FC岐阜所属のFW難波宏明選手とマネジメント契約を締結!「FC岐阜へ愛情を持つ人を1人でも多くしていきたい」と決意を語る!!
日本プロサッカーリーグ「Jリーグ」ディビジョン2のFC岐阜に所属する難波宏明選手が、本日11月20日(月)、LINE LIVEで配信された『石井一久のマウンド目線から言わせてもらっていいですか?』に出演し、吉本興業とマネジメント契約を締結したことを報告しました。
難波選手は気持ちのこもった献身的なプレーで魅せるフォワード。2001年にヴィッセル神戸へ入団し、翌年、当時JFLの栃木SCに在籍したのち流通経済大学へ進学。大学リーグ1部で優勝し、大会MVPに選出されました。2007年に横浜FCへ正式入団し、再びプロの道へ。その後、水戸ホーリーホックへの期限付き移籍を経て、2014年から現在所属しているFC岐阜でプレーしています。
同番組では石井一久、稲村亜美さん、ゲストのキングコング・梶原雄太とともにトーク。
「はい、どうも~!」と手を叩きながら元気いっぱいに登場した難波選手に、梶原から「入り方がもう吉本やん!」とツッコミが入ります。
この出演が、吉本に入っての初めての仕事。梶原から「吉本はやりたいことをどんどん提案したほうがいい。自分から動いていったほうがいいですよ」とのアドバイスを受けると、「フットワーク軽く、なんでもやりますんでよろしくお願いします!」とやる気満々。「親父から『無理だとは言うな』という言葉をもらった」というエピソードに、石井は「いい言葉ですねぇ」と感心しきりです。
梶原に「あの......僕の考え方が古いのかもしれませんけど、サッカー選手ってヘアバンドみたいなのを巻いてるじゃないですか。あれ、どう思いますか? 僕なんかは髪を短くすればいいやんって思っちゃうんですけど」と聞かれた難波選手。「うーん」と少し悩んで出した答えは、「意外とハゲてる(から髪を短くできない)のかも?」。この意外性のあるウィットに富んだ言葉に、「それならしょうがない!」とすぐさま納得した梶原でした。
番組出演後、難波選手へお話を伺いました。
水戸ホーリーホック時代、チームメイトだった現FC大阪の近藤岳登選手から吉本とのマネジメント契約の話を聞いたことをきっかけに、吉本入りを決意したと語る難波選手。
「小さい頃から吉本新喜劇を観ていて吉本にも興味がありましたし、実際にスポーツへ対する今後の方針などを伺ってより興味を持って。サッカーを取り巻く環境をより面白くしたいという思いもあったので、入ることにしました」と説明します。
地域と連動したスポーツ活動を展開するプロジェクト「ふるさとアスリート」にも関心を示しており、「岐阜でサッカー教室などをやっていきたい」と展望。「岐阜県のプロスポーツは、サッカーしかないんです。FC岐阜へ関心は持ってくださっている県民の方々は多くいらっしゃるんでしょうけど、まだまだ根付いているとは言えません。応援してもらいたいという気持ちはもちろんありますが、僕としてはサッカーファン以外の方にもスタジアムへ足を運んでほしいと思っています。そういった中で、"あの選手が面白いから観に行こう"とか"あいつがああいう活動しているから観に行こう"って関心を持ってもらえる選手になりたい。そういうスタジアムへ足を運んでもらえる機会を、今後もっと増やしていきたいなと思うんです」と意気込みます。
そんな難波選手が目指すのはオン・ザ・ピッチはもちろん、オフ・ザ・ピッチでもファン・サポーターに楽しんでもらうこと。
「今後は出場メンバーに入った時はプレーで、ケガなどでメンバー外になってしまった時にはスタジアムDJをやったり、アウェイ遠征時のアテンドとして応援バスに乗り込んだりと積極的に活動していきたい。岐阜県"住みます"芸人の方(三ツ星ジョージ)ともコラボしたいですし、今日番組で共演した石井さんや梶原さんにもスタジアムへ来てもらいたい。どんどんみなさんを巻き込んでいきたいですね」と、プロとして楽しませることへの使命感を燃やします。
プロである以上、勝敗はもちろん大切ですが、月1~2回あるホームゲームで地元のスタジアムへ足を運び、アウェイへ遠征したりもしながら、時に喜んだり、時に悲しんだり......。ファン・サポーターにとって、クラブや選手とともに苦楽を味わいながら成長する過程を歩んでいけることは、Jリーグの醍醐味の1つ。
「FC岐阜は環境面でもまだまだですし、今季は成績も良くなかった(註:今シーズンは22チーム中20位)。環境が整って強くなるのか? 強くなって環境が整うのか? そこに関しては、いろんな考え方がありますが、根本的に大事だと思っているのはチーム愛。プレーする選手もどれだけ所属チームに愛情を持って貢献できるかが大事ですし、観に来てくれる人達にどれくらいチームへの愛情を持ってもらえるかも大事。愛情がないと強くもなれないし、環境もよくならないと思うんです。だから、僕はFC岐阜に愛情を持った人達を1人でも増やしていけるように努力したい」と熱く語る難波選手。サッカーへの情熱は、自身の経歴にも表れています。
「高校卒業後、入ったチームは1年で契約満了になってしまいました。当時の僕は、プロの舞台に立っていなかった。その後、レベルアップしてもう1回プロの舞台に立ちたいと考えて、栃木SCから流通経済大学へ進学して、再びプロになることはできました。大学へ行く費用を出してくれた親は、本当に大変だったと思います。今があるのは、僕だけの力じゃない。家族の気持ち、周りの人の支えによって、この舞台に戻って来れたと思います」
難波選手の諦めない姿勢は、サッカー選手だけではなく目標へ向かって進んでいくすべての人達に勇気を与えるはず。
「失敗すると諦めてしまいがちですけど、僕が大学からまたプロの世界へ戻ってきたことによって、同じような道を進む選手が増えてきました。1人でも多くの人が、そういったチャレンジができるように。これからの僕の頑張り次第でより希望を与えられると思うので、いっそう頑張っていきたいです」と気を引き締めました。
お笑いは「めちゃくちゃ大好き!」らしく、今後はバラエティなどのお笑いの仕事にも積極的に関わっていきたいそう。
「もちろん、プロとして現役にはこだわっていきたい。現役じゃなければ、今回のマネジメント契約も成立しなかったはずです。今までは自分のため、家族のため、プロに戻る時に支えてくれた人のため、応援してくれる人のため......と思いながらプレーしてきましたが、今日から吉本のためという思いも加わった。だからこそ、現役には今まで以上にこだわっていきたいですね」と笑顔でコメント。「吉本のお笑いが好きな岐阜県の方には来シーズン、スタジアムに足を運んでもらいたいです」と来場を呼びかけました。
「プレーはもちろん、笑わせて楽しませるサッカー選手を目指して頑張ります!」と意気込む難波選手を、どうか応援してください!