコーナーではピン芸人が登場。まずはゆりやんレトリィバァ、ついたあだ名は「上戸彩」、大型ビジョンにその文字が映し出されただけで笑いが起きます。ゆりやんはコント「テレビのCMの世界観」を披露しました。

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「石原さとみ」のあだ名で登場したのは堀川絵美。自己紹介も兼ねて前職のバスガイドネタで沸かせました。

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ネタコーナーのトリを飾ったのは、「深田恭子」というあだ名の横澤夏子。コント「会社のBBQではしゃぐOL」を披露、持ち前の細やかな観察眼で笑いを誘いました。

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トークコーナーではネタを披露した6組に加えて、ハイヒールも登場。それぞれがあらゆる場面で人生で一番だったと思う写真を持ち寄りました。二十歳の成人式の写真を出したオカリナ、実はこの頃、全身の毛をそっていたというエピソードにはどよめきが。中学1年生の頃のゆいP、スマートな姿にまたまたどよめきが。「今は103キロあります!」というゆいPの発言をきっかけに、それぞれ体重を報告し始めるという現象も起こりました。そんな彼女達に「若手の女芸人、小太り多い」とリンゴ。「今日は楽屋に行くまでの階段が暑い」と話していました。

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堀川は24歳のとき、「人生で一番はしゃいでいた写真」を。バスガイド時代に社員旅行でハワイに行ったときのもので、この写真を撮影した後の堀川のエピソードはあまりに悲しく、「え~!」という驚きの声が上がっていました。横澤は「足を細く見せる写真の撮り方」に成功した1枚を。ですが、「ツイッターに乗せたら四頭身?って言われました」とがっくり肩を落としていました。

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ゆりやんは「一番駆け抜けていたときの写真」。当初、「大学時代の写真です」とボケたゆりやん、リンゴの「おい!」というツッコミをきっかけに二人でオイオイコールを始め、その隣でくるよが黙ったままのどやさ、「サイレントどやさ」をするという、カオスなゆりやんワールドが生まれていました。着物姿の写真を披露した馬場園、撮影当時は20代前半だったにも関わらずあふれ出る貫禄に「こまどり姉妹みたい」という声も上がりました。

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続いてモモコが北極で漫才をした際のコンビの写真を。テレビのロケで北極へ行き、イヌイットの貴重な生活体験もしてきたと、そのエピソードで盛り上がりました。最後はモノクロの写真、それだけで全員「師匠の写真!」。高校のソフトボール部の頃の写真で、話題はしばしソフトボールについて。「(2020年の)東京オリンピックを目指して、女芸人でソフトボールやろう!」と提案するくるよ。モモコが若手時代、初めてソフトボールを体験し、打って3塁に向かって走った話や、足でボールをキャッチしたというビックリエピソードでも沸きました。

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第二部は吉本新喜劇を上演。舞台はラーメン屋台のある「花月公園」。ラーメン屋の店員の花子(山田花子)が登場すると、会場は大きな歓声が起こりました。公園のそばにある喫茶店で亡き母(未知やすえ)の遺志をついで経営に奮闘する愛菜(福本愛菜)と、恋人・裕(吉田)を中心とした新喜劇は、母と子の愛情を描いた、笑いあり、涙ありの物語でした。もちろんここでも女芸人だらけ。吉田裕は唯一の"白一点"。すち子(すっちー)とアキ子(水玉れっぷう隊・アキ)もここでは"女芸人"です。森田まりこのゴリラネタ、金原早苗の踊り、酒井藍のノリツッコミに、アキ子の「いいよ~」、すち子と裕の乳首ドリルなど、それぞれの持ちネタを惜しみなく披露。クライマックスではやすえのダメ出しもあり、最後の最後に機関銃を持って舞台に登場したくるよに「師匠は自由やの~!」と痛烈な一言を浴びせていました。

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エンディングでは「初めて『女芸人まつり』に参加して、初めて師匠にキレました」とやすえ。ドキドキしながらも、気持ちよかったと満足げな表情を浮かべていました。モモコも「これだけ女の子が揃うことがないので、嬉しかった」と楽しそう。最後に「また来年もお会いしたいです!」と開催の約束をしたくるよ、大きな拍手に包まれて幕を閉じました。

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