10年後の吉本新喜劇を担うのは誰だ!? 諸見里大介が座長となって2度目の上演権をゲットした『吉本新喜劇2026 No.1決定戦』開催!
11月28日、なんばグランド花月にて『吉本新喜劇2026 No.1決定戦』が行われ、諸見里大介が座長となっての吉本新喜劇が上演されました。
この企画は今年1月から始まった『吉本新喜劇2026』の一環で、毎回若手座員一人が座長となり、10月までに12人の"座長"がオリジナルの吉本新喜劇を上演してきました。その中からNo.1を決めようということで、まず選ばれたのが諸見里大介でした。
今年8月に『諸見里大介の吉本新喜劇2026』と題してお送りした新喜劇は、花月旅館が舞台。旅館経営の建て直しに派遣された諸見里扮する経営アドバイザーを中心に、旅館乗っ取りの陰謀と妖怪伝説を掛け合わせた物語を展開。クライマックスでは若手座員達が妖怪に化け、大いに沸かせました。
そして今回の新喜劇はがらりと趣向が変わり、舞台は"吉本商事"の斜陽部門・おもちゃ課。おもちゃ課の存続を巡り、また熾烈な出世争いなども背景に、奮闘する社員たちの姿を描いた物語でした。諸見里はおもちゃ課のリーダー。ほかに松浦真也、吉田裕らも社員役で登場、課のマドンナは森田まりこ、生き生きとマドンナっぷりを演じていました。
そこへ降格とも言える措置で配属されたのが元営業課のエース、信濃(信濃岳夫)。業績不振によりおもちゃ課の配属となり、売上げが伸びなければ課は廃止するとの通達が吉本商事の社長からじきじきになされたのでした。その社長を演じたのが今別府直之。恰幅のよさが社長然。登場シーンではおなじみ乳首のギャグもあり、待ってましたといわんばかりの拍手が起こっていました。
信濃の降格を喜んでいるのはライバルの新名(新名徹郎)。信濃が狙っていたポジション、営業本部長に昇進し、信濃の彼女で会社のマドンナ・真希(前田真希)も手に入れ、信濃の腰ぎんちゃくだった佐藤(佐藤太一郎)も味方につきと、すべてを手に入れたものの、信濃とおもちゃ課の懸命な努力により業績が回復してくると脅威に感じ、ある策略を企てるのですが...。
おもちゃ課には他に、地味で目立たない社員、安世(井上安世)の存在も。安世はある日、イメージチェンジをはかりすっかり別人に。その華麗なる変身に会場がいろめきました。また、清掃員に扮した清水啓之の存在にも注目が。意味ありげな言葉を残して去っていく啓之、まるですべてを知っているかのような口ぶりにお客さんの期待も膨らむのですが、果たして啓之の真の姿とは何だったのか...。予想外の答えに会場も面食らった様子で、驚きと笑いが入り混じっていました。
また、営業課の社員、レイチェルと滝見信行のコミカルなやり取りや、金原早苗、今井成美の華やかさ、チンピラに扮したタックルながい。と太田芳伸の存在感、おもちゃ課にお礼を言いにやってきた親子を吉岡友見、葛原亜依が演じるんなど見どころが盛りだくさん。若手たちが続々と登場し、盛り上げました。
一発逆転、勧善懲悪のスカッとした物語はもちろん、諸見里の滑舌ギャグにまりこのゴリラ、松浦のギターなど定番の持ちギャグでも沸かせ、最後まで笑いの絶えない1時間となりました。
エンディングでは、「選んでいただいて、もう1回やらせていただきました。主人公が目立つようにと考えていたですが、裏テーマで清水啓之という爆弾を放り込みました」と諸見里。「爆弾」の一言に会場は爆笑、思惑どおり(!?)インパクト大でした。ただ、台詞を少々かんでしまった啓之。「ええとこでかんでしまいました...!」と本人も残念そうに振り返りました。そして、本来あるべきシーンを泣く泣くカットしたと諸見里。「もし次に上演させてもらうことがあれば、そのシーンも描きたい」と意欲を見せ、幕を下ろしました。
『吉本新喜劇2026No.1決定戦』、対戦相手となる「酒井藍の吉本新喜劇2026」が11月30日(水)に上演されます。こちらもぜひお楽しみください!
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吉本新喜劇2026No.1決定戦
日時: 2016年11月30日(水) 19:00〜
場所: なんばグランド花月
出演者: 酒井藍/吉田裕/太田芳伸/松浦真也/前田真希/信濃岳夫/清水啓之/金原早苗/井上安世/森田まりこ/桜井雅斗/岡田直子/鮫島幸恵/もりすけ/もじゃ吉田/瀧見信行/高関優
料金: 全席指定(大人)1500円 全席指定(小学生以下)1000円
チケット情報: チケットよしもと