渡辺直美が"アケビ"をイメージしたドレス姿で登場!「VOGUE JAPAN Women of the Year 2016」
11月24日(木)、東京・赤坂プリンス クラシックハウスにて「VOGUE JAPAN Women of the Year 2016」が開催され、女優の安藤サクラさん、競泳選手の金藤理絵さん、女優の木村佳乃さん、政治家・東京都知事の小池百合子さん、バレエダンサーの高田茜さん、女優の高畑充希さん、作家の村田沙耶香さん、渡辺直美が選出されました。
今年で12回目を迎えた「VOGUE JAPAN Women of the Year」は、世界で最も影響力のあるファッション誌「VOGUE」の日本版である「VOGUE JAPAN」が、さまざまな分野で圧倒的な活躍を見せ、スタイル・生き方・美において読者をインスパイアする"VOGUEな女性たち"を称える賞です。
この日は観測史上初の11月での積雪となった日ということもあり、雪が吹雪く中でのレッドカーペットセレモニーとなりました。エスコート役にハリー杉山さん、トレンディエンジェル・斎藤司を迎え、寒さをものともせず、笑顔でレッドカーペットを歩く受賞者のみなさん。そんな中、本当に寒そうな直美と木村佳乃さんのドレスの裾を持って歩く斎藤の姿が特に印象的でした(笑)。
授賞式では司会にハリー杉山を迎え、まずは全員の登壇後、「VOGUE JAPAN」編集長・渡辺三津子氏が挨拶をします。その後、今年のトロフィーのデザインを担当された美術家の宮永愛子さんより、トロフィーに込められた思いやコンセプトなどが説明されると、いよいよ改めて一人ずつの登壇となります。
安藤サクラさんは、「いままではいかに生き物として生きていけるか!にこだわってきたんですけど、今年30歳になって、女性としてどう生きていくかということを考え出していたところだったので、そんな節目の時にこんな素敵な賞をいただけてとっても嬉しいです」と笑顔で語ります。
『コンビニ人間』で芥川賞を受賞した村田沙耶香さんは、「いつも家かコンビニ帰りの喫茶店で地味に小説を書いている私がこんなにきらびやかな賞をいただけるなんて......。でも、ずっと"女性の苦しみ"を書いてきた自分がこういった賞をいただけるのは嬉しいです」としみじみ話します。
高畑充希さんは、「こんなオシャレな賞をいただけて、ドキドキというかムズムズというか、すごくテレくさい気持ちでいっぱいです。今年はすごくめまぐるしくて、自分が台風の目にいるような感じでした。周りはガーッと動いているんですが、自分がいるところは静かというか......。だから、こんなすてきな場所に立たせていただいているのが、自分のことなんですけど自分のことじゃないような気持ちです」と率直な思いを明かしていました。
渡辺直美は、「本当にすごい賞をいただいて、すごくビックリしています。今まで、アメリカ留学したり、ワールドツアーをやってみたり、自分勝手に好きなことをやってきたんですけど、私のやってきたことは間違ってなかったんだな、見てくれている人はいるんだ、と思いました」と真面目にコメントしたかと思うと、「じゃ、ファッションポイントを聞いてもらっていいですか?」と自ら質問を促し、取材陣を笑いに誘います。続けて、「今回、皆さんすごく美しいドレスを着られると思ったので、ポップな感じにしようと。秋なので、"アケビ"をイメージしました。気合いが入りすぎて、胸のレースが全部破れてしまったんですけど、それもまたおしゃれな感じになったと思います」と自画自賛し、またもや取材陣を笑わせます。
「今後やってみたいことは?」と聞かれ、「車の免許を取りたい!」と普通すぎる返事をする直美。「ずっと取りたいと思ってたんで、今度こそがんばって免許を取って、レクサスに乗りたいと思ってます。レクサスさん、聞いてますか~!?」と、本イベントの協賛をしているレクサスに自分を売り込んでいました(笑)。
金藤理絵さんは、「ふだんこのような格好をしたことがないし、ハリーさんのような素敵な男性にエスコートしていただくこともなかったので、こんなに寒い日だったのに脇汗が止まりませんでした(笑)」と取材陣を笑わせたあと、「今後はいただいたトロフィーが似合うような素敵な女性になりたいと思います」とコメント。
そんな金藤さんは、バックステージで斎藤に「金藤さんだぞ」を披露したそうで、そのことを嬉しそうに話していたのが印象的でした。
木村佳乃さんは、挨拶の前に「カメラマンの皆さま、雪の中大丈夫でしたか?」とあいさつの前に取材陣を気遣う言葉を。逆に「寒くなかったですか?」と聞かれると、「今日は少し寒かったかも」と笑いながら、「でも、斎藤さんがエスコートして裾を持ってくださったので(寒さも)大丈夫でした」と斎藤にまで気遣いを見せる木村さん。
続けて「私と"VOGUE"との出会いは14歳のときで、アメリカに住んでいてアメリカ版"VOGUE"を毎月買って見るのが楽しみで、私の憧れでした。まさか私が受賞できるとは思っていなかったので、とても嬉しいです」と笑顔で語っていました。
この日はあいにくの欠席となった都知事の小池百合子さんとバレエダンサーの高田茜さんですが、小池さんからはビデオレターが届き、受賞の喜びや「百合子グリーン」について、グリーンに込められたエコや平和などの意味についても語っていました。また、新世代の女性に贈られる「Rising Star of the Year 2016」は、モデルの福士リナさんが受賞されました。
最後に、「2016年を漢字1文字で表すなら?」と全員に質問が飛ぶと、「受賞したことがきっかけでいろいろな人に出会えた1年だったので"会"です」(村田さん)、「いろんな新しいことに挑戦したので"新"」(直美)、「近しい人に愛されたり心配されることが多かったので、元いた場所に帰った1年ということで、"帰"です」(高畑さん)、「熊本の地震がありましたが、助け合い、支え合うことができる民族だと誇りに思ったので"支"」(木村さん)、「"改"。すごくパキッと改心したんです、私」(安藤さん)、「今年は変化の1年だったので、化けるの『化』です」(金藤さん)といずれも個性豊かな答えが出揃いました。
【渡辺直美】