元体操選手・田中光がマット運動を通してチャレンジする心を説く!『よしすぽ学園 in 荒川区立汐入東小学校 体操教室』
10月19日(水)、東京・荒川区立汐入東小学校にて、、田中光とキャベツ確認中による『よしすぽ学園 in 荒川区立汐入東小学校 体操教室』が行われました。
全国各地で活動している"ふるさとアスリート"に所属する選手や元選手、さらによしもと芸人とともに体を動かしたり、遊んだり、学んだりしながら健康づくりやスポーツでの新しい夢づくり、スポーツを始めるきっかけを生み出すプロジェクトが、この『よしスポ学園』です。
今回は同小学校にて3日間に渡って開催され、1日目の同月14日(金)には『~陸上教室』として元陸上選手の寺田克也とマラソン芸人としても活動するげんき~ず・宇野けんたろうが登場。18日は『~コーディネーショントレーニング』としてトレーナーの浜田典宏、『~ダブルダッチ体験会』として茨城県を拠点に活動するダブルダッチチーム・DIANAが、大西ライオンとともに児童と交流しました。
そして、この日は『~体操教室』として、元体操選手の田中光と東京都"住みます"芸人のキャベツ確認中が、同小学校5年生の児童と触れ合いました。
登場早々、大歓声で迎えられた3人。キャベツ確認中・しまぞうZは「錦織先生です! オリンピックで銅メダル獲りました!」と挨拶して、錦織圭選手のサーブする時の顔マネ、あやとりとコマとけん玉を使って東京タワー&スカイツリーを披露。さらに、キャプテン★ザコが得意のバルーンアートでクマと花束を手際良くつくると、「すごい!」と歓声が。さらに、田中から「せっかくなんでやってもらいたいネタがある」とのリクエストを受けて、『北斗の拳』をオマージュした「北斗ブラザーズの世紀末ショートコント」も見せるなど、すぐさま児童の心をガッチリと掴みます。
田中は前転から開脚前転、伸膝前転、ハンドスプリングなど簡単なものから難しいものまで、非常に美しいパフォーマンスを披露。も、最後に毎回見せるポーズがちょっと前時代的で、キャプテン★ザコが「ダ、ダサい! 毎回ポーズがダサいですねぇ」とツッコむと、くすくすと笑いが起こりました。
その後、ウォーミングアップがてら、氷鬼とヘビ遊びをやることに。しまぞうZチームと田中チームに分かれて、体育館中を全速力で駆けまわりました。
お茶目な一面を見せる親しみやすい田中ですが、スポーツの話となるとやはり真剣そのもの。
前半の最後には3歳から始めた体操について話しつつ、「バルセロナオリンピックの時は肩をケガして出られなかったり、挫折もたくさんありました」と辛い時期があったことを告白。「体操は克服のスポーツと言われていて、心の体力も付けられる。諦めず、粘り強くがんばる気持ちを持てるスポーツなので、今日の体操の授業を通して、みなさんにも諦めない強い心を持つことを学んでもらえるといいなと思っています」と呼びかけて、児童の質問にも1つひとつ丁寧に答えていきます。
「小学生の頃、どれくらい体操の練習をしていましたか?」という問いかけには、「3歳からやってはいたんですけど、自宅から片道2時間かかるところにしか体操教室がなかったのでそんなに練習していなかったんです。本格的に始めたのは、中学生になってから。地元の和歌山から大阪の学校へ進学して、先生のお宅へ下宿して......」と話す田中に、「中1からですか? 大変だったんじゃないですか」と声をかけたキャプテン★ザコ。「辛かったです!」と答えつつ、「当時は夜遅くまで練習してましたけど、オリンピックを目指す選手なら1日3~4時間は練習したほうがいいでしょうね」と伝えました。
休憩を挟んで、後半はマット運動と跳び箱の練習を行いました。
「できなくてもいいです。できるかなと、マインドを強く持ってチャレンジしてもらえれば」と伝える田中。手足を宙に浮かせてお尻だけでのジャンプ、体を負けて手と足を交互に使いながらのジャンプ、回転しながら手と足を交互に使ってのジャンプなど、側転や跳び箱を成功させるための基礎を教えていきます。
その後、8段、7段、6段の跳び箱に挑戦。この時、田中が注視したのは跳び箱上の手をつく位置。「ここに両手をついて」など丁寧に指導する姿が印象的でした。
最後に、児童たちからお礼の言葉が。
「次のマットの授業で活かしたいです」「教え方がわかりやすかったです。マットが上達できるようになりたいと思いました」という言葉に、田中は「諦めない心でチャレンジしていってください」と呼びかけます。
すると、突然「残念なお知らせです」と言い出すしまぞうZ。「残念ながら、錦織圭ではありませんでした。ごめんなさい! みなさん、嘘はダメですよ」と謝ると、児童からは「知ってましたー!」という明るい声が返ってきました。
【キャベツ確認中】