最優秀若手座長を決める『吉本新喜劇2026ファイナル!』は諸見里大介に決定!2016年最後の公演を背負って奮闘!!
12月21日、なんばグランド花月にて『吉本新喜劇2026ファイナル!』 が開催されました。
この『吉本新喜劇2026』とは、10年後の吉本新喜劇の担い手育成を目的に、2016年1月から始まった若手中心の企画で、12人の若手座員が座長となって、それぞれオリジナルの吉本新喜劇を上演してきました。そのうち最も良かった座長公演を決定。決勝へは諸見里大介と酒井藍が選ばれ、11月に各座長公演を開催。そしてファイナルに選ばれたのが、諸見里大介でした。
諸見里は、1回目の座長公演では花月旅館を舞台にした旅館建て直しの物語を上演。決勝公演では、吉本商事という商社の"おもちゃ課"再起の舞台でした。そして、このファイナルでは家族の再生の物語を上演、仕事一筋に生きてきたとある刑事の奮闘記で沸かせました。
舞台は花月旅館。諸見里は新人アルバイトという役柄です。新人と聞くと控えめな印象がありますが、諸見里の場合は全く逆。お客様も番頭にも大胆な態度で接し、時にはかき乱すことも。ですが、そのパワーでどんどん周り引っ張っていくのでした。
オープニングは2組のカップルが旅館へやってくる場面から。滝見信行×金原早苗、レイチェル×松浦景子が物語の幕開けを告げました。
花月旅館で働き始めた諸見里、初日から事件は起こります。高校時代の先輩という刑事の信濃(信濃岳夫)が偶然、麻薬取引の張り込みで旅館にやってきたのでした。潜入捜査と聞いてテンションを上げる諸見里、自分も捜査の役に立ちたいとグイグイ入ってきます。
そこへ現れるのは、信濃の別れた妻の真希(前田真希)と娘の藍(酒井藍)、真希の次なる結婚相手の新名(新名徹郎)に、同僚刑事の今別府(今別府直之)や旅館の番頭・吉田(吉田裕)、そして疑惑だらけの訪問客達。麻薬取引の実行犯を見つけ出そうと必死の信濃と諸見里ですが、怪しげな人物が多すぎて...。
吉田のマキバオーに藍のノリボケ、今別府のピュ、旅芸人のヤンシー松浦(松浦真也)とマリコンヌ森田(森田まりこ)によるギターを用いたリンボーダンスなどなど、ギャグも満載でお届け。もちろん諸見里の滑舌の悪さも大活躍、時々本当に何を言っているか分かりませんでした。
また、麻薬取引の現場を押さえる場面では、「ハゲでめがねの男、カップルで登場」が取引犯の特徴ということで、玉置洋行、もりすけ、松浦と"ハゲでめがねの男"が勢ぞろい。玉置×井上安世、もりすけ×鮫島幸恵のカップルも場を華やかにしました。
怪しい売人のような風情の太田(太田芳伸)、もじゃ(もじゃ吉田)、佐藤(佐藤太一郎)とは捕物騒ぎに。その都度、舞台を駆け巡る出演者たち。中でも諸見里は3度走ることになり、最後は肩で息を着る始末でした。
クライマックスでは、真犯人だったハゲのかつらをつけた新名と裸にネクタイという格好の啓之(清水啓之)による藍を人質にとった事件も発生。シリアスな場面ながらもどこか笑ってしまう1シーンでした。
エンディングでは、サイズの違うズボンだったため、お辞儀をして頭を上げた途端にズボンがずり落ちてしまった諸見里。「今年の1月から1年間かけて『吉本新喜劇2026』をやってきて、ようやく最後の集大成でした。普段はできないことをさせてもらって、ありがたかったです」とお礼を。新名がハゲ頭のかつらをかぶった役ついて話題になり、「一番新名さんが落差ある人やと思ったんです。いつもカッコイイと思っているので、そんな新名さんがあのかつらにしたらギャップがあるんじゃないかなって」と諸見里。また11月の『吉本新喜劇2026』のエンディングで「ぢゃいこさんと岡田直子さんに出てもらうと言っていたのですが、実現できなくてすみません!」とのお詫びもありました。
最後に「12月までこうしてやってこれたのは、お客様の支えのおかげです。今日はロビーで出演者全員によるお見送りと、写真撮影もします! 行くですが、皆様のお力あってこそ成長できるので、これからも新喜劇の若手座員をよろしくお願いします」と挨拶し、2016年の『吉本新喜劇2026』の幕を閉じました。
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