よしもとニュースセンター : 魂の叫びが聞こえるようなダンサー求む！　ブロードウェイの伝説ヒントン・バトルがダンスアカデミーを開講

10月18日(火)ルミネtheよしもとにて、 "ブロードウェイ・レジェンド" ヒントン・バトル氏がプロデュースする世界的なダンサー育成アカデミー「ヒントン・バトル・ダンス・アカデミー（HBDA）」の開講発表記者会見を開催。ヒントン・バトル氏が開校への意気込みを語るとともに、ブロードウェイを中心に活躍する一流の講師陣がパフォーマンスを披露。さらに、本会見を皮切りに年末まで生徒募集を実施し、来年1月～2月にかけ全国6都市で行われるオーディションを通過したダンサーには、世界で活躍するためのプログラムを無償で最大3年間受けられることを発表しました。

吉本興業は、演劇やミュージカル界において世界最高峰の栄誉とされるトニー賞を3度受賞し(『ソフィスティケイテッド・レディ』(1981)『タップ・ダンス・キッド』(1984)　『ミス・サイゴン』(1991))、ダンサー・シンガー・役者として活躍するヒントン・バトル氏とタッグを組み、真に独創的で表現力豊かなダンサーの発掘、育成を行うオーディションおよびスクール事業をスタート。2017年4月、東京に「ヒントン・バトル・ダンス・アカデミー（HBDA）」を開講し、ブロードウェイなど世界で活躍できるダンサーの育成を目指します。
タカアンドトシとロバータがMCと務める会見では、まずは吉本興業株式会社代表取締役社長・大﨑洋が開校までの経緯を。1987年「なんばグランド花月」の杮落しショー『アメリカン・バラエティ・バン！』で出会い衝撃を受けたヒントン・バトル氏に、26年の時を経て吉本興業創業100周年公演での再演を依頼したことをきっかけにアカデミー設立を提案したところ、快諾。ヒントン氏自らが、ブロードウェイや世界のショービジネスの第一線で活躍する外国人講師を選出し、日本最高峰のブロードウェイダンサー育成機関の開校に至ったと説明。

開校を心待ちにしているというヒントン氏は、2017年1月から始まる第一期生オーディションに向け、「最も重要なのことはダンスに対する愛情。ダンスがなければ生きることができないいという魂の叫びが聞こえるようなダンサーを求めています」と呼びかけを。そして、競争率の高いブロードウェイで成功するためには、「やる気や心意気も大切ですが、何よりも重要なのはあきらめない心。オーディションに落ちたとしても、なぜ受からなかったのかをしっかり分析して修正していくことが大切。HBDAでは、あきらめない気持ちをテクニックと合わせて教えていきたい」と育成への意欲を語りました。

日本人がブロードウェイで活躍できるのかという疑問には、自らも70、80年代にブロードウェイのステージに立つ黒人の先駆者のひとりであったことをあげ、「前例がないから不可能だと思うのではなく、絶対に叶えてみせるという気持ちが大切」と心強い言葉を。ヒントン氏はMC3人の中で唯一ダンス経験のあるロバータだけでなく、「もう40歳だから(ダンスは)見るだけでいい」というトシも「やらなきゃ！今がダンス始めるのにいい歳！カモン！」と熱烈に勧誘しますが、タカトシは「綾部に任せます」と来年4月から活動拠点をニューヨークに移し海外進出を目指すピース・綾部に夢を託しました。

会見では、講師を務めるプリンストン・ダッカー三世氏(バレエ)、ディオン・フィギンス氏(モダン)、ドミーシャ・サンブリィ＝エドワーズ氏(タップ)によるダンスパフォーマンスも。「同じワシントンD.C.出身で"レジェンド"と呼ばれるヒントン氏に声をかけていただき光栄です」(プリンストン氏)、「ヒントン・バトル＝最高水準！　パフォーマーとしてはもちろん、人間的にも誰からも愛され、誰もが一緒に仕事をしたいと思う人」(ディオン氏)とヒントン氏のアカデミーで講師を務めることができる喜びを。また、11年に渡りマイケル・ジャクソンの専属タップ講師を務めたドミーシャ氏は、「完璧主義者という言葉では足らないほどの完璧主義者。MVでのタップのステップを教えるだけでなく、全てを学びたいということでイチから教えました」とマイケルとの思い出も聞かせてくれました。