ライスが『キングオブコント』9代目キングに!! 関町「誉めてくれ~~い!!!」と絶叫! 田所「ネタ番組に出たい!」と切実にアピール!
10月2日(日)、TBS系列にて『キングオブコント2016』が開催され、ライスが9代目キングに輝きました!
プロ・アマ問わず、所属事務所の垣根もなく、ただただコントがいちばん面白い芸人を決定するコント頂上決戦『キングオブコント』。9回目となる今大会は2510組がエントリー。決勝の審査方法は昨年同様、ダウンタウン・松本人志、さまぁ~ず(大竹一樹、三村マサカズ)、バナナマン(設楽統、日村勇紀)の5名が1人100点合計500点満点で採点し、ファーストステージ上位5組がファイナルステージへ進出。1回目と2回目のネタの合計得点が最も高いコンビが優勝というルールのもと、ライスが合計936点でチャンピオンの座を手に入れました(敬称略)。
MCを務めるダウンタウン・浜田雅功の「キングオブコント2016!」というコールでスタートした番組。今大会ファイナリストのしずる、ラブレターズ、かもめんたる、かまいたち、ななまがり、ジャングルポケット、だーりんず、タイムマシーン3号、ジグザグジギー、ライス(ネタ順)がタキシード姿で登壇しました。
ファーストステージの結果は下記の通り。
しずる・・・・・・・・・443pt
ラブレターズ・・・・・・424pt
かもめんたる・・・・・・444pt
かまいたち・・・・・・・458pt
ななまがり・・・・・・・430pt
ジャングルポケット・・・466pt
だーりんず・・・・・・・431pt
タイムマシーン3号・・・445pt
ジグザグジギー・・・・・433pt
ライス・・・・・・・・・466pt
上記の結果、かもめんたる、タイムマシーン3号、かまいたち、ライス、ジャングルポケットの5組がファイナルステージへ進出して暫定5位のからネタを披露。下記の合計得点となり、2本目でこの日の最高得点をたたき出したライスが初の決勝進出にして初の優勝を手に入れました!
かもめんたる・・・・・・883pt(439pt)
タイムマシーン3号 ・・・893pt(448pt)
かまいたち・・・・・・・914pt(456pt)
ライス・・・・・・・・・936pt(470pt)
ジャングルポケット・・・930pt(464pt)
1本目のコント「命乞い」では、「『女抱かせてくれーい!』と『肩揉んでくれーい!』で笑っちゃった。ああなったら、どんどん来てくれと思った」(日村)、「銀シャリとか笑い飯とか、ご飯ものが好きみたい。本当に面白かった」(松本)との評価が。2本目のコント「クレーム」でも、「今までなんで評価されなかったのか。もっとちょうだいって見入っちゃいました」(設楽)「両方ボケてツッコんでみたいなところが面白かった」(大竹)と、これまで芸人やお笑いフリークの中で絶大な評価を受けていた彼らの良さが全面的に表れたかたちに。
ジャングルポケットを僅差で破って優勝を掴むと、関町は「誉めてくれ~~~い!!!」と絶叫。「点数どうこうより、ライスが面白かった」(日村)「平均して面白かった(のはライスだった)ので決まりだった」(三村)と絶賛されて、顔をくしゃくしゃにしながら喜ぶ田所。笑顔の2人がハイタッチを交わしたところで、番組は終了しました。
多くの報道陣が待つ会見場に登場した2人はトロフィーの重みを感じつつ、汗だくになりながら写真撮影。慣れない記者会見に「うわぁ~!」と感嘆しながら、丁寧に応じていきます。
「夢の国にいるような感じ。感無量です」(関町)「優勝した瞬間は実感が湧かなかったんですけど、この格好(キングオブコントのジャケット)で実感が湧いて。オンエア(された番組)を観て、さらに実感が湧くんじゃないかなと思います」(田所)と嬉しさを露に。最後、ジャングルポケットとの一騎打ちになった時の気持ちについて、関町は「向こうは3人。斉藤の顔、声は強敵」と敬意を払いながらも「同じ劇場で被害を被ってるんで」と笑わせつつ、「ジャングルポケット、しずると遅れを取っていたメンバーに勝てたので嬉しい」とコメント。今だから言える話として、田所は「しずるとは同期なので、先にテレビに出られたのは悔しかった」と赤裸々に告白。関町も「別にいいよってカッコつけているのがさらに痛々しくて......ようやく同じ舞台で戦えた」とホッとした表情を浮かべます。
今年初めてのテレビ出演が『キングオブコント』の決勝。そんな大舞台で、ビッグチャンスを摑み取った2人ですが、今までメディアに出られなかった理由については「オーディションにも行ってるんですけど、会議室では映えないのかも」と分析する関町。オーディションでのネタ見せの時間があまりにも短いため、「後輩がタイムを計り出した。1分ネタを50秒で帰ってきたこともあった」(田所)と振り返ります。また、「以前は気楽にできていた感じがあったのかもしれない。途中まで2人とも実家暮らしでしたし」と振り返る田所。関町も「面白い芸人が先輩後輩にいるのに、どんどん辞めていっていて。僕らもこういう時が来るのかなと、ちょっとした焦りはあった」と焦燥感を抱いていたことも話しました。
今回、披露した2本のコントは過去の『キングオブコント』の予選でやりきることができなかったネタだそう。田所は自身のTwitter(https://twitter.com/tadokorojin)に、「第9回目キングオブコント。一回戦と二回戦を9日に通過して、9月9日に9番目に決勝進出を発表されたNSC9期生。同じ9期のしずるから9個後にネタ披露。いよいよ9代目キングか9位かって事か?」と書いていたのですが、「9位かと書いたのは、好感度を下げないための保険」とニヤリ。「優勝する気はあったので、9位と書きながらそうなったら嫌だなと思ってた」との本音も明かしました。
また、1本目のコントで関町が発した「~~してくれーい!」を松本が番組中に使ったことについて「流行語大賞あるんじゃないですか?」と言い出す関町。「世間がハマってくれたら......大きく取り上げてくれーい!」と報道陣へ深々とお辞儀しました。
番組中、ピース・又吉からの応援VTRが。あまりにも世に出ないため、「ライスとは、劇場で面白いことをやる芸人を具現化した幻なのでは」と語っていた又吉から昨日、2人に連絡があったそう。も、「明日がんばれよ、って。本当に芥川賞(作家)なのかなと思った」と呟く関町。「俺のほうには、楽しみにしてるね、だった」(田所)「本当に又吉さんからだったのかな? 確認しよう」(関町)と首をひねる2人に、報道陣からドッと笑いが起こります。
今後出てみたい番組を聞かれると、「ネタ番組に出たい」と祈るように発した田所。関町も、自分達のコントについては「見せたことのないネタがたくさんあります」と自信を覗かせます。
バラエティ番組については「通用するかわからないけど、ちょくちょく出て行けたら」(関町)と言いつつ、「ライスだから、グルメレポートとかやってみたい」(田所)「グルメ系の仕事とかお米のCMとか」(関町)と幅広い仕事へ意欲を見せました。
【ライス】【しずる】【かまいたち】【ななまがり】【ジャングルポケット】【ダウンタウン】