シソンヌとコロチキがクリスマスに贈るコント&トークライブ「シソコロ~クリスマスを特に気にせずコントとトーク~」開催
12月25日(日)よしもと沖縄花月にて、シソンヌとコロコロチキチキペッパーズの2組による、コントとトークライブ「シソコロ~クリスマスを特に気にせずコントとトーク~」を開催しました。
2組がステージに登場すると大きな拍手で会場から迎えられていました。登場早々、ナダルのピンマイクがハイネックのニットに食い込むように付けられているのを突っ込まれ、さらに定番の白いハイネックの衣装についても金額や何着持っているなどの話題で会場の雰囲気を温めていました。
オープニングのトークでは、シソンヌとコロコロチキチキペッパーズともに、キング・オブ・コントの優勝者ということで、優勝してからの1年を少し振り返ります。「この1年、バイトしてません」というナダルに、「何のバイトしてたの?」と周りに聞かれ、コンビニでバイトしていたことを告白。昨年の優勝でばれなかったのかと聞かれると、レジで子供に「あ、やっべぇぞ!」と言われ、レジでネタを同じく返すと店長にやめなさいと怒られていたそう。
この日はクリスマスという事で「デートで来ました!という人」や「家族で来たかたは?」と会場に呼びかけると、それぞれ何組かが手を挙げ、舞台上から「メリークリスマス!」と会場に声を掛けていました。
ここでコロコロチキチキペッパーズはコントの準備という事で、舞台はでシソンヌの2人でトークを続けます。この日の沖縄は、12月なのに寒くないということで寒くないクリスマスは初めてと話します。また、この公演の前に、沖縄のよしもとお笑い養成所へ講師として行ったが、生徒が3人しか居なかったとのこと。少ない中、講師として話すことは、初心に戻れて良かったと話していました。
シソンヌの2人が会場を温めたところで、コロコロチキチキペッパーズのコントが始まります。
お父さんと息子が動物園に来て楽しむ様子を繰り広げます。フラミンゴやゴリラ、キリンなど、大好きな動物を見てテンションが上がる息子役の西野が、テンションが上がりすぎて禁断症状が出てしまうという内容に、会場から終始笑いが起き、さらに止めに入る父親のナダルのまさかの展開に、会場も爆笑でした。
続いてシソンヌがコントを披露。メイクルームで取り調べを受ける店のママと、刑事に扮します。事件の状況をスプレー缶を使って説明をしますが、独特の取り調べと展開に会場も大うけです。
次のコロコロチキチキペッパーズのコントは、仲良しカップルのサプライズのデートをテーマにしたネタが披露されました。クセのある彼女と翻弄される彼氏を演じ、終始会場から笑いが起きていました。
最後はシソンヌのネタ披露。ジロウの家に長谷川と一緒に帰宅するシーンが綴られます。物を無くしたと焦りだすジロウと、冷静になだめる長谷川の息の合う展開とオチに、観客も見入っていました。
2組によるコント披露の後には、2016年の1年をお互いに折れ線グラフにして振り返ります。コンビでの活動やプライベートに至るまでを折れ線グラフにしながらトークを繰り広げます。
コロコロチキチキペッパーズは、2016年1月からグラフの上に線を引きます。キング・オブ・コントを終えての年明けは1番忙しく、毎年正月に家で観ていたお笑い番組に出られたことが印象的だったとの事。シソンヌは、逆に忙しすぎて、グラフのゼロの位置にしていました。
2016年半ばになると、コロチキのグラフは下に下がっていきます。メイプル超合金が出てきたり、キング・オブ・コントの2連覇を目指すも、ネタの内容がこれまでになく滑り、悔しい思いをしたがアメトークをきっかけに、後半を持ちこたえたと西野が言います。一方のナダルは、西野の書いたグラフより、さらに下のマイナスの域に線を書きます。同じアメトークに出演後、ツイッターが大荒れし、その番組を見た翌日に母親から「観てられなかった...」と連絡が来たそう。それを踏まえてマイナスになるも、西野からは「ピンやコンビでの仕事も増えたんや」とプラス思考になだめられていました。
そしてラストには、クリスマスということもあり、会場の観客へ4人のサイン色紙を抽選でプレゼントがありました。座席の番号を4人が引き、当選したお客さまへ直接名前を聞き、書いて手渡しするも、ナダルとの握手を拒むお客さまもいて、ナダルが困惑する場面もありました。
メリハリのあるコントと、自由ながらもまとまりのあるトークを繰り広げた60分のライブ。笑いというクリスマスプレゼントで観客を楽しませたライブが幕を下ろしました。