同期ジャルジャルから岩橋の新ギャグも誕生! プラス・マイナスの新ライブ『プラマイ特番 vol.1』レポート
11月24日(木)、東京・ヨシモト∞ホールにて、『プラマイ特番 vol.1』が開催されました。
タイトル通り、プラス・マイナス(兼光タカシ、岩橋良昌)による新たなライブシリーズの第1回目。
2人の漫才、トーク、そして後半は同期のジャルジャル(後藤淳平、福徳秀介)をゲストに迎えたトーク、ゲーム企画と盛りだくさんの1時間となりました。
開演時間を迎えると、オープニングVTRに続いて、「どうもー!」と元気よく登場したプラス・マイナスの2人。
この日の東京地方は、日中に雪が舞う生憎の天気でしたが、開演の21時にかけつけた来場者に、「ホント、ありがとうございます。こんな寒い雪の日に来ていただいて、ホントうれしゅうございます」と岩橋が感謝を伝え、今後は定期的に開催するといったライブの概要を説明します。
その後は、サンパチマイクを挟み、『ドラゴンクエスト』シリーズのゲームキャラ・アリーナに本気で恋をするといった悩みを持つ岩橋が、「漫画の描かれていないシーンが気になる」と切り出し、兼光のものまねを活かした漫才へと展開。
『ドラゴンボール』シリーズのフリーザになりきった兼光は、自宅のTVで吉本新喜劇を楽しむ様子やオール巨人との対戦シーンなどで笑いを誘いました。
漫才に続いては、着席してのトークコーナーへ。
高校時代の同級生という2人ですが、「文化祭の時から学校の先生のものまねはしてたけど、コツみたいなのはあるの?」と岩橋がいまさらの質問を兼光にぶつけたり、大木こだまのものまねが生まれた瞬間などを回想。
また、新作ものまねとして、兼光がDAIGOさんになりきると、客席から3つのアルファベット「W」「M」「B」というお題をもらい、「私、もっと、ボケれます」と即興で答えます。
ものまねのクオリティもあいまって拍手喝采となりますが、「声は似てるけど、顔全然似てない。モーガン・フリーマンには似てる(笑)」といった岩橋とのかけあいもあり、爆笑に発展!
一方の岩橋は、バラエティ特番『オール芸人お笑い謝肉祭'16秋』(TBS系)に出演した際のゆりやんレトリィバァの奮闘ぶりを伝えたり、現在の"クセ"ギャグにもつながる受験勉強中の奇行を明かして、「引くわー」と兼光さえもドン引きさせます。
ライブも30分が経過したところで、ゲストのジャルジャルが「ちょっと空気を変えないと!」(後藤)と、岩橋のドン引きエピソードを払拭する勢いで登場。
ジャルジャルと兼光がデタラメに座ろうとし、岩橋のツッコミが乱れ飛んだ後は、自然とNSC時代の思い出話からトークが始まります。
NSC時代のプラス・マイナスは、ジャルジャルにとって「漫才の上手さは今と一緒」(後藤)、「出来上がりすぎて、最初衝撃だった」(福徳)と漫才の完成度の高さが印象的だったとか。
また福徳は、大阪の人通りが多いなんばウォークの噴水付近で、漫才の稽古をしている2人を目撃したそうで、「覚えていないなあ」と言う兼光に、「やってたやろ! なんで忘れてるんの淋しいなあ」と岩橋が嘆きます。
なんとか同期ならではのトークを掘り下げたい岩橋ですが、「好きなコンビニは?」と唐突な質問ではぐらかそうとする福徳。
さらに福徳から「好きなJリーグは?」と訊かれた岩橋が、「ビガロ」と回答すると、「ジュビロ(磐田)や」と兼光が察して、そのコンビならではの以心伝心に一同感心するのでした。
そんな件もありながらや、やはり同期トークをしたい岩橋。
後藤によると、楽屋に同期がそろうと岩橋は「こうやって劇場で残って...」と感極まるそうで、そんなシーンで後藤は「岩橋、ありがとう」と抱擁をし、「岩橋を感動して泣かすゲーム」をしていたと明かします。
トーク終盤は、兼光が福徳の自宅へ行った際、綺麗で整理整頓された部屋に驚いたことから、福徳の「綺麗好き」「掃除好き」について喧々囂々。
「床に何も敷かないより絨毯を敷いた方が汚い」「綺麗好きじゃなくて掃除好きや!」といった福徳の持論が出る度に、ヒートアップする四者でした。
ライブのラストは、岩橋が渾身のクセギャグを題材に、ヘッドフォンで音を遮断したジャルジャルが、口の動きから推理し、ギャグを伝言するゲーム企画『クセのゲーム』を実施。
Tシャツを脱ぎながらひとこと言い放つという岩橋お得意のシリーズからは、「ホー!ホー!ホー!『北斗の拳』でバギー乗ってる奴~!」というお題が出されると、「オー!オー!オー!お父さんが風呂上がり変なことしてる~!」(福徳)、「オー!オー!オー!男ひとりでヘリ呼んでる奴~!」(後藤)とのジャルジャルの誤答が図らずとも爆笑を呼びます。
ジャッジ役の兼光は「おもろいからOK!(笑)」と絶賛すれば、「もらってもいいですか? 探しているんですよ」と岩橋本人も2人のギャグを頂戴する様子でした。
プラス・マイナスの多才さや、同期ならではの絶妙な関係性と照れが垣間見られた本ライブ。
次回の開催にご期待ください。
【プラス・マイナス】【ジャルジャル】