本物のエンターテインメイトに触れる「ぎのわんオープンスクール2016」開校
2016年11月19日(土)・20日(日)、2日間にわたり本物のエンターテインメントに触れて学ぶ「ぎのわんオープンスクール2016」が、宜野湾市立はごろも小学校にて開催。宜野湾市内の小中学生98名が集まり、「お笑い」「歌」「ダンス」の専門コースに分かれ、2日目のショータイムでそれぞれが披露する演目を学びました。
初日は、歌や漫才、ダンスなどのワークショップを参加者全員同じプログラムを受講。オープニングでは、今回司会を務める魁バーバリアンと、子供たちと一緒にレッスンを受けながらサポートするメンター芸人、なみちゃん、ハイビスカスパーティー、オーシャン、猫ノカケラ、さきはまっくす、ちゃっぴーが登場します。
昨年に引き続き、オープンスクールの合言葉「心のドア!オープン!」が発表され、魁バーバリアンの2人が「心のドア!」と叫ぶと「オープン!」と子供たちが拳をふりあげながら元気いっぱいに返し、いよいよオープンスクールがスタート。
はじめのレッスンは、ニブンノゴ!の宮地、ギンナナの菊池、セブンbyセブンが講師を務めるインプロビゼーション。ホシ、クローバー、雫、スマイルの4グループに分かれて、自己紹介や進化ジャンケン、イス取りゲームなどを通してコミュニケーションを図りました。
はじめの自己紹介では、恥ずかしそうにしていた子供たちも、様々なゲームを通して緊張がほぐれてきた様子。2人1組になり、女の子は自分の好きな部屋を、男の子は好きなヒーローとその必殺技を作っていくゲームでは、「お菓子の家」、「ジェットコースターがある家」、「昼寝してても敵が来たら倒せるヒーロー」、「強そうなガンダムを全部集めて合体させたもの」などそれぞれ思い思いの考えを発表し、打ち解けた様子を見せていました。
続く、歌のワークショップでは、歌コースの講師となるアーティストの木根尚登さんと間慎太郎が登場。生徒から沖縄の良いところや、好きなもののキーワードを集め、それらをつなげて即興で歌を制作します。「綺麗な海」や「友達が優しい」のキーワード上がるなか、「おばーがお菓子くれる」「ゴーヤーチップスがおいしい」「ヒラヤーチー(沖縄料理の一つ)」などが飛び出し、講師の間に「食べ物ばっかりやん」とツッコまれる一幕も。
木根さんがピアノ、間がギターを演奏し、二人が奏でるメロディに合わせて、沢山のキーワードの中から選んだ言葉をつなげていき歌が完成。ここで、再び「心のドア!オープン!」の合言葉を叫び心を一つにし、みんなで合唱の練習します。慣れてくると、パート別に分かれて歌ったり、しっかり全員が歌えるようになり、最後にはみんなで一緒に手拍子も入れながら大合唱しました。
午前の部最後ワークショップは、沖縄県内で活躍する放送作家のキャンヒロユキさん、バンビーノが講師を務める漫才のワークショップ。キャンさんが用意した漫才の台本の見本を使い、コンビやトリオを組んでネタを作成しました。ここで、バンビーノの2人が登場すると子供たちのテンションも一気に上がり、大興奮した様子を見せました。
バンビーノの石山は「漫才の練習は壁に向かってやる」など養成所時代の"あるある話"を交えながら楽しくネタ作りを指南。すると、ネタを作り終わった子供達が次々と壁に向かって練習を始めます。この光景には石山も驚きながら「みんなすごくいい!これがよしもと!」と、嬉しそうな表情を見せていました。
完成したネタ披露の場では、子どもたちは緊張しながらも堂々と舞台に立ち、見事なネタ披露を行いバンビーノの2人も関心。最後は、特別に"ニーブラ"されたい子を生徒の中から1人選び、お馴染みのリズムネタを披露しました。大きな拍手のなか惜しまれながらもバンビーノの2人が退場しました。最後は講師のキャンさんにみんなで大きな声で「ありがとうございました」とお礼を言い、合言葉「心のドア!オープン!」の掛け声と共に午前の部が終了しました。
お昼休みを終え、午後の部は剣喜劇のワークショップからスタート。カートヤング、犬の心、ボヨンボヨンの岡本を講師に、殺陣の講習を行いました。はじめにステージでカートヤングと、犬の心・いけやが竹光を使ったキレキレのお手本を見せ、あまりの迫力に子供達も釘付けです。
すぐさま、子どもたちもその場で新聞紙を丸め、即席の刀を作り殺陣に挑みます。講師を相手にひとりずつ、ふたりずつと新聞紙の刀で切りつけ、殺陣を通して、"相手"と対峙する集団芸を学びました。
初日最後のワークショップは、エグスプローションらによるダンス指導。振り付けをいくつかのブロックに分けながら、丁寧に指導する講師陣。この日は気温が27℃にもなる夏のような暑さでしたが、子どもたちは笑顔で汗を流しながらダンスの習得に励んでいました。子どもたちののみこみも早く、スムーズにレッスンが進んでいきます。体を動かすワークショップは子どもたちも楽しそうにしながらも、真剣な眼差しで講師の振り付けを見て取り組んでいました。
一通り振り付けを教えてもらったところで、音楽に合わせてはじめから通して踊ったり、お互いに向かい合って踊ったりとどんどん上達していく子供たち。最後は一体感も生まれ、時間内で全員が踊れるようになったところでダンスワークショップが終了。最後は子供たちに「ありがとうございました!」と元気よく見送られ、エグスプローションのまちゃあきは「みんな明日は頑張ろうね!」と意気込みを見せ、会場を後にしました。
1日目全日程が終了し、再びステージに立った魁バーバリンアンの2人が子供たちに何が1番楽しかったか問いかけると「漫才」「ダンス」などみんなそれぞれの感想を述べながら「楽しかった!」と明るい表情を見せます。明日のグループ分けなどが発表され、「明日も頑張るぞー!」とみんなで本番への意気込みを見せた後、本日最後の合言葉「心のドア!オープン!」を一際大きな声で響かせ、1日目が終了しました。